科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第72号  2006/3/15 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 3,702人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】自然との出会い
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】科学技術館トピックス
   ◆ 【5】お知らせ
   ◆ 【6】サイエンスキャンプ
   ◆ 【7】他館の紹介
   ◆ 【8】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ 続・地震の予知情報に備えて ■
  
    3月1日発行、第70号の文中で「直前想定訓練」について触れました。
   これに対して読者の方から意見が寄せられました。地震演示担当者として、
   関心をもっていただいたこと、大変うれしく思っています。
  
    さて、緊急地震速報の運用開始については第4回の検討会が、本日(3
   月15日)開催されています。今までの会合で気象庁は次のような見解を
   発表しています。(報告文より引用)・・・特定利用者(交通機関・医療
   機関など)への提供は平成18年度早期に開始され・・・・・・社会的な
   混乱の回避等について本検討会における検討状況等を踏まえ、平成18年
   の後半に開催予定の検討会において、一般利用者に対する緊急地震速報の
   時期について判断するものとする。とあります。
  
    少し先になりますが、近いうちに対策マニュアルとか訓練教本なども用
   意されてくるものと見込まれます。しかし地震は待ってくれませんので、
   いつでも身の処し方については心の準備が不可欠です。筆者の体験ですと、
   子供の時、大木につかまるよう習慣づけられていたのを思い出します。落
   下物や倒れ易い物から離れ、頭を保護し、身体を低くして揺れを迎えるし
   か方法は見出せません。しかし、それがままならない場所に居る時は、恐
   怖さえ感じます。
  
    さて、皆さんはどんなことを考えておられますか。何か適切な対策のあ
   る方はお知らせいただければ幸いです。
  
          (科学技術館 4F「建設館」(耐震)担当 阿部頼之)
  
  
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  ◆◆ 【2】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ アマゾンの自然(2) ■
  
    アマゾンの蝶に続いて、その他の昆虫や、カメ、魚、野鳥などとの出会
   いの写真をご覧ください。
  
    アマゾンの自然(2)の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s016.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会顧問 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
  ■『オーロラのひみつ』わたしの研究■
    上出洋介・文 つだかつみ・絵/偕成社/2002年
  
    南極や北極の近くにしか出ない不思議な光のカーテン、オーロラ。誰も
   がいちどは本物のオーロラを見たいと思うことでしょう。
    この本の作者は、中学生の時に、日本の南極観測によるオーロラ写真を
   見て、そのとりこになりました。そのとき、オーロラは地球の磁力と関係
   あるらしいが、なぜできるのかはまだわかっていないことを知り、将来こ
   の謎をといてみせると思ったのです。そして、大学で地上の地磁気をしら
   べて、オーロラの中の電流のながれを予想する研究からはじめ、その後ア
   メリカに渡って、人工衛星、ロケット、レーダーで測定したたくさんのデ
   ータを、大型コンピュータで計算することによって、オーロラの中をどの
   ように電流がながれているかの、標準的なモデルを作り上げたのです。
    でも、研究の成功には、立派な機械や、たくさんのデータとは別の大切
   なものが必要です。それは、ふだんから”なぞ”をいくつも持つこと、な
   ぞを解きあかすために、世界中のたくさんの人と協力できる力です。科学
   者をめざす方たちにヒントがいっぱいの本です。くわしいイラストがある
   ので、小学校高学年から読めるでしょう。
  
    この本の表紙は
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/auroranohimitsu/auroranohimitsu.html
    を見て下さい。
  
    科学読物研究会については
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。
  
                     (科学読物研究会 津久井優子)
  
  
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  ◆◆ 【4】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 「夢・化学−21」土曜実験教室の開催 ■
  
    タイトル:接着の科学
    開 催 日:3月18日
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/event.html#sat-jikken を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    ショーの進行は、現在活躍中の研究者の皆さんが案内役として登場し、
   科学の楽しさを伝えてくれます。
    ゲストコーナーでは、最新の科学研究の様子を聞くことができます。
  
    案内役:矢治 健太郎(立教大学)
    ゲスト:南繁行さん (大阪市立大学)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【5】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 「青少年のための科学の祭典」のご案内 ■
  
    平成18年度の事業につきましては、平成18年3月25日以降に以下
   のサイトにてお知らせ致します。しばらくお待ちください。
  
    詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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  ■ 知ろう・創ろう自然エネルギ− ■
  
    「ウインター・サイエンスキャンプ05−06」の15会場で行われた
   キャンプを順次紹介しています。
    今回紹介する会場は「足利工業大学 総合研究センタ−」で、2006
   年1月6日(金)〜9日(月祝)の3泊4日で開催されました。北は群馬
   県、南は沖縄県から28名(男14名、女14名、1年生13名、2年生
   13名、3年生2名)の高校生、高等専門学校生が参加しました。身近な
   自然エネルギー、太陽光、風力、バイオマスなどを実際のフィールドで見
   学し、さらにはソーラークッカー、小型風力発電機など簡単な自然エネル
   ギー利用装置を手作りして、ものづくりの楽しさと自然エネルギーのすば
   らしさ、有り難さを実感しました。
    なお、科学技術館では、3階「DENKI FACTORY」にて風力・
   太陽光の発電の仕組みなど、いろいろな発電方法について学べるほか、電
   気について体感できます。
  
    体験写真・感想等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/072/72.htm を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
    キャンプ会場(足利工業大学 総合研究センタ−)については
    http://www.ashitech.ac.jp/ を見て下さい。
  
    「DENKI FACTORY」については
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/denkif.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【7】他館の紹介                      ◆◆
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    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、戦後初の純国産ジェット練
   習機「T−1」を3月19日から常設展示で公開します。3月19日は
   10時30分〜オープン式典を、11:00〜記念講演「T−1の開発と
   その歴史的役割」を行います。また、3月15〜18日にT−1Bの組立
   作業を行います(見学可能)。
    また、平成18年3月25日〜4月23日を会期として、春休み特別展
   「大空を先駆けた埼玉県の女性航空人 西アキクと田中阜子」を開催しま
   す。埼玉県出身で、戦前では数少ない女性パイロットとして活躍した西ア
   キクと、田中阜子(あつこ)の二人に焦点を当て、パイロットとしての業
   績や人間像を紹介するものです。会期中、無声映画「翼の世界」上映
   (3/25)、二人に関する公開講座(3/26)などを実施します。
  
    詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【8】読者からのお便り                   ◆◆
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  <富山県の内山さんから>(受信:平成18年3月8日)
  
    楽しく読ませていただいています。
  
    息子が日当たりのいい墓地から「ふきのとう」を見つけてきました。ま
   だ本堂から落ちた雪でそり遊びができるくらいなのですが、春なんですね。
   富山湾の「ほたるいか」も解禁になり3月末から観光船に乗って「ほたる
   いか」漁を見る事ができます。
  
    境内の銀杏の芽もふくらんでもうすぐ赤ちゃんが手を広げたようなちい
   さい葉がでます。公孫樹というそうです、植えると孫の代まで実をつけな
   いとか、うちの銀杏は、明治30年の大火をのがれたつわものです。その
   力にあやかりたい私です。
  
  ■ ケアンズ自然写真通信 ■<豪州の井上さんから>
  
    こんにちは。
  
    今ではだいぶ慣れましたが、引っ越してきた当初は夜明け前に鳴き始め
   る鳥の声で、眠りから起こされたものです。
    朝、自分のテリトリーの木から飛び出すとき、また夕方に戻ってくる時、
   その騒ぎは凄まじいものです。
    雨季のこの時期、鳥と蛙の競演…なんていうこともありますよ。
  
    今回は鳥の写真をお届けしますね。           梨紗&大也
  
    ケアンズ自然写真通信の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/australia/072/72.htm
    を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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    「ケアンズ自然写真通信」をお送り頂いている井上さんから次のお便り
   が添えられていました。筆者に、井上さんからのお問い合わせについて、
   本号の「科学・技術よもやま話」で答えて頂きました。
  
   「先々週号(第70号)に書かれていた『地震の予測』の記事の件ですが、
   文中に「直前想定訓練」が重要。。。。とありましたが、実際にはどんな
   ことをしたら良いのでしょうか。
    地震発生、数十秒前、あるいは数秒前、なんていう直前の段階で何をし
   たらいったい良いのでしょう。もちろん、その時いる場所、環境、時間な
   どによって対策は違うと思うのですが、そういう対策マニュアルとか、練
   習教本とか… どこかに用意されているのでしょうか。
    きっと、その数秒が『生死を分ける数秒』という場合もあるような気が
   して、とても気になります…。
    ケアンズは地震がありませんが、東京の事を思うと、怖いです。」
  
    昨日(3月14日)は東京でも雪がちらつきましたが、先週末は大変暖
   かでした。3月11日には、北の丸公園のカワズザクラやカンザクラは満
   開で、メジロが吸蜜しておりました。かわいい写真が撮れましたのでご覧
   下さい。
    URL:http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/072/72.htm
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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