科学技術館メールマガジン バックナンバー


  
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     科学技術館 メールマガジン 第4号  2004/11/24 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】北の丸公園の自然
   ◆ 【3】科学技術館トピックス
   ◆ 【4】お知らせ
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話
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  ■ 地震のマグニチュードとエネルギー ■
  
    本年10月23日に新潟県中越地方を中心に強い地震が起こりました。
    この地震のマグニチュードは6.8でした。マグニチュード(M)とは
   地震のエネルギーに対応した地震の規模を示す指標です。
    では、M6の地震とM7の地震では、マグニチュードの差は1ですが、
   エネルギーはどれだけの違いになると思いますか?何となく「2倍くらい
   かな、いや4倍くらい?」なんて思いませんか?
    実は約32倍にもなるのです。マグニチュードが2大きくなれば、エネ
   ルギーは32×32で1000倍にもなります。M6の地震を1000個
   集めないとM8の地震のエネルギーにならないのです。
    マグニチュードでは少しの違いに見えても、そのエネルギーは桁違いで
   す。
    市井の地震研究家が「M7.5±0.5の地震が発生する」との予知を
   して、予知した日の前後にM6の地震が起こった、というようなことが時
   々報道されたりします。では、その予知は「当たったようだ」と言えるの
   かどうか、そのエネルギーレベルから考察してみてくださいね。
    さて、今回の地震では、今も多くの人が不便な避難生活を余儀なくされ
   ています。被災された方々が一日でも早く落ち着いた生活に戻れるよう、
   願わずにはいられません。
  
    地震のマグニチュードとエネルギーの関係は、
    http://www.tama.or.jp/~ushi/research/read.php?n=0307002
    を参考にしてみて下さい。
  
    (科学・技術教育研究会 孫時空)
  
  
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  ◆◆ 【2】北の丸公園の自然
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  ■ 色づく木の葉 ■
  
    秋の深まりと共に、北の丸では木々の色づきが進んでまいりました。
    木の色づきは、種類によって、赤くなるもの(紅葉)と黄色くなるもの
   (黄葉)があります。
    秋に雨が少なく、よく日光に当たる所で、急に寒さが来た年は、色づき
   が良いと言われています。今年はどうでしょうか。
    北の丸の色づいている木々の主なものを、ご紹介しましょう。
   ★紅葉しているもの:ハナミズキ・ヤマモミジ・ニシキギ・コマユミ・
    マユミ・ハゼノキ・ナナカマド・ドウダンツツジなど
   ★黄葉しているもの:イチョウ・カツラ・クロモジ・エノキ・イヌビワな
    ど
  
    「色づく木の葉」の写真は
     http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/004.html  を見て下さい。
  
    (サイエンス友の会講師 永井昭三)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学技術館トピックス
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  ■ 12月の星見隊 ■
  
   すばる(M45):おうし座の散開星団
    冬の星々の先頭として昇ってきた、すばる星が東の空高く見えています。
   ”すばる”は、よく外来語と思われていますが、古い日本語に由来してい
   ます。ごちゃごちゃ星ともよばれる”すばる”は、「統(す)べる」、
   「すまる」という、ものが集まった様子を意味する言葉から、名前がつき
   ました。
    すばる星は、東京郊外なら六〜七つの星を数えられますが、北の丸公園
   では、ひとかたまりにしか見えません。皆さんのお家のあたりでは、いく
   つ見えるでしょうか?
  
    また、低倍率の双眼鏡やフィールドスコープでも、眺めてみましょう。
   肉眼で見るのとはまた一味違ったすばるを楽しむことができます。
   
    星はすばる。
    最も美しい星と詠まれた星が見やすい季節ですよ。
  
    (科学技術館運営部 木村かおる)
  
  ■ 今週の土曜実験教室 ■
  
    タイトル:太陽電池を作ってみよう
    開催日:11月27日
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/sat-j-solar.html を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日の午後のみ開催してい
   ます。天文学をはじめとして、最新の科学の話題をコンピュータシミュレ
   ーションを用いて紹介しています。ライブショーは参加者の皆さんとの掛
   け合いで進められます。第一線で活躍中の科学者との対話をお楽しみくだ
   さい。
  
    今週のゲスト及び内容はこちらをご覧下さい。
    http://www.jsf.or.jp/event.html#live-show
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは http://www.jsf.or.jp/waribiki.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【4】お知らせ
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  ● 科学技術映像ライブラリー ●
    科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ
   れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを
   行っています。どうぞご利用下さい。
  
   詳しくは  http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。
   科学技術映像祭は http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。
  
   今回はライブラリーの中から次の作品を紹介します。
  
   作  品 「プラナリア」
   種  別:VHS
   時  間:27分
   対  象:小・中・高・大・一般
   企画製作:堀田 康夫
   内  容:「メスの下ではほとんど不死身」と言われるように、プラナリ
        アはその再生力で有名な動物です。前半では、この動物の生息
        場所、運動、ユーモラスな形をした目のはたらき、腹部に口の
        あるユニークな消化器系などについて紹介しています。後半で
        は、再生の過程を詳しく紹介し、極性など動物の形づくりにお
        いて重要な概念について説明します。動物の系統を考えるとき、
        重要な位置にいるプラナリアの全体像を紹介するような作品で
        す。
    備  考:平成14年度科学技術映像祭入選作品
  
    写真は http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/43/nyuusen.htm を見て下さい。
  
  
  ● 近日中に開催される「青少年のための科学の祭典」のご案内 ●
  
    詳しくは  http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。
  
    大会名 : 高島大会
    期 間 : 平成16年11月27日(土)〜28日(日)
    会 場 : 高島地域地場産業振興センター (滋賀県高島郡新旭町)
  
    大会名 : 和歌山大会
    期 間 : 平成16年11月27日(土)〜28日(日)
    会 場 : 和歌山マリーナシティ わかやま館 (和歌山市)
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】
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    本号【3】科学技術館トピックスに「12月の星見隊」という記事が登
   場しました。毎月第4水曜日発行の本誌に星にまつわる話を掲載します。
    執筆者に、タイトルの「星見隊」について聞いたところ、「星を見たい」
   にかけて「ほしみたい」と名付けたと言っておりました。楽しく、面白い
   話が連載されることでしょう。乞ご期待!
  
    なお、第3号で【3】科学技術館トピックスに「実験演示の先生便り」
   を掲載しましたが、この記事は毎月第3水曜日に連載します。楽しい実験
   がたくさんあります。
   科学技術館では実験をたくさん行っております。ぜひご来館をお待ちして
   おります。
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、
    展示等の質問など皆様からのメールをお待ちしております。
    E-mail:mlmaster@jsf.or.jp
     
    最後までお読みいただきありがとうございました。
  
  
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       〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
  
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