科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 科学技術館 メールマガジン 第70号 2006/3/1 発行 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 3,328人。 ====================================================================== ≪ 今号の目次 ≫ ====================================================================== ◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆ 【2】自然との出会い ◆ 【3】科学の本の紹介 ◆ 【4】新着情報 ◆ 【5】科学技術館トピックス ◆ 【6】お知らせ ◆ 【7】サイエンスキャンプ ◆ 【8】他館の紹介 ====================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 地震の予知情報に備えて ■ ≪近日中に大きな地震が来ます≫とか≪あと数秒で激しい揺れが襲いま す≫などの知らせが今あったら、あなたはどんな行動をとりますか。 こんな問いを演示実験に参加している見学者に尋ねることがあります。 地震の発生の前にはいろいろな前兆現象があると言われます。 しかしそれが大きな意味を持つには次の条件が不可欠です。(1)災害 を起こす大地震の前兆現象であること。(2)発生の場所、規模、時間が 特定されること。(3)前兆現象と地震発生との間に因果関係が明確であ ること等です。 今後、予知可能なのは東南海地震などプレート境界型の地震に限られま す。これとは別ですが、地震が発生した後、震源地から伝わってくる揺れ の大きさや到達時間を知らせる緊急地震速報(地震ナウキャスト)が話題 になってくると予想されます。関係機関の間では、すでに何回かの検討会 が運用開始に先だって開かれています。警報があったら、どこで何をして いても、直ぐに対応できるよう、状況判断力と行動のための心の準備が必 要です。 学校などで実施されている防災避難訓練に併せ、揺れが始まる前の数秒 を最大限に生かす直前想定訓練の重要さが増してくるのではと思っていま す。 (科学技術館 4F「建設館」(耐震)担当 阿部頼之) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【2】自然との出会い ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ パプアニューギニアの自然 ■ 東南アジアシリーズに続いて、南半球オセアニアのオーストラリア、パ プアニューギニアの自然との出会いをカメラにおさめたものをご紹介いた します。 赤道に近い南半球の熱帯、パプアニューギニアはまさに秘境です。特に 有名なトリバネアゲハの仲間に会える蝶マニアにとっては、あこがれの地 です。 パプアニューギニアの自然の写真は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s014.html を見て下さい。 (サイエンス友の会顧問 松田邦雄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【3】科学の本の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し らべ学習コーナー」で閲覧できます。 ■ 『白い海、凍る海』オホーツク海の不思議 ■ 青田昌秋/東海大学出版会/1993年 今年も、新聞やテレビで流氷のニュースを見た人もいるでしょう。流氷 は、北の海のきびしさ、美しさを見せてくれる自然現象ですね。オホーツ ク海は、北半球でもっとも南の凍る海です。なぜ、オホーツク海だけが凍 るのでしょう。そして海の水はどのように凍っていくのでしょうか。冷蔵 庫の氷とはいったいどこが違うのでしょう。 美しい流氷ですが、生活する人には、船が使えなくなる、養殖している こんぶや貝に被害を与える等、悪い面だけが見られていました。しかし、 氷が海をおおい、冬の強風による塩の害から、森や作物をまもってくれる 等の良い点もあるのです。また流氷の海になど、何もすむことができない ように思われますが、海氷の下は植物プランクトンが豊富で、たくさんの 魚が泳ぎ、氷の上にはアザラシがねころがり、空にはオジロワシなどの鳥 が舞います。 オホーツク海は一番南の凍る海なので、地球温暖化の見張り役にもなる そうです。写真や図とともにイラストもたくさんありますから、小学校高 学年から読んでいただけます。 この本の表紙は http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/shiroiumi/shiroiumi.html を見て下さい。 科学読物研究会については http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。 (科学読物研究会 津久井優子) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【4】新着情報 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「科学体験ひろば」のご案内 ■ パソコン体験&工作教室を実施します。お近くの方はご参加ください。 期 間 : 平成18年3月4日(土)〜5日(日) 開催場所: 青森県三沢市 開催場所: 青森県立三沢航空科学館 期 間 : 平成18年3月4日(土)〜5日(日) 開催場所: 佐賀県武雄市 開催場所: 佐賀県立宇宙科学館 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【5】科学技術館トピックス ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■ タイトル:ほかほかカイロをつくろう 開 催 日:4日 詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。 ■ 今週のユニバース ■ 科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション を使って、太陽系や宇宙の話題を中心に、楽しい科学の話をお届けしてい ます。 ゲストスピーカーによるお話は、最新の研究成果についてや、ニュース に取り上げられたHotな話題です。新しい科学の話題に耳をかたむけて みませんか? 案内役:永井智也(科学技術振興機構) ゲスト:渡部潤一(国立天文台) 今後の予定は http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。 ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【6】お知らせ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ インターネット割引券 ■ 必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき ます。 詳しくは http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【7】サイエンスキャンプ ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 有機の光で照らしてみよう〜有機ELを作る〜 ■ 「ウインター・サイエンスキャンプ05−06」の15会場で行われた キャンプを順次紹介しています。 今回紹介する会場は「国立大学法人 山形大学 工学部 機能高分子工 学科」で、2005年12月26日(月)〜28日(水)の2泊3日で開 催されました。北は北海道、南は静岡県から12名(男9名、女3名、1 年生6名、2年生6名)の高校生が参加しました。次世代の薄型テレビや 照明機材への応用が注目されている有機EL素子ですが、今回のキャンプ では蛍光性の有機化合物を実際に合成し、合成した蛍光材料などを使って 実際に有機EL素子を作成しました。作成した素子に電気を流し、その明 るさや効率などを測定しました。 なお、科学技術館では、5階「オプト」で光の基本を、3階「DENK I FACTORY」で電気・電力の基本を学ぶことができます。 体験写真・感想等は http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/070/70.htm を見て下さい。 サイエンスキャンプについては http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。 国立大学法人 山形大学 工学部 機能高分子工学科については http://ckido8.yz.yamagata-u.ac.jp を見て下さい。 「オプト」については http://www.jsf.or.jp/exhibit/light.html を見て下さい。 「DENKI FACTORY」については http://www.jsf.or.jp/exhibit/denkif.html を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆◆ 【8】他館の紹介 ◆◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、戦後初の純国産ジェット練 習機「T−1」を3月19日から常設展示で公開します。3月19日は 10時30分〜オープン式典を、11:00〜記念講演「T−1の開発と その歴史的役割」を行います。また、3月15〜18日にT−1Bの組立 作業を行います(見学可能)。 詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇◇ 【担当者より】 ◇◇ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■ 散歩のおとも 〜北の丸公園の自然〜 ■ 本誌も創刊から70号を数え、読者も3,300人になりました。 本誌に掲載した記事にはそのままにしておくのは惜しい貴重なものがあ ります。その内の一つに創刊以来大好評を得ている「北の丸公園の自然」 があります。読者の皆様からは、バックナンバーとして保存しておくだけ ではなく、冊子にして販売して欲しいと沢山の声が寄せられています。担 当としては、この皆様の声にお応えするため、標記のタイトルで出版する ため作業を進めております。 本冊子は、本誌に掲載した記事をまとめ直したものです。永井昭三先生 が執筆された「草木編」と松田邦雄先生が執筆された「動物編」に分け、 「春の巻」「夏の巻」「秋冬の巻」とし、合計6冊、1冊200円で販売 する予定です。「春の巻」は3月末、「夏の巻」は5月末、「秋冬の巻」 は8月末に出版する予定です。これらは全て手作りで作成しております。 入手方法などは後日ご連絡します。 散歩のおともに活用していただけたら幸せです。ご期待下さい。 (企画広報室 大西茂) お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な ど皆様からのメールをお待ちしております。 E-mail :mlmaster@jsf.or.jp 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 発行者:科学技術館メールマガジン係 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ▼このメール配信に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。▼ E-mail :mlmaster@jsf.or.jp ▼配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。▼ http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転載の際 には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の記事」と注釈 をいれて下さい。 なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画像・記事 については、無断使用・転載を禁止します。 |
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