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コムラサキシキブの花 | モッコクの花 | オオヤエクチナシとコクチナシの花 | ハナツクバネウツギの花 | |
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ムクゲの花 | ナンテンの花 | ヤマモモの実 | ハクウンボクの実 | |
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エゴノキの実 | ||||
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キカラスウリの花 | ネジバナの花 | イヌホオズキの花 | ヒメヒオウギズイセンの花 | |
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ヤブミョウガの花 | ワスレグサの花 | |||
コムラサキシキブの花 【クマツヅラ科】 | |
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根ぎわから細長い枝をたくさん出して、枝先を横の方に張り出すように広げています。両端が細く尖(とが)った卵状で長いだ円形の葉(3~7cm)を対生しています(上半部の縁にギザギザ=鋸歯=きょしがある)。 6~7月頃、葉のつけ根から2~3mm上がったところに、淡い紫色の小さな花(花径3~4mm)が集散状に集まって咲いています。 花には、短い釣り鐘形のがく(先が4裂している)・筒形の花びら(先が4裂して開いている)・花びらから長く伸び出しているおしべ4本とめしべ1本が見られます。 |
モッコクの花 【ツバキ科】 | |
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雄の木と雌の木があります。幹の上の方で枝を分けて、赤味をおびた厚くてつやのある葉(先が円く、もとの方は細くなっている・4~6cm)を枝先に輪生しているような姿で互生させています。 7月頃、今年出た枝の葉の脇に、長い柄(1~2cm)のある白い花(花径約1.5cm)をやや下向きに開きます。 花には、黄色のがくが5枚(円形で約4mm)・白い花びらが5枚は雄花も雌花も同じですが、雄花にはおしべがたくさん(3列に並んでいる)・雌花には1列に並んでいるおしべの間から白い柱頭をのぞかせているめしべ1本が見られます。 |
オオヤエクチナシとコクチナシの花 【アカネ科】 | |
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★オオヤエクチナシの花:葉は長いだ円形(7~15cm)で厚く、表面はつやのある濃い緑色で、裏面は淡い緑色で葉のすじがくっきりと浮き出ています。葉は枝に対生しています。 6月の半ばごろから7月にかけて、枝の先の葉の脇から大輪で八重咲きの白く香りのする花(花径8~10cm)を咲かせます(クチナシの中では最も良い香りがするといわれている)。花が咲いた後には、クチナシに見られるような実はできません。 ★コクチナシの花:幹はよく枝分かれして下の方は横に広がり、上の方は上に伸び上がっています。両端の尖(とが)った細い葉(長さ4~8cm・幅1~2cm)を枝に対生しています。 6~7月頃、枝先に柄を出して、白い八重の香りのよい花(花径4~5cm)を咲かせます。 オオヤエクチナシもコクチナシもおしべやめしべが花びらに変わって八重の花を咲かせています。 |
ハナツクバネウツギの花 【スイカズラ科】 | |
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茎は根もとからたくさん生え出して赤褐色の枝を分けて大きな株をつくっています。枝には、つやのある先の細く尖(とが)った卵形の小さな葉(2~4cm)を対生あるいは3枚を輪生させています。 6~11月頃、小枝の先に白~淡い紅色の筒状の花(花径1.5~2cm)の集まり(円すい花序)をつけます。 花には、筒先がつくばね形に2~5裂している赤褐色のがく・筒状で先が5裂している白~淡い紅色の花びら・おしべ4本・めしべ1本が見られます。 |
ムクゲの花 【アオイ科】 | ||
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幹には枝がたくさん上向きに伸びており、枝にはひし形の葉(約5cm)を互生しています。葉は、下の方で浅く3裂しているものが多く、縁にはギザギザ(鋸歯=きょし)があります。また、3~5本のすじ(葉脈)がはっきり見られ、両面には毛(星状毛)が生えています。 7~9月頃、枝先の葉の脇に紅紫色(時に白色~赤)の花(花径約6cm)を咲かせます。花は、朝開いて夕方閉じる1日花です(八重のものは2日くらい咲く)。 花には、柄があり、細い小さな苞葉(ほうよう)が6~7枚・5裂している筒形のがく・5裂している花びら(八重のものもある)・花糸が筒状についているたくさんのおしべ(単体おしべ)・花柱が5裂しているめしべ1本が見られます。 |
ナンテンの花 【メギ科】 | |
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ナンテンは昔から「難を転ずる」という言葉にかけて、縁起植物として利用されています。 細い茎が根もとからたくさん生え上がっていますが、枝先の方に小さな葉をいっぱいつけた大形の複葉(3回羽状複葉で約45cm)を重なるように互生させて、茎の周りに広げています(葉柄のもとは、暗赤色の鞘=さやとなって茎を抱いている)。 6~7月頃、枝先に多くの枝を分けて、たくさんの白い小さな花(花径約1.5cm)の集まり(円すい花序・20~40cm)を咲かせます。 花には、重なり合っているたくさんのがく片・舟形にくぼんでいる白い花びら6枚・大部分が黄色い葯(やく)でできているおしべ6本・子房がとっくり形のめしべ1つが見られます。 |
ヤマモモの実 【ヤマモモ科】 | |
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雄の木と雌の木があります。 春の頃、葉の脇に短い花の穂をつけていましたが、雌の木には、黒みがかった赤紫色の実(直径1~2.5cm)の集まりが見られるようになりました。 実は球形で、表面には甘酸っぱい汁を含んだ小さな粒々がびっしりついています。中には、かたい種が1つ入っています。実の粒々の部分は食べられます。 |
ハクウンボクの実 【エゴノキ科】 | |
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直立した幹に、紫がかった褐色の枝を広げています。枝には先の尖(とが)ったほぼ円形の大きな葉を互生しています。 5~6月頃新しい枝先に白い花の集まりを賑やかに開いていましたが、7月になると先の尖(とが)っただ円形の白緑色の実(長さ約1.5cm)が実って、枝から穂状にたくさんぶらさがっているのが見られます。実には花の時に見られたワイングラスのような緑のがく(先が5裂している)が帽子のように残っています。 |
エゴノキの実 【エゴノキ科】 | |
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幹は黒っぽく、多くの枝を分けています。葉は先が尖(とが)っただ円形で、葉の先の方には鈍いギザギザ(鋸歯=きょし)があります。 5~6月頃枝先から短い花の穂(総状花序)を出して、2~3cmの長さの柄の先に白い花を1~6花咲かせていました。 7月の頃は、花の後に球形の黄緑色の実(約1.5cm)がたくさん枝から吊り下がっているのが見られます。実の中には、種が1粒入っています。実には、えぐ味のあるサポニンという毒性をもった成分が含まれているので、実をつぶして川に流し、魚をとっていたことがあります。 |
キカラスウリの花 【ウリ科】 | |
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雄株と雌株があります。地中には太くて長い根(塊根=かいこん)があります。茎はつるになっていて、巻きひげ(先が分枝している)でものにからまりながら伸びています。葉はつやのある暗緑色で浅く3~5裂しており、たまに表面に短い毛がまばらに見られることがあります。葉はつるに互生しています。 7~9月頃、長いがく筒(3~5cm)の先に5裂した白い花びらを広げ、花びらの先は細く裂けてレースのようです。花は夜咲き始めて、翌朝しぼみます。 雄花の蕾は、葉の脇に数個つき、咲いた花には中央におしべの黄色い葯(やく)がのぞいています。めしべの蕾は、葉の脇に1つだけつき、花の中央にめしべの柱頭がのぞいています。花が咲いた後には、広いだ円体の黄色い実(約10cm)がなります。 |
ネジバナの花 【ラン科】 | |
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地中には、白い紡錘形(ぼうすいけい)の根が3~4本見られます。根もとから数枚の細長い葉を斜め上に伸ばしています(もとのところは鞘=さやになっている)。 6~8月頃、葉の間から伸び出た1本の花茎の上の方にピンク色の花をらせん状につけた花穂(穂状花序=すいじょうかじょ・5~10cm)が見られます。花穂のねじれ方は、右巻き(時計の針の回り方と同じ方向の巻き方)と、左巻き(時計の針の回り方と反対向きの巻き方)のどちらかが見られます。 花には、花のもとを包んでいる緑色の苞(ほう)が1枚・花びらのようなものが6枚(がくに当たる外花被が3枚と花びらに当たる内花被が3枚)・おしべとめしべが一緒になっているところ(蕊柱=ずいちゅう)が1つ見られます。 |
イヌホオズキの花 【ナス科】 | |
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茎には低いすじがあって角張っており、枝を広げて、柄のある卵形の葉(6~10cm)を互生させています。葉の裏の脈上には細かい毛が生えており、葉の縁には波状の浅い切れ込み(鋸歯=きょし)が見られることがあります。 6~10月頃、葉と葉の間から花の枝(1~3cm)を出して、白い花(花径6~7mm)が4~10花傘形に集まって咲いています。 花には、筒先が5裂している緑色のがく・筒先が深く5裂して平らに開いている白い花びら・まん中にめしべが1本・めしべを囲むように黄色い葯(やく)のおしべ5本が見られます。 |
ヒメヒオウギズイセンの花 【アヤメ科】 | |
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地中の球根(球茎)から茎や葉を出しています。根もとから出ている刀のような姿の葉(幅は約2cm)が2列に並んで互生しています。葉の下の方は真っ直ぐですが、上の方は曲がって下に垂れています。 7~8月頃、葉の間から伸び出た花茎は上の方で2~3本枝を分けて、鮮やかな朱赤色の花(花径3~5cm)を1方向に2列につけて、斜め下向きに咲かせています。 花には、花びら状のもの(花被)が6枚(外側の3枚ががくに当たる外花被で、内側の3枚が花びらに当たる内花被)・おしべ3本・めしべ1本(先が3裂している)が見られます。 |
ヤブミョウガの花 【ツユクサ科】 | |
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茎は真っ直ぐに伸び上がり、中ほどに6~8枚の葉を茎の周りに輪状に互生して、平らに開いています。葉は、長めのだ円形(15~30cm)で先が尖(とが)っており、もとの方は短い鞘(さや)になって茎を包んでいます。葉は、暗い緑色で、縦に平行した葉脈が見られます。つやはあるが表面はざらざらしています。7~9月頃、茎の先に伸ばした花軸に、5~6層の白い花(花径約7mm)の集まりを輪状につけます(円すい花序)。 花の柄のもとには苞葉(ほうよう)があり、花にはがくに当たる外花被が3枚・花びらに当たる内花被が3枚・おしべが6本・めしべ1本がそろっている両性花と、めしべが退化しているおしべだけの雄花が混じっています。 |
ワスレグサの花 【ユリ科】 | |
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長いひものような太い地下茎を伸ばしてふえます。根もとから葉(長さ40~60cm・幅1~3cm)は円をかくような姿で垂れ下がっています。 7~8月頃、外側に近い葉の間から花の太い茎を伸ばして、上の方で枝を分けて10花前後の八重の花(花径7~8cm)を開きます。花の寿命は短く1日でしぼみますので、1日花と言います。 若芽にも蕾にもあま味があるので、昔はよく食べていました。 |
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