自然と友だち


爽やかな季節に

 爽やかな5月の季節になりました。冬の間、庭に来ていた小鳥たちは子育てのため山に帰りましたので、これからは外へ出ていくこととします。好奇心と遊び心で楽しい被写体を探し、お届けしたいと思います。


撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

コツバメを撮る クロアゲハの羽化 キジバトが庭に ヒヨドリの水浴び サワガニと遊ぶ
コツバメを撮る クロアゲハの羽化 キジバトが庭に ヒヨドリの水浴び サワガニと遊ぶ
庭の山野草の花が咲きました 5月−林の中の花 カタツムリとカエルのお話 飼育中のカタツムリ キアゲハの孵化
庭の山野草の花が咲きました 5月−林の中の花 カタツムリとカエルのお話 飼育中のカタツムリ キアゲハの孵化



 





【コツバメを撮る】
2021.4.12
コツバメが、止まっているところを逆光で見ると、翅の縁が青く光るので、写真に撮ろうとしましたが、動きが早く、光線の具合がマッチせず撮れませんでした。ところが今朝は偶然、庭木の花芽にコツバメが止まっているのを発見、朝の内でじっとしていたので写真を撮ることが出来ました。ラッキーでした。


▲写真を選ぶ▲


 

【クロアゲハの羽化】
2021.4.18
昨年11月に蛹化したクロアゲハが、5カ月間の冬眠(蛹)を終えて4/17昼頃羽化しました。メスでした。今回羽化した蝶には、珍しく一方の触角の先に体液が丸く付いていて夜にも消えませんでした。
 翌朝見たら触角の体液はなくなっていました。朝日が射し込みサンルーム内が暖かくなったら舞い立ち、カーテンに止まり暫く休んでいましたが、午後になって、テーブルの上に活けてあるカタクリの花に止まり口吻を伸ばしていました。
 クロアゲハの蛹は、もう一つあり1両日中には羽化すると思われますが、これがオスなら交尾のチャンスもあり、産卵の楽しみがあります。


▲写真を選ぶ▲


 

【キジバトが庭に】
2021.4.21
コーヒータイムで、一休みしながら庭を見ていたら、鳥が2羽舞い降りてきました。キジバトのオス・メスつがいのようです。早速カメラを向け、ガラス戸越しにシャッターを切りました。食べ物を探して2分ほど庭の中を歩いた後、舞い立って行きました。


▲写真を選ぶ▲

 



【ヒヨドリの水浴び】
2021.4.24
メジロやスズメ、ヤマガラ、シジュウカラ等は、庭の水皿で水浴びをしますが、体の大きなヒヨドリは、水飲みはよくしますが、水浴びはしませんでした。ところがこの日は気温23度と暑くなった日中、いつものように水飲みに来ましたが、突然水浴びを始めました。体が大きいので、水を跳ね上げるのも豪快で、バシャバシャと水を跳ね飛ばし水浴びをした後、近くの庭石の上に上がり、体を大きく振るわせ体に付いた水滴を振り払って飛び立ちました。ヒヨドリの水浴びを見たのは初めてです。


▲写真を選ぶ▲

 



【サワガニと遊ぶ】
2021.5.1
5月1日、山道でサワガニに出会う。暫しカニと遊びました。かくれんぼしようか、もういいかい!そら見つけてた。次はジャンケンだよ、ジャンケンポイ!、グー、チョキ、パー。こちらはパーで、カニさんの勝ち!


▲写真を選ぶ▲

 



【庭の山野草の花が咲きました】
2021.4.15
ヒメギフチョウの食草として、庭で栽培しているウスバサイシンの花が咲きました。一株だけあるカタクリの花も咲きました。イカリソウの花も咲きました。白と黄色のタンポポの花も寄り添って咲きました。


▲写真を選ぶ▲


 


【5月−林の中の花】
2021.5.8
この日は、小横川沿いの林の中に咲く5月の花を写真に撮りました。
 紫のラショウモンカズラ、カキドオシ、ムラサキケマンの他、ミヤマエンレイソウの群落がありましたが,真っ白い花と紫色の混じった株があり、また、マムシグサ(仏炎苞が濃紫色)の側には同属の、ホソバテンナンショウがありましたので、対比した写真も撮りました。シダの株と、アケビの花にもカメラを向けました。


▲写真を選ぶ▲


 


【カタツムリとカエルのお話】
2021.4.22
カタツムリとカエルが、庭石の上で出会ったときのお話です。
カタツムリが庭石の上を
歩いていました。
そこへカエルが出てきて
顔合わせ
カエルはカタツムリに背中
に乗せてとせがむ
落ちるなよ! と言われカエルは
カタツムリの背に乗る
カエルを背に乗せてカタツムリが
歩き出す
そろそろ降りようかなと
カエルは言う
カタツムリの背から降りたカエルは両手を付いてありがとうと礼を言う


▲写真を選ぶ▲


 


【飼育中のカタツムリ】
2021.5.9
約1ヵ月ほど前に、交尾を終えたカタツムリ2匹を、透明のプラスチックケースに入れて飼育しています。産卵、孵化をみるためですが、通常交尾後数日で産卵とありますが、今日まで産卵の気配はありません。飼育書に従い産卵場所として枯れ葉、土をケース内に入れ、食べ物としてキュウリ、ニンジン、青菜、新聞紙を与えています。2匹は元気よくケース内を移動したり、餌を食べ糞をしています。糞は新聞紙を食べたときには新聞紙の色の、キュウリを食べたときには緑色の、土を舐めた時には黒い糞をします。
 果たして産卵をするでしょうか。6月の梅雨時までに産卵しなければ、庭に放つ予定です。


▲写真を選ぶ▲


 


【キアゲハの孵化】
2021.4.18
3月31日に産卵した、キアゲハの卵が4月17日に孵化を始めました。黄色だった卵が黒くなり、真っ黒な幼虫が出てきました。出てくるとすぐに、今出てきて卵の殻を食べ始めます。およそ40分ほどで食べ終わりました。翌朝には、他に孵化した仲間と一緒に、葉を舐めるように食べています。卵は約40個ほどありますので、2〜3日中には孵化を終えるものと思われます。


▲写真を選ぶ▲




『自然と友だち』バックナンバーはこちら
『北の丸公園の自然HP』バックナンバーはこちら
『自然との出会いHP』バックナンバーはこちら




このサイトのすべての画像・記事について、無断使用・転載を禁止します。
Copyright (C)2007 Science Museum Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED.