科学技術館メールマガジン バックナンバー


  
  ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
  
     科学技術館 メールマガジン 第23号  2005/4/6 発行
  
  ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
  
  ======================================================================
   ≪ 今号の目次 ≫
  ======================================================================
   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】北の丸公園の自然
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】科学技術館トピックス
   ◆ 【5】お知らせ
   ◆ 【6】他館の紹介
  ======================================================================
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  ■ レオナルド・ダ・ヴィンチ教室の子たち ■
  
    科学技術館サイエンス友の会に「レオナルド・ダ・ヴィンチ教室」とい
   う自由研究をする教室があります。創設当初は友の会員の小学校3年生以
   上が参加しました。しかし、3年生は明るく元気ですが、忍耐強く集中し
   て研究したり、謙虚に指導を受けるということになると…ということで4
   年生以上に変更されました。同じ子どもでも4年生になると、人が変わっ
   たように落ち着き、探究的な態度で研究するようになるんですね。子ども
   の一年間の成長のすばらしさには驚いてしまいます。
  
    子どもを決め付けてはいけませんが、ダ・ヴィンチ教室を希望するよう
   な子ども(理科系?)は、自主・自立的に研究しますが、あまり人付き合
   いが上手とはいえない傾向が見られます。が、短期間のお付き合いですか
   ら、一日も早く年齢を超えた和やかで協力的な雰囲気にすることが必要で
   す。
  
    人と人との結びつきは『挨拶』から始まりますから、会った時、別れる
   時に「明るく挨拶すること」を強調しました。「科学館」について研究さ
   れている東京大学院生Yさんのアンケートに、「ダ・ヴィンチ教室で覚え
   たのは、挨拶ができるようになったこと」と答えた小5の子がいました。
  
    お互いに明るく挨拶ができるようになると、教室の雰囲気も和やかにな
   り、講師との人間関係も自然に緊密になって研究の成果も挙がるものです。
    太陽電池の応用工作コンクールに太陽高度測定器を出品して、経済産業
   大臣賞や努力賞を受賞する子達が出て、みんなで喜び合いました。更に、
   受賞作品を受賞者同士が協力して改良する姿が見られたばかりでなく、全
   員の”やる気”が目立つようになりました。
  
    このように、周囲の人との人間関係を確立して、明るく協力的な雰囲気
   で研究することは、とても大切な研究方法だと思うのです。いかがでしょ
   う。(受賞作品は、4階の「新エネルギー&産業技術」に展示されていま
   す)
  
    (前 サイエンス友の会講師 鈴木惣吉)
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◆◆ 【2】北の丸公園の自然                   ◆◆
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
   ※ 科学技術館や武道館、国立近代美術館等がある北の丸公園では、様々
    な自然を観察することができます。
  
  ■ 桜花爛漫の北の丸公園 ■
  
    寒暖を繰り返しながら、日に日に季節はうららかな春に移ってまいりま
   した。
    今年は全体的に少し遅れ気味でしたが、コブシやハクモクレン・ヒュウ
   ガミズキの花で、パッと明るさを増して来た花木園に、艶やかなソメイヨ
   シノやベニシダレ・ハナカイドウなどの花が加わりました。沿道で陽光に
   照り映えているヨウコウやヤマザクラの姿も美しく、うきうきした気分に
   させてくれます。
    今見られるその他の花も拾ってご紹介いたしましょう。
   <木の花>:ニワウメ・ユキヤナギ・レンギョウ・シデコブシなど
   <草の花>:ハナダイコン・キランソウ・タネツケバナ・ハナニラなど
    いよいよ桜花爛漫の北の丸です。どうぞお楽しみにお出かけ下さい。お
   待ちしています。
  
    桜花爛漫の北の丸公園の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/023.html を見て下さい。
  
    (サイエンス友の会講師 永井昭三)
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
    今月から、科学読物研究会のメンバーが毎週1冊、科学の本を紹介しま
   す。4月は「身近な生きものとふれあう」がテーマです。身の回りには、
   ちいさないきものがたくさんいます。地面にしゃがみこんだり、池の中を
   のぞいて、生きものを見つける時間。生きものを飼って、生きものとの触
   れあいを楽しむ時間。そんな時間をもたらしてくれる本を紹介します。本
   を読んで、どうぞ野外に出かけてみてください。いつも見ているものが、
   ちょっと違って見えるかもしれません。
  
    科学読物研究会については、
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm
    を見て下さい。
  
    (科学読物研究会 菅原由美子)
  
  ■ ミミズのふしぎ ■
    ポプラ社 皆越ようせい:写真/文 2004年6月
  
    まず、表紙でビックリ! ミミズが、大きな口で枝をくわえているんで
   す。昔テレビ番組で見た、怪獣のよう。「ミミズにも口があったんだあ!」
   とあらためて感心してしまいました。1年生の子どもたちに読み聞かせを
   すると、なんと「かわいいー!」とにぎやかな反応。
    パクパクムシャムシャ食いしん坊のミミズ。ウンチをしたり、卵を「は
   らまき」(?)のように脱いだり、光るミミズもいたり、どの写真も迫力
   いっぱいで愛らしく、身近なのに知らない「ミミズのふしぎ」を教えてく
   れる写真絵本です。著者のミミズへの深い愛情を感じます。
    人類が誕生するずっと前から、葉や土などをせっせと食べて、豊かな大
   地を作りつづけてくれたミミズ達。読み終わると、表紙の唇が「いとおし
   く」見えてきますよ!
    小さい子から大人まで楽しめます。
  
    この本の表紙は
    http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/7musekitsui/mimizunofushigi/mimizunofushigi.asp
    を見て下さい。
  
    (科学読物研究会 木甲斐由紀)
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◆◆ 【4】科学技術館トピックス                 ◆◆
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  ■ 第48回全国学芸科学コンクール入賞作品展 ■
  
    開催日:3月15日(火)〜4月7日(木)9:30〜16:50
    場 所:科学技術館2階サイエンスギャラリー
    主 催:旺文社
    後 援:内閣府・文部科学省
    内 容:小、中、高校生を対象に、人文社会科学研究、自然科学研究部
        門等11部門で作品を募集し、約10万点の応募の中から入選
        した作品のうち43点を展示してあります。
  
    詳しくは http://www.obunsha.co.jp/ を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    いつもは案内役として活躍されている半田利弘さんがゲストで出演され
   ます。ふだんは聞くことができないご自身の研究についてお話し下さいま
   す。
    また、今週はヤーキス天文台とのライブ天体観測があります。お楽しみ
   に。
  
    案内役:古石貴裕さん(理化学研究所)
    ゲスト:半田利弘さん(東京大学)
  
    今週のゲスト及び内容は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◆◆ 【5】お知らせ                       ◆◆
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  ■ 科学技術館・部分リニューアルのお知らせ ■
  
   新しい参加展示物が登場いたします。
  
   ◎3階「みんなのくるま―自動車―」展示室
    ドライビングシミュレータを更新し、3月31日より一般公開しました。
   是非、体験して下さい。
  
   ◎5階「虫の目・魚のからだ」(6軸モーションベース)
    ソフト変更〜おたまじゃくしと蛙をテーマにした内容になります。
    日程調整中
  
  ■ 科学技術映像祭/科学技術映像ライブラリー ■
  
    科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ
   れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを
   行っています。どうぞご利用下さい。
  
    詳しくは  http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。
  
    今回は平成12年度科学技術映像祭入選作品の中から次の作品を紹介し
   ます。
  
    作品 「草間の宇宙」 
    種別:VHS
    時間:17分
    対象:小・中・高・大・一般
    製作:栗林自然科学写真研究所
    企画:栗林自然科学写真研究所
    内容:草間にいる昆虫たちの活動の様子を、自作の直径わずか3mmの
      「虫の目レンズ」を用い、アリの目線というこれまで決して得るこ
      とのできなかったアングルから見た世界。
  
    科学技術映像祭は
    http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◆◆ 【6】他館の紹介                      ◆◆
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  ■ 所沢航空発祥記念館からのお知らせ ■
  
    所沢航空発祥記念館 大型映像館では、4月1日〜6月30日に「RO
   BOT 〜夢のアストロボーイへ〜」を上映します。また、本作品の上映
   を記念して、パネル展「鉄腕アトム大百科」を当館ロビーで開催します。
   
    詳しくは、http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
    北の丸公園や千鳥ヶ淵、靖国神社等では待ちこがれていた桜が咲き始め、
   まもなく満開となります。こうして早4月になり、メルマガ創刊から5か
   月が過ぎました。配信数も2,100人を超えるまでになりました。読者
   の方々に厚く御礼申し上げます。
    新年度になり本メルマガにも「科学の本の紹介」という科学読物研究会
   による新しいコーナーが誕生しました。このコーナーでは、毎週科学の本
   をご紹介いただけるということです。楽しみにして下さい。
    「科学・技術よもやま話」は科学・技術教育研究会の地学、生物、数学、
   化学の先生方に執筆していただいていたところですが、新たに物理がご専
   門の前サイエンス友の会講師の鈴木惣吉先生が加わって下さることとなり
   ました。さらに幅広くよもやま話が展開されることとなるでしょう。乞う
   ご期待。
  
                  (広報・マーケティング室 大西 茂)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
     
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
  ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
  
   発行者:科学技術館メールマガジン係
       〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
  
   ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼
    E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
   ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム
    ページからお願いします。▼
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
  ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
  
   ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際
    には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈
    をいれて下さい。
     なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・記事
    については、無断使用・転載を禁止します。



操作メニューへ

メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/

Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED