自然と友だち


身近な昆虫とのふれあいと紅葉

 不注意で足首をねんざし、外出を控えていたので、今月は家の中、家の周りでの昆虫とのふれあいの写真が中心です。こうしてみると、家の近くにもたくさんの自然があることに気づきます。また、この寒さで紅葉が進みましたので、その一端もお届けいたします。


撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

川島渓谷の紅葉 カエル宇宙を行く サンルームに入ってきた蝶 蜂と蝶の餌場
川島渓谷の紅葉 カエル宇宙を行く サンルームに入ってきた蝶 蜂と蝶の餌場
蜂の子を取り出す カマキリの産卵 意外な昆虫の生態 エビガラスズメの幼虫土に潜る
蜂の子を取り出す カマキリの産卵 意外な昆虫の生態 エビガラスズメの幼虫土に潜る



 





【川島渓谷の紅葉】
2021.11.4
足首捻挫で外出規制中、知り合いのOさんが車で長野県・川島渓谷の紅葉狩りに連れて行ってくれました。今を盛りの紅葉を満喫し、写真を撮ってきました。


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【カエル宇宙を行く】
2021.11.7
「井の中の蛙、大海を知らず」と言ったのは、昔むかしの話、今ではカエルも宇宙遊泳の時代です。ほんとですか?(合成写真ではなく、直接目にして撮影しました)


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【サンルームに入ってきた蝶】
2021.10.24
天気が良いので、戸を開けて掃除をしていたら、キタテハ2頭と、キタキチョウ1頭がサンルームの中に入ってきました。キタテハはオスとメスのようで、相次いで入ってきました。最初ガラス戸に止まっていましたが、1頭がテーブルの上のアザミの花で吸蜜を始めると、他の1頭も一緒に並んで吸蜜を始めました。キタキチョウは、花棚のナデシコの花で吸蜜をしていました。暖かいサンルーム内、掃除が終わっても外に出て行かないので、戸を閉めてサンルーム内で自由にさせておくことにしました。


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【蜂と蝶の餌場】
2021.11.6
数日前から、小鳥のためにと窓辺の餌台に熟し柿を置いたら、キイロスズメ蜂がやって来て果汁を吸い始め、一日に何回か見ていたところ、次の日にはこれが2匹になり、3日目からはシータテハが仲間入りして交替で吸汁、更に昨日はアカタテハも参入しました。そして今日はモンキチョウも加わり、賑やかに蜂と蝶の餌場になりました。目的の小鳥はまだ見えません。


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【蜂の子を取り出す】
2021.10.30
ヂバチ(クロスズメバチ)の巣を解体し「蜂の子」を取り出すところを見せてもらいました。白い蓋がされた下には、黄色い蜂の子が1匹づつ入っていますので、ピンセットでこの蓋を破り、中から蜂の子をつまみだす作業ですが、これは大変な根気と指先の器用さが要求されます。蜂の子がつまみ出された巣は6角形の小部屋が整然と並んでおりますが、これほど精巧な幾何学模様の巣を作る蜂に、ただただ感心し、敬服をいたしました。


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【カマキリの産卵】
2021.10.11
午前10時10分、庭のノコンギクの花に、お腹の大きなカマキリがいたので、産卵が始まるだろうと捉えてプラケースの中に入れ、様子を見ていたら、午後3時30分、産卵を始めているのを見ました。お尻から白い泡状のものを出し、プラケースに貼り付け、その中に黄色く細長い卵を並べて10個ほど産み付け、その上を泡で覆い、さらに卵を産み付け泡で覆い、これを3段繰り返し、合計30個ほどの卵を産んだ後、全体を泡で包んだ丸い卵嚢に作り上げました。所要時間は1時間10分ほどでした。


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【意外な昆虫の生態】
2021.10.17
思いもかけない、昆虫の生態を2件見ることになりました。
※その1−10月11日に産卵をした後、ホオズキの赤い実に止まって動かなくなり、蝶を近づけても見向きもせず、死を待つばかりと思っていたカマキリが、15日、暖かい陽射しの射し込むテーブルの上で、なんと蝶を捕食しているのを見ました。カマキリは同じ場所にいるので、蝶が赤い色に誘われて近づいてきた所を捕らえたものと思われます。産卵の後死ぬ≠ニ言われているカマキリが、まだ自分の力で生きものを捕食することが出来るという事を知らされ、この後どうなるか見ていきたいと思います。
※その2−10月13日に羽化したツマグロヒョウモンが、15日交尾しているのを見ました。前に羽化していたオスとの交尾とは思われますが、この時期交尾をしても果たして産卵できるのか疑問でしたが、念のため、僅かに葉の残る食草のスミレの鉢をネット内に置きました。すると交尾の翌日メスはスミレの葉に産卵を始めました。黄色く小さな卵が、葉や茎に産み付けられました。寒くなるこの時期の卵はどうなるのか、これも興味深く見守っていきたいと思います。


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【エビガラスズメの幼虫土に潜る】
2021.11.5
日よけ用のアサガオの棚を片付けていたら、まだ蛹にならないエビガラスズメの幼虫が一匹、枯れた蔓に残っていました。鉢植えの土を柔らかくして、その上に置いたらすぐに潜り始めました。あのずんぐりとした大きな体を、どうやって土の中に潜らせていくのか不思議ですが、土をやわらかくしたといっても1分足らずで完全に土の中にもぐりこんでしまった行動には驚き感心しました。


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