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ヤマボウシの紅葉 | ツタの紅葉 | ヤマモミジの実と紅葉 | オオモミジの実と紅葉 | ガマズミの実と紅葉 |
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オトコヨウゾメの実と紅葉 | ニシキギの実の種と紅葉 | ダンコウバイの冬芽と黄葉 | コナラの黄葉 | クヌギの黄葉 |
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カマツカの黄葉 | ヤマコウバシの実と紅葉 | サルスベリの実と黄葉 | トサミズキの実と黄葉 | ウツギの実と黄葉 |
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ヤマハギの実と黄葉 | シロヤマブキの実 | クコの実 | クマシデの実 | |
ヤマボウシの紅葉 <ミズキ科> | |
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野山によく生えている落葉小高木です(5〜8m)。 5月には白い花びらのような総苞(そうほう)の真ん中に緑色の球形の花の集まりが見られました。 9月には橙(だいだい)色で球形の甘い実をつけていましたが、今は、緑色であった葉も、黄色から紅色に変わりつつあります。やがて紅色に変わり、落葉していくことでしょう。紅葉は日当たりのよいところほど赤みが鮮やかになります。 |
ツタの紅葉 <ブドウ科> | |
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野山の木や岩肌(はだ)に生えている落葉性のつる植物です。秋の紅葉が美しいので、建物の壁にはわせたり、庭木にはわせたりして楽しまれています。 茎には先が3裂した丸型の葉(5〜20cm)を、長い柄でつるに互生しています。つるは、葉の反対側に対生して出ている吸盤(きゅうばん)のある巻きひげを枝分かれさせて木や岩肌にはりついています。 気温が下がるにつれて、葉の緑が次第に薄れて、黄色から紅色に変わってきました。やがて美しく紅葉して落葉していくことでしょう。ツタの葉は、葉の部分を先に落としてから柄が落ちます。 |
ヤマモミジの実と紅葉 <カエデ科> | |
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日本海側の雪の多い地方の野山に多く生えている落葉高木です(5〜10m)。 葉は、オオモミジの葉に似ていますが、葉の裂片が少し細めで、縁のギザギザ(鋸歯=きょし)が大小不規則です(重鋸歯=じゅうきょし)。 5月ごろ、長い柄に支えられた紅色の小さな花が(おしべだけの雄花とおしべもめしべも揃っている両性花がある)が葉のあいだに垂れさがっているのが見られました。 夏のあいだに栄養をたっぷり蓄えて、両性花から育った実(翼果=よくか=翼がついている実・約2cm)が垂れさがっています。 11月末ごろから紅葉がはじまり、やがて濃い紅色に変わっていくことでしょう。 |
オオモミジの実と紅葉 <カエデ科> | |
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山に生えている落葉高木です(10〜15m)。庭や公園などにもよく植えられています。 葉の大きさは、ヤマモミジと同じくらいですが、葉の裂片は少し広く、葉の縁のギザギザ(鋸歯)が細かくそろっているところが違います。 4〜5月ごろ、長い柄に支えられた暗赤色の花が垂れるように咲いていましたが、今はヤマモミジの実より大きな実(翼果 約2.5cm)が垂れさがっています。 11月の末ごろから紅葉がはじまりました。 |
ガマズミの実と紅葉 <スイカズラ科> | |
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日当たりのよい野山に普通に見られる落葉低木です(2〜3m)。家の庭や公園にもよく植えられています。 緑色の葉も11月に入ると、緑が次第に消えて紅色がさしてきました。 5〜6月ごろ、枝先の葉のあいだに白い花の集まり(散房花序)をつけていましたが、今は赤い実(5〜6mm)をつけています。実は甘酸っぱい味がします。実の中には、頭のとがっただ円形でデコボコのある赤い種(4〜5mm)が1つ入っています。 実をかむと酸っぱいので、「かむ酢(す)実」という意味で名前がつけられたといわれています。 |
オトコヨウゾメの実と紅葉 <スイカズラ科> | |
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明るい野山に生えている落葉低木です(約2m)。 5〜6月ごろ、淡い紅色をおびた白い花が咲いていましたが、今は、やや平らな球形の赤い実(約1cm)が垂れさがっています。実はやがて黒くなりますが、中には厚みのあるだ円形の白い種が1粒入っています。 11月に入ると、葉の紅葉がはじまり、今はすっかり深紅(しんく)に色づいてきました。葉も乾くとやがて黒くなっていきます。 |
ニシキギの実の種と紅葉 <ニシキギ科> | |
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野山に生えている落葉低木です(2〜3m)。秋の紅葉が美しいので、観賞用に庭や公園にも植えられています。 5〜6月ごろ、淡い黄緑の花が咲きましたが、10月ごろには赤く熟した実が見られました。今は実が割れた中から出てきた種が赤い仮種皮(かりしゅひ)という皮をかぶって枝についています。中に淡い褐白色の種(約4mm)が入っています。 11月ごろから、紅葉がはじまり、平らなひれ(翼=よく)が見られる枝が、紅葉した葉で美しく飾られてきました。 |
ダンコウバイの冬芽と黄葉 <クスノキ科> |
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暖かい地方の山に生えている落葉低木です(2〜6m)。雄の木と雌の木があります。枝や葉を折るとよい香りがします。 やや厚みのある葉(約10cm)を互生しています。葉には長い柄があり、円形の広い葉の先は、3裂しています。葉の上面は緑色ですが、下面は白緑色をしています。11月初めごろから、緑の葉が黄色く色づいてきました。 枝の先には、冬芽が見られます。冬芽には、葉になる芽(葉芽・紡錘形=ぼうすいけい・約5mm)と花になる芽(花芽・扁球形=へんきゅうけい・約5mm)があります。葉芽も花芽も、数枚の鱗片(りんぺん)に包まれています。 |
コナラの黄葉 <ブナ科> |
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日当たりのよい野山に生えている落葉高木です(20m)。 先頃までお椀(わん)形の帽子(殻斗=かくと)をかぶった細長いドングリ(実)がなっていましたが、もう見られなくなりました。 緑色の葉も、11月初めごろから黄葉がはじまり、次第に橙色や赤い色が混じりながら、褐色に変わってきています。葉の中のクロロフィール(葉緑素)が壊れて、カロチノイド(葉黄素)やタンニンなどの色素の色が出ているのです。やがて、葉の色は褐色に変わって落葉していくことでしょう。 |
クヌギの黄葉 <ブナ科> |
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山に普通に見られる落葉高木です(15〜20m)。 外側に、もじゃもじゃと細長い鱗片(総苞片=そうほうへん)を生やしていた帽子(殻斗)や、丸くて大きなドングリ(実)が見られなくなる11月半ばごろになると、黄葉がはじまります。葉の色の変わり方は、コナラと似ていて、黄色から褐色に変わっていきますが、クヌギの葉の多くは春先まで枝に残って冬を越します。 |
カマツカの黄葉 <バラ科> |
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山に普通に見られる落葉小高木です(約5m)。 枝には、先の尖った長い卵形の葉(4〜8cm)を短い柄(約5mm)で互生していますが、縁には細かいギザギザ(鋸歯)があります。11月初めごろから黄葉がはじまりました。部分的には橙色や赤色も見られますが、やがて黄褐色から褐色に変わり、落葉していきます。 枝には、赤く熟しただ円形の実(6〜7mm)が見られます。実の中には、約4mmの暗赤褐色の種が3〜4粒入っています。 |
ヤマコウバシの実と紅葉 <クスノキ科> |
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暖かい地方の山に生えている落葉小高木です(約3m)。雄の木と雌の木があります (日本には雌の木しかないといわれています)。 葉はやや厚く先が細まった長いだ円形(4〜6cm)で、縁は波のように波打っています。葉の上面は濃い緑色で、裏は白味をおびた緑色をしていますが、11月ごろから緑が消えて、赤褐色に色づきはじめました。やがて葉全体が赤褐色に変わってしまうことでしょう。葉は冬じゅう褐色のまま残っています。 9月ごろ、葉の脇に長い柄に支えられた実(約6mm)が黒く熟しましたが、まだ葉とともに見られます。実の中には、褐色の種(約4mm)が1粒見られます。 |
サルスベリの実と黄葉 <ミソハギ科> |
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観賞用に庭木として植えられている落葉高木です(3〜7cm)。 7月から9月にかけて、枝先に円錘状に花(桃色が多いが白や紫色もある)を咲かせていましたが、花の後には球形の実(1〜1.5cm)がつきました。実の中には、淡い褐色の羽(翼)のついた黒褐色の種(約3.5cm)が30粒ほど入っています。 加えて、緑色であった葉も黄葉しながら、落葉もはじまっています。 |
トサミズキの実と黄葉 <マンサク科> |
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高知県の山に生えていた落葉低木です(2〜4m)。観賞用として庭や公園にも植えられています。 3〜4月ごろ、3〜5cmの花穂を垂れて淡い黄色の花を7〜10花ずつ咲かせていましたが、その後に球形の実(約1cm)ができました。実の中には、長いだ円形の黒い種が2個入っていますが、実が2つに割れるとこぼれ落ちてきます。 11月の半ばを過ぎるころには、葉の黄化がはじまり、落葉していきます。 |
ウツギの実と黄葉 <ユキノシタ科> |
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日当たりのよい野山に生えている落葉低木です(1〜3m)。庭木や生垣として利用されています。 5〜6月ごろ、に枝先に円錘状の白い花穂をつけていましたが、今は先に3〜4本の花柱の名残をつけた球形の実(4〜5mm)が見られます。実の中には、暗い黄褐色の小さなだ円形の種(約1mm)がたくさん(百粒くらい)入っています。 11月の終わりごろになると、黄葉もはじまり、やがて落葉していきます。 |
ヤマハギの実と黄葉 <マメ科> |
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野山の草地に普通に見られる落葉低木です(約2m)。庭や公園にも植えられています。 8〜9月ごろ、葉の脇から伸び出している柄に総状に赤紫色の花を咲かせていましたが、今は、平たいだ円形の乾いた実(約1cm)をつけたまま、葉の黄葉も進んでいます。実の中には種が1粒入っています。 |
シロヤマブキの実 <バラ科> |
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中国地方の瀬戸内側でまれに見られますが、普通は庭木として植えられている落葉低木です(約2m)。 4〜5月ごろ、新しい枝先に白い花(3〜5cm)を咲かせていましたが、今は黒いつやのある実(7〜8mm)を4粒つけています。 鮮やかな緑色だった葉も緑が薄れて、黄緑になってきています。やがて黄葉が進んで落葉していくことでしょう。 |
クコの実 <ナス科> |
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野原や川の土手や海辺近くに普通に見られる落葉低木(半つる性低木・1〜2m)です。生垣や庭にも植えられています。 8月ごろから秋遅くまで淡い紫色の花(花径約1.5cm)を葉の脇に咲かせていますが、花のそばに赤い実(1.5〜2cm)も見られます。実の中には、腎臓形の小さな白い種(約2.5mm)が10粒前後見られます。実をつけたまま冬を越します。 葉はいくぶん黄化して、葉の数も少なくなっています。 |
クマシデの実 <カバノキ科> |
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暖かい地方の野山に生えている落葉高木です(約10m)。 太くなった幹の表面は黒褐色で、縦に裂け目が走っているのが見られます。 葉は長いだ円形(6〜10cm)で、平行に走っている側脈が23対前後見られますが、11月になると黄化します。今年は早く落葉してしまって、枝には、先が細まっている長いだ円形の黒褐色の実の集まり(果穂=かすい・6〜9cm)がたくさんぶらさがっているのが見られるだけになりました。 果穂には、葉のような形の苞鱗(ほうりん・1〜2cm)がたくさん重なっており、ひとつひとつの苞鱗のもとには、だ円形の粒状の実(約4mm)がついています。 シデの仲間では、クマシデの果穂が一番大きいのが特徴です。 |
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