科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 科学技術館 メールマガジン 第12号 2005/1/19 発行 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 ====================================================================== ≪ 今号の目次 ≫ ====================================================================== ◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆ 【2】北の丸公園の自然 ◆ 【3】科学技術館トピックス ◆ 【4】お知らせ ◆ 【5】ミュージアムへ行こう! ◆ 【6】他館の紹介 ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 確率とは ■ さいころを1個を投げたとき、6の目が出る確率は6分の1であること は皆さん知っていますね。でも、なぜ?と聞かれたとき答えられますか。 「1から6までのどれかの目が出るから」というのは正しいようで曖昧で す。正しいさいころ(イカサマさいころはいけません)では、1から6ま での「どの目が出ることも同じように期待できる」から6の目が出る確率 は6分の1であると定義しているのです。このことを数学では「同様に確 からしい」と言います。 確率を考えるとき、この同様に確からしいということを誤るととんでも ない結果になります。たとえば、「明日、雨が降る確率は、降るか降らな いかどちらかだから降水確率は2分の1(50%)だ。」これでは気象庁 は必要ありません。 降水確率について詳しくは http://knoa.jp/kore/seikatsu/kousui/ を見て下さい。 火星に犬がいる確率は、いるかいないかどちらかだから2分の1、牛が いる確率も2分の1、サルがいる確率も2分の1、・・・ だとすると、犬も牛もサルもいない確率は、犬か牛かサルが火星にいる確 率は。もっと他の動物も付け加えていけば、火星に生物はいる!? なんて誤った結論が出てしまいます。 (科学・技術教育研究会 コーギー) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【2】北の丸公園の自然 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 科学技術館や武道館、国立近代美術館等がある北の丸公園では、様々 な自然を観察することができます。 ■ カラスの水浴び ■ 真冬の池でハシブトガラスがたくさん集まってバシャバシャと水浴びを しています。夏の暑い頃の水浴びならカラスも暑いんだねと理解できます が、この寒い冬の頃によく見られる光景なのです。どうしてなの? とカ ラスに聞いても、「カラスの勝手でしょう。」カア カアー 。 皆さんも考えてみて下さい。 冬は空気が乾燥しています。カラスの羽根も乾いて、羽虫でもついてた まらないのかもしれません。でも「カラスの行水」といわれるように、ほ んの少しの時間で、さっと池のまわりの木の上へ飛び立ち、木の枝にとま って羽根を乾かしています。 ぜひ気をつけて、カラスの水浴びのようすを、少しはなれたところから そっとのぞいてみましょう。 カラスの写真は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/012.html を見て下さい。 (サイエンス友の会顧問 松田邦雄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【3】科学技術館トピックス ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 実験演示の先生便り ■ 科学技術館4階には、リニューアルして、1年余りの建設館があります。 このフロアで「自然災害から生活をまもる建設」をテーマにして、地震を 中心に洪水、風、波などの実験演示を担当しております阿部頼之です。 かつては「地震のおじさん」と呼んでくれる子もいました。 建設館には地震体験装置があり、震度体験と同時に免震の場合の体験も でき、多くの見学者に利用されています。 実験演示では、地震の揺れかた(テンポ、リズム)と建物の高さや構造と の関連(共振)を知ってもらい、その建造物に応じて対策(耐.制.免震)が 工夫されていることを一緒に考えてもらい、自分の身の回りの建物に関心 を向けてもらえば何よりと思っています。 演示は大変地味ですので見学者を引きつけ、期待してもらえるような目 立つシンボル設置を考えていますが、皆さん何か良いアイデアがあったら お知らせください。 ■ 今月の土曜実験教室 ■ 寒い日に袋から出して軽くもむと暖かくなる「ほかほかカイロ」。どう して暖かくなるのだろう? 不思議だね! 実は化学反応が起きているんだよ! それからこのカイロ、簡単に作れちゃうので、みんなで一緒にこのカイ ロを作ってみましょう!! タイトル:ほかほかカイロのひみつ 開 催 日:1月22日、29日 詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。 ■ 今週のユニバース ■ 科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日の午後のみ開催してい ます。1月は、マックホルツすい星や土星探査機・カッシーニ=ホイエンスの タイタンの観測開始など話題の多い月です。ユニバースで、新しいニュースを 発見しませんか?ゲストの阪本先生からは、チリに建設中の天文台ではどんな 観測を行うのか、その内容をお話いただきます。 案内役:半田利弘(東京大学) ゲスト:阪本成一(国立天文台) 今週のゲスト及び内容は http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【4】お知らせ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ スプリング・サイエンスキャンプ募集のお知らせ ■ 先進的科学技術体験合宿! 研究者と会える2泊3日 文部科学省主催、大学、公的研究機関、民間企業21会場の協力のも と、高校生・高等専門学校生(1〜3年)等に在籍する生徒を対象とした 先進的科学技術体験合宿プログラム「スプリング・サイエンスキャンプ」 を3月の春休み期間中に開催いたします。 スプリング・サイエンスキャンプは、次の世代を担う若者が、先進的な 研究施設や実験装置等が活用されている研究現場で、第一線で活躍する研 究者等から直接講義や実習を受けることにより、科学技術への関心と創造 性、知的好奇心・探究心を育てることをねらいとしています。 開 催 日:平成17年3月19日〜平成17年3月30日の期間中の 2泊3日 会 場:大学、公的研究機関、民間企業(21会場) 対 象:高等学校、高等専門学校(1〜3年)等に在籍する生徒 応募締切:2005年2月16日(水)必着 詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。 ■ 科学技術映像ライブラリー ■ 科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを 行っています。どうぞご利用下さい。 詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。 今回はライブラリーの中から次の作品を紹介します。 作品 「石を積む−石垣と日本人−」 種別:VHS 時間:53分 対象:中・高・大・一般 製作・企画:(株)文化工房 内容:石垣は城の景観に代表される日本独特の文化である。その石垣の 描き出す美しい稜線は、実は石垣の力学的なメカニズムのなせる 技であった。そうした古来の石垣の秘密が、仙台城本丸の石垣修 復工事の過程で科学的に明らかになってきた。 備考:平成14年度科学技術映像祭入選作品 科学技術映像祭は http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。 ■ 近日中に開催される「青少年のための科学の祭典」のご案内 ■ 詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。 大会名 : 鳥栖基山大会 期 間 : 平成17年1月22日(土)〜23日(日) 会 場 : 鳥栖市民体育館(鳥栖市) 大会名 : 三重大学大会 期 間 : 平成17年1月29日(土)〜30日(日) 会 場 : 三重大学(津市) ■ 40周年記念「科学技術館との思い出」エッセイ募集 ■ 昭和39年(1964年)4月東京都千代田区北の丸公園に科学技術館が 誕生し昨年40周年を迎えました。その間2,000万人以上の来館者に 利用されております。 そこで、開館40周年を記念して、科学技術館を見学されたときの思い 出を募集しています。応募者全員に記念品を進呈します。 ☆応募資格:小学生以上の方であれば年齢は問いません。 ☆締切日:平成17年(2005年)3月31日(木) 詳しくは http://www.jsf.or.jp/inf40.html を見て下さい。 ■ 東京・ミュージアムぐるっとパス2004 ■ 「ぐるっとパス2004」とは、都内の美術館・博物館・動物園・水族 館など計44施設の入場券または入場割引券が綴られた、便利でお得なパ スです。当館も対象館の一つです。価格は2,000円(税込み)、有効期 間は最初にご利用になった日より2ヶ月間です。 詳しくは http://www.rekibun.or.jp/grutto/index.html を見て下さい。 ■ インターネット割引券 ■ 必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき ます。 詳しくは http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【5】ミュージアムへ行こう! ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◆ 体験型防災センター あんしんねっと光(山口県光市) ◆ 山口県の東南部に位置する自然景観に優れた光市に、2003年4月にオー プンした光地区消防組合防災センター「あんしんねっと光」。防災に関す るさまざまな体験装置や学習展示があります。中でも災害遭遇バーチャル シアターは、16人それぞれが地震災害時の避難を一斉に体験できるシステ ムです。 [アクセス] 住所は山口県光市光井六丁目16番1号(消防本部庁舎内)。 山陽自動車道熊毛ICまたは徳山東ICから15分程車を走らせ、国道 188号光市役所前交差点を北東へ300mほど行った左側。 飛行機利用の場合、山口宇部空港から車で東へ約90km、または広島 空港から車で西へ約130km。 鉄道利用の場合、山陽新幹線徳山駅乗り換え、山陽本線岩国方面で光駅 下車、駅からはタクシーが便利。 [開館情報] 開館時間:9時00分〜16時30分 休館日:毎週月曜日と祝日 年末年始(12月28日〜1月7日) ※ このコーナーでは、科学技術館企画開発部が施設づくりに関わった全 国各地のミュージアムを紹介していきます。次回は北に足を伸ばして「三 沢航空科学館」(青森県三沢市)です。お楽しみに。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【6】他館の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 所沢航空発祥記念館の由来縁起とご案内 ■ 記念館の概要 当記念館は、西武新宿線「航空公園」駅を降りますとすぐ公園入り口と なり、そばには「YSー11機」がデンと据えられ、皆様をお迎えしてお ります。記念館前には広場が広がり、周囲は欅、銀杏、桜などの大樹や草 花に囲まれ、季節の折々に彩りを添えて市民の憩いの場、戯れ遊ぶ癒しの 場となっています。 記念館のエントランスホールの中空には、推薦産業遺産として産業考古 学会の認定を受けた我が国初の国産動力飛行機「会式1号」の復元機が見 学者をお迎えしています。 常設の展示物は、実物の航空機15機のほか、各種航空機エンジンを展 示し、エンジンの構造や性能、機内の様子が一目で分かります。この他、 飛行機に搭乗して機内の雰囲気を実感したり、操縦桿を握って操縦士気分 が味わえます。またジャンボジェット機などの操縦体験ができるシミュレ ーター、飛行の原理がわかる体験学習コーナー、映像資料、解説資料など を通して飛行機の発達史などが分かるコーナーもあり、航空科学、航空機 発達史を楽しく学びながら、科学技術の新たな発見と大空への夢を掻き立 ててくれるものと思います。皆様の御来館をお待ち申し上げています。 問い合せ 電話04−2996−2225 ホームページ http://tam-web.jsf.or.jp/ (i-mode対応) この「由来縁起とご案内」は、航空発祥記念館がなぜ「航空発祥」と言 われることとなったのかなどの由来と記念館建設の経緯、及び記念館の概 要を5回のシリーズでご紹介しています。どうぞ、各回ともお見逃しのな いようご覧下さい。 (埼玉県所沢航空発祥記念館館長 浅田隆一) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇◇ 【担当者より】 ◇◇ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 物理、化学の先生を捜しております。 好評・連載中の「科学・技術よもやま話」は、現在、生物、地学、数学 の先生方に執筆いただいているところですが、物理、化学の先生にも加わ ってもらい、より多彩な内容にしたいと思っております。 執筆していただく内容は、 ・ 対象は中学生以上、家庭の主婦の方々にも読んでいただける内容。 ・ 面白く、楽しい、また、ためになる、意外なこと、不思議なこと等、 読者の方々が待ち望むようなコラムを希望します。 読者の方やお知り合いの方でお受けしていただける方がありましたら、 担当までご連絡下さい。お待ちしております。 【お詫びと訂正】 前号(第11号)の【科学・技術よもやま話】「誕生日に星占いの星座 は見える?」の著者名が「バイオライター」先生となっておりましたが、 「孫時空」先生の誤りです。お詫びして訂正致します。 (広報・マーケティング室 大西) お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な ど皆様からのメールをお待ちしております。 E-mail :mlmaster@jsf.or.jp 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 発行者:科学技術館メールマガジン係 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼ E-mail :mlmaster@jsf.or.jp ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。▼ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際 には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈 をいれて下さい。 なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・ 記事について、無断使用・転載を禁止します。 |
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