科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第71号  2006/3/8 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 3,688人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】自然との出会い
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】新着情報
   ◆ 【5】科学技術館トピックス
   ◆ 【6】インストラクターの部屋
   ◆ 【7】お知らせ
   ◆ 【8】サイエンスキャンプ
   ◆ 【9】他館の紹介
   ◆ 【10】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ ニュートンの19歳になるまでの寄宿舎生活(その1) ■
  
    近代科学を築いた巨人・アイザック・ニュートンについて、話をしたい。
  
    皆さんも、偉人伝、伝記を読んでほしい。伝記はその人物の生き様を知
   ることだが、生まれ育った家庭環境、社会的・時代的な背景とその中にあ
   って、その人物の苦悩・反発・生き様を明らかにすることはとても大事な
   ことだと考える。
    さて、彼は1642年イギリスのリンカンシャ州ウールスリープで生ま
   れた。母や伯父はニュートンに将来何で身を立てさせるか考えたが、羊番
   もろくにできない彼をみて、グランサムのキングス・スクールに預けた。
   幸いにニュートンの家は農場地主(ヨーマン)だったので、余剰農作物を
   売って学資を送ってもらえた。下宿先は薬剤師の家であった。彼は紙が高
   い時代だったから白い板壁、床はノート代わりにあらゆることを書いたと
   いう。
    ニュートンは19歳の7月にケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジ
   へ学資免除(免費生)で入学するまで、親元を離れた寄宿生活が中心だっ
   たようだ。
    性格は無口、いつも宇宙を考えていた。だから、天動説には反対。しか
   し、異を称えて、ガリレイのように宗教裁判にかけられては、たまんない
   と硬く口を閉じたのだ。王侯貴族と庶民との戦い。6人に1人は死んだと
   いわれるペストの大流行、魔術の横行、一攫千金を夢みる錬金術、彼も確
   かに錬金術に夢中になっていたがその狙いは何であったのか明らかにした
   い、後世のものが、その恩恵に浴した微分・積分学、運動の諸法則、万有
   引力説、反射天体望遠鏡の発明など、など、その発明・発見の折々にその
   社会の反応・受け止め方はどんなであったのか調べてみたい。
  
            (科学技術館「DENKI FACTORY」[電力] 井澤祐一)
  
  
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  ◆◆ 【2】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ アマゾンの自然(1)美しき蝶たち ■
  
    南半球ブラジル・・・赤道に近いこのアマゾン河流域の熱帯は、青光り
   する大型の美蝶モルフォチョウを始め、びっくりするような自然との出会
   いが経験できるところです。私の出会ったアマゾンでの自然の姿をお目に
   かけましょう。
  
    アマゾンの自然(1)美しき蝶たちの写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s015.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会顧問 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
  ▼3月8日号
    今月は、「地球・宇宙」の分野の本を紹介しています。今回は雲の本で
   す。どうぞ、空をみあげて楽しい時間を過ごしてください。
  
  ■『雲のかたちで天気がわかる』かがく だいすき■
    新田 尚ぶん/大日本図書/2002年
    
    関東地方では、3月6日・啓蟄の日に春一番がふき、日中はだいぶ春ら
   しくなってきましたね。
    ちょっと空をみわたすと、雲がかたちを変えながら、流れるのを見るこ
   とはありませんか。いったい、雲のかたちは何種類くらいあるのでしょう。
   そんな疑問を持った人たちが、世界中で協力して雲の観測をおこない、雲
   が10種類にわけられることがわかったのは、およそ100年前のことで
   す。その基本のかたちを「十種雲形」といいます。
    この本には、十種の雲について、見開き1ページにひとつずつ、大きく
   てきれいな写真と、その雲が見えたときの、天気の変化がくわしく説明さ
   れています。雲は、みえない空気の運動を、水蒸気(眼に見えない気体)
   から氷(固体)や水(液体)にへんしんすることによって、私たちに見せ
   てくれるものです。
    この本を手に、空に見られるいろいろな雲のかたちから、天気がどう変
   わっていくか、予想してみてください。とても楽しいですよ。家庭で親子
   でできる、雲をつくる実験も最後にでています。
  
    科学読物研究会については
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm
    を見て下さい。
  
                     (科学読物研究会 津久井優子)
  
  
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  ◆◆ 【4】新着情報                       ◆◆
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  ■ 「科学体験ひろば」のご案内 ■
  
    パソコン体験&工作教室を実施します。お近くの方はご参加ください。
  
     期  間: 平成18年3月11日(土)
     開 催 地: 鹿児島県薩摩川内市
     開催場所: 薩摩川内市立長浜小学校
  
     期  間: 平成18年3月12日(日)
     開 催 地: 鹿児島県薩摩川内市
     開催場所: 薩摩川内市立手打小学校
  
  ■ 「青少年のための科学の祭典」のご案内 ■
  
    平成18年度の事業につきましては、平成18年3月25日以降に以下
   のサイトにてお知らせ致します。しばらくお待ちください。
  
    詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【5】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■
  
    タイトル:芳香剤を作ってみよう
    開 催 日:3月11日
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   を使って、太陽系や宇宙の話題を中心に、科学の最新の話題をお届けして
   います。
    今月第2・4土曜日はヤーキス天文台(アメリカ)とのライブ天体観測
   のセッションがあります。昼間に実際の星を見ることができたり、その晩
   に望遠鏡で撮影した天体を紹介します。(天候により、その日の星空や、
   天体をご覧いただけないこともあります。ご了承ください。)
  
    案内役:木村かおる(科学技術館)
    ゲスト:児玉忠恭さん(国立天文台)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】インストラクターの部屋                ◆◆
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    3月になったけど、まだまだ寒いなぁと感じているのはお姉さんだけか
   な?
    みんながまだ寒がっていても、どんどん春が近づいてるみたいです!
    北の丸公園の木々たちは、もの凄い勢いで芽吹きはじめてるよ。
    みんなのおうちや学校の木はどんな感じかな??
  
    季節ごとの空気を感じるって、とっても楽しいよね!
    この間、お姉さんは北海道の知床っていうところに行ってきました。
    知床は、去年の7月に世界遺産にも指定されたとっても自然の豊かなと
   ころです。
    冬、知床半島は2月の平均気温はマイナス9℃・最低平均気温は、なん
   とマイナス16.1℃にもなります!想像つくかな??
    そしてその寒さによって、知床半島のあるオホーツク海には流氷がやっ
   てきます。
  
    ここで『流氷』って何?を少しだけお話します。
    流氷っていうのは、川の水が海に流れて塩分が薄くなったところに、冷
   たい風が吹き付けられるとできる氷で岸から離れて漂流するものを言うん
   だって。
    知床で見られる流氷は11月下旬、中国とロシアの国境を流れるアムー
   ル川からオホーツク海に注ぐ水が冷たい風によって凍りはじめる事ででき
   るんだって。その流氷が知床半島にやってくるんだけど、なんと1000
   kmも流れてやっと辿り着くんだって!
  
    みんなが知ってる海って、青くて・波があって・波音のする海だよね。
    お姉さんもそういう海しか知らなかったから、見た時ビックリしました!
    真っ白で・波も音もない海でした。
    海岸も雪で真っ白だから、どこからが海なのか分からなくなっちゃうの。
    とても感動して、マイナス10℃の寒さは吹き飛びました!
  
    地元の人が「今年の流氷は小さい」って言っていました。
    いつもは岩のようにゴロゴロしているのだとか・・・。
    では、写真を見て下さい☆
  
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/inst/071/71.htm
  
             (FOREST インストラクター 佐藤理亜子)
  
  
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  ◆◆ 【7】お知らせ                       ◆◆
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  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【8】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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  ■ 燃料電池を作って水素から電気を起こそう ■
  
    「ウインター・サイエンスキャンプ05−06」の15会場で行われた
   キャンプを順次紹介しています。
    今回紹介する会場は「国立大学法人 筑波大学 工学システム学類」で、
   2006年1月5日(木)〜7日(土)の2泊3日で開催されました。北
   は岩手県、南は沖縄県から24名(男18名、女6名、1年生9名、2年
   生12名、3年生3名)の高校生が参加しました。燃料電池の基本原理の
   講義や試作と実験等の実習を通じて、燃料電池の面白さや難しさを学びま
   した。
    なお、科学技術館3階の「ガスクエスト」展示室には、燃料電池の展示
   物があります。
  
    体験写真・感想等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/071/71.htm を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
    キャンプ会場(国立大学法人 筑波大学 工学システム学類)については
    http://www.esys.tsukuba.ac.jp/
    を見て下さい。
  
    「ガスクエスト」については
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/gas.html#n を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【9】他館の紹介                      ◆◆
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    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、戦後初の純国産ジェット練
   習機「T−1」を3月19日から常設展示で公開します。3月19日は
   10時30分〜オープン式典を、11:00〜記念講演「T−1の開発と
   その歴史的役割」を行います。また、3月15〜18日にT−1Bの組立
   作業を行います(見学可能)。
  
    詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【10】読者からのお便り                  ◆◆
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  ■ ケアンズ自然写真通信 ■
  
    こんにちは。
  
    テレビの天気予報からは「The end of summer........」なんていうコメ
   ントが流れていましたが、ケアンズはまだかなり暑いです。
  
    日本でも、ゴールドコーストにいわしの大群が押し寄せ、それを食べる
   ためにサメが沢山集まっている映像がニュースで流れたそうですが、あれ
   は凄い映像でしたね!
    サメだけでなく、イルカや大型の魚も集まっていた様子です。
    しかし、そのそばでサーフィンを楽しむ人の姿もあって
    「???」という感じでした。
  
    日本も3月になって、春らしさを感じる時もあるのでしょうね。
  
    今回の写真は豪州特有の動物です。
    この写真は、動物園で撮った物ですが、自然に生息していますよ。
  
   『オレは、海にいるクラゲが今はすご〜〜〜く怖い!網を張ってクラゲが
   入らないようにしてあるところでしか泳がないよ!!!
    ケアンズに来たら注意してね〜〜』大也
  
    では。。。。                   井上梨紗&大也
  
    ケアンズ自然写真通信の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/australia/071/71.htm
    を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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    先月、平成18年度の科学技術館「サイエンス友の会」の入会申し込み
   が締め切られました。入会されたのは約2,070人となりました。
    入会と同時にメルマガの配信を希望された会員の方が多数あり、本号の
   配信数は3,688にもなりました。ありがとうございました。
  
    前号の本欄で「散歩のおとも 〜北の丸公園の自然〜」の出版を企画し
   ている旨予告いたしましたところ、早速読者の方から次のメールを頂戴い
   たしました。
    「メールマガジンを愛読させていただいています
    北の丸の自然が 纏められるとの事、非常に嬉しく 又期待しておりま
   す。御案内いただき次第 購入いたしたく思いますので よろしくお願い
   します。
    草木編 20-30冊位ですが 4月10日頃の入手可能でしょうか」
    大変嬉しいお便りです。今、ご期待にお応えすべく頑張っておりますが、
   何分手作りですので・・・ 遅れることのないよう更に頑張ります。
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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