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ウメの花 | カンザクラの花 | ホトケノザの花 |
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アオキの実 |
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タンポポのロゼット | ハルジオンのロゼット | ヒメジョオンのロゼット | オオアレチノギクのロゼット | |
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ノゲシのロゼット | オニタビラコのロゼット | ウラジロチチコグサのロゼット | ナズナのロゼット | |
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タネツケバナのロゼット | キュウリグサのロゼット | メマツヨイグサのロゼット | スイバとギシギシのロゼット |
ウメの花 【バラ科】 | |
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中国から入って来た落葉小高木(5~8m)です。日本では、花を観賞用として、また実を食用とするために栽培されています。 花は、葉痕(ようこん)の脇に1~3花ずつついています。ほとんど柄がなく、枝に花をくっつけるような姿で咲いています。花の色は普通白ですが、紅・薄紅のものもあります。また、一重咲きのものや八重咲きのものもあり、その品種は300種以上もあるといわれています。 花には、短い筒先が5裂しているがく片(中ほどは淡い褐色で縁は淡い緑色・先が尖(とが)った丸形)・円形の白い花びら5枚・おしべ多数(30数本)・めしべ1本(子房の周りに細毛あり)が見られます。 |
カンザクラの花 【バラ科】 | |
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カンヒザクラとヤマザクラ系のサクラの雑種といわれています。暖かい地方によく育つ落葉小高木(3~5m)です。どの枝も斜め上に向かって伸びる性質があります。 花は、2~3花が1~1.5cmの花柄に支えられて散形状に咲いています。花には、鐘形のがく筒(約0.7cm)とその先が5裂しているがく片(約0.6cm・先が尖(とが)った長い三角状の卵形で、縁には毛=縁毛=えんもうが生えている)・淡い紅色の花びらが5枚(約1.3cm・横に広い円形で先に切れ込みがある)・おしべ多数(35本前後)・めしべ1本(おしべとほぼ同じ長さ)が見られます。年が明けて咲くサクラの中では、一番早く咲くサクラといえます。 |
ホトケノザの花 【シソ科】 | |
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道ばたや畑などでよく見かける越年草(10~30cm)です。 茎は、紫色をしており、細い四角柱状をしていて、下の方でたくさん枝を分けて立ち上がっています。葉は、半円形で茎に対生しています。下の方の葉には柄がありますが、上の方の葉には柄がなく、茎を取り巻くようについています。葉の縁には、円みのあるギザギザ(鋸歯=きょし)があります。茎にも葉にも細かい毛が見られます。 1月の中頃から、紅紫色で唇を開いたような形をした花を、茎を取り巻くようについている葉の脇に数花ずつつけています。 花には、先が5つに裂けていて毛が生えているがく(約5mm)・筒先が唇状に開いている花びら・花びらの中に4本のおしべ(内2本は長い)・めしべ1本が見られます。 |
アオキの実 【ミズキ科】 | |
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関東より西の地方の日陰によく生えている日本特産の常緑の低木(2~3m)です。雄の木と雌の木があります。 根もとから幹がたくさん生え上がっており、緑色の太い枝を分けています。枝には、つやのある長いだ円形の葉(10~15cm・縁にはギザギザ=鋸歯=きょしがある)を互生しています。 4~5月頃、紫褐色の小さな花を咲かせました。雌の木には、秋から冬にかけてだ円形の緑色の実(15~25mm)をつけていましたが、今は赤く熟してきております。実の中には大粒の種が1つ入っています。 |
タンポポのロゼット 【キク科】 | ||
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花の最盛期は3~5月頃ですが、いろいろな種類があるのでほとんど1年中見られます。 冬の間は、写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の形は、種類によって少し違いますが、ライオンのたてがみを思わせるような葉を、放射状にきれいに広げています。 葉の大きさは、下になるほど大きく、互いの葉が重なり合わないようにうまく並んでいる様子が見事です。 葉をちぎると白い汁が出てきます。 |
ハルジオンのロゼット 【キク科】 | |
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花が咲く時期は4~6月頃ですが、冬の間は、写真に見られるような姿(ロゼット)で寒さをしのいでいます。 葉は、中ほどが広がった細長いへら形で、鮮やかな緑色をしています。葉の縁には、円みのある大きなギザギザ(鋸歯=きょし)が見られ、葉の両面には、白く柔らかい毛が生えています。 |
ヒメジョオンのロゼット 【キク科】 | |
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花が咲く最盛期は6~10月頃(冬でも花が見られることがある)ですが、新しく芽生えたものは、冬の間は写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉は、先の方が円く広がったスプーン形で、周りには円みのあるギザギザ(鋸歯=きょし)があり、両面には毛が生えています。 葉のつき方を見ると、上の方のものが小さく、下に行くほど葉が大きくなっていて、重なり合わないようについているので、どの葉にも日光が当たりやすくなっていることがわかります。 |
オオアレチノギクのロゼット 【キク科】 | |
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花の最盛期は7~10月頃ですが、冬の間は写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の縁には、はっきりしたギザギザ(鋸歯=きょし)が見られ、もとの方と葉先が細まった長いだ円形の葉をつけています。葉の色は灰緑色で、両面には柔らかい毛が生えています。 上の方の葉は小さく、葉の並び方は重なり合わないようになっています。どの葉にも日光が当たるようになっている植物の知恵が感じられます。 |
ノゲシのロゼット 【キク科】 | |
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花が咲く最盛期は3~10月頃です。冬に花を咲かせているものもたくさん見られますが、写真に見られるような葉を放射状に地面に広げているもの(ロゼット)も見られます。 葉の先の方は大きく広がった円形で、もとの方には大きな切れ込みが見られます。葉をちぎると白い汁が出るところは、タンポポに似ています。 葉のつき方は、上のものは小さく、下に行くほど大きくなって、どの葉にも日光が当たりやすく、重なり合わないように並んでいます。 |
オニタビラコのロゼット 【キク科】 | |
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花が咲く最盛期は5~10月頃です。冬でも花を咲かせているものが見られますが、多くは写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の先の方は広く、もとの方には深い切れ込みが見られます。葉の色は淡い紫をおびた緑色をしており、両面には毛が生えています。 葉のつき方は、上の方の葉が小さく、下に行くほど大きくなっており、並び方も葉が重なり合わないように並んでいて、どの葉にも日光が当たりやすくなっていることがわかります。 |
ウラジロチチコグサのロゼット 【アブラナ科】 | |
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花が咲く最盛期は4~8月頃ですが、他の時期にもちらほら見ることができます。冬の時期は、緑の細長いだ円形の葉を地面に張りつくように放射状に広げた姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の色は、表面はつやのある緑色ですが、裏は白い色の伏せた毛におおわれているので白さがはっきりしています。 上の方の葉は小さく、葉の並び方も重なりあわないようになっていて、どの葉にも日光が当たりやすくなっていることがわかります。 |
ナズナのロゼット 【アブラナ科】 | |
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花が咲く最盛期は3~6月頃ですが、冬の間は写真に見られるように長い柄の先に深い切れ込みのある葉を、放射状に広げている姿(ロゼット)が見られます。どの葉にも日光がよく当たるように並び方も重なり方も都合の良い形になっていることがわかります。 |
タネツケバナのロゼット 【アブラナ科】 | |
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花が咲く最盛期は2~3月頃ですが、この寒さの中で花を咲かせているのが見られることもたまにあります。しかし、冬の間は写真に見られるように葉を放射状に広げた姿(ロゼット)で冬越しをしています。1枚の葉を見ると軸の先には大きな円い葉(小葉=しょうよう)を、もとの方には小さな小葉を軸の両側に3~8対(つい)つけています。葉の大きさや並び方が日光を受けるのに都合良い姿になっていることがわかります。 |
キュウリグサのロゼット 【ムラサキ科】 | |
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キュウリグサの花が咲く最盛期は3~5月頃ですが、冬の寒い時期は写真に見られるような小さなスプーン形の葉を放射状に広げた姿(ロゼット)で過ごしています。葉のつき方は下の方ほど柄が長く、それぞれの葉がお互いに重なり合わないようになっていて、日光がどの葉にもよく当たるようについていることがわかります。自然の知恵の素晴らしさが感じられます。 |
メマツヨイグサのロゼット 【アカバナ科】 | |
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花の最盛期は8~9月頃ですが、冬の間は写真に見られるような葉を放射状にきれいに広げています(ロゼット)。 暗緑色の葉の表面には、紫褐色の斑点(はんてん)が点在しており、葉の縁には波状のでこぼこが見られます。上の方の葉は小さく、下に行くほど大きく広がっていて、どの葉にも日光が十分当たるような姿になっています。 |
スイバとギシギシのロゼット 【タデ科】 | |
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★スイバ:花が咲く最盛期は5~8月頃ですが、冬の間は写真に見られるような柔らかい新しい葉を地面に放射状に広げた姿(ロゼット)で冬越しをしています。 広い葉のもとは矢じりのような形に尖(とが)っているのがスイバの特徴です。 ★ギシギシ:花が咲く時期はスイバと同じで5~8月頃ですが、冬の間は写真に見られるようにスイバより厚みのある大きな葉を地面に広げて(ロゼット)冬越しをしています。1枚の葉のもとの方は、スイバと違って耳たぶのように円くなっているのが特徴です。 両種とも、上の方の葉は小さく、葉が重なり合わないように並んでいて、どの葉にも日光が当たりやすくなっていることがわかります。 |
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