科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第25号  2005/4/20 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】北の丸公園の自然
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】新着情報
   ◆ 【5】科学技術館トピックス
   ◆ 【6】お知らせ
   ◆ 【7】ミュージアムへ行こう!
   ◆ 【8】他館の紹介
   ◆ 【9】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ 人家の近くで子育てをする鳥 ■
  
    日ごとに暖かくなり、各地でツバメの便りの聞かれる今日この頃です。
   泥で作った巣の中で、雛たちが大きく口を開けて餌を運んでくる親鳥を待
   つ光景は何ともほほえましいものです。
    さてツバメは何で人家の軒先などで子育てをするようになったのでしょ
   うか。ツバメに限らず、最近では多くの鳥たち(ヒヨドリ、キジバト、メ
   ジロなど)が人家の庭や街路樹など、人の生活圏に巣を構えるようなって
   います。
    ツバメの巣作りは、昔から縁起が良いものとされるなど、私たちにとっ
   て古くからのおつきあいですが、近年人家の近くで営巣をはじめた多くの
   鳥たちでは、人の生活圏に近づくことで安全を確保したものが多くいます。
   これには都会に進出したカラスの存在が大きいようです。
    賢く、何でも食べる雑食性のカラスは、親鳥たちにとって卵や雛をねら
   う脅威の存在です。そこで鳥たちはカラスの攻撃を受けないために、ヒト
   の庇護下に入る道を選んだのです。
  
   ○ツバメの営巣については、環境省 自然環境局 生物多様性センター
    http://www.biodic.go.jp/reports/5-4/p028.html
    http://www.biodic.go.jp/reports/5-4/p014.html
    を見て下さい。
  
   ○都市鳥については、国立環境研究所EICネット
    http://www.eic.or.jp/library/ecokids/otona/siryou/park.html
    の「■カラスがいっぱい」の節を見て下さい。
  
    (科学・技術教育研究会 バイオライター)
  
  
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  ◆◆ 【2】北の丸公園の自然                   ◆◆
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   ※ 科学技術館や武道館、国立近代美術館等がある北の丸公園では、様々
    な自然を観察することができます。
  
  ■ 八重ザクラが綺麗に咲き始めました ■
  
    寒さの襲来で大きく遅れたソメイヨシノの開花でしたが、開花後の好天
   で、あっという間に散り進みました。それを追うように、ハナズオウやヤ
   エベニシダレの華やかな花が公園を飾ってくれています。続いてショウゲ
   ツ・フゲンゾウ・イチヨウ・カンザン・ウコン・ギョイコウといったサト
   ザクラの仲間の八重ザクラが次々と登場してまいりました。桜花爛漫の時
   はまだ続きます。
    他に、低い所にも春の息吹きを謳歌しているものがあります。
    ★木では、キリシマ・ドウダンツツジなど。
    ★草では、オドリコソウ・シャガなどです。
    みなさまのお出ましを花々一同お待ちしています。
  
    八重ザクラが綺麗に咲き始めましたの写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/025.html を見て下さい。
  
    (サイエンス友の会講師 永井昭三)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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    オタマジャクシのまま冬を越すウシガエル。池をのぞいて大きなオタマ
   ジャクシを見つけたら、それはウシガエルのオタマジャクシかもしれませ
   ん。大きいので飼いやすく観察しやすいので、飼ってみてください。そし
   て、その”不思議”をこの絵本と一緒に味わってみてください。
  
  ■ 『オタマジャクシの尾はどこへきえた』子ども たのしいかがく ■
    山本かずとし/ぶん 畑中富美子/え 大日本図書
  
    尾を使ってスイスイ泳ぐオタマジャクシに、4本の足がはえてくると・
   ・・そこから始まる変身はなぞだらけ。ページをめくりながら、オタマジャ
   クシの一番劇的な変化を、この本でゆっくり確かめることができます。
    オタマジャクシは草を食べるのに、カエルになると昆虫やミミズを食べ
   ます。オタマジャクシからカエルに変身するまでの間、肉食になるため口
   が大きくさけていくので、何も食べることはできません。実は、オタマジャ
   クシの尾は、その間の栄養、オタマジャクシのお弁当(?)のようなもの
   なんです!
    本の右隅は、パラパラマンガのようになっていて、ページをめくって、
   オタマジャクシの口が大きくなる様子が楽しくわかります。目、ひふ、腸
   などの変化についてもわかりやすくかいてあります。
    「アレ?しっぽはどこに行っちゃったの?」オタマジャクシを育ててい
   たときの幼い息子達のなぞが、この本で10年ぶりにとけました!小さい
   子どもから大人まで、スッキリなぞ解きが楽しめる絵本です。
  
    この本の表紙は
    http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/8sekitsui/otamajakushinoohadokohe/otamajakushinoohadokohe.asp
    を見て下さい。
  
    科学読物研究会については、
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。
  
    (科学読物研究会 坂口美佳子)
  
  
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  ◆◆ 【4】新着情報                       ◆◆
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  ■ 世界物理年記念春のイベントのお知らせ ■
  
    世界物理年記念春のイベント「物理・ひと・未来」が開催されます。
  
     主催:世界物理年日本委員会
     共催:文部科学省
     日時:4月23日(土)、24日(日)
     会場:23日(土):丸の内マイプラザホール
              (東京都千代田区丸の内2−1−1
               丸の内MY PLAZA4階)
        24日(日):一ツ橋ホール
              (東京都千代田区一ツ橋2−6−2
               日本教育会館3階)
  
     プログラム:
      23日(土)10:00〜17:30
        午前の部:ノーベル物理学賞受賞者による記念講演
        午後の部:シンポジウム「自然の美から考える21世紀の科学」
        対象(定員):一般の方(約200名)
  
      24日(日)10:00〜14:30
        午前の部:講演会「青少年とともに語る科学と未来
                      〜ノーベル賞受賞者との対話〜」
        対象(定員):高校生、大学生、大学院生、教師(約500名)
        午後の部:「ノーベル・セミナー」
        対象(定員):教師の推薦を受けた高校生、
             大学生1・2年生(約60名)
  
    申込方法:世界物理年日本委員会ホームページの申込フォームからお申
   し込みください。
  
    詳しくは http://www.wyp2005.jp を見て下さい。
  
  ■ 科学技術館にTryScience(トライサイエンス)情報ステーションが! ■
  
    「TryScience情報ステーション」(専用ラックにセットされたPCおよび
   ディスプレイ)が設置されました。エスカレーターで4階まで上がってイ
   ベントホール(団体休憩室)入口の右側にありますので、是非、見に来て
   操作してみましょう。
    日本語、英語はもちろん、な、なんとフランス、ドイツ、イタリア、ス
   ペイン、中国、ポルトガルの8カ国語に対応しているんです。(すごい!!)
  
    TryScience情報ステーションには、テーマ別にゲームやアニメーション、
   ライブ・カメラを通じて”ミッション(任務)“を果たし、「恐竜発掘」
   や「宇宙」のことを学ぶ次の2つのプログラムが提供されます。
  
    この情報ステーションを操作しながら、臨場感あふれるプログラムを、
   ゲームやクイズ形式で楽しみながら、科学の知識と関心を高めていくこと
   ができます。
    また、コンテンツを提供して、ライブ・カメラも設置している世界各国
   の科学館・博物館の館内の様子などを、リアルタイムで見学することも可
   能です。
    さらに、この情報ステーションは世界30カ国以上の科学館・博物館に
   導入されており、自分が選んだクイズの回答を、世界中の何割の人が選ん
   だかといったデータも表示されます。
  
    詳しくは http://www.jsf.or.jp/tryscience-pc.html を見て下さい。
  
    また、このTryScienceで紹介されている実験メニューを用いて科学技術
   館では日本IBMと共同して実験教室を開催していますので、是非みなさ
   ん参加してみてくださいね。
  
    「日本IBM TryScience 実験教室」については
    http://www.jsf.or.jp/tryscience-top.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【5】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 実験演示の先生便り ■
  
    3階ガスクエスト展示室を担当している永井 武です。
    ワークショップのコーナーは「楽しい実験」を開催しています。
    実験は「燃焼の科学」と「気体の科学」について参加の皆さんと一緒に
   なって現象の変化や不思議さを体験しましょう。
    例えば「ものが燃えるには何が必要か」「鉄は燃える?」等について、
   酸素を使用した燃焼体験。また、炎の実験では都市ガス(天然ガス)はよ
   く燃えること、ガスバーナー(ブンゼンバーナー)の空気吸入量でさまざ
   まの炎の形ができ、内炎・外炎の違いによる温度変化が目視や体験でわか
   ります。その他にもアルコール溶液を使用し「炎色反応」の実験も大変お
   もしろいです。宝石の「ルビー」のような深紅に燃えるリチウム。ホウ酸
   は夏のお墓によくマッチする青い火の玉「人魂」に似て燃えるのが参加の
   皆さんに大変な人気があります。
    「気体の科学」では日常なにげなく吸っている「空気」の特長を再認識
   してもらう実験です。「あれ、コップの水が逆さまでもこぼれない?」
   「吸盤がなぜとれないの?」「空き缶がつぶれるのは」等の現象をじっく
   り見て皆さんと考えていきましょう。
    実験はおもしろいですよ。
    ぜひ科学技術館にご来館ください。ガスクエストで待っています。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日の午後に開催していま
   す。今週のゲストコーナーでは、村山先生の研究テーマである「植物ホル
   モン」についてお話をしていただきます。
    また、ヤーキス天文台(米国)の望遠鏡を使った、ライブ天体観測があ
   ります。天候により当日撮影した画像をご覧いただけないことありますの
   で、ご了解ください。
  
    案内役:矢治健太郎さん(国立天文台)
    ゲスト:村山真紀さん(横浜市立大学)
  
    今週のゲスト及び内容は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 第46回(平成17年度)科学技術映像祭の入選作品が決定 ■
  
    第46回(平成17年度)の科学技術映像祭の入選作品が決定しました。
   入選作品の表彰式・入選作品発表会が、科学技術館サイエンスホールにて
   開催されます。
  
   発表上映会
    日時 平成17年4月21日(木)、22日(金)
    場所 科学技術館サイエンスホール
      (東京都千代田区北の丸公園2−1)
   表彰式
    日時 平成17年4月22日(金) 午後2時から
    場所 科学技術館サイエンスホール
      (東京都千代田区北の丸公園2−1)
  
    詳しくは  http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/46/index.html
   を見て下さい。
  
    近日の各地での入選作品発表会の予定です。
    つくば 4月19日(火)〜24日(日)
                       於:つくばエキスポセンター
    札 幌 5月 3日(火)〜 5日(木)
                       於:札幌市青少年科学館
    仙 台 4月29日(金)〜5月8日(日)(除く5月2日、6日)
                       於:仙台市科学館
    東 京 4月20日(水)〜25日(月)
                       於:未来科学技術情報館
    名古屋 4月23日(土)
                       於:名古屋市科学館
    大 阪 4月23日(土)
                       於:大阪科学技術センター
    広 島 4月24日(日)、5月1日(日)
                       於:広島市こども文化科学館
    宮 崎 4月29日(金)〜5月5日(木)(5/2休館日)
                       於:宮崎科学技術館
  
  ■ 科学技術館・部分リニューアルのお知らせ ■
  
   新しい参加展示物が登場しました。
  
   ◎3階「みんなのくるま―自動車―」展示室
    ドライビングシミュレータを更新し、3月31日より一般公開しました。
   是非、体験して下さい。
  
   ◎5階「虫の目・魚のからだ」(6軸モーションベース)
    4月10日よりおたまじゃくしと蛙をテーマにした内容になりました。
  
  ■ 科学技術映像祭/科学技術映像ライブラリー ■
  
    科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ
   れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを
   行っています。どうぞご利用下さい。
  
    詳しくは  http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。
  
    今回は平成12年度科学技術映像祭入選作品の中から次の作品を紹介し
   ます。
  
    作品 「日本の機械工業シリーズ 未来につなぐ名工の技」
    種別:VHS
    時間:23分
    対象:小・中・高・大・一般
    製作:(株)日経映像
    企画:(社)日本機械工業連合会
    内容:最高級の製品を手作業で作り上げていく名工の技。日本の機械工
       業界での神業ともいえる職人技とともに、後継者育成に取り組む
       企業体制を紹介していく。
  
    科学技術映像祭は
    http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
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  ◆◆ 【7】ミュージアムへ行こう!                ◆◆
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  ■ とよた科学体験館 新オープン ■
  
    豊田産業文化センター(愛知県豊田市)のプラネタリウム・サイエンス
   ホールが「とよた科学体験」として3月19日にリニューアルオープン。
    毎週土日に開催する楽しいサイエンスショーや、各種実験器具・展示装
   置を利用してのワークショップなど、運営事業を充実させて新しく出発し
   ました。
    メインテーマ「科学とモノづくり」のもと構成された展示は、グラフィ
   ック・装置・映像等をとおして体験できるものも多くそろっています。
  
    [アクセス]
     ○名鉄「豊田市」駅から徒歩約8分
     ○愛知環状鉄道「新豊田」駅から徒歩約5分
    [開館情報]
     開館時間:午前9時〜午後5時
     休館日:月曜日(祝日・振り替え休日の場合は開館)
         年末年始(12/28〜1/4)
  
    詳しくは、http://www.toyota-kagakutaikenkan.jp/ を見てください。
  
    ※このコーナーでは、科学技術館企画開発部が施設づくりに関わった各
     地のミュージアムを紹介します。お楽しみに。
  
  
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  ◆◆ 【8】他館の紹介                      ◆◆
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  ■ 所沢航空発祥記念館からのお知らせ ■
  
    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、4月23日(土)から5月
   22日(日)まで「GW(ゴールデン・ウイーク)大型映像フェスティバ
   ル」を開催します。
    通常上映作品「ROBOT〜夢のアストロボーイへ〜」のほかに、「向
   井千秋のSOSプラネット」「長江」の二作品を交替で上映します。縦1
   5m横20mのジャイアントスクリーンの迫力でお楽しみ下さい。
  
    詳しくは、http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【9】読者からのお便り                   ◆◆
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  ○ ミミズを読んで ○
  
   <東京都 松村さんご兄妹(小3、小5)から>
                     (受信:平成17年4月13日)
  
    しらない、ことがいっぱいあったのでびっくりしました。
    おもしろかったです。             (三年生の妹さん)
  
    不思議な事が、いろいろあってすごかったです。
    ナメクジの本が楽しみです。         (五年生のお兄さん)
  
  ○ <豪州在住の井上さんから>(受信:平成17年4月7日) ○
  
    こんにちは。
  
    毎週、息子はメルマガを楽しみにしています。
    ありがとうございます。
  
    以前、創刊の頃に1度メールをさせていただいた豪州、ケアンズに住む
   親子です。
    実は、マンゴーの木のことで気になっている事があります。
    ケアンズには、いたるところにマンゴーの木が生えています。
    自然の物もあれば、植林した物もあります。
    今は、濃い緑の葉を枝いっぱいにつけています。
  
    私はケアンズで発行されている日本人向けのローカル誌にエッセイを書
   いているのですが、そこで1ヶ月前くらいにこのマンゴーの木の葉の色の
   ことを書きました。
    2月頃に1〜3週間ほど、紫っぽい赤色に変わると言う事をです。
    紅葉しているかのように。
    なぜかは私には分かりませんが。
  
    一応、そのエッセイを以下に添付しておきます。
    http://www.livingincairns.com.au/pikapika/67.html
   (「リビングインケアンズ」 ぴかぴかケアンズ生活 第67回 より)
  
    で、気になりその後、ネット等で調べると、『発芽から新しい葉の頃は
   葉が紫っぽい赤色をしている』と書かれたモノをみつけました。
    そうなんでしょうか?
    私たち親子が見ていた限りでは、実が落ちた後、そんなに多くの葉が枝
   から落ちていませんでした。
    もちろん少しは落ちていましたが、なんせ赤い色の葉は全体の80%くら
   いを占めていたので、もしその80%が新芽だとすると、そうとうの葉が
   落ちていないと・・・・と思ってしまうのです。
    新芽にしては葉が大きすぎるようにも思えたのです。
  
    なにしろ、日本のように四季がはっきりしていませんから、日本のよう
   な紅葉、落葉もなく、葉は適当に勝手にばらばらに落ちている・・・と言
   う感じなので、分かりにくくて。
  
    メルマガにそちらの周辺の紅葉について以前、書かれていた事を思い出
   し、季節はずれですが、教えて頂きたくメールさせて頂いています。
  
    こちらは暑かった今年の夏もやっと過ぎて、少し秋っぽくなってきまし
   た。
    やっと子どもたちが広い芝生の上でスポーツが出来る季節です。
  
    <近畿大学大学院 園芸学研究室からの回答>
  
    井上さんからのご質問についてマンゴーの研究をされている近畿大学大
   学院園芸学研究室に問い合わせたところ、次のとおり回答をいただきまし
   たので掲載いたします。
  
    結論から申しますと、その紅葉と思われた現象は新芽が出てきたものに
   よるものです。
    マンゴーは夏に実が落ち、その後新芽が出てきます。
    特に熱い地方では、その新芽が全て赤くなり、さらに茎までも赤くなり
   ます。
    そして、マンゴーの葉は約二年ほど落ちません。
    ですから、もともとあった葉の上に新芽が出てきて、紅葉のように思わ
   れたのではないでしょうか。
    今回の場合は、新芽に勢いがよく一気に出てきたため、エッセイ中に載
   っているような写真のように、7割くらいが赤紫色になったのだと思いま
   す。
  
    近畿大学大学院 園芸学研究室のホームページは
    http://www.nara.kindai.ac.jp/nogaku/engei/ です。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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    先週号(第24号)の配信時にトラブルが発生し、配信のやり直しを行
   った結果、一部の読者の方に複数回配信するというご迷惑をおかけしまし
   た。ここに深くお詫び申し上げます。
    トラブルは、科学技術館に宛名のユーザーが存在しないメールが送られ
   てきたことに端を発します。そのメールは900MBという大変大きな量
   のメールでした。
    このため、科学技術館のサーバーに大きな負荷がかかっていたときに、
   2,200通を超す科学技術館メールマガジンを送信したため、サーバー
   がダウンしたものです。
    重ねてお詫び申し上げ、再発しないよう早急に対策をとることとしてお
   ります。今後ともご愛読下さいますようお願い申し上げます。
  
                  (広報・マーケティング室 大西 茂)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
     
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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