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オオムラサキの花 | ハナミズキの花 | ハナイカダの花 | ニシキギの花 | |
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ホオノキの花 | イブキシモツケの花 | ハコネウツギの花 |
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ハルジオンの花 | オニタビラコの花 | ヤエムグラの花 | ヤセウツボの花 | |
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オヤブジラミの花 | セリバヒエンソウの花 | スイバの花 | オオアマナの花 | |
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ホウチャクソウの花 | オドリコソウの花 | ユウゲショウの花 | マンテマの花 | |
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ナガミヒナゲシの花 |
オオムラサキの花 【ツツジ科】 | |
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庭や公園などに植えられている常緑の低木(1~2m)です。リュウキュウツツジとケラマツツジをかけ合わせて作った園芸種といわれています。 枝は横に広がる性質が強く、若い枝には褐色の毛が生えています。枝の先には、両端が細くなっただ円形の厚みのある葉を互生しています。冬を越した葉よりも春新しく出た葉の方が大柄です。円みのある樹形をつくっています。 4月半ば頃から枝先に紅紫色の花(花径約10cm)を2~3花ずつつけます。 花には、細長い三角状に深く5裂している緑色のがく片(毛が生えている)・ロート形の先が5裂している花びら(上の弁に濃い紫色の斑点=はんてんがある)・おしべが10本・めしべが1本(おしべより長く伸び出ている)が見られます。 |
ハナミズキの花 【ミズキ科】 | |
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アメリカのポトマック河畔(かはん)に日本から明治45年に贈ったサクラのお礼として、大正4年に日米友好の記念として贈られてきた落葉高木(約5m)です。 枝先についていた冬芽から、大きな苞=ほう(苞が3枚以上あるものを総苞という・苞には赤色と白色がある・苞の先には丸いくぼみがある)が4枚開きました。総苞の真ん中には、黄緑色の花の集まり(頭状花といい、小さな花が10~20花程集まっている)が見られます。 花には、黄緑色の花びらが4枚・おしべが4本・めしべ1本が見られます。 |
ハナイカダの花 【ミズキ科】 | |
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北海道の西南部から琉球にかけての暖かい地方の山の比較的湿り気の多い所に生える落葉低木(約1.5m)です。雄の木と雌の木があります。 幹は、下からたくさん伸び出して緑色の枝を分けていますが、枝には先のとがった卵円形で、縁にギザギザ(鋸歯=きょし・先はひげのよう)のある葉を互生しています。 4~5月頃、葉の主脈の中ほどに短い柄に支えられた淡い緑色の花(花径約4mm)を咲かせます(雄株には雄花を数花ずつ、雌株には雌花を普通1花ずつつけている)。 花にはがくがなく、雄花には、4枚の花びらとおしべ4本が見られます。雌花には、3枚の花びらとめしべ1つが見られます。雌株の花の後には緑色の実(径7~8mm)ができて黒く熟します。 |
ニシキギの花 【ニシキギ科】 | |
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日本全土の野山に生えている落葉低木(2~3m)です。秋の紅葉が美しいので、観賞用に庭や公園に植えられています。 枝にかたいコルク質の薄い板のようなもの(翼=よく)がついていて目立ちます。枝には、両端が細くなっただ円形の葉(4~6cm)を対生しています。葉は、秋になると美しく紅葉します。 4月終わり頃から、葉の脇から柄を出して淡い黄緑色の目立たない花(花径6~7mm)を2~3花ずつ咲かせているのが見られます。 花には、筒先が4つに浅く裂けたがく片・円形で縁に毛が生えている黄緑色の花びら4枚・おしべ4本・めしべ1本が見られます。 |
ホオノキの花 【モクレン科】 | ||
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葉は枝の先の方に集まって互生しています。葉は特別大きく(30~40cm)、葉の裏は白みをおびていて毛も生えています。 4月の終わり頃から、枝先によい匂(にお)いのする黄色みをおびた象牙(ぞうげ)色の大きな花(花径約15cm)を太い柄に支えられて1花ずつ咲かせます。 花には、赤味をおびた淡い黄色のがく片3枚・象牙色の花びら6~9枚・花軸の下部におしべ多数(上部の葯=やくは黄白色で下部の花糸は鮮やかな紅色)・花軸の上部にめしべ多数(淡い黄色の花軸に黄白色のめしべが集まっている)が見られます。 |
イブキシモツケの花 【バラ科】 | |
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近畿より西の地方の日当たりのよい所に生えている落葉小低木(1~1.5m)です。観賞用に庭や公園などに植えられています。 根もとからたくさんの茎を真っ直ぐに伸ばして、ひし形にも見える長いだ円形の葉を互生させています。(中ほどより先の方に不揃いのギザギザ=鋸歯=きょしが見られ、葉の裏には黄白色で柔らかい毛が生えている) 4~5月頃、枝の先に長い柄を伸ばして、傘形の花の集まり(散房花序)をつけます。 花には、ろうと形をしたがく筒の先が5裂したがく片(細長い三角形)・ほぼ円形の白い花びら5枚・おしべ約20本・めしべ1本が見られます。 |
ハコネウツギの花 【スイカズラ科】 | |
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枝には、両端が細くなった広いだ円形の厚い葉(8~15cm・葉先が急に伸びてとがっている)を対生しています。葉の表面はつやがあり、葉の縁には小さなギザギザ(鋸歯=きょし)があります。 4~5月頃、新しい葉の脇から伸び出ている柄の先に、たくさんのロート形の花(花径3~4cm・外側は紅紫色で内側は白色をしている)を咲かせます。花は、初めは白色ですが、次第に紅色に変わります。 花には、筒先が深く5裂して細くとがっている緑色のがく片・筒先が5裂して開いている花びら(花筒の中ほどから下は急に細くなっている)・おしべ5本・めしべ1本が見られます。 |
ハルジオンの花 【キク科】 | |
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北アメリカ東部が原産地で、1920年頃観賞用として入って来た多年草(30~80cm)です。 根もとの葉はへら形ですが、茎の上の方の葉は茎につく部分が耳たぶ形に割れて茎を囲むようについています。葉の両面には柔らかい毛が生えており、茎の中は中空です。 4月頃から初夏にかけて枝分かれした枝の先に花を咲かせますが、花が開くまではしおれたような姿でみなうつむいています。 1つの花は小さな花がたくさん集まった頭状花(頭花)です。頭花の周りに見られる白い(時に薄紅色)花びら状の所は、筒先が舌のようにのびている花びらと、めしべやがくに当たる毛(冠毛=かんもう)が見られる舌状花(ぜつじょうか)の集まりです。真ん中の黄色い所は、花筒の先が5つに裂けている花びらの中に、おしべもめしべもあり、花筒のもとには冠毛も見られる管状花(かんじょうか)の集まりです。 |
オニタビラコの花 【キク科】 | |
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日当たりのよい道端や庭などによく生えている越年草(20~40cm)です。 茎も葉も紫褐色をしていて、全体に柔らかい毛が生えています。葉(8~20cm)のつき方を見ると、根ぎわには大きな葉がたくさん集まっていますが、上の方には小さい葉が少ししかついていません。葉の形は、先が大きく広がっており、もとの方は縁に深い切れ込みをいれながら細くなっています。 4~10月頃が主な花期です(暖かい地方では冬でも時に見かけられる)。花は、葉の脇から伸び上がっている茎の先の方で枝を分けて、その先に黄色い頭状花(舌のような形の花=舌状花がたくさん集まって1つの花に見えているもの・花径7~8mm)を開いています。頭状花のもとの方には、内外二重に緑の総苞が取り巻いています(外側のものは丸形で短く約4mm、内側のものは細長く約8mmほど)。 |
ヤエムグラの花 【アカネ科】 | |
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畑や草むらに普通に見られる越年草(0.3~1m)です。 茎は、四角く角張っており、節々には細長い葉(長さ1~3cm、幅1.5~4mm)を5~8枚(正規の葉は2枚で後は托葉)を輪生しています。茎の角や葉の周りや裏面のすじには逆向きの刺(とげ)が並んで見られます。 5~6月頃、葉の脇から伸び出た枝の先に小さな淡い黄緑色の花(花径約3mm)を咲かせています。 花には、4つに裂けた花びら(先のとがった小さなだ円形)とその下に球形の子房2個(表面にかぎ形の毛が目立ち、子房の先には花柱が1本ずつ見えている)・おしべ2本が見られます。 |
ヤセウツボの花 【ハマウツボ科】 | |
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ヨーロッパや北アメリカで生まれた寄生植物(キク科・マメ科・セリ科などの植物に寄生する)です。関東南部から近畿地方まで広がっているといわれております。 茎(15~40cm)は紫がかった褐色で、全体に毛(腺毛=せんもう)が生えており、枝を分けません。 葉は鱗片(りんぺん)のようで小さく(1~1.5cm)、先がとがっていて、茎を抱くようについて互生しています。 5~6月頃、茎の上の方に花穂をつけます。 花には、4つに深く切れ込んだがく(花びらの左右に2片ずつ見える)・くちびる形をした花びら(上唇=じょうしんと下唇=かしんに分かれている)・おしべ4本・めしべ1本(赤い柱頭が外から見えている)が見られます。 |
オヤブジラミの花 【セリ科】 | |
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土手や道端の草原に生えている越年草(30~70cm)です。 茎はよく伸び上がって枝を分けています。葉は、細かく羽状に裂けて(2・3回羽状複葉で裏はやや白っぽい)茎にも葉にも細かく荒い毛が生えています。 5~7月頃、小枝の先に2~3本の柄(2~3cm)を出し、さらに短い小花柄を出して、白~紫がかった小さな花が一花ずつ開いています。 花には、毛の生えたがく・小さいだ円形の花びら5枚・おしべ5本・花柱が二またに分かれているめしべ1本が見られます。 花が終わった後には、長いだ円形で先の曲がった毛がたくさん生えている実ができています。この毛で衣服によくからみつきます。 |
セリバヒエンソウの花 【キンポウゲ科】 | |
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中国生まれの明るい草原に生える一年草(12~40cm)です。明治時代に入って来ました。 茎には、枝を分けてセリの葉によく似た葉(2回3出複葉)をつけています。複葉の小葉は三角状の卵形をしており、小さな切れ込みが見られます。 4~5月頃、茎の上部や枝先にまばらに淡い青紫色の花を咲かせます。 花には、花びらのような姿のがく片が5枚(上部にあるがく片1枚には、約1cmの細長い距=きょといわれる管状のものが見られる)・小形の花びらが4枚(上下2枚ずつに分かれている)・おしべ10本前後・めしべ1~3本が見られます。花の後には、先が細く伸びただ円形の実(約1cm)ができます。 |
スイバの花 【タデ科】 | |
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土手や草原によく見られる多年草(30~80cm)です。雄の株と雌の株があります。 細長い円柱形の茎には縦にすじが見られます。緑色の中に紅紫をおびることがあります。 根もとの葉には短い柄があり、先が細くなった長いだ円形で柄につながるところは矢じりのような形をしています。茎の上の方の葉は柄がなく葉のもとのところは矢じり形をしていて、茎につながるところは膜質の鞘(さや)になっていて、茎を取り巻いています。 5~8月頃、雄株・雌株それぞれが、茎の先近くに花を穂状につけます。雄株の花には、花びら状のものが6枚(外花被3枚と内花被3枚)・おしべ6本が見られます。雌株の花には、下向きの外花被3枚と上向きの内花被3枚の上の方に、赤紫色で毛状になっているめしべの柱頭が見えます(内花被に囲まれて3本の花柱があるが見えない)。雌花の後には内花被が成長した3枚の翼(約4mm)に包まれて、中にだ円形の実(約2mm)ができます。 |
オオアマナの花 【ユリ科】 | |
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ヨーロッパ・西南アジア地方で生まれた多年草(10~30cm)です。明治の中頃入って来て、花壇や鉢に植えられていた球根植物です。今は野生化しています。 球根からは6~9枚の細長い葉(6~20cm)を出しています。 4~5月頃、球根から長い花茎(約20cm)を出して枝分かれさせ、10~20花を傘状に広げて咲かせます(散房花序)。花は11時ごろ開き、15時頃閉じます。 花には、花びらのように見えているものが6枚(外花被=がくに当たるものが3枚、内花被=花びらに当たるものが3枚)・おしべが6本・めしべ1本が見られます。 |
ホウチャクソウの花 【ユリ科】 | |
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野山に生えている多年草(30~50cm)です。庭や公園でも木陰などに見られることがあります。 茎は上の方で枝分かれして、先のとがった広いだ円形の葉を互生させています。葉には、はっきりした3~5本の縦に並んだ脈(平行脈)が見られます。葉の縁には、ルーペで見ると円みのある極めて小さな突起が並んでいるのが見られます。 5月頃、枝先に短い柄のある筒状の花(長さ約3cm・白だが先が淡い緑色をしている・先だけしか開かない)を1~3花つり下げて咲かせます。 花には、花びら状のもの6枚(外花被=がくに当たるもの3枚、内花被=花びらに当たるもの3枚)・おしべ6本・めしべ1本(子房は球形で花柱の先が3裂している)が見られます。 花の後には、球形の実(直径約1cm)ができて黒く熟します。 |
オドリコソウの花 【シソ科】 | |
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道端や野山の半日陰のところによく生えている多年草(30~50cm)です。 茎は四角張っており、根もとからたくさん生え上がっています。茎の節々には、長い毛が生えています。葉は長い柄(1~5cm)がある卵形で先はとがっています。葉の縁にはギザギザ(鋸歯=きょし)があり、葉のすじには裏表とも毛が生えています。 4~6月頃、白か淡い紅紫色の唇(くちびる)形をした花(長さ3~5cm)が葉の脇に茎を取り巻くように咲いています。 花には、がく筒の先が5裂して鋭くとがっているがく片・口を大きく開いたような筒状の花びら(上の片は笠=かさ形で、下の片は3裂している)・おしべ4本(内2本は長い)・めしべ1本が見られます。花の底には蜜(みつ)があります。 |
ユウゲショウの花 【アカバナ科】 | |
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南・北アメリカ原産の多年草(20~40cm)です。日本では、1916年(大正5年)前後に栽培されていた記録があります。 茎は根もとからたくさん伸び出ており、白くかたい毛が生えています。両端が細くなっていて、ひし形状の長いだ円形の葉(長さ1~6cm・幅0.5~2.5cm)を互生しています。葉の縁には、波形の浅いギザギザ(鋸歯=きょし)が見られます。 5月から9月頃まで、茎の先近くの葉の脇に淡い紅色の花(花径約1.5cm)を咲かせます。 花には、細長い子房に続くがく筒とその先が4裂しているがく片(黄緑色で約1cm。先の方はくっついている)・淡い紅色の花びら4枚(紅色の脈がある)・おしべ8本・めしべ1本(柱頭が4裂している)が見られます。 |
マンテマの花 【ナデシコ科】 | |
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ヨーロッパ原産の越年草(20~50cm)です。日本には1844~1847年(天保~弘化年間)頃入って来ました。海岸地方に野生化していますが、時に街路の脇でも見られます。 茎は直立しており、よく枝分かれして細長い葉を対生させています(荒い毛が生えており、上部には短い腺毛=せんもうが混じっている)。 5~6月頃、枝先に穂状に花(花径約8mm)をつけます(穂軸の片側によるように花をつけている)。花は下から咲き上がっていきます(短い柄の下に長い苞葉が1枚ある)。 花には、がく筒の先が5裂しているがく片(がく筒には紫色のすじが10本ある)・暗赤色の縁に白~淡い赤色の縁のある花びら5枚(花爪への入り口に2枚の鱗片がある)・おしべ10本・めしべ1本(花柱が3本)が見られます。 |
ナガミヒナゲシの花 【ケシ科】 | |
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地中海地方原産の1年草(20~60cm)です。道端や空き地によく見られます。 茎には羽状に深く切れ込んでいる葉(2回羽状複葉)を互生しています。茎にも葉にも毛が生えています。 4~5月頃、茎や枝の先に朱赤色の花(花径3~6cm)を1花ずつ咲かせます。蕾は、2枚の緑色のがく片(外面に荒い毛が生えている)に包まれて下向きについていますが、花が開くとがく片は落ちて、花は上向きに開きます。 花には、朱赤色の花びら4枚(3~4cm)・おしべ多数(花糸が暗紫色)・めしべ1つ(細長い円筒形の子房の先=柱頭には7~9本の放射状のすじがある)が見られます。 |
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