科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第67号  2006/2/8 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 3,299人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】自然との出会い
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】新着情報
   ◆ 【5】科学技術館トピックス
   ◆ 【6】お知らせ
   ◆ 【7】サイエンスキャンプ
   ◆ 【8】他館の紹介
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ 春の花の開花を遅らせたか霜柱 ■
  
    例年ですと、節分を迎え翌日は文字通り立春。春が来たと期待に胸膨ら
   ませる。しかし今年は、武道館前のロウバイは昨年よりかなり遅れて開花
   は1月15日でした。
    北の丸公園のマンサクはロウバイより先に咲くのですが、今年は遅れま
   した。清水門の上の花壇では、ようやくマンサクが咲いていました。その
   花壇の柔らかな土に目を向けると、そこになんと霜柱が真っ白くできてい
   たのです。昨年も一昨年も霜柱は見られなかった。
    霜柱は地中の温度が0度より高く、地表面の温度が0度以下の気温状況
   になっているとき、地表近くの水分がまず凍ります。地中はまだ温かく、
   凍って乾いた地面に向け、土の中から水分が供給されます(毛細管現象)。
   供給された水分は先に凍った氷の下で凍り、地面を上方に押し上げ柱状に
   成長します。その時期の寒気の状況で霜柱の大小が決まるのです。
    それが立春の2月4日(土)と5日(日)の両日、大きな、大きな霜柱
   ができていました。長さが5cmもありました。翌日の北の丸公園の至る
   所で、芝生が浮き上がった、ボコボコの空洞ができていました。これは考
   えてみれば分かることですがコケや芝生も約5cm持ち上げられたのです。
   それが気温が上がって霜柱が溶けると、コケや芝生の根はそのまま残され
   るのです。時には作物はそのために枯れることもあるのです。
    最近は見られませんが「麦踏み」は、厳しい寒さの中で、浮き上がった
   麦の根を踏み固めるために行ったものです。
  
    霜柱とマンサクの写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/067/067.htm を見て下さい。
  
            (科学技術館「DENKI FACTORY」[電力] 井澤祐一)
  
  
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  ◆◆ 【2】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ オーストラリアの自然 ■
  
    東南アジアシリーズに続いて、南半球オセアニアのオーストラリア、パ
   プアニューギニアの自然との出会いをカメラにおさめたものをご紹介いた
   します。
  
    第一回は、オーストラリア東海岸ブリスベン・シドニー・メルボルン・
   フィリップ島での自然との出会い。
  
    オーストラリアの自然の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s012.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会講師 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
    今月は科学遊びの本。今回は「音」の本です。理科の実験のようなもの
   もありますが、身近な物で楽しめる実験や工作が中心です。いくつか続け
   て行うと、「音」の不思議に迫る事ができそうです。
  
  ■『音のふしぎをきいてみよう』■なんでも実験ためして発見/
   監修 松原靜郎/企画 実験クラブ・コペルニクス/フレーベル館/
   1999/2300円
  
    音の正体はなんだろう? 音を見てみよう。そんな音に関する16の実
   験を紹介します。知識でわかったつもりでも、実際にやってみるときっと
   新たな疑問がひろがりますよ。
    手に持ったスプーン同士をたたくと、カチッと音がします。でも糸に吊
   り下げたスプーンをたたくと、チーン!と響き、とってもいい音にビック
   リ! そのうえ糸が細かく振動します。音は振動なのがわかります。また、
   紙コップの底にとタコ糸を通して止め、それを濡れた布で引っぱると、な
   んだかブタの声。そんな簡単な工作から、聴診器、バネを使ったエコーマ
   イクなども載っています。
    大きな金属製のボールに水を入れボールの淵をこすれば、しぶきがビュ
   ンビュン飛んでとっても面白い。実験や工作の用意するものや手順、成功
   させるためのポイント、疑問、その実験や工作で何がわかるかがまとめら
   れています。用意するものの写真や材料の説明も書いてあります。
    コラムで音に関する気になる現象を扱い、巻末には音の展示がある博物
   館の紹介がされています。高学年以上なら自分で読んで、作って、考える
   ことの出来る科学遊びの本です。残念ながら、現在品切れですので図書館
   で借りてください。
  
    この本の表紙は
    http://spin.bas.t-kougei.ac.jp/hon/1nyuumon/otonofushigi/otonofushigi.asp
    を見てください。
  
    科学読物研究会については
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm
    を見て下さい。
  
                      (科学読物研究会 増本裕江)
  
  
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  ◆◆ 【4】新着情報                       ◆◆
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  ■ 実験ショーのご案内 ■
  
    タイトル:サイエンスフォーラム2006”科学の鉄人”
    開 催 日:2月11日、12日
    内  容:全国から、実験ショーの鉄人が集まります。
         一番人気の実演者には、”科学の鉄人”の称号が与えられま
         す。
  
    詳しくは
    http://www.sci-fest.org/ を見て下さい。
  
  ■ 第3回 コンストラクション・ワンダーランド開催 ■
  
    平成18年2月19日(日)の入館料は無料です。
    当日は、「建設」について楽しいイベントを開催します。
    イベントに参加された方には、もれなく素敵な景品が当たります。
    多くの方をお誘いのうえ、ご来館下さい。
  
    タイトル:第3回コンストラクション・ワンダーランド
    開催期間:平成18年2月19日(日)
    会  場:科学技術館 4階
    主  催:社団法人日本建設業団体連合会、社団法人日本土木工業協会、
         社団法人建築業協会
    内  容:<4階イベントホール・ギャラリー・建設館>
         「実験・体験、ワークショップ」,「KENKIいっぱい」
         「おもしろ建設アカデミー」,「ぬりえコーナー」
         「スタンプ・クイズラリー」
         <4階建設館> 「常設展示」
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/event.html#construction を見て下さい。
  
  ■ 「科学体験ひろば」のご案内 ■
  
    パソコン体験&工作教室を実施します。お近くの方はご参加ください。
    期 間 : 平成18年2月11日(土)〜12日(日)
    開催場所: 愛媛県松山市
    開催場所: 松山市立生石小学校
  
  
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  ◆◆ 【5】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■
  
    タイトル:ウレタンの合成
    開 催 日:11日、18日、25日
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    2月11日は、「サイエンスフォーラム2006 科学の鉄人」の開催
   のため、科学ライブショー「ユニバース」はお休みさせていただきます。
    次回2月18日をお楽しみに!
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 「学びんピック」認定を希望する平成18年度大会募集中 ■
  
    「学びんピック」とは、児童生徒が様々な力を競い高め合う文化的な全
   国的規模の大会等を文部科学省が認定し支援する事業です。
    平成18年度に実施される児童生徒が参加する文化的な全国的規模の大
   会を募集中です。
  
    応募用紙の取り寄せ、記入方法、必要提出書類等、詳しくは、
    http://manabinpick.mext.go.jp/ を見て下さい。
  
  ▼応募締切は2月10日(金)<必着>です。▼
    【応募書類提出先】
    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2−1
    (財)日本科学技術振興財団 振興事業部内 学びんピック事務局
     TEL:03-3213-2721 E-mail:manabi@jsf.or.jp
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【7】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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  ■ 超伝導を作ろう 〜高温で見い出された超伝導体の謎〜 ■
  
    ウインター・サイエンスキャンプ05−06の15会場で行われたキャ
   ンプを今回より順次紹介していきます。今回紹介する会場は、北海道大学
   大学院理学研究科で、2005年12月24日〜26日の2泊3日で開催
   されました。北は北海道、南は福岡県から20名(男15名、女5名、1
   年生13名、2年生7名)の高校生・高等専門学校生が参加し、高温超伝
   導をひとりひとり作製し、簡単な超伝導の実験をしました。
    なお、科学技術館「ワークス」では、超伝導の実験ショーを不定期です
   が行っています。
  
    体験写真・感想等は、
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/067/67.htm
    を見てください。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【8】他館の紹介                      ◆◆
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    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、新春特別展「見て、触れて、
   ひらめくサイエンス展−サイエンス展示・実験ショーアイディアコンテス
   ト受賞作品展示会−」を開催しています。
    期間は2月26日(日)までです。
  
    詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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    立春が過ぎ、春がそこまで来ていますが、寒い日が続く今日この頃です。
   カンザクラなど、早春の樹木の開花時期は、寒暖によって大きく変動しま
   す。寒さが厳しい冬となった今年、ここ北の丸公園では、マンサクは昨年
   より約1か月遅く、マンゲツロウバイは約2週間遅く開花しました。カン
   ザクラは昨年は1月7日に開花しましたが、今年はまだ開花しておりませ
   ん。
    寒い日があれば温かい日もあり、春に向かって寒暖の変動が続くでしょ
   う。インフルエンザにかかった人も現れてきています。街ではマスクをし
   た人達が大変増えてきています。うがいなどしてインフルエンザにかから
   ないよう対策を取りましょう。
    春が待ち遠しいこのごろです。
    お体を大事にして下さい。
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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