自然と友だち


小鳥たちを待ちながら

 今年も自然と友だちをよろしくお願いいたします。 天気も良く穏やかな正月には、家の中や家の近くで自然の生き物とのふれあいを楽しみました。 ただ気になるのは、今冬は庭にやってくる小鳥がとても少ないことです。 例年に比べて、数も種類も減っています。なぜでしょう。 日本野鳥の会の方も心配しておられます。 私の庭では、餌など十分用意して小鳥が来てくれることを待つばかりです。


撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
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庭に来る小鳥たちの観察 ジョウビタキ ツマグロヒョウモンの越冬 雪解けの土手
庭に来る小鳥たちの観察 ジョウビタキ ツマグロヒョウモンの越冬 雪解けの土手



 





【庭に来る小鳥たちの観察】
2023.1.3
 正月で、家に居るので庭に来る小鳥たちの観察をしていると、 色々と変わった行動を見せてくれるので興味津々、退屈することがありません。
 今まで私の庭で一番威張っており、他の鳥を追い払い餌場を独り占めにしていたヒヨドリが、 今のところ1羽だけですが、何故か今年は他の鳥がいない時、いない所で遠慮がちに餌を啄み、 1分以内の短時間で飛び去っていきます。
 スズメは、一日数回20~30羽の集団でやって来て、庭に撒いたパン切れや、 餌台に置いたもみ殻を競うように啄み、3、4羽が舞い立つと他の鳥も一斉に舞い立ち、 残る鳥はいなくなります。
 メジロは2羽だけですが、熟し柿が好みで、 ブランコ餌場ではメジロ独特の逆さになって餌を食べる光景を交替で見せてくれます。


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【ジョビタキ】
2023.1.7
 今日のジョウビタキは、いつものようにマムシグサの実を啄もうとせず地上に降りて、 何か探しては食べていました。 相変わらず可愛い眼をしています。


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【ツマグロヒョウモンの越冬】
2023.1.1
 2023年1月1日、新年になりました。 サンルーム内で飼育しているツマグロヒョウモンの越冬がどうなっているか見てみました。
 11月中旬に、パンジーの葉に産み付けられた卵は、そのまま白い卵として付いており、 光沢もあり異常ありません。
 プラスチックケースの中で保護されている成蝶は、 10頭の内5頭はすでに動かなく横になっているので死んだのかと思われますが、 他の5頭は僅かに動き、翅を開閉するものもいます。 12月以降給蜜はしていませんが、翅を開閉する蝶に、 試みに蜂蜜を浸したリンゴの皮を与えたら、すぐに口吻を伸ばして吸蜜を始めました。 果たして成蝶はこのままこの冬を越冬する事が出来るかどうか、 また卵は春になって孵化してくれるかどうか見守っていきたいと思います。


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【雪解けの土手】
2022.12.27
 日当たりの良い、南向きの暖かい土手では雪解けが始まり、雪の中からタンポポや、 オオイヌノフグリ、ホトケノザの花が、顔を覗かせていました。


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