自然と友だち


みどりの日に

  今号では、みどりの日の散策で見つけた神秘的な光景や身近にいる生き物の愛らしくも珍しい光景をお届けします。


撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
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人に近づくスズメ ラショウモンカズラ シダの群生地 紙を食べるカタツムリ
人に近づくスズメ ラショウモンカズラ シダの群生地 紙を食べるカタツムリ



 





【人に近づくスズメ】
2023.4.12
 毎朝、スズメの餌にパン切れを庭に撒きますが、私が庭に出てパン切れを撒く間は、雀たちは屋根の上か、木の枝に止まって見ていますが、今朝は何故か1羽のスズメが、私のパンを撒く傍に近づいてきたので、しゃがんでパン切れを目の前に与えたら、少しも警戒する様子も無く食べ始めました。手を伸ばせば掴まえられる近さです。写真を撮っても逃げる様子もありませんでした。こんなことは初めてです。よほど信頼されるようになったのかと嬉しくなりました。


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【ラショウモンカズラ】
2023.5.4
 みどりの日、山道を歩いていたら藪の中に、ひときわ紫の鮮やかな花が目にとまりました。久し振りに見るラショウモンカズラです。渡辺綱が羅生門に住む鬼女の片腕を切り落とした時の切り口を連想して名付けられたと言うこの花、近づいてじっくり見ると、濃く鮮やかな紫の花色と、上下に分かれた唇弁の中に赤い斑点があるのは、血の滴りとも見え妖気さえ覚えます。


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【シダの群生地】
2023.5.4
 みどりの日、木漏れ日の射し込む林の中を歩いていたら、シダが一斉にラセン状の若芽を伸ばしているところがありました。間もなく一帯はシダで覆われることになるでしょう。


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【紙を食べるカタツムリ】
2023.5.6
 カタツムリが、紙を好んで食べるので、今日はその様子を写真に撮りました。
広告の紙をちぎって与えたところ、9時13分44秒に食べ始め、9時34分23秒までの間に、およそ3センチ四方ほどを食べました。


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