科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 科学技術館 メールマガジン 第47号 2005/9/21 発行 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 3,061人。 ====================================================================== ≪ 今号の目次 ≫ ====================================================================== ◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆ 【2】北の丸公園の自然 ◆ 【3】科学の本の紹介 ◆ 【4】新着情報 ◆ 【5】科学技術館トピックス ◆ 【6】お知らせ ◆ 【7】ミュージアムへ行こう! ◆ 【8】他館の紹介 ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 昆虫標本箱を作る ■ 昆虫などを集めたり、長く保存したいときには標本箱がほしくなります。 その箱をお金を出して、お店から買えばいいと考えておられる方は別と して、自分で作って見ようとお考えになる人のために、特に必要な道具や、 標本箱つくりの材料について、書きたいと思います。 標本箱つくりで一番大事なポイントは、蓋にガラス代わりに透明のアク リル板を使う方法や、きちんと蓋と身が合わさるように作るコツです。蓋 にアクリル板を付けて中にある昆虫の標本が見られるようにするのですが、 アクリル板の厚みが薄いとべこべこするので、少なくとも3ミリの厚みが 必要です。アクリルのカッター(ナイフ)も切断予定部分の上に金属物差 しを添えて使う。そんな技術も必要です。蓋がきちんと閉められるように 作られていれば、昆虫の標本を食べに入ろうとする害虫の防除にもなりま す。また湿度も保たれて、昆虫を守ることにもなります。完成後は中に防 腐(虫)剤や乾燥剤を入れます。 「標本箱の作り方工作」は、 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/047/yomoyama.htm を見て下さい。 (科学技術館「でんき・ファクトリ」担当 井澤 祐一) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【2】北の丸公園の自然 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 科学技術館や武道館、国立近代美術館等がある北の丸公園では、様々 な自然を観察することができます。 ■ 秋に鳴く虫たち ■ 9月下旬ともなると、さすがにあの元気に鳴いていたセミの声も時折聞 かれるほどに淋しくなり、かわって、草むらや木々の上から虫の声がひび いてくるようになりました。 そっと立ち止まって鳴き声の主の姿をさがしてみると、すばらしい発見 があるかもしれません。 北の丸公園の草むらでは、マダラスズ・ハラオカメ・コオロギ・ミツカ ドコオロギ・エンマコオロギ・ツユムシなどの声、木の上からはカネタタ キ・アオマツムシなどの声が聞かれます。 秋に鳴く虫たちの写真は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/047.html を見て下さい。 (サイエンス友の会顧問 松田邦雄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【3】科学の本の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し らべ学習コーナー」で閲覧できます。 今月は、古代から現代への歴史の研究や、人の技としての技術を知るこ とを楽しんでいます。 今では、「ホームメイド」という言葉には手作りの労に、生活の楽しさ やゆとりを感じるイメージがありますが、160年以上前には日常生活の すべてがこの「ホームメイド」で支えられていました。そういう時代を生 きたある家族の1年間を追うと同時に、今を生きる私たちも、手軽に「ホ ームメイド」に挑戦できる本を紹介します。 ■ 『開拓時代の生活図鑑』 ■ バーバラ・グリーンウッド 作 ヘザー・コリンズ 絵 中村麻美 訳 あすなろ書房 1998年 みなさんは、ラード(豚の脂肪)から、ろうそくやせっけんを作る方法 をご存知ですか。 この本は、生活に必要なものの多くを自分たちでこしらえていた時代、 今から160年以上も昔のカナダ開拓農家の1年間の日常生活を描いたも ので、身近な材料を使って実際に体験ができるよう工夫されている点がユ ニークです。たとえば、「糸つむぎ」の章では、羊の毛から糸をつむぎ、 紅茶やクルミの殻で毛糸を染色する様子が紹介されていますが、手近な脱 脂綿を使った糸つむぎの方法やタマネギの皮でTシャツを染める実験など が解説されています。 現代の私たちの日常から失われ、もはや想像することも難しくなってし まった数々の「暮らしの知恵」がとても新鮮に感じられます。チーズやメ イプルシュガーの作り方、魚の釣り方、天気の読み方、森で迷ったときど うするか、冬支度など、すぐにためしてみたくなるトピックも満載。きび しい自然の中で、働きづめの暮らしの中にも、かけがえのない喜びや楽し みがあったことを実感させてくれる、1冊です。 この本の表紙は http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/11gijutsu/kaitakujidai/kaitakujidai.asp を見て下さい。 科学読物研究会については http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。 (科学読物研究会 田中久徳) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【4】新着情報 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ "ものづくり名人による特別イベント"(9月25日) ■ ★ いよいよ今度の日曜日! あなたも将来「ものづくり名人」! ★ 第1回ものづくり日本大賞を受賞した関東地区在住”ものづくり名人” 8名が、科学技術館で、「講演と実演展示」および「ものづくり名人Jr. アカデミー」を行います。 <講演と実演展示> 期 日:平成17年9月25日(日) 場 所:科学技術館(2階、4階) 主 催:(社)日本機械工業連合会 特別協力:(財)日本科学技術振興財団・科学技術館 (独)国立科学博物館 後 援:経済産業省 <ものづくり名人Jr.アカデミー> 併せて、小中学生のための「ものづくり名人Jr.アカデミー」を開校 しますので、奮ってご参加下さい。 ”あなたも将来は「ものづくり名人」になれるぞ!” 詳しくは http://www2.smsi.co.jp/monodukuri/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【5】科学技術館トピックス ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 今週のユニバース ■ 科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション を使って身近な太陽系から銀河の話題など、研究者によるトークをお楽し みください。 また第2・第4土曜日にはシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体 観測コーナーがあります。 案内役:半田利弘さん(東京大学) 今週のゲスト及び内容は http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【6】お知らせ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 近日中に開催される「青少年のための科学の祭典」のご案内 ■ 詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。 大会名:札幌大会 期 間:平成17年9月23日(金) 会 場:札幌市青少年科学館(札幌市厚別区) 大会名:鹿行地区大会 潮来会場 期 間:平成17年9月24日(土) 会 場:潮来市立潮来第一中学校(潮来市) 大会名:柏崎刈羽大会 期 間:平成17年10月1日(土) 会 場:新潟工科大学(柏崎市) 大会名:八戸大会 期 間:平成17年10月1日(土)〜2日(日) 会 場:八戸市児童科学館(八戸市) 大会名:萩大会 期 間:平成17年10月2日(日) 会 場:萩市民館(萩市) 大会名:岐阜大会 岐阜県秋祭り会場 期 間:平成17年10月8日(土)〜9日(日) 会 場:岐阜メモリアルセンター(岐阜市) 大会名:帯広大会 期 間:平成17年10月9日(日) 会 場:帯広市児童会館(帯広市) ■ 第1回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞受賞特別展示 ■ 科学技術立国を支える「ものづくり」、これを支える優秀な人材に内閣 総理大臣が表彰!<本年創設> 会 期:平成17年8月23日〜9月30日 場 所:科学技術館2階「サイエンスギャラリー」 主 催:(社)日本機械工業連合会 特別協力:(財)日本科学技術振興財団・科学技術館 (独)国立科学博物館 後 援:経済産業省 展示内容:内閣総理大臣賞<産業・社会を支えるものづくり分野>を受 賞した6件の内容を、パネルにて展示しています。 詳しくは http://www.jmf.or.jp/mono/index.html を見て下さい。 ■ 国際生物学オリンピック 日本代表の募集について ■ 2006年7月に南米アルゼンチンで開催される第17回国際生物学オ リンピックに派遣する日本代表の選考を行います。 応募資格:平成17年度の高等学校または高等学校と同等の学校(高等 専門学校等)の1年生及び2年生(4年制の定時制・通信制 課程では1年生、2年生及び3年生)及び中学3年生 参 加 費:無料 応募締め切り:2005年9月30日(金) 詳しくは http://www.jbo-info.jp を見て下さい。 ■ 「科学技術館との思い出」エッセイ募集 ■ 過去から現在までを通じて、印象深く、思い出のある展示やワークショッ プについてエッセイを募集しています。 たくさんの思い出をお待ちしています。 応募者全員に記念品を進呈 ☆応募資格:小学生以上の方であれば年齢は問いません。 ☆締 切 日:平成17年10月31日(月) 詳しくは http://www.jsf.or.jp/smt-essey.html を見て下さい。 ■ インターネット割引券 ■ 必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき ます。 詳しくは http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【7】ミュージアムへ行こう! ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 長崎市科学館『スターシップ』 ―「長崎」から「地球」そして「宇宙へ」― ■ 長崎の海のこと・森のこと・昔々の生き物のことなど・自然科学分野を 生態復元や大型可動模型の展示を行い、また、プレートテクトニクスをは じめとするダイナミックな地球の活動を伊豆半島のニッポン列島衝突装置 や地震体験装置を通じて紹介し、展示資料を単に知識や研究成果の蓄積と して捉えず、科学への興味の再発見の場となる展示活動を展開しています。 お問合わせは長崎市科学館095−842−0505 まで。 詳しくはhttp://www.nagasaki-city.ed.jp/starship/ を見て下さい。 ※このコーナーでは科学技術館企画開発部が施設づくりに関わった各地 のミュージアムを紹介します。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【8】他館の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、空の日記念イベント「航空 写真の魅力」を9月15日〜10月2日を会期として開催します。 (社)日本航空技術協会の協力により、同協会の創立50周年を記念して 行われた航空フォトコンテスト「翼のある風景」の入選作品約30点を展 示します。 詳しくは、所沢航空発祥記念館のホームページ http://tam-web.jsf.or.jp/ をご覧下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇◇ 【担当者より】 ◇◇ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 兵庫県立コウノトリの郷公園では、9月24日(土)に、人工増殖を行 ってきたコウノトリのうち雄2羽、雌3羽を放鳥します。 コウノトリは、国際自然保護連合によって近絶滅類に指定されている希 少な鳥です。かつて北海道以外全国各地に多く生息しておりましたが、明 治以降の乱獲と生息環境の悪化により、ほとんどが姿を消してしまい、最 後の生息地となった兵庫県豊岡盆地で最後の1羽が昭和46年死亡し、日 本国内の野生コウノトリが消滅しました。 最後の生息地となった兵庫県豊岡市では、兵庫県立コウノトリの郷公園 を設置し、「コウノトリの種の保存と遺伝的管理」、「野生化に向けての 科学的研究及び実験的試み」、「人と自然の共生できる地域環境の創造に 向けての普及啓発」の3点を基本的機能に位置づけ、コウノトリの保護・ 飼育・増殖、野生化に向けての研究、環境づくりなどを実施しています。 この度、増殖したコウノトリが100羽を超し、野生化に向けて放鳥する とのことです。 種の多様性の大切さが叫ばれている中、この度放鳥された5羽が野生化 し、日本の各地に生息してくれることを願っております。 兵庫県立コウノトリの郷公園は http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/ を見て下さい。 (広報・マーケティング室 大西 茂) お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な ど皆様からのメールをお待ちしております。 E-mail :mlmaster@jsf.or.jp 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 発行者:科学技術館メールマガジン係 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼ E-mail :mlmaster@jsf.or.jp ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。▼ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際 には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈 をいれて下さい。 なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・記事 については、無断使用・転載を禁止します。 |
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