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国蝶オオムラサキ・1 おす |
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この青紫色の輝きを見て下さい。何といっても貫禄十分なオオムラサキ。 しかし町中ではとてもお目にかかれないのです。樹液が十分出る雑木林、幼虫の食樹、太いエノキがあるような里山がオオムラサキの生息地です。 冬の間の乾燥には弱く、エノキの根元の湿った葉の下で冬越しします。 |
国蝶オオムラサキ・2 めすとおすが食事中 |
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オオムラサキの成虫は花にはほとんど来ません。 成虫はカブトムシの成虫などと同じように樹液がえさになっています。プーンと甘ずっぱい香りのする樹液の出ているところは、虫の酒場で、甲虫、ハチ、蝶などが集っています。 めすはおすのように青く光りません。 |
国蝶オオムラサキ・3 幼虫 さなぎ 羽化した成虫 |
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幼虫はエノキの葉を食べて育ちます。6月末〜7月にかけて蛹(さなぎ)となります。蛹はまるで葉のようで葉裏に尾端をつけてぶら下がっています。羽化したての成虫のはねはまだふわふわでやわらかく飛ぶことができません。やがて時間とともにはねがかわくと力強く飛び立ちます。 |
産卵する蝶 ツマグロヒョウモン |
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温暖化で、この亜熱帯の蝶はもう東京あたりではとても多く見られる蝶になってしまいました。 冬を幼虫で越し、春から成虫として出現します。そしてヒョウモンチョウの仲間はふつう年1回発生なのですが、ツマグロヒョウモンは次々と産卵し、モンシロチョウのように年に何回も繰り返し発生します。 夏の草原でさかんに産卵しているツマグロヒョウモンのめすを見つけました。食草のスミレに産卵するのかと思っていたら、なんと、スミレ以外の草の茎などに次々と産卵していました。 |
花で吸蜜する蝶・1 メスグロヒョウモン |
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ブットレアーの花に来て吸蜜していたのはメスグロヒョウモンでした。めすとおすはまるで違う種類のように異なります。
その名のようにめすは黒と白、そしておすは動物のヒョウのような紋がめだちます。 |
花で吸蜜する蝶・2 カラスアゲハ |
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ハナゾノツクバネウツギの花に美しいカラスアゲハが吸蜜に来ていました。クロアゲハとちがって青光りするはねです。 |
飛翔する蛾 モモブトスカシバ |
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蛾の仲間にもはねがすきとおっているスカシバがいます。飛んでいると、まるでハチのようです。 |
夏の虫・1 ヘビトンボ |
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山の清流に住む、ヘビトンボの幼虫は「孫太郎虫」といわれる漢方の薬として知られています。 名前はトンボでも、いわゆるトンボの仲間ではありません。夜、燈火などにも飛んできます。 |
夏の虫・2 ニイニイゼミ ヒグラシ |
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セミの声は夏の間中ひびいてきます。 東京では7月初旬からニイニイゼミが鳴き出しました。ちょっと見ると木の皮のもようそっくりで、なかなか見つけにくいです。小型のセミでチーチーと木の高いところで鳴いています。 ヒグラシはカナカナカナと夏の夕刻美しい声をひびかせます。杉林の多いところでよく見られます。 |
夏の虫・3 コクワガタ ルリボシカミキリ | ||
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夏の虫の人気者はカブトムシ、クワガタなどの虫です。 電柱にとまっているコクワガタを見つけました。夜、電柱のあかりに向かってとんできて、そのまま朝を迎えたようです。ひげの長い美しいルリボシカミキリも見つけました。 |
夏の虫・4 ウチワヤンマ ノシメトンボ |
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早くもウチワヤンマが姿を現しました。名前はヤンマでもこのトンボはサナエトンボの仲間です。その名のように尾端にウチワのような突起がついています。 サナエトンボは枝の上へ水平にとまります。 ノシメトンボは、はねの先が黒いのが目立つアカトンボの仲間です。 |
夏の虫・5 チョウトンボ |
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その名のようにまるで蝶のように黒いはねをひらひらさせながら飛んでいるのはチョウトンボです。 最近都心の公園でも割合よく見られるようになりました。 |
スイレン | ||
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水面に白く咲いているスイレンの花は実に美しいです。そのまわりをまっ赤なショウジョウトンボやコシアキトンボが数多く見られるようになりました。 トンボにとって水草の茎は産卵するのに格好の場所です。茎にはトンボのぬけがらも見られました。 |
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