科学技術館メールマガジン バックナンバー


  
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     科学技術館 メールマガジン 第3号  2004/11/17 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】北の丸公園の自然
   ◆ 【3】科学技術館トピックス
   ◆ 【4】お知らせ
   ◆ 【5】ミュージアムへ行こう!
   ◆ 【6】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話
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  ■ 冬は天体観測に適している? ■
  
    秋も深まり、空気の澄みわたる季節がやってきました。
   冬になると、太平洋側では晴れの天気が続き、星もギラギラとまたたき、
   星座もくっきりと見えます。そんな日には、望遠鏡で天体を観測すると、
   細かいところまでよく見えると思いませんか?
    ところが実際は、その逆なのです。
    天体の観測条件を左右する大気の条件には、大気の澄み具合を示す「透
   明度」と、大気の揺らぎを示す「シンチレーション」があります。そして
   星の「またたき」は大気の揺らぎによって起こります。一般に、冬は上空
   の気流の影響で、大気の透明度は良くなりますが、シンチレーションは悪
   化します。ですから、天体望遠鏡で見ても、大気の大きな揺らぎによって
   ゆらゆらと揺れる像が拡大されるだけで、細かいところまで見ることはで
   きなくなってしまうのです。
    大気は天体観測の「天敵」です。
    国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」は、平成12年度から利用
   されはじめましたが、富士山より高くて大気の薄いハワイ島のマウナケア
   山頂(標高4,200m)に設置されています。
    すばる望遠鏡からは新しい発見の報告が続いています。皆さんも下の 
   ホームページをのぞいてみましょう!
  
    すばる望遠鏡のホームページ
     http://www.subarutelescope.org/j_index.html  を見て下さい。
  
    (科学・技術教育研究会 孫時空)
  
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  ◆◆ 【2】北の丸公園の自然
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  ■ 実りの秋です ■
  
    春から夏にかけて育ってきた草木は、実をつけて公園を賑やかに飾って
   くれています。
    どんな実が見られるか、目立つものを拾ってみましょう。
   @風に飛ばされて散るもの:ヤマモミジ・セイヨウタンポポ
   A自分の力で飛び散るもの:カタバミ・ゲンノショウコ
   B人や動物にくっついて散るもの:アレチヌスビトハギ
                   ・ヒナタイノコズチ・チヂミザサ
   Cけものに運ばれて散るもの:クヌギ・コナラ・マテバシイ
   D鳥に運ばれて散るもの:ウメモドキ・ガマズミ・ナンテン など
    実や種の作りをよく見ながら、その中にひそんでいる草木の知恵を見つ
   けて下さいね。
  
    「実りの秋」の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/003.html を見て下さい。
  
   (サイエンス友の会講師 永井昭三)
  
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  ◆◆ 【3】科学技術館トピックス
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  ■ 実験演示の先生便り ■
  
    みなさんこんにちは。米村傳治郎(よねむらでんじろう)です。
    科学というと、何か特別で難しいことと考えてしまいますが、身近なと
   ころにもたくさん科学があります。
    5階ワークスでは、1日3回「楽しい科学」という実験教室を行っており、
   私の考えたブーメラン実験や静電気実験ほか、身近な物だけを使った楽し
   い実験を見ることができます。
    私も週に2回ほど(日にちは未定ですが・・)ワークスで実験を行って
   いますので、運がよければお会いすることができるかもしれません!?
  
    これからの時期は乾燥してくるので、テレビで紹介した「「割れないミ
   ラクルシャボン玉実験」」なども見られるかもしれません!
    この実験はテレビを見ただけではほとんど真似できないと思います。
    実際に実験する様子を間近で見て、じっくりと観察していただきたいと
   思います。
    ぜひ科学技術館へご来館ください。お待ちしております!
  
    詳しくは http://www.jsf.or.jp/exhibit/creation.html
         http://www.denjiro.co.jp/        を見て下さい。
  
  ■ 今月の土曜実験教室 ■
  
    タイトル:太陽電池を作ってみよう
    開催日:11月20日、27日
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/sat-j-solar.html を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」は1996年より毎週土曜日の午後開催。
   コンピュータシミュレーションやネットワークを活用してシカゴの星空を
   ライブ観察し、毎回様々な分野の研究者や学者を招き研究の成果やエピソ
   ードをお話しいただいています。
  
    今週のゲスト及び内容はこちらをご覧下さい。
    http://www.jsf.or.jp/event.html#live-show
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは http://www.jsf.or.jp/waribiki.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【4】お知らせ
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  ● 科学技術映像ライブラリー ●
  
    科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ
   れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを
   行っています。
  
   詳しくは  http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。
   科学技術映像祭は http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。
  
   今回はライブラリーの中から次の作品を紹介します。
  
   作品 「ギフチョウと生きる郷−神奈川県藤野町篠原・牧馬地区の記録−」
  
   種別:FILM/VHS
   時間:23分
   対象:小・中・高・大・一般
   製作:能勢武夫・能勢 広
   企画:矢島 仁
   内容:ギフチョウの生息地として、関東地方で唯一の神奈川県津久井郡藤
      野町。個体数の減少から昭和57年、県指定天然記念物となる。天然
      記念物の指定を受けるまでギフチョウを知らなかった地元の人々が、
      地域の里山の環境や生物の生体に関心を持ち始め、積極的に保護活
      動に参加するようになり、そして現在ではギフチョウを観て楽しめ
      る山になった。ギフチョウと地域住民の関わりを見つめ続けた7年
      間の記録から、環境保全の新しい試みと、ギフチョウの生命を美し
      い映像で伝えます。
   備考:平成14年度科学技術映像祭入選作品
  
  
   ギフチョウってどんな蝶?
   藤野町石砂山(いしざれやま)で見つけたギフチョウの写真です。
   (科学技術館友の会顧問 松田邦雄先生の作品です。映像祭の映画作品と
    は異なります)
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/picture/20041117.html
    を見てください。
  
  
  ● 近日中に開催される「青少年のための科学の祭典」のご案内 ●
  
    詳しくは  http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。
  
    大会名 : 柏崎刈羽大会
    期 間 : 平成16年11月20日(土)〜21日(日)
    会 場 : 新潟工科大学 (柏崎市)・カムフィー (柏崎市)
  
    大会名 : 山梨大会
    期 間 : 平成16年11月20日(土)〜21日(日)
    会 場 : 山梨県立科学館 (甲府市)
  
    大会名 : 伊賀大会
    期 間 : 平成16年11月23日(火・勤労感謝の日)
    会 場 : 名張教育会館 (名張市)
  
    大会名 : 奈良大会
    期 間 : 平成16年11月20日(土)〜21日(日)
    会 場 : 奈良女子大学 (奈良市)
  
    大会名 : 鹿児島大会
    期 間 : 平成16年11月20日(土)〜21日(日)
    会 場 : 鹿児島市立科学館 (鹿児島市)
  
  
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  ◆◆ 【5】ミュージアムへ行こう!
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  ◆ 毎月、第3水曜日の新コーナー! ◆
  
    科学技術館には「企画開発部」というチームがあります。科学技術館の
   展示づくりと運営で得たノウハウをもとに、全国のミュージアムづくりや
   イベント企画を行なっています。このコーナーでは、企画開発部が関わっ
   た各地のミュージアム情報を紹介していきます。どうぞよろしく!
  
  ◆ 国立科学博物館“新館”オープン!(東京都台東区) ◆
  
    JR「上野」駅公園口から徒歩5分。テーマは「地球生命史と人類」。展
   示面積は約8,900uで、科学系博物館としては日本最大級です。最新
   の研究成果に基づき、良質な実物標本資料を中心に展示しています。効果
   的な設置方法や演出照明によって、本物の質感や存在感を感じ取れます。
    ITの活用により、4ヵ国語解説に子供向け解説も加えたシステムを構
   築。常に最新情報が提供されます。ICカードや携帯端末による新しい学
   習サポート機能も導入。何度訪れても、新鮮な情報に出会えることでしょ
   う。ぜひ一度いらしてみてください。
  
    詳しくは http://www.kahaku.go.jp/ を見て下さい。
  
   ※ 次回は「風のミュージアム(東京都三鷹市)」(予定)です。
  
  
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  ◆◆ 【6】読者からのお便り
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  ○ <岡山県のユキさんから>(受信:平成16年11月7日) ○
  
    こんにちは、メールマガジン見ました。
    太陽電池は楽しそうな催しですね。
    私は岡山県に住んでいます。夏休みに科学技術館に行っているのですが、
   各地の催しについても、教えてもらえるといいですね。
    岡山県は、倉敷市に倉敷市自然史博物館や、ライフパーク倉敷 倉敷科
   学センターがあります。
    科学技術館と似たような催しがあるといいなと思います。
    メールマガジン楽しみに見ます。
    では、さようなら。
  
  ○ <豪州在住の井上さんから>(受信:平成16年11月10日) ○
  
    創刊おめでとうございます。
    (1週間お祝いが遅れてしまいましたが!)
    毎週、ご苦労様です。
    息子(10歳)が私のPCで、楽しみに見ています。
  
    私たちは昨年より豪州のケアンズに住んでいます。ここには、そちらの
   ような科学技術館も大きな美術館も博物館もなにもありません。小さな田
   舎町です。
    熱帯雨林にグレートバリアリーフの海という世界遺産が二つも身近にあ
   る町で大自然はたくさんあるのですが…
  
    息子は新しい事を知ることや調べる事が大好きなので12月の帰国時にま
   た訪れる事をかなり楽しみにしています。
    で…、水曜日も楽しみになったようです。
    今朝も学校に行く車の中で、今日は水曜だからメールが来る!と言って
   いました。(※動物奇想天外のTV番組を日本の家族が録画して送ってく
   れるのもかなり楽しみですが)
  
    小学生の子供が読んで分かるような「へぇ〜!?」と言うような科学の
   不思議をこれからぜひ紹介してくださいね!
    日本の理科の教科書に出ているような話題の少々深い部分を…
   なんて無理でしょうか?
  
    期待しています。頑張ってくださいね。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】
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    本号は、【科学・技術よもやま話】、【ミュージアムへ行こう!】、
   【読者からのお便り】を新たに記事として取り上げました。
  
    【科学・技術よもやま話】(毎号連載)は、物理、数学、生物、地学、
   化学などを専門とする先生数名に執筆を担当していただくことになりまし
   た。面白く、楽しい記事が連載され、新たな発見があったり興味が増すこ
   とでしょう。楽しみにして下さい。
  
    【ミュージアムへ行こう!】(毎月第3水曜日)は、企画開発部が関わ
   った各地のミュージアム情報を紹介していきます。どうぞよろしく!
  
    【読者からのお便り】(随時)は、本誌に対するご意見やご感想等ご紹
   介させていただきます。積極的に投稿をお願いします。
  
    ご意見、ご感想は E-mail:mlmaster@jsf.or.jp へお願いします。
  
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   発行者:科学技術館メールマガジン係
       〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
  
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