自然と友だち


身近な場所で、心弾む自然との出会いを

 梅雨の季節がやってきました。コロナ収束もまだまだ、気分の優れない日々が続きますが、いかがお過ごしですか。今月は外出自粛で家の周りでの写真が多くなりました。身近に外へ出歩くときも、心弾む楽しい写真を撮りたいと思っています。


撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

イカルの撮影 銀竜草(ぎんりょうそう) クヌギ林の中の変わった花 ギンリョウソウとウメガサソウ ツクバネの花
イカルの撮影 銀竜草(ぎんりょうそう) クヌギ林の中の変わった花 ギンリョウソウとウメガサソウ ツクバネの花
庭にアサギマダラが見える キアゲハの舞い立ち 赤ちゃんカタツムリ
庭にアサギマダラが見える キアゲハの舞い立ち 赤ちゃんカタツムリ



 





【イカルの撮影】
2021.5.10
有賀峠の知人の別荘の庭に、イカルが沢山来ていると言うので撮影に出かけました。餌台が3カ所に設置されており、ヤマガラ、シジュウカラは頻繁に出入りしており、時折イカルが十数羽、集団でやって来ました。約2時間、3カ所の餌台に、交互にカメラを向けての撮影。珍しくガビチョウが1羽、一瞬姿を見せました。結局、今日の撮影はイカルを中心に、ヤマガラ、シジュウカラ、カワラヒワ、ガビチョウの5種類でした。


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【銀竜草(ぎんりょうそう)】
2021.5.23
今日は、銀竜草(ユウレイダケ)の撮影に、南箕輪村大芝公園へ出かけました。鬱蒼とした檜林の中の一画に、毎年沢山の銀竜草が生えてきます。今日は2時間かけてゆっくりと撮影しました。多くは腹這いになっての撮影でした。


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【クヌギ林の中の変わった花】
2021.6.7
長野県伊那市西春近のクヌギ林の中に、シロバナイチリンソウの群生地があるので見に行きましたが、まだ花は咲いておらず蕾でした。後1週間後が見頃となりそうでした。その代わり、林の中を歩いて、二つの変わった花を見つけました。
 一つはギンリョウソウですが、これまであちこちで見てきたギンリョウソウとは種類が、異なり、色は同じ白ですが、花全体がほっそりしており花の形が全く異なっていました。花は球状で、黒縁のおちょぼ口をつけており花の中を見ることは出来ません。何株かが落ち葉の中から頭を出しており、よほど注意しないと見つけるのは困難な状態でした。
 もう一つは、花の名前はわかりませんが、シロバナイチヤクソウの花の近くにあり、光沢のある厚い葉の間から花茎を伸ばし、白い球状の花を付けていました。初めて見る花で、写真で見るように変わった花姿をしていました。まわりを探しましたが3株しかありませんでした。


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【ギンリョウソウとウメガサソウ】
2021.6.9
前の項目で見たことのないギンリョウソウとして紹介いたしましたが、知人から新種ではなくこれまでのギンリョウソウの果実期の姿だと教えていただきましたので、改めて花の盛りに撮影に行った林に出かけ確かめたところ、その通り果実期の花姿になっていました。花姿と果実期姿を写真で対比し納得が行きました。
 また、もう一つの初めて見る名前不明の花についても、イチヤクソウと同じツツジ科のウメガサソウであることも教えていただきました。


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【ツクバネの花】
2021.5.15
毎年、活け花に使うツクバネの実を採りに行く林の近くを通ったので、急に思いつきツクバネの花を見ることにしました。ツクバネの木は他の樹の根に寄生する半寄生植物で、雌雄別株と聞いておりました。それを確かめるため、今は花の時期ですので雌花と雄花を探して撮影しました。雌花は花の時からすでにツクバネの形をしていました。


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【庭にアサギマダラが見える】
2021.5.31
今朝9時少し前、庭に出たら、庭のハルジオンの花にアサギマダラが止まっていました。早速カメラを向けましたが舞い立ってしまいました。近くにはコミスジもいました。サンルームの中には、シオヤアブとマダラガガンボが入ってきていました。


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【キアゲハの舞い立ち】
2021.6.9
4月から、卵→幼虫→蛹と飼育してきたキアゲハが、6月3日羽化し始め9日までに47頭全てが羽化し、交尾、産卵を終えたので、今日外へ放出することにしました。最後の給蜜(蜂蜜を塗ったリンゴを皿の上に置く)をする際には、私の体にも止まりますので、お別れの写真も撮りました。放出する際には“元気でね”と声をかけますが、外に出た蝶は暫く庭の花で吸蜜するもの、植木の葉で一休みするもの等もありましたが、久し振りに広い世界に出たので、元気よく四方へ舞い立って行きました。
 さて、これからが大変です。写真で見るように食草には沢山の卵が産み付けられていますので、これの孵化から成蝶になるまで、およそ2ヶ月余面倒を見ていかなくてはなりません。孵化した幼虫は、庭の食草畑や、近くの食草のある所へ分けて持って行き成長させます。


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【赤ちゃんカタツムリ】
2021.5.21
私の、カタツムリの写真を見た友達が、「わたしの庭にはカタツムリの赤ちゃんがいる」と言って、小さな小さなカタツムリの赤ちゃんを5匹持ってきてくれました。早速マクロレンズで接写しました。体長は5ミリほどです。大人のカタツムリと対比した写真も撮りました。どうなるか試験的に飼ってみます。


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