科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第35号  2005/6/29 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】北の丸公園の自然
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】科学技術館トピックス
   ◆ 【5】お知らせ
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ 中古パソコンを再活用しよう ■
  
    新型機を購入したあとの中古パソコンですが、ごみとして捨てる場合そ
   れなりの費用が発生してしまいます。平成15年10月1日に施行された
   「資源有効利用促進法」では、施行前に販売された機種にはリサイクル料
   金が上乗せされていないため、自治体が回収してくれないか、廃棄時には
   別途この料金を支払わなければなりません。
    そこで、不要となったパソコンをメインマシンのサブ機として再利用し
   てしまいましょう。ハードディスクに格納してある重要なデータを移動さ
   せて、マザーボードを交換し、最新スペックに近づけてしまいましょう。
    パソコンがミニタワー型の筐体に入っている場合、マザーボードは規格
   部品ですので市販品での交換が可能です。例えばCPUにIntel社の
   CeleronD325J(動作周波数2.53GHz)、マザーボードにGigabyte社
   のGA-81915G Duo、メモリにバルク品512MBの組み合わせの場合、
   ショップで2万円前後で購入できます。これを筐体に格納し、電源・ドラ
   イブ・モニタ・キーボード等を接続すれば、最新機のスペックに近づける
   ことが出来ます(電源のみピン数が違うので要交換のケースあり。500
   0円〜。同マザーボードではVGA/LAN/サウンドチップもオンボー
   ド)
    マザーボードを交換する場合、最終的な動作を確認するまで、従来のパー
   ツは捨てたり手荒に扱ったりしないように気をつけてください。正常な動
   作をしない場合、旧来のパーツを交換しながら動作を確認することになり
   ます。特にハードディスク上のデータはCD−R等にセーブし、きちんと
   読み取れることを確認してから作業を実施する必要があります。
    マザーボード等の組み合わせが判断できない場合、パーツショップ等に
   筐体を持ち込むと相談に乗ってくれますので、自信がない場合店舗を直接
   訪問することをお勧めします。
  
    (科学・技術教育研究会 モロゾフ)
  
  
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  ◆◆ 【2】北の丸公園の自然                   ◆◆
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   ※ 科学技術館や武道館、国立近代美術館等がある北の丸公園では、様々
    な自然を観察することができます。
  
  ■ シナノキの花の咲く頃におとずれる虫たち ■
  
    梅雨の中休み。晴れた日には公園事務所に隣接した広場のシナノキの花
   に、蝶やハチがたくさん訪れます。
    またこの湿度の高い季節には、カタツムリ、キセルガイなどや、ヘビ、
   カエルなどの姿を見ることもあります。
    地面にあいている小さな穴のまわりには青光りのする美しい小さなハチ
   も見られるでしょう。
  
    シナノキの花の咲く頃におとずれる虫たちの写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/035.html を見て下さい。
  
    (サイエンス友の会顧問 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
    今月は動物園・水族館・昆虫館に行くときにおすすめの本を取り上げま
   した。最後に紹介するのは動物園にもどって、動物のあしがたの本です。
    動物園って何回も行くと、「いつもとおんなじ」そう思いますか?そん
   な方は、動物の足の裏だけ見て回りませんか? ほかにも動物の口、目、
   鼻・・・なにか一つポイントを絞ってみると、思わぬ発見があります。
    今月、紹介した本を見て、ぜひ動物園・水族館・昆虫館にでかけてみて
   ください。本と体験、それぞれの魅力がぐっとふくらむことでしょう。
  
  ■ 『どうぶつのあしがたずかん』 ■
    文・加藤由子 絵・ヒサクニヒコ 監修・中川志郎
    岩崎書店 1989年 1200円
  
    「うぁー!おっき〜い」インドゾウのあしがたに、子どもたちはびっく
   り。大人だって思わず自分の足の裏をひっくりかえして、のぞいてしまい
   ます。足の裏に墨を塗って採った14種類の動物のあしがたは、どれも実物
   大で迫力満点です。
    大きさ比べだけでなく、よく見ると、それぞれの動物のくらしぶりがはっ
   きりわかります。パンダのあしがたには竹をじょうずにつかむための「第
   6の指」が、ライオンには音を立てずに忍び寄るための「クッション」が、
   チンパンジーには指紋がくっきりみえます。あしがたは実に雄弁です。わ
   かりやすい解説とイラストをてだてに、あなたも「あしがた鑑定団」になっ
   てみませんか。そして動物園にでかけてみましょう。
    子どもからおとなまで、一緒にわいわいおしゃべりしながら楽しめる、
   とっておきの1冊です。
  
    この本の表紙は
    http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/8sekitsui/ashigatazukan/ashigatazukan.asp
    を見てください。
  
    科学読物研究会については
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見てください。
  
    (科学読物研究会 坂口美佳子)
  
  
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  ◆◆ 【4】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 7月の星見隊 ■
    
    織姫・彦星:こと座・わし座
  
    ささの葉さらさら のきばにゆれる
    おほしさまきらきら きんぎん砂子
    (作詞者 権藤花代・林 柳波 作曲者 下総皖一 (文部省唱歌))
  
    みなさんも、一度は歌ったことがあるでしょう。「たなばたさま」の歌
   です。
    七夕の星といえば、織姫と彦星ですね。織姫はこと座のベガ、彦星はわ
   し座のアルタイルです。2つの星は、天の川をはさんだ両岸に見えていま
   す。
  
    中国から伝わったお話では、2人は一年に一度、七月七日に逢うことが
   許されています。ただし、雨が降ると天の川の水かさが増して、2人は天
   の川を渡ることができず、翌年まで待たなければなりません。
    
    7月上旬といえば、一部の地域を除けば、まだ梅雨の真っ最中。
    これでは、2人が逢えるチャンスはないも同然!
  
    ご心配なかれ。このお話が伝わった頃(8世紀)に行われた七夕は、月
   の満ち欠けをもとにした太陰太陽暦(旧暦と呼ばれます)の7月のお祭り
   で、今の太陽の動きをもとにして作られた太陽暦(旧暦に対し現行暦とい
   います)と比べると、1ケ月ほどずれています。今年は旧暦の7月7日は、
   現行暦では8月11日となります。この頃は、宵空の東の空に、2つの星
   がよく見えます。
  
    青森のねぷた、秋田の竿灯、仙台の七夕祭りは旧暦で行われるお祭りで
   すね。
    七夕はぜひ旧暦で二星を眺めたきもの・・・。
  
    (科学技術館運営部 木村かおる)
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日の午後に開催していま
   す。今週は、ゲストの平田先生から「魚のように泳ぐ水中ロボット」をつ
   くるお話を聞いてみましょう。モノを作る楽しさや、上手に出来上がって
   うれしかったことなど、ワクワクするようなお話が飛び出すでしょう!
    いろいろなロボットを作る時に工夫することって何だろう?
    先生に、直接聞いてみようね。
  
    案内役:矢治健太郎さん(国立天文台)
    ゲスト:平田宏一さん(海上技術安全研究所)
  
    今週のゲスト及び内容は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【5】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 新作能「一石仙人」公演のお知らせ ■
  
    今年は「奇跡の年 1905年」から100周年にあたるとともに、
   「ラッセル・アインシュタイン宣言」から50年、アインシュタインが没
   した1955年から50年、そして広島、長崎の悲劇から数えて60年目
   の年にあたっています。
    世界物理年日本委員会(会長:有馬朗人)では、この「世界物理年」を
   記念して、新作能「一石仙人」を公演することとしました。
  
    主 催:一石仙人の会、世界物理年日本委員会
    制 作:社団法人銕仙会(てっせんかい)
    日 時:2005年7月4日(月)
        午後6時30分開場/午後7時開演
    場 所:新宿区立新宿文化センター
        住所 160−0022 東京都新宿区新宿6−14−1
        電話 03−3350−1141
    内 容:1)パネル・トーク「なぜ今、アインシュタインか」
        2)新作能「一石仙人」
    入場料:S席 6,000円/A席 5,000円
        B席(自由席)3,000円/学生席(自由席)2,000円
  
    予約・問い合わせ:一石仙人チケット予約係
             銕仙会内〔平日・午前10時〜午後5時〕
             電 話 03−3401−2285
             FAX 03−3401−2312
             メールtessen@jade.dti.ne.jp
  
    詳しくは http://www.wyp2005.jp/ を見て下さい。
  
  ■ 「科学技術館との思い出」エッセイ募集 ■
  
    過去から現在までを通じて、印象深く、思い出のある展示やワークショッ
   プについてエッセイを募集いたします。
    たくさんの思い出をお待ちしています。
  
    応募者全員に記念品を進呈
     ☆応募資格:小学生以上の方であれば年齢は問いません。
     ☆締切日:平成17年(2005年)10月31日(月)
  
    詳しくは http://www.jsf.or.jp/smt-essey.html を見て下さい。
  
  ■ 科学技術映像祭/科学技術映像ライブラリー ■
  
    科学技術映像祭入選作品の多くは、科学技術映像ライブラリーに収蔵さ
   れ(16ミリフィルム333本・VHSビデオ約200本)、貸し出しを
   行っています。どうぞご利用下さい。
  
    詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/filmlib/ を見て下さい。
  
    今回は平成11年度科学技術映像祭入選作品の中から次の作品を紹介し
   ます。
  
    作品:「メダカの誕生」
    種別:VHS
    時間:15分
    対象:小・中・高・大・一般
    企画・製作:三重県総合教育センター
    内容:小学5年の理科「メダカの誕生」の教材として製作。ゆっくりと
       進むメダカの発生過程に潜む生命のダイナミックな営みをこま録
       り撮影を利用して見やすく表現。通常の観察では難しい律動運動
       を中心に胚膜の上昇や発生過程について記録、編集されている。
       視聴後に観察するとこういった運動を肉眼でも覚知することが可
       能である。
        また、これまでの記録では上方向からの撮影が中心でメダカ卵
       の油滴や胚盤等の位置関係が曖昧であった。今回は微小な水槽を
       使用し、水平方向から連続しこれらの位置関係を正確に表してい
       る。子供達に生き物を飼育する楽しみや生命の誕生に興味を持っ
       てもらうことを目的としている。
  
    科学技術映像祭は
    http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/index.htm を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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    「北の丸公園の自然」を担当して頂いている松田邦雄先生が、旅行中腰
   痛の悪化により緊急入院されました。
    今回配信の「シナノキの花の咲く頃におとずれる虫たち」は入院先で執
   筆され送って頂いた原稿です。マルセイボウ、ナミツチスガリについては
   正確を期すため、ハチの専門家である大妻高校の田仲義弘先生に問い合わ
   せるようにとのご指示でした。田仲先生にはご多用中のところ原稿のチェ
   ックを快く引き受けて頂き、厚く御礼申し上げます。
    また、今はシナノキの花が満開で、アオスジアゲハなどが来ているから
   写真を撮って載せてほしいと頼まれました。写真を撮りに行ってみると、
   アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハ、アカタテハのほか、名前の分
   からないたくさんのハチやアブが群がっており、ブーンと羽音が騒々しい
   中、何とか撮ることができました。
    松田先生は、先週月曜日に手術を受け順調に回復され、来月の10日前
   後には退院される見込みです。「復帰後はメールマガジンに専念しますよ!」
   と力強い宣言もいただいております。
    早いご快復を願っております。
  
                  (広報・マーケティング室 大西 茂)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
     
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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