科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 科学技術館 メールマガジン 第11号 2005/1/12 発行 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 ====================================================================== ≪ 今号の目次 ≫ ====================================================================== ◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆ 【2】北の丸公園の自然 ◆ 【3】科学技術館トピックス ◆ 【4】お知らせ ◆ 【5】他館の紹介 ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 誕生日に星占いの星座は見える? ■ 冬の星空には明るい星が多く、なかなか豪華絢爛な眺めになりますが、 ベテルギウスやリゲルを有するオリオン座や、全天一の輝きを放つシリウ スのあるおおいぬ座は、星占いには使われていません。星占いに使われる 星座はどのように決まっているのでしょうか? 星座をつくる星々は、太陽系からはるか離れたところにある太陽のよう に自ら光輝く恒星です。地球は太陽のまわりを公転しているため、地球か ら見ると太陽は星座を背景に西から東へ1年かけて一回りするように見え ます。この天球上の太陽が通るみかけ上の道を「黄道」といいます。太陽 系の天体である惑星も、太陽を中心として地球とほぼ同一平面上を公転し ているため、惑星もこの黄道の近くを動いているように見えます。 星占いは紀元前6〜7世紀頃に古代バビロニア(今のイラク付近)で誕 生したと言われていますが、昔の占星術師たちは太陽や惑星の通り道に特 別な意味があると考えたのでしょう、黄道上にある星座が星占いで使われ る星座、つまり「黄道12星座」になりました。 では、誕生日に星占いの星座は見えるでしょうか? 実は誕生日には生まれ月の星座のあたりに太陽があるので、星座自身を 見ることはできないのです。星占いができた頃、「9月はおとめ座に偉大 な太陽があるから9月がおとめ座」というように決められたためです。 自分の星座は知っていても、実際には見たことがない人も多いかもしれ ません。誕生日の季節と反対の時期に探してみましょう。 (科学・技術教育研究会 孫時空) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【2】北の丸公園の自然 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 科学技術館や武道館、国立近代美術館等がある北の丸公園では、様々 な自然を観察することができます。 ■ 真冬でも活動する虫たち ■ このところ暖冬の傾向で、1、2月でも春のように暖かい気温が20℃ くらいにもなる日があります。こんな日には冬眠している虫たちは目をさ ますのでしょうか。普通気温が15℃以下ではほとんどの虫たちの活動は にぶくなり、もっと気温が下がると虫の体温も下がって(変温動物)活動 できなくなります。(メールマガジン第6号で紹介したフユシャク(ガ) の仲間は例外) 成虫の姿で越冬している虫たちは、真冬でも20℃前後の日には体温も 上がり動き出すことがあります。チョウ、ハチ、アブ、クサカゲロウ、テ ントウムシなどが見つかるかもしれません。 虫たちの写真は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/011.html を見て下さい。 (サイエンス友の会顧問 松田邦雄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【3】科学技術館トピックス ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■巡回展示「Let's TRY! Let's Sport!−スポーツの科学−」(仮称)制作開始■ 本年度および平成17年度の二カ年計画で全国の科学館・博物館で活用 いただけるように、日本財団の助成を受け、スポーツと健康をテーマにし ました「Let's TRY! Let's Sport!−スポーツの科学−」(仮称) の制作が 開始されました。スポーツの楽しさを体験していただきながら、各競技を 科学的な側面からアプローチして行きます。今年度制作のメイン展示であ り、理化学研究所の姫野先生のご協力をいただく、「魔球の秘密−フォー クボールを打ってみよう−」(仮称)は、3D仕様(偏光メガネ着用)で、ピッ チャーが投球した直球、変化球を打つものです。このコーナーでは、なぜ ボールが変化するのかをCG映像で分かりやすく解説もする優れものです。 この他、ボルダリングウォールでのミニ登山体験や動態視力測定など楽し く、体全体を使った展示が登場いたします。完成時には科学技術館でお披 露目いたしますので、ご期待ください。 ■ 今月の土曜実験教室 ■ 寒い日に袋から出して軽くもむと暖かくなる「ほかほかカイロ」。どう して暖かくなるのだろう? 不思議だね! 実は化学反応が起きているんだよ! それからこのカイロ、簡単に作れちゃうので、みんなで一緒にこのカイ ロを作ってみましょう!! タイトル:ほかほかカイロのひみつ 開 催 日:1月15日、22日、29日 詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。 ■ 今週のユニバース ■ 科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日の午後のみ開催してい ます。天文学をはじめとして、最新の科学の話題をコンピュータシミュレ ーションを用いて紹介しています。ライブショーは参加者の皆さんとの掛 け合いで進められます。第一線で活躍中の科学者との対話をお楽しみくだ さい。 今週のゲスト及び内容はこちらをご覧下さい。 http://universe.chimons.org/jsf/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【4】お知らせ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ スプリング・サイエンスキャンプ募集のお知らせ ■ 先進的科学技術体験合宿! 研究者と会える2泊3日 文部科学省主催、大学、公的研究機関、民間企業21会場の協力のもと、 高校生・高等専門学校生(1〜3年)等に在籍する生徒を対象とした先進 的科学技術体験合宿プログラム「スプリング・サイエンスキャンプ」を3 月の春休み期間中に開催いたします。 スプリング・サイエンスキャンプは、次の世代を担う若者が、先進的な 研究施設や実験装置等が活用されている研究現場で、第一線で活躍する研 究者等から直接講義や実習を受けることにより、科学技術への関心と創造 性、知的好奇心・探究心を育てることをねらいとしています。 開 催 日:平成17年3月19日〜平成17年3月30日の期間中の 2泊3日 会 場:大学、公的研究機関、民間企業(21会場) 対 象:高等学校、高等専門学校(1〜3年)等に在籍する生徒 応募締切:2005年2月16日(水)必着 詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。 ■ 科学技術映像ライブラリー ■ 科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを 行っています。どうぞご利用下さい。 詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。 今回はライブラリーの中から次の作品を紹介します。 作品 「新たなる伝統を求めて−外宮神楽殿改築−」 種別:VHS 時間:29分 対象:中・高・大・一般 製作:清水建設(株) 企画:(株)アドバンス、(株)ピーディーシステム 内容:平成12年末に竣工した伊勢神宮の外宮神楽殿は、鉄骨構造とい う現代の建築技術と日本古来の伝統的木造建築の技術とを融合さ せることで、その優美な美しさを実現させた建物である。このビ デオは現代の建築技術を支えに、日本古来の伝統的木造建築の技 を生かした簡素でしなやかな美しさを、いかにして実現していっ たかを記録したものである。 備考:平成14年度科学技術映像祭入選作品 科学技術映像祭は http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。 ■ 近日中に開催される「青少年のための科学の祭典」のご案内 ■ 詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。 大会名 : 鳥栖基山大会 期 間 : 平成17年1月22日(土)〜23日(日) 会 場 : 鳥栖市民体育館(鳥栖市) 大会名 : 三重大学大会 期 間 : 平成17年1月29日(土)〜30日(日) 会 場 : 三重大学(津市) ■ 40周年記念「科学技術館との思い出」エッセイ募集 ■ 昭和39年(1964年)4月東京都千代田区北の丸公園に科学技術館が 誕生し昨年40年を迎えました。その間2,000万人以上の来館者に利 用されております。 そこで、開館40周年を記念して、科学技術館を見学されたときの思い 出を募集しています。応募者全員に記念品を進呈します。 ☆応募資格:小学生以上の方であれば年齢は問いません。 ☆締切日:平成17年(2005年)3月31日(木) 詳しくは http://www.jsf.or.jp/inf40.html を見て下さい。 ■ 東京・ミュージアムぐるっとパス2004 ■ 「ぐるっとパス2004」とは、都内の美術館・博物館・動物園・水族 館など計44施設の入場券または入場割引券が綴られた、便利でお得なパ スです。当館も対象館の一つです。価格は2,000円(税込み)、有効期 間は最初にご利用になった日より2ヶ月間です。 詳しくは http://www.rekibun.or.jp/grutto/index.html を見て下さい。 ■ インターネット割引券 ■ 必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき ます。 詳しくは http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【5】他館の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 所沢航空発祥記念館の由来縁起とご案内 ■ 所沢市民の願いー記念館建設へー(その3) 所沢飛行場は、その後徳川好敏大尉などの進言もあり、気球の研究から 飛行機の開発製作・改良、飛行操縦士の養成・操縦訓練、機体整備の要員 養成・技術訓練などに重点がおかれるとともに、その規模も70ヘクター ルの「試験場」から300ヘクタールの本格的な飛行場へと発展し、黎明 期の我が国航空技術の研究・開発、航空人の養成・訓練など日本航空界の 発達に大きな足跡を残してきました。 戦後米軍基地となってはいましたが、このような歴史を歩んできた所沢 飛行場に対し多くの所沢市民は、強い愛着と誇りを今日まで共有してきて いたのでした。その後の所沢市の発展に伴い、街造りの支障ともなってい た米軍基地の返還運動が実を結び、昭和46年第1次の基地返還をみたの です。そして市民の思いは所沢が航空発祥の地であること、郷土所沢の発 展とともに飛行場が歩んできたこと、そしてその事績を後世に伝えるよう、 我が街のランドマークにしようとの熱い思いが今日の航空記念公園、航空 発祥記念館の建設を実現させたのでした。 問い合せ 電話04−2996−2225 ホームページ http://tam-web.jsf.or.jp/(i-mode対応) この「由来縁起とご案内」は、航空発祥記念館がなぜ「航空発祥」と言 われることとなったのかなどの由来と記念館建設の経緯、及び記念館の概 要を5回のシリーズでご紹介しています。どうぞ、各回ともお見逃しのな いようご覧下さい。」 (埼玉県所沢航空発祥記念館館長 浅田隆一) ■ 所沢航空発祥記念館 1月の公開講座 ■ 現代の深海探査技術についての講演があります。 ○ 「H-IIロケットの海底捜索(仮題)」 門馬大和 氏 (海洋研究開発機構 海洋工学センター研究支援部 部長) ○ 「しんかい6500(仮題)」 田代省三 氏 (海洋研究開発機構 地球深部探査センター企画グループ グループリーダー) 開催日時:平成17年1月15日(土)13:00〜15:00 参加申し込み方法は、 http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_lesson.htm をご覧下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇◇ 【担当者より】 ◇◇ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 年が明け、寒さも厳しくなってきました。しかし、春はまもなくやって きます。 本号で紹介しております、高校生を対象としたスプリングサイエンスキ ャンプは、大学や民間企業等の受け入れ機関の協力を得て、最先端の研究 を体験してもらう2泊3日のキャンプです。 私も、昨年(株)日立製作所機械研究所に10名の生徒と行ってきまし た。私たちの身近にある様々な装置のメカニズム研究開発現場を訪れ、現 金自動取引装置(ATM)、ハードディスク装置(HDD)、鉄道用パン タグラフなどに隠された秘密、からくりおもちゃの動作、そして先端の機 構シミュレーションを体験させていただき、研究者の方々は親切にそして 一生懸命指導して下さいました。参加した生徒は感動して帰って行きまし た。 とてもすばらしいキャンプです。今年もたくさんの応募をお待ちしてお ります。 (広報・マーケティング室 大西) お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な ど皆様からのメールをお待ちしております。 E-mail : mlmaster@jsf.or.jp 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 発行者:科学技術館メールマガジン係 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼ E-mail : mlmaster@jsf.or.jp ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。▼ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際 には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈 をいれて下さい。 なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・記事 について、無断使用・転載を禁止します。 |
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