自然と友だち


生きものたちの意外な一面

 冬になり、家の中などでの生きものとのふれあいの写真が多くなりましたが、観察していると、生きものたちの意外な一面が見られて楽しくなります。皆さんもぜひ身近な生きものを探してみてください。


撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

ルリタテハとシータテハ ベニシジミ ツマグロヒョウモンが12頭羽化 紅葉の名残り
ルリタテハとシータテハ ベニシジミ ツマグロヒョウモンが12頭羽化 紅葉の名残り
マユミの実が割れた カマキリ、クモを捕らえる 続−カマキリ 柿とキイロスズメバチ
マユミの実が割れた カマキリ、クモを捕らえる 続−カマキリ 柿とキイロスズメバチ



 





【ルリタテハとシータテハ】
2021.11.11
寒くなり、昆虫の姿を見るのもすくなくなってきましたが、ある日昼下がり、思いもかけず庭に、最近見かけなくなったルリタテハとシータテハが姿を見せました。越冬蝶で、羽化して間もないのか翅が傷んでおらず綺麗な蝶でした。少し離れてそっと撮りました。


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【ベニシジミ】
2021.11.14
この朝の気温1度、朝陽の射すガラス戸に、べニシジミがじっと止まっていて、ガラス戸にはその影が映っていました。暫くしてサンルームの中が暖まると、テーブルの上の花鉢に移動し吸蜜を始めました。


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【ツマグロヒョウモンが12頭羽化】
2021.12.5
サンルーム内のどこかで蛹となり、暖房で室内が暖かくなったので羽化し舞いだしてきたツマグロヒョウモンが、メス2頭を含む12頭となりました。1組は交尾をしましたので、食草のスミレの花鉢を置きましたが、産卵はしないようです。蜂蜜を溶かして給蜜をしたら、仲良く並んで吸蜜しています。1日2回、午前と午後給蜜をしますが、いつまで生きられるか様子を見ていきます。


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【紅葉の名残り】
2021.11.16
華やかな紅葉の時期は終わりましたが、紅葉の名残りを探して歩き、目に止めた名残りの姿をカメラに収めました。公園の斜面を深紅に染めるカエデ、水の面に浮かぶ、水に沈む落ち葉、クモの糸にぶら下がる1枚の枯れ葉、葉の落ちた枝先に残る葉などでした。


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【マユミの実が割れた】
2021.11.23
近くの家の庭にある、マユミの実が割れたというので、写真を撮らせてもらいました。園芸用なので、野にあるマユミより実は少し大きく、沢山枝になっていましたが、外皮が割れて中から真っ赤な種子が覗き、太陽の光に美しく光っていました。


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【カマキリ、クモを捕らえる】
2021.11.29
思いもかけない、昆虫の生態を見ることになりました。先日、クモを捕え損なったカマキリが、この日は再挑戦していました。そっとそっと近づき、今日は見事捉えました。よく見るとこのカマキリは、2つある鎌のうち右の鎌は使えなくなっていました。


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【続−カマキリ】
2021.11.26
先日庭にいたカマキリ、今朝の寒さで死んでしまったのかと思いましたが、触ったら動くので捕まえて家の中へ入れてあげました。暖かいサンルーム内で、昼頃になったら動き出したので、試みに蜜を付けた肉片を与えたら、お腹が空いていたのか夢中で食べ始めました。暫く食べた後、肉片を放して鎌を舐めたり、顔を撫でて食べかすを綺麗に拭っていました。見るとお腹も大きいので産卵をするのかもしれません。様子を見ることにします。


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【柿とキイロスズメバチ】
2021.11.18
窓際に置いた熟し柿に、キイロスズメバチが1匹(最初に見えたのは10月29日)、以後2匹、3匹と増え11月17日には6匹が見えていました。今朝見たら3匹が熟し柿の上で動かなくなっていました。今朝の最低気温0度の寒さで死んでしまったのかと思って見ていたら、太陽が昇り陽が射してきたら2匹は動き出し始めましたが、1匹は動かなく死んでしまったようです。蜂達にとっても、生きる限界の時期になったのだと思います。


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