科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第64号  2006/1/18 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 3,250人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】自然との出会い
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】科学技術館トピックス
   ◆ 【5】お知らせ
   ◆ 【6】他館の紹介
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ 新幹線の所定位置での停止 ■
  
    きょうは、新幹線車両を走らせる技術について考えて見たいと思います。
    私は日本の新幹線の技術は本当にすばらしいと思います。ある駅長さん
   にお聞きしました。ホームの「決められた場所にぴたりと車両を止める技
   術は、ずれが30センチの範囲内であれば許される」とのことです。例え
   ば、新幹線の乗車を待っている人が、所定の位置より乗車口が少々ずれて
   も30センチの範囲内であれば、不自然に思わないでしょうが、仮に、1
   メートル以上ずれたら大変なことになるでしょう。それも最初の車両から
   最後尾の車両までずれるのですから、大騒ぎになるでしょう。
    さて、新幹線の車両については、0系から始まってE3系とかE4系な
   ど最新の車両が走っているようです。かつて私は新幹線は直流の電動機で
   車両を走らせていると考えていました。直流電動機だとブレーキがよく効
   くと考えたからです。ところが、500系の新幹線車両では「三相交流誘
   導電動機」が使われていることにびっくりしました。なぜならば交流電源
   で動くモータは制動の働きは弱いと考えていたからです。それにしても
   500系の車両は16両編成で全体の長さは約404メートル。編成質量
   (空車)は630トン。そんな重い車両を誤差30センチ以内へぴたりと
   停車させる技術は、いくら自動制御装置が発達しているとしても、並たい
   ていの技量ではないと思います。運転手さんのプロ意識が、新幹線を安全
   走行の交通機関にしているのだと考えます。
  
            (科学技術館「DENKI FACTORY」[電力] 井澤祐一)
  
  
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  ◆◆ 【2】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ 台湾の自然 ■
  
    東南アジアの自然シリーズ、タイ・マレーシアに続いて台湾での自然と
   の出会いの写真記録をお見せします。
    台湾は、沖縄の与那国島の西方約100kmにあり、常夏の美しい島国
   です。蝶の多産地としても有名で、自然愛好家には憧れの地です。
  
    台湾の自然の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/064.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会顧問 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
  今月は科学遊びの本を紹介しています。
  
  ■『よわいかみ つよいかたち』<かこさとし かがくの本>■
    かこ さとし 文・絵/童心社/昭和43年
  
    紙って弱い材料ですね、でも同じ紙も形に工夫をすれば強くなるのです。
   いらなくなった葉書を使って、強い形をさがす科学あそびの本です。
    まず、葉書を縦に半分に切ります。そして葉書の両端を厚さ6cmぐら
   いの台2台にのせて橋にします。その上に10円玉(おもり)をのせると
   何枚のるでしょうか?4枚で橋が落ちてしまいました。では、2枚の葉書
   を重ねたらどうでしょう。葉書を三角に折りセロテープで10円玉をくっ
   つけるとなんと38枚でも大丈夫!今度は葉書の両端を1cm折り上げた
   橋ではどうでしょう。反対に折り下げたら…2つをくっつけるとどうでしょ
   う。
    形を決めて、のる枚数を予想してみてください。実際にやってみるとど
   うでしたか?表にするとよくわかります。10円玉をたくさん用意して大
   勢ですると、いつのまにかドキドキハラハラ楽しいですよ。力学の原理が
   こんな簡単な実験でわかる…科学あそびの原点とも言える本です。建築の
   鉄材が急に身近になってきますよ。小学校中学年〜大人まで楽しめます。
  
    この本の表紙は
    http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/1nyuumon/yowaikami/yowaikami.asp
    を見てください。
  
    科学読物研究会については
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm 
    を見てください。
  
                     (科学読物研究会 増本 裕江)
  
  
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  ◆◆ 【4】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■
  
    寒い日に袋から出して軽くもむと暖かくなる「ほかほかカイロ」。どう
   して暖かくなるのだろう? 不思議だね!
    実は化学反応が起きているんだよ!
   それからこのカイロ、簡単に作れちゃうので、みんなで一緒にこのカイロ
   を作ってみましょう!!
  
    タイトル:ほかほかカイロをつくろう
    開 催 日:21日、28日
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、研究者が案内役となって最新の
   科学研究についてお話しています。「ユニバース」では、コンピュータ・
   シミュレーションを使って現象を説明するコーナーや、ゲストスピーカー
   による研究成果の紹介などをお話いただくコーナーがあります。
    今週のゲストコーナーの話は、
   「あってる、あってる・・・・でも間違ってる?? 不可能物体のおもし
   ろさ」です。”人はどうしてだまされてしまうの”を考えてみましょう。
  
    案内役:亀谷和久さん(東京大学)
    ゲスト:羽尻公一郎さん(早稲田大学)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見てください。
  
  
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  ◆◆ 【5】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 「青少年のための科学の祭典」のご案内 
  
    大会名 : 鹿児島大会
    期 間 : 平成18年1月28日(土)〜29日(日)
    会 場 : 国分シビックセンター会場(国分市)
          いちきアクアホール会場(日置郡市来町)
  
    その他の開催予定等、詳しくは
    http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】他館の紹介                      ◆◆
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    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、新春特別展「見て、触れて、
   ひらめくサイエンス展−サイエンス展示・実験ショーアイディアコンテス
   ト受賞作品展示会−」を開催しています。
  
    詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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    昨日(1月17日)、小学生の団体2,000人余りと、高校生の団体
   もあり、関東一円から観光バス50台で来館しました。
    案内を担当している職員は、前日、「明日はまた団体が多いです。帰っ
   てしっかり休んで、明日また飛び回ります!」と気合いが入っていました。
    当日、館内は子供たちであふれ、目をランランと輝かせ、興味のある展
   示物に果敢にチャレンジしていました。これを見ると子供たちは”理科離
   れ”していないように感じます。子供たちは本当に好奇心にあふれていま
   す。何とか好奇心を育てて行きたいものです。
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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