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オニタビラコとノゲシのロゼット | ヒメジョオンとハルジオンのロゼット | オオアレチノギクのロゼット | タンポポのロゼット | |
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ウラジロチチコグサのロゼット | ナズナとタネツケバナのロゼット | メマツヨイグサのロゼット | キュウリグサのロゼット |
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ガクアジサイの葉痕 | ヤツデの葉痕 | ニワトコの葉痕 | ムクロジの葉痕 | |
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トチノキの葉痕 | クサギの葉痕 |
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ウメの花 | カンザクラの花 | ヤブツバキの花 | ソシンロウバイの花 | |
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マンサクの花 | スイセンの花 |
オニタビラコとノゲシのロゼット 【キク科】 | |
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★オニタビラコ:オニタビラコの花の最盛期は5~10月頃で、冬でも花を咲かせているものが見られますが、多くは写真に見られるような姿(ロゼット)で冬を過ごしています。 葉の先の方は広く、もとの方には深い切れ込みが見られます。葉の色は淡い紫色をしており、葉には毛が生えています。重なり合っている葉は下のものほど大きく、葉が重なり合わないように並んでいるので、どの葉にも日光が当たりやすくなっています。 ★ノゲシ:ノゲシの花の最盛期は3~10月頃です。冬にも花が咲いているのが所々に見られますが、多くは葉を放射状に地面に広げた姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の形は、先が大きく広がった円形で、もとの方には大きな切れ込みが見られます。葉をちぎると白い汁が出るところは、タンポポに似ています。 |
ヒメジョオンとハルジオンのロゼット 【キク科】 | |
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★ヒメジョオン:ヒメジョオンの花の最盛期は6~10月頃ですが、冬の寒い時期は、多くは写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉は鮮やかな緑色で、葉先は円く広がっていて周りに荒いギザギザ(鋸歯=きょし)がありますが、葉のもとの方は柄のように細長くなっています。両面には毛が生えています。 ★ハルジオン:ハルジオンの花の最盛期は4~6月頃ですが、冬の寒い時期は、写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 1枚の葉は、細いへら形で、濃い緑色をしています。葉の縁には、丸みのあるギザギザ(鋸歯=きょし)が見られ、葉の両面には、白く柔らかい毛が生えています。 |
オオアレチノギクのロゼット 【キク科】 | |
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オオアレチノギクの花の最盛期は7~10月頃ですが、冬の寒い時期は、写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の縁には、切れ込んだギザギザ(鋸歯=きょし)が見られ、先ともとの方が細まった細長いだ円形の葉を放射状につけています。葉の色は灰緑色で、両面には柔らかい毛が生えています。 |
タンポポのロゼット 【キク科】 | |
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タンポポには、カントウタンポポ・セイヨウタンポポ・シロバナタンポポ・エゾタンポポなどのいろいろな種類があります。 花の最盛期は3~5月頃ですが、ほとんど1年中どこかで咲いているのを見かけることがあります。冬の寒い時期は、ほとんどが写真に見られるような姿(ロゼット)で過ごしています。 葉の形は、ライオンのたてがみを思わせるような形の葉を放射状にきれいに広げています。どの葉にもまんべんなく日光が当たるように、葉の大きさは下になるほど大きく、互いの葉が重なり合わないようにうまく並んでいる様子が見事です。 葉をちぎると白い汁が出ます。 |
ウラジロチチコグサのロゼット 【キク科】 | ||
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ウラジロチチコグサの花の最盛期は4~8月頃ですが、他の時期にもちらほら見ることがあります。冬の寒い時期は、写真に見られるように細長いだ円形の葉を地表に張り付くように放射状に広げた姿(ロゼット)があちこちに見られます。 葉の色は、表面はつやのある緑色で、裏は白い色の伏せた毛におおわれて白さがはっきりしています。 |
ナズナとタネツケバナのロゼット 【アブラナ科】 | |
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★ナズナ:ナズナの花が咲く最盛期は3~6月頃ですが、冬の寒い時期は、写真に見られるように長い柄の先に深い切れ込みのある葉を放射状に広げている姿(ロゼット)が見られます。 どの葉にも日光がよく当たるように並び方も重なり具合も都合がよい姿になっていることがわかります。 ★タネツケバナ:タネツケバナの花が咲く最盛期は2~3月頃ですが、冬の寒い時期は、写真に見られるように葉を放射状に広げた姿(ロゼット)が見られます。 1枚の葉を見ると、葉の軸(じく)の先には大きな円い葉(小葉=しょうよう)をつけ、下の方には小さな小葉を軸の両側に3~8対(つい)つけています。葉全体の大きさや並び方が日光を受けるのに都合のよい姿になっていることがわかります。 |
メマツヨイグサのロゼット 【アカバナ科】 | |
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メマツヨイグサの花の最盛期は8~9月頃ですが、冬の寒い時期は、写真に見られるように、先が細くなっただ円形の葉を長く伸ばして、放射状に広げた姿(ロゼット)で過ごしています。 暗緑色の葉の表面には、紫褐色の斑点(はんてん)が点在しており、葉の縁には波状の浅いギザギザが見られます。 上の方の葉は小さく、下に行くほど細長く、葉の先の方は広くなっていて、どの葉にもまんべんなく日光が当たるような姿になっています。 |
キュウリグサのロゼット 【ムラサキ科】 | |
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キュウリグサの花の最盛期は3~5月頃ですが、冬の寒い時期は、写真に見られるような、小さなスプーン形の葉を放射状に広げた姿(ロゼット)で過ごしています。 葉のつき方をよく見ると、下のものほど柄が長く、それぞれの葉がお互いに重なり合わないようになっており、日光がどの葉にもよく当たるようになっていることがわかります。自然の知恵の素晴らしさが感じられます。 |
ガクアジサイの葉痕 【ユキノシタ科】 | |
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観賞用に植えられている落葉低木(約1.5m)です。 茎は根もとからたくさん生え上がっていて、葉を対生させていますが、冬の間は葉を落として、その後が三つ目小僧の顔のように見える跡になって残っています。これを葉痕(ようこん)といっています。 葉痕の中に見えている3つの点は、葉がついている時に水や養分の通り道が集まっていた所(維管束=いかんそく)です。 |
ヤツデの葉痕 【ウコギ科】 | |
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暖かい地方の海辺の野山に生えていますが、庭木としても植えられている常緑の低木(約2m)です。 幹は、根もとから数本立ち上がり、まばらに枝を分けていますが、冬でも掌(てのひら)形に広げたつやのある大きな葉(20~40cm)を枝先に長い柄(15~45cm)で輪生するように互生しています。 葉が落ちた後には、葉の柄がついていた跡(葉痕=ようこん)が茎を半分くらい取り巻くように帯(おび)状に残っています。 |
ニワトコの葉痕 【スイカズラ科】 | |
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野山に生えている落葉低木(3~5m)です。 枝の中心には太くて柔らかいスポンジのような部分(髄=ずい)があります。 秋が過ぎて葉が落ちると、写真に見られるようなネコの顔の形に見える跡(葉痕=ようこん)が残ります。目や鼻のように見えているところは、水の通り道が集まったところ(維管束=いかんそく)で、額(ひたい)に当たるところの上部には、新しい芽も見られます。 |
ムクロジの葉痕 【ムクロジ科】 | |
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関東より西の暖かい地方の野山に生えている落葉高木(15~25m)です。庭や公園・お寺の境内(けいだい)などにもよく植えられています。 夏の間、長いだ円形の小葉をたくさんつけた羽状の複葉(30~70cm)を枝に互生させていましたが、今は葉を落としてその後にイヌの顔を思わせるような形の跡(葉痕=ようこん)が見られます。鼻のようなふくらみは、水や養分の通り道が集まっていた所(維管束)の跡です。上の丸いこぶのようなもの(3つが重なるように並んでいる)は冬芽です。 |
トチノキの葉痕 【トチノキ科】 | |
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山に生えている落葉高木(約30m)です。街路樹や庭木としても植えられています。 葉は、掌(てのひら)形に5~7枚の葉(小葉=しょうよう)を分けてつけている複葉を対生していますが、冬の間は葉を柄ごとに落として、その後に猿(さる)の顔を思わせるような柄の跡(葉痕=ようこん)が残ります。赤っぽく見えている中に粒が見られますが、これは水や養分が通る管が集まっていた所(維管束=いかんそく)の跡です。葉痕の上端には、冬芽も見られます。 |
クサギの葉痕 【クマツヅラ科】 | |
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全国の山々に広く生えている落葉低木(1.5~3m)です。長いおしべやめしべが目立って美しいので、公園などにもよく植えられています。 夏の間は、先の尖(とが)った広い卵形の大きな葉(8~15cm)を長い柄に支えられて枝に対生していますが、葉には独特の臭(にお)いがあるのが特徴です。 秋・冬の葉を落とした後には、馬の蹄(ひづめ)のような形の跡(葉痕=ようこん)が残っています。葉痕の中には、小さな粒々が点々と並んでいるのが見られますが、これは、水や養分の通り道が集まっていたところ(維管束=いかんそく)の跡です。葉痕の上側には、茶褐色の毛に包まれた冬芽が見られます。 |
ウメの花 【バラ科】 | |
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中国から入ってきた落葉小高木(5~8m)です。日本では、観賞用に、また、食用に栽培されています。 ウメの仲間には、園芸種が300種以上もあります。この仲間は、大きく野梅性(やばいしょう)・紅梅性(こうばいしょう)・豊後性(ぶんごしょう)・杏性(あんずしょう)の4つの系統に大きく分けられています。 花は普通2月頃咲きますが、ウメの中では最も早く花を咲かせる野梅性系のヤエヤバイの花が1月の中頃に咲き始めて、今は見ごろを迎えています。 花には、短い筒先が5裂しているがく片(中ほどは淡い褐色で縁は淡い緑色で先が尖った丸形)・2~3重に重なっている花びら(20枚前後)・おしべ多数(30数本)・めしべ1本(子房の周りに細毛あり)が見られます。 |
カンザクラの花 【バラ科】 |
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暖かい地方によく育つ落葉小高木(3~5m)です。カンヒザクラとヤマザクラ系のサクラの雑種といわれています。 どの枝も斜め上に伸びる性質があります。花は、2~3花が1~1.5cmの花柄に支えられて散形状に咲いています。 花には、鐘形のがく筒(約0.7cm)とその先が5裂しているがく片(約0.6cm・先が尖=とがった長い三角状の卵形で、縁には毛=縁毛=えんもうが生えている)・淡い紅色の花びらが5枚(約1.3cm、横に広い円形で先に切れ込みがある)・おしべ多数(35本前後)・めしべ1本(おしべとほぼ同じ長さ)が見られます。年が明けて咲く桜の中では、一番早く咲くサクラといえます。 |
ヤブツバキの花 【ツバキ科】 | |
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青森より南の海岸から海に近い山地によく見られる常緑の高木(6~15m)です。 幹は灰白色で、枝を広げて茂っていて、半球形の樹形をしています。葉は厚く、先の尖(とが)っただ円形(5~12cm)をしています。葉の表面はつやのある濃い緑色で、裏面は淡い緑色をしています。葉の縁には細かなギザギザ(鋸歯=きょし)が見られます。 1~4月頃、枝先や葉の脇に紅色で一重の花を1~2花ずつ咲かせます。 花には、花のもとに瓦(かわら)状に重なったがく苞=ほう(がくと苞が区別できないもの)・紅色の花びら5~9枚・たくさんのおしべ(花糸のもとがくっついて筒=つつになっている)・めしべ1本(柱頭が3裂している)が見られます。 このツバキの名前の由来は、もともと藪(やぶ)に生えていて、葉につやがある木ということでつけられた名前です。 |
ソシンロウバイの花 【ロウバイ科】 | |
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中国から入ってきた落葉低木(2~4m)で、観賞用に庭や公園にも植えられています。 1~2月頃、葉に先だって、よい香りのする黄色い花(径約2.5cm)を咲かせます。花は枝の節に横向きや下向きにぴったりとくっつけた姿で咲いています。 花は、がくと花びらが区別できない場合は花被といっていますが、ロウバイの仲間では、花被が3層(外層片・中層片・内層片)見られます。ソシンロウバイの花被は、3層片とも黄色く半透明です。花被の内側には、5~6本のおしべと数本のめしべ(つぼ状にくぼんだところにある)が見られます。 よく似た花に、ロウバイがありますが、ロウバイでは、3層のうちの最も内側にある内層片に暗褐色の模様が見られるところで区別できます。 |
マンサクの花 【マンサク科】 | |
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全国の野山に生えている落葉小高木(5~8m)です。観賞用に庭や公園にも植えられています。 花は、1~3月にかけて、新しい葉が出る前に、葉をおとしている枝の節に数花ずつかためて黄色い花(径約3cm)を咲かせています。 花には、卵形で中がくぼんでいる褐色のがく片が4枚・細長い線形の黄色い花びら(約1.5cm)が4枚・花糸の短いおしべ(葯=やくが黄色い)が4本・子房の先に2本の花柱があるめしべ1本が見られます。 名前の由来は、花が枝いっぱいに咲いている様子を豊作に結びつけて、同じ意味の“満作”としたという考えや、他の花に先駆(さきがけ)て“先ず咲く花”という意味が込められているという考えがあります。 |
スイセンの花 【ヒガンバナ科】 | |
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中国から入ってきた多年草(30~40cm)です。観賞用に庭に植えられていますが、海岸近くに野生化しているのも見られます。 地中の球根から、4~6枚の細長い帯状の葉(20~40cm)が出ています。 1月の終わり頃から、葉の間から、真っ直ぐに伸び出した花の茎(30~40cm)の先に、花を横向きに咲かせます。 花には、長い花筒の先が6つに裂けた花びらのようなもの(外花被=がくに当たるものが3枚、内花被=花びらに当たるものが3枚)が広がり、花筒の入り口には黄色い副花冠(ふくかかん)といわれるものが開いています。その中に、おしべが6本・めしべが1本(子房は長い花筒の下の緑のふくらみの中にある)が見られます。 名前は、中国の名前の水仙を音読みにしたものです。 |
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