科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 科学技術館 メールマガジン 第54号 2005/11/9 発行 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 3,109人。 ====================================================================== ≪ 今号の目次 ≫ ====================================================================== ◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆ 【2】自然との出会い ◆ 【3】科学の本の紹介 ◆ 【4】新着情報 ◆ 【5】科学技術館トピックス ◆ 【6】お知らせ ◆ 【7】他館の紹介 ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 環境3つのRと地震の3つのR ■ 標題の環境3Rは、資源保護の基本Reduce(節減)、Reuse (再利用)、Recycle(リサイクル)の3つの頭文字”R”である ことは広く知られている。これに合わせて建造物の地震対策を話題にする 時、基本となるのが、耐震、制震、免震の3つである。地震実験演示に際 し、見学者にインパクトを与えるため、こちらも3つのRを考えた。そこ で、耐震には建物が地震動に負けないようにがんばって耐えている様子か らResistを当て、制震には揺れを吸収し弱める働きからReduce を、免震は地震の揺れを建造物に拒否させる仕組みのことから、Refuse またはRefugeを当てて見た。これらもすべてReで始まる単語であ ることから対震3Rとした。但し見学者にはこの3Rは私の造語なので、 館外では通用しないことを断わっているのは言うまでもない。地震が多発 し近い将来やってくる大地震に備え、建物の地震対策が待った無しになっ て来た。日本は地震国、何を今更という感じがするが、建造物には最初か ら3Rのいずれかが入っていてはじめて建造物と言えるのだということが 常識であって欲しい。対震3Rが環境3Rと共に早く死語になり消滅して しまっている日が近からんことを願っている。 (科学技術館 4F「建設館」担当 阿部頼之) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【2】自然との出会い ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 沖縄の自然(2)南国の山野に舞う大きな蝶、小さな蝶たち ■ 11月の沖縄は、まだ暑い日もあり、大型のアゲハチョウやマダラチョ ウの仲間の姿も見られます。 また、小型の蝶たちも種類多く飛び交っています。 いずれも九州以北では見られない亜熱帯地方の種類の蝶が多いです。 私の出会った南国の舞蝶たちをお目にかけましょう。 沖縄の自然(2)の写真は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/054.html を見て下さい。 (サイエンス友の会顧問 松田邦雄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【3】科学の本の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し らべ学習コーナー」で閲覧できます。 実りの秋、食欲の秋です。毎日の食卓におなじみの食べ物も、それがで きるまでにどんな人がどのように関わってできたのかを知ると、なおいっ そう味わいが増します。今月はそんな食べ物の本をとりあげます。 ■ 『とうふの絵本』 ■ にとうひとし へん/たかべせいいち え/ 農山漁村文化協会(つくってあそぼう1)/2004年5月/ 1,800円/ 先週のなっとうと同じくダイズを原料にしてできる「とうふ」について 書かれた絵本です。日本人ならとうふを食べたことがない人はいないでし ょう。 とうふはずっとむかし中国ででき、日本につたわりました。お坊さんた ちは肉を食べないので、その代わりにとうふを食べましたが、しだいに世 の中にもひろまり江戸時代には「豆腐百珍」という豆腐料理のいろいろを 紹介したベストセラーが書かれたほどです。とうふの種類も、わたしたち におなじみのもめんどうふ、絹ごしどうふのほか、なわでしばれるぐらい に固い「固どうふ」や、沖縄のゆしどうふなど日本各地にいろいろありま す。 とうふはダイズをすりつぶしてできる豆乳に、凝固剤の「にがり」を加 えてできます。その作り方もくわしく書かれているので、ぜひ作ってみて ください。できたてのとうふは格別のおいしさです。そのほかとうふのお いしい食べ方などとうふについてなんでも分かる楽しい絵本です。 この本は、「つくってあそぼう」というシリーズの1冊で、豆腐をつく って35年という豆腐屋さんが編者です。このシリーズの姉妹編として 「そだててあそぼう」全12巻60冊のシリーズがあります。同じように いろいろな食品を題材にして大変好評でした。 この本の表紙は http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/11gijutsu/toufunoehon/toufunoehon.asp を見て下さい。 科学読物研究会については http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。 (科学読物研究会 福田晴代) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【4】新着情報 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「たたら製鉄」の実施のお知らせ ■ 「たたら製鉄」とは、粘土で作った箱型の低い炉に、原料の砂鉄と還元 のための木炭を入れて風を送り、鉄を取り出すという、日本古来の鉄を作 る技術です。この製法は戦後に途絶えてしまいましたが、「ものづくり」 の楽しさを実感してもらうため、科学技術館で復活します。屋外の駐車場 で行いますので砂鉄の投入をはじめ全ての工程を見学することができます。 実施日:平成17年11月13日(日) 雨天決行 場 所:科学技術館2号館前駐車場 見 学:どなたでも自由に見学することができます。 当日のスケジュールなど、詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#tatara を見て下さい。 ■ 「TryScience(トライサイエンス)」実施のお知らせ ■ 「TryScience(トライサイエンス)」のサイト http://www.tryscience.org/jp/ の”Experimentsやってみ よう”で紹介されているメニューの中からいくつかを、みなさんと一緒に 実験をして、楽しく時間をすごしてみたいと思っています。 実施日:平成17年11月13日(日) 場 所:科学技術館4階イベントホール 詳しくは http://www.jsf.or.jp/tryscience-top.htmlを見て下さい。 ■ 光と視覚 〜光の扉を開いてみよう〜 実施のお知らせ ■ シャボン玉は透明なのに、どうして虹色にみえるのかな?など、皆さん と一緒に光の不思議に迫ります。 詳しくは http://www.jsf.or.jp/event1112/hikaritoshikaku.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【5】科学技術館トピックス ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■ 「アミノ酸の不思議な味体験」 アミノ酸って聞いたことがありますか? 食べ物の味にとってアミノ酸が大切な役割になっているようです。 例えばトマト。完熟して赤みが増すとトマトの中のグルタミン酸という アミノ酸が増えて美味しくなるのですが(トマトが苦手な人もいると思い ますが・・・) このトマトのエキスからグルタミン酸を除いてしまうと・・・・・うす いりんごジュース、すっぱい梅のような味???になるようです。 今回の実験では味の担い手であるアミノ酸について味な実験(実際に味 体験していただきます)でみなさんのご参加をお待ちしています。 今後の予定など詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。 ■ 今週のユニバース ■ 科学ライブショー「ユニバース」では、太陽系や宇宙の話題を中心にコ ンピュータシミュレーションを使って、科学の楽しさをお伝えしています。 また、毎月第2・第4土曜日には、アメリカ・ヤーキス天文台の協力を 得て、その日に見られる天体の画像を、インターネットを通してご覧いた だけるコーナーがあります。ただし、雨天・曇天の場合にはその日に撮影 した画像をご覧いただけないこともあります。ご了承ください。 案内役:木村かおる(科学技術館) ゲスト:花岡庸一郎さん(国立天文台) 今週のゲスト及び内容は http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【6】お知らせ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ プレベンチャー事業 平成14年度採択課題 研究開発成果報告会のお知らせ ■ 日 時:平成17年11月29日(火)10:20〜18:15 会 場:アルカディア市ヶ谷(私学会館) 東京都千代田区九段北4−2−25 概 要:本プログラムは、大学・公的研究機関発ベンチャー創出事業 として平成11年度より科学技術振興機構が実施しています。 今回、平成14年度採択10課題が本年9月末に終了し、そ の研究成果をベンチャービジネスにつなげていくための実用 化に向けた研究開発の成果を報告するとともに大学等発ベン チャーの将来像を展望します。 参 加 費:無料(懇親会は有料) 参加対象:大学、TLO、公的研究機関、ベンチャー関係者、一般希望 者等 申込および詳細は、http://ppd.jsf.or.jp/preven/ を見て下さい。 ■ 「エネルギーかるた大会」 開催のお知らせ ■ エネルギーかるた実行委員会(財団法人日本科学技術振興財団・電気事 業連合会)では、読み札を公募して作ったオリジナルの“エネルギーかる た”を使って、「青少年のための科学の祭典」の中の一つのイベントとし て「エネルギーかるた大会」を実施します。 伝統の遊び「かるた」を通じて、楽しみながらエネルギーに親しむこと で、科学やエネルギーについての理解が自然と深まります。 ●実施予定 ○四国 11月12日(土) 八幡浜市民スポーツセンター (愛媛県八幡浜市) ○北海道 11月19日(土) 札幌西高等学校(北海道札幌市中央区) ○中国 11月19日(土) ライフパーク倉敷(岡山県倉敷市) ●参加者:事前募集+当日会場来場者 計32チーム (3名1組、家族・友人で小学生を含む) ※大会に出場された方にはもれなく記念品をさしあげます。 ※応募方法等詳しくは http://www.e-karuta.jp を見て下さい。 ■ 「ウインター・サイエンスキャンプ」参加者募集のご案内 ■ 先進的科学技術体験合宿!研究者と会える2泊3日 「ウインター・サイエンスキャンプ」は、先進的な研究テーマに取り組 む、大学・公的研究機関・民間企業を会場とした科学技術体験合宿プログ ラムです。全国の高等学校等の1〜3年生を対象に、3〜4日間かけて日 頃触れる機会のない研究現場での講義・実験・実習を行います。 開催日:平成17年12月23日〜平成18年1月9日の期間中の2泊 3日又は3泊4日間 会 場:大学(13会場)、公的機関(1会場)、民間企業(1会場) 対 象:高等学校、高等専門学校(1〜3年)等に在籍する生徒 応募締切:平成17年11月16日(水)必着 詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。 ■ 近日中に開催される「青少年のための科学の祭典」のご案内 ■ 詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。 ■ 「青少年のための科学の祭典(八幡浜大会)」開催のお知らせ ■ 「青少年のための科学の祭典」は、理科や数学あるいは科学技術といっ た分野の実験や工作を一同に集めて来場者に楽しんでもらうイベントです。 大会名:八幡浜大会 期 間:平成17年11月12日(土)〜13日(日) 会 場:八幡浜市民スポーツセンター、北浜多目的広場(八幡浜市) ■ 「科学体験ひろば(福井県美浜町)」開催のお知らせ ■ パソコン体験&工作教室を福井県美浜町で実施します。パソコンでゲー ム感覚で楽しみながらエネルギーに関する知識を深めてもらえます。 また、気軽に参加できる工作教室も同時に開催します。 行事名:科学体験ひろば 日 時:平成17年11月12日(土)〜13日(日) 10:00〜16:00 会 場:福井県美浜町役場 2005美浜町産業祭(美浜町主催) ■ 「リコー・キッズ・ワークショップ」参加者募集のお知らせ ■ 本物のコピー機を“解剖”して、その仕組みや原理をさぐってみません か? コピー機の中をのぞいてみたい人、画像ができる仕組みを体験した い人、とにかく理科や科学が大好きな人、大歓迎です!ぜひご応募してく ださい。 会 場:愛媛県総合科学博物館 研修室 (愛媛県新居浜市大生院2133−2) 参加費:当選されたご本人は、材料費、昼食費とも無料 ただし、会場までの往復交通費は自己負担となります。 開催日:小学生コース(小4〜6年)2005年12月17日(土) 中学生コース(中1〜3年)2005年12月18日(日) 締 切:2005年11月21日(月)必着 内容や募集の詳しくは http://www.sgkz.or.jp/joho/event.html http://ppd.jsf.or.jp/finished/ricoh/ を見て下さい。 ■ インターネット割引券 ■ 必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき ます。 詳しくは http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【7】他館の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)・展示館では、秋の特別展「60・ 70年代の空の旅―国際線航路へタイムスリップ!―」を10月8日〜 12月4日を会期として開催しています。その一環として、公開講座「機 長・スチュワーデスが語る1960・70年代の国際線 空の旅」を11 月19日(土)に開催します。 参加の方法は、http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。 所沢航空発祥記念館は東京電力(株)志木支社他と共催で、「小さい秋 見つけた★どんぐり教室in航空公園」を11月27日(日)に開催しま す。どんぐりのおもちゃを作ったり、炒って食べてみたり、どんぐり粉で おせんべやおだんご作りの料理をしたり、パウチで落ち葉の葉っぱ図鑑を 作ったりと、小学生を対象にした、もりだくさんのどんぐり教室です。 お申し込み先、問合せ先は TEL:048−490−4567(東京 電力(株)志木支社)まで。定員40名、先着順受付です。 詳しくは、http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇◇ 【担当者より】 ◇◇ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 第49号(10月5日)及び第51号(10月19日)の本欄で、北の 丸公園で捕獲した「ナガサキアゲハ」について書きましたが、松田先生か らその後の様子(終令幼虫、前蛹化、蛹化)を撮影した写真をお寄せいた だいたので紹介します。また、併せて、捕獲から産卵、蛹化に至る観察記 録もいただきましたので掲載しておきました。ぜひご覧下さい。 ナガサキアゲハの蛹などの写真と観察記録は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/054/nagasaki.htm を見て下さい。 最近、暖かい日や冷え込む日など寒暖の差の大きな日が続いております。 周りに風邪を引いている人も多く、私も引いた風邪がなかなか治りません。 皆様も風邪を引かないようお気を付け下さい。 (企画広報室 大西茂) お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な ど皆様からのメールをお待ちしております。 E-mail :mlmaster@jsf.or.jp 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 発行者:科学技術館メールマガジン係 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼ E-mail :mlmaster@jsf.or.jp ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。▼ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際 には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈 をいれて下さい。 なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・記事 については、無断使用・転載を禁止します。 |
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