科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 科学技術館 メールマガジン 第66号 2006/2/1 発行 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 3,292人。 ====================================================================== ≪ 今号の目次 ≫ ====================================================================== ◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆ 【2】自然との出会い ◆ 【3】科学の本の紹介 ◆ 【4】新着情報 ◆ 【5】科学技術館トピックス ◆ 【6】お知らせ ◆ 【7】サイエンスキャンプ ◆ 【8】他館の紹介 ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 戸建住宅の耐震診断 ■ 昨年来、偽造マンションの耐震強度が社会問題になっています。しかし それ以上に、戸建木造住宅は、はるかに大きな不安を抱えています。 建物が倒壊すれば、人命だけでなく、そこが火の元となって地域社会に 大きな災害をもたらすことになりかねません。 11年前の阪神淡路大震災の直後、現地のあちこちに見えたのは、2階 部分が1階をおし潰し、つんのめって道を塞いでいる木造住宅の残骸でし た。自宅を守るのは、単に自己責任に止まらず、地域社会への責任である ことを、その時、痛感しました。 ところで、筆者の自宅は築40年の木造戸建住宅です。最近、あるNP O法人耐震補強推進会が考案した簡易耐震診断表を使って、我が家の診断 にトライして見みました。診断項目は、(1)壁の割合(2)筋かい(3) 壁の配置(4)地盤と基礎(5)建物の形(6)老朽度。の各々の基準を 決めて評点化し、これらの評価点を合わせて、総合評点とし、耐震強度を 判定するというものです。 これを拠り所に、自分で耐震補強をする際にも、外部依頼の場合でも参 考にすることができます。また、自宅が新築で、診断を要しない時でも、 チェックすることによって、建築構造に対する関心も強まり、耐震強度に 対する目が開いてくると思います。試して見てはいかがですか。総合評点 1.0以上が判定「一応安全」です。 建設フロアのワークショップに、診断の手順、計算の方法、記入の仕方、 耐震判定表など、用意してあります。お立ち寄り下さい。 耐震診断については、こちらもご参考下さい。 http://www.kenchiku-bosai.or.jp/ (地震実験演示担当 阿部頼之) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【2】自然との出会い ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 冬越しする虫たち ■ 今年は、12月から寒さは厳しく、各地での降雪も記録的に多く、被害 も出ていて、心が痛みます。 科学技術館のある東京千代田区北の丸公園でも堀や池に薄氷がはり、そ の上をカルガモが歩いている様子も観察しました。 この寒い冬の間でも、野鳥たちやけものたちは、活動していますが、変 温動物(まわりの気温によって体温が変わる)である虫たちの活動してい る姿はあまり見られません。 虫たちはどこでどんな姿で命をつなぎ冬越ししているのでしょう。その 姿を写真でお見せします。 冬越しする虫たちの写真は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s011.html を見て下さい。 (サイエンス友の会講師 松田邦雄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【3】科学の本の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し らべ学習コーナー」で閲覧できます。 今月のテーマは1月に引き続き「科学あそび」です。はじめて科学遊び をする子どもから、科学クラブの子どもたちまで楽しめる本を紹介します。 子どもたちが工作から科学あそびに発展する瞬間って大人もドキドキ、子 どもたちの発想に驚かされつつ、また一緒にやりたいなと思ってしまいま す。今回は紙とハサミを使った簡単にできる科学あそびの本です。 ■『つくってみよう かみがくるくる』■ さく 玉田泰太郎・やべみつのり/童心社/1989年 秋になると、木の葉がくるくる舞い落ちます。いろいろな形の落ち葉を 集めて高い所から落としてみると、あれれ…落ち方がずいぶん違います。 紙を長方形、三角形、細長い葉っぱの形に切り、落としてみるとどうです か? また、細長い紙の一端を持ち、反対の端を上に折り上げて落とすと、 よくまわりながら落ちていきます。この紙の上の端を羽のように切り開く と、ヘリコプターができます。大きさやバランス、紙の厚さやおもりを工 夫すると、まわり方や落ちる速度が違ってきます。色をぬるときれいです。 いろいろな形の風車も簡単に作れます。まわしてあそぶ物ってたくさんあ りますね。 この本と紙とハサミがあれば、いろいろなものを作ることが出来て、す ぐに楽しめます。そして、楽しみながら改めて自然界の形の妙に気づかさ れます。一見、幼い子向けの絵本ですが、工作から科学あそびに発展する 本です。いろいろな工夫をするのは低学年以上でしょう。残念ながら現在 品切れなので、図書館で借りてください。 この本の表紙は http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/1nyuumon/kamigakurukuru/kamigakurukuru.asp を見て下さい。 科学読物研究会については http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。 (科学読物研究会 増本裕江) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【4】新着情報 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「学びんピック」認定を希望する平成18年度大会募集中 ■ 「学びんピック」とは、児童生徒が様々な力を競い高め合う文化的な全 国的規模の大会等を文部科学省が認定し支援する事業です。 平成18年度に実施される児童生徒が参加する文化的な全国的規模の大 会を募集中です。 応募用紙の取り寄せ、記入方法、必要提出書類等、詳しくは、 http://manabinpick.mext.go.jp/ を見て下さい。 ▼応募締切は2月10日(金)<必着>です。▼ 【応募書類提出先】 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2−1 (財)日本科学技術振興財団 振興事業部内 学びんピック事務局 TEL:03-3213-2721 E-mail:manabi@jsf.or.jp ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【5】科学技術館トピックス ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■ タイトル:ウレタンの合成 開 催 日:4日、11日、18日、25日 詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。 ■ 今週のユニバース ■ 科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション を使って、太陽系や宇宙の話題を中心に、科学の話題をお届けしています。 毎回のショーでは2〜3つのコーナーを選んで、みなさんといっしょに ショーを進めていきます。また、毎週来ていただいているゲストの先生方 には、現在「進行中」の研究の内容をお話していただいています。 みなさんも、「研究者の仕事」についてお話を聞いてみませんか? 案内役:木村かおる(科学技術館) ゲスト:阪本成一さん(国立天文台) 今後の予定は http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。 ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【6】お知らせ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「青少年のための科学の祭典」のご案内 今年度の開催は、次の二大会をもって終了いたします。 大会名:三重大学大会 期 間:平成18年2月4日(土)〜5日(日) 会 場:三重大学講堂(津市) 大会名:徳島大会 期 間:平成18年2月5日(日) 会 場:那賀川町科学センター(那賀郡那賀川町) 詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。 ■ インターネット割引券 ■ 必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき ます。 詳しくは http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【7】サイエンスキャンプ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 飛び出せ!科学のフィールドに ■ 今回から、サイエンスキャンプのページができました。 このページでは、高校生を対象にした民間企業・公的機関・大学の研究所 を会場とした2泊3日の先進的科学技術体験合宿の様子を次号より紹介し ていきます。ぜひお楽しみにしてください。 サイエンスキャンプは、1995年からはじまり、今年で11年目を迎 えます。 科学技術館を運営する日本科学技術振興財団が事務局を務め、夏休み、 冬休み、春休みに全国の60を越える研究所等で開催しています。 科学技術館で科学への興味が深まった高校生の皆さんも、このキャンプ に参加して、科学技術の研究現場を体験してみませんか。現在、全国の高 校生にスプリング・サイエンスキャンプへの参加を呼びかけています。 このキャンプは、次世代の科学技術系人材の育成に強い関心がある産業 界・公的機関・大学の受入協力と全国の高校理科教員の協力があって成り 立っています。財団は、学校と研究所を繋ぐ活動を行なっています。 サイエンスキャンプの様子を動画で紹介しています。 http://ppd.jsf.or.jp/camp/movie/index.html サイエンスキャンプ開催報告2001を紹介しています。 http://ppd.jsf.or.jp/camp/camp2001_report/index.html サイエンスキャンプについては http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【8】他館の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、新春特別展「見て、触れて、 ひらめくサイエンス展−サイエンス展示・実験ショーアイディアコンテス ト受賞作品展示会−」を開催しています。 期間は2月26日(日)までです。 詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇◇ 【担当者より】 ◇◇ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 北の丸公園ではマンゲツロウバイが満開です。また、マンサクも咲き始 めました。(本誌、第14号、2005年2月2日で紹介しております。 ご覧ください。 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/index.html )。 確実に季節は動いていると感じます。 今年の冬は極端な低温と豪雪という寒い冬となっていますが、しかし、 季節は動き、春は近づいてきています。天気の良い日に外に出てみません か?植物の芽吹く準備や動物の冬越しなど新しい発見があるかも分かりま せん。本号の「北の丸公園の自然」では、科学技術館の「サイエンス友の 会」の会員が自然観察に出かけた様子が載っています。ご覧ください。 本号の【7】でご紹介しましたように、「サイエンスキャンプ」という コーナーを新設しました。 サイエンスキャンプは高校生、高専生が民間企業、公的機関、大学の研 究所に2泊3日で実験を体験する活動です。参加者はそれぞれの最先端の 研究を行っている研究者の指導を受け実験などを体験します。 さらに、研究者と一緒に社員食堂で食事をするなど、研究者になったよ うな体験もできます。 百聞は一見にしかず。このコーナーでは、体験プログラムやキャンプの 様子を写した写真、参加者の感想文等を連載で紹介いたします。 乞うご期待! (企画広報室 大西茂) お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な ど皆様からのメールをお待ちしております。 E-mail :mlmaster@jsf.or.jp 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 発行者:科学技術館メールマガジン係 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼ E-mail :mlmaster@jsf.or.jp ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。▼ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際 には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈 をいれて下さい。 なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・記事 については、無断使用・転載を禁止します。 |
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