科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第78号  2006/4/26 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 3,803人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】科学・技術よもやま話
   ◆ 【2】北の丸公園の自然
   ◆ 【3】科学の本の紹介
   ◆ 【4】新着情報
   ◆ 【5】科学技術館トピックス
   ◆ 【6】お知らせ
   ◆ 【7】サイエンスキャンプ
   ◆ 【8】他館の紹介
   ◆ 【9】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ ケニアのリサイクル ■
  
    ノーベル平和賞受賞者でケニア環境副大臣のワンガリ・マータイさんは、
   日本語の「もったいない」という言葉を知って感銘を受け、限りある資源
   を有効に使い……と29号に書いたことがあります。このケニアには、日
   本とは違ったリサイクルの仕組みがあるそうです。
  
    私たちの目には廃材、ゴミとしか映らない様々な物が、巧みに日常の生
   活用品に変っていきます。例えば、空き缶はランプや貯金箱のお土産に、
   古タイヤはサンダルに、ドラム缶の蓋は鍋やフライパンに、底の抜けた鍋
   もそっくり張り替えるなど。とても現在の日本人には想像もできないよう
   なリサイクルを仕事にしている人々が活躍して、物を大切にしているそう
   です。
  
    日本でも、戦争に負けた昭和20年頃は、物を大事に大事に使いました
   が、近頃はどうでしょうか?まだまだ使える物がゴミとして捨てられてし
   まっています。「もったいない」の言葉をもう一度噛み締める事が大切で
   はないでしょうか。それが地球温暖化防止にもつながると思うのです。
  
    73号でも紹介した放送番組「宇宙船地球号」の「ゴミの中に夢を探す」
   で、15歳の少年が様々な人々に支えられながらリサイクル職人に成長し
   ていく姿を紹介しています。
  
    詳しくは
    http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2006/20060409/index.html
    を見て下さい。
  
                  (前サイエンス友の会講師 鈴木惣吉)
  
  
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  ◆◆ 【2】北の丸公園の自然                   ◆◆
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  ■ 春爛漫の北の丸公園の草木に拾う ■
  
    今年も北の丸は桜花爛漫、今、フゲンゾウ・ショウゲツ・カンザンなど
   の八重ザクラが美しさを競うように、それぞれの持ち味を発揮して、来る
   人々をもてなしてくれています。
    今回は、昨年ご紹介できなかった珍しいキクザクラやカツラ・チョウセ
   ンレンギョウ・その他の木々の花を加えて取り上げています。
    草では、今を盛りに咲き誇っている、トウカイタンポポ・カントウタン
   ポポ・エゾタンポポなどのタンポポ類5種を皮切りに、まだ取り上げてい
   なかったセイヨウカラシナ・ヘビイチゴ・タチイヌノフグリ・スズメノヤ
   リなどの新しいものを加えて、ご紹介します。
    まさに春爛漫、花いっぱいの北の丸です。どうぞお花見にお出かけ下さ
   い。お待ちしています。
  
    春爛漫の北の丸公園の草木に拾うの写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/078.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会講師 永井昭三)
  
  
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  ◆◆ 【3】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
    観察に役立つ虫の本の最後にぜひとも紹介したい本。専門家でなくても、
   子どもでも、身近な自然に目を向けて入り込むことで、こんなにも大きな
   発見や喜びを得ることができるかも・・・子どもたちへの期待が膨らみま
   す。
  
  ■ 『雄太昆虫記』 ■ ぼくのアシナガバチ研究所日記
    中川雄太 作/くもん出版/2002年
  
    なんといっても著者が小学生ということに、まず驚かされます。この本
   は、著者の中川雄太君が小学校4、5、6年生の時、自分の家の周りで観
   察したコアシナガバチ、セグロアシナガバチ、キアシナガバチの観察記録
   です。昆虫の研究者として、絵がうまいことは重要な条件のひとつだと思
   いますが、日記に添えられた絵はとても上手で、アシナガバチの生態をわ
   かりやすく、よく表しています。
    著者はアシナガバチを個体識別していて、バラの木のそばに巣を作って
   いたバーラ、高い杉の木のそばの岩に巣を作る高杉岩子などなど、名前の
   付け方もユニークです。コアシナガバチの女王バーラの一生は特にドラマ
   チックで、ほかのハチが放棄した巣を引き受けたり、そのために仕事のし
   すぎでイライラしたり、ほかのハチにかまれたり‥。
    アシナガバチが本当に好きで、毎日のように新しい発見をし、次々とわ
   いてきた疑問を、今度は実験で確かめています。そんな風にアシナガバチ
   に夢中になっている著者と一緒になって、読んでいる私たちも、自然の厳
   しさ、ハチの生活のおもしろさに思わず引き込まれてしまいます。
  
    この本の表紙は
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/7musekitsui/yutakonchuuki/yutakonchuuki.html
    を見て下さい。
  
    科学読物研究会については
    http://homepage3.nifty.com/fwga4903/kaken.htm を見て下さい。
  
                     (科学読物研究会 小金沢頼子)
  
  
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  ◆◆ 【4】新着情報                       ◆◆
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  ■ 小泉総理ご一行が科学技術館をご視察 ■
  
    科学技術週間中の4月20日、小泉総理大臣が科学技術館をご視察され、
   5階の「ワークス」で米村でんじろう氏の実験に参加されました。
    このご視察には、小泉総理のほか、松田科学技術政策担当大臣、小坂文
   部科学大臣、河本文部科学副大臣やノーベル化学賞受賞者で理化学研究所
   理事長の野依博士も参加されました。
    小泉総理は、身近な道具を使った科学実験で、科学技術館やテレビなど
   で大活躍の「でんじろう先生」とともに白衣を着て実験に参加されました。
    ダンボール箱で作った空気砲で、空気のタマを遠くまで飛ばしてローソ
   クの火を消したり、箱の中に煙を入れて煙のタマが渦になっている様子を
   見る実験と静電気について、プラスとマイナスに帯電したものを近づけた
   場合やマイナスとマイナスを近づけた場合どうなるかを風船や宙に浮くシ
   ャボン玉などを使っての実験を行いました。実験には小学5年生の28人
   が参加し、でんじろう先生や小泉総理の実験に歓声を上げたり、拍手をし
   たり、一緒に実験に参加したりしてとても楽しそうにひとときを過ごしま
   した。
    小泉総理は、子供たちとお話をしながら「これはマジックだ」「科学の
   修行は政治の修行より難しい。」など感想を述べていらっしゃいました。
    このご視察はマスコミにも大きく報道されましたので、テレビ等でご覧
   になった方も多いと思います。
  
    ここに実験の様子をご紹介します。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/078/78_2.htm
  
  
  ■ 特別展「自然科学写真展」 ■
  
    顕微鏡写真・水中生物・鳥・動物・昆虫・植物・天体・山岳など自然の
   さまざまな姿などを紹介します。
  
    開催日:2006年4月29日(土)〜5月31日(水)
    会 場:科学技術館
    主 催:日本自然科学写真協会、科学技術館
  
    詳しくは http://www.jsf.or.jp/event.html#photo を見て下さい。
  
  ■ ゴールデンウィークイベント「万華鏡手作り教室」 ■
   
    日本万華鏡大賞公募作品展優秀作品展示をはじめ、万華鏡の原理などを、
   科学的な展示やパネルで紹介。万華鏡工作教室も実施します。
  
    開催日:2006年5月3日(水)〜5月5日(金)
    会 場:科学技術館
    主 催:日本万華鏡倶楽部、科学技術館
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/event.html#kaleidoscope を見て下さい。
  
  ■ 日立グループ提供「Nature Contact」のご案内 ■
  
    科学技術館2階 日立グループ提供のブースを、4/28(金)にリニ
   ューアルいたします。
    ブースの名称は「Nature Contact」。
    コンセプトは 〜地球の自然と生命に触れてみよう、感じてみよう〜 
    で、手の影を使って操作することのできる情報テーブルに、地球上の自
   然環境と、そこに住む動物達の暮らしを再現しました。
  
    手をかざして動物達の声を聞くといったインタラクティブな体験を通し
   て、地球の自然や生命について考えるきっかけをつくる展示になっていま
   す。
    ぜひ実際に体験し、感じてみてください。
  
  
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  ◆◆ 【5】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 5月の星見隊 ■
  
    人工衛星:星は星でも...
  
    地球の衛星(えいせい)といえば月ですね。
   月は自然の天体ですが、地球の周りには人工の天体・人工衛星がたくさん
   周回しています。気象衛星や通信衛星、国際宇宙ステーションなどです。
   
    この人工衛星、意外とよく見えます。飛行機は必ず左右にオレンジと緑
   の光を点滅させて飛んでいますが、人工衛星は星のような点像が、点滅せ
   ずすぅっと空を横切っていきます。夕方や明け方によく見えます。
  
    人工衛星が光って見えるのは、太陽電池パネルなどに太陽光があたって、
   それが反射するためです。とくに国際宇宙ステーションは、0等級〜マイ
   ナス等級で見えますので、観察しやすい人工衛星です。
    このゴールデンウィークに、探してみてはいかがですか?
   
    人工衛星は、地球のすぐ近くを周回しているため、観察する場所によっ
   て見える方位・高度が異なります。人工衛星の通過予報ができていますの
   で参考にしてください。
  
    参考:横浜こども科学館 人工衛星情報
    http://astro.ysc.go.jp/satellite2.html
  
                    (科学技術館事業部 木村かおる)
  
  ■ NEDO Future Scope 未来のチカラがみえてくる ■
  
    4階「無限の可能性をもとめて」展示室は4月1日リニューアルし、
   「NEDO−Future Scope」展示室となりました。
    ロボット、先端技術、環境・エネルギーなど、豊かな未来をメッセージ
   しています。
  
    詳しくは
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/nedo.html を見て下さい。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」は、コンピュータシミュレーションを
   使って、インターラクティブに、宇宙から分子の世界までさまざまな話題
   をお届けしています。
    
    案内役:木村かおる(科学技術館)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」の出版について ■
  
    平成16年11月の創刊以来連載し、好評を得てきた「北の丸公園の自
   然」をハンドブックとして4月14日に出版しました。
    ハンドブックは「春の巻」として、「草木編」と「動物編」の2冊で、
   総カラー印刷のきれいな写真を満載しています。それぞれ1冊200円で
   科学技術館ミュージアムショップで販売しております。ご来館が困難な方
   々はメール、又は、FAXでお申し込み下さい。
  
    申込方法及び記者発表資料は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/otomo/haru/otomo.htm
    を見て下さい。
  
  ■ 第37回国際物理オリンピック派遣日本代表の決定 ■
  
    第37回国際物理オリンピック(期間:2006年7月8日〜17日
   開催国:シンガポール)に派遣する日本代表5名が、物理チャレンジ組織
   委員会(委員長:北原和夫(国際基督教大学))の選考により決定しまし
   たのでお知らせします。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/078/ipo_78.pdf を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【7】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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    「ウインター・サイエンスキャンプ 05−06」の15会場で行われ
   たキャンプを順次紹介しています。
  
  ■ 生命の海を科学する〜海洋のミクロ生態系〜 ■
  
    今回紹介する会場は「国立大学法人 愛媛大学 沿岸環境科学研究セン
   ター」で、2005年12月24日(土)〜26日(月)の2泊3日で開
   催されました。北は茨城県、南は宮崎県から16名(男8名、女8名、1
   年生6名、2年生9名、3年生1名)の高校生が参加しました。海水の水
   質分析、微生物の観察と定量および微生物を食べる微小プランクトンや動
   物プランクトンの電子顕微鏡観察や解剖を行い、海水一滴中の生態系に迫
   りました。大きな海を支えている小さな生物に着目し、「マイクロビアル
   ループ(微生物捕食連鎖)」および「捕食食物連鎖」について観察実験を
   とおして学びました。
    なお、科学技術館 3階「地球を守る」コーナーでは、地球環境につい
   ていろいろな情報を得ることが出来ます。また、生物以外になりますが、
   4階「NEDO Future Scope〜未来のチカラがみえてくる
   〜」展示室のフューチャースタジオでは、ナノレベルの極小世界の紹介な
   ど魅力ある展示で科学について体験できます。
  
    体験写真・感想等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/078/78.htm を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
    キャンプ会場(国立大学法人 愛媛大学)については
    http://www.ehime-u.ac.jp/~cmes/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【8】他館の紹介                      ◆◆
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    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)大型映像館では、平成18年4月
   29日〜5月14日を会期として、GW大型映像フェスティバルを開催し
   ます。「活躍するヘリコプター〜ストレートアップ〜」を10:20と
   14:20から、「世界自然遺産〜大いなる大地のいとなみ〜」を12:
   40と16:00から上映します。期間中は、残席のある範囲で再観覧
   (1回分の料金で同じ日に2作品を観覧すること)できますのでお得です。
   ジャイアントスクリーンの迫力ある映像をお楽しみ下さい。
    また、展示館ではGW特別展「フライトシミュレーションの世界〜見て、
   創って、体験〜」(会期:4月29日〜6月25日)を開催します。シミ
   ュレーション体験コーナー、ヘリコプターコーナー、創ろうコーナーの参
   加型展示品が皆さんの来館をお待ちしています。
  
    詳しくは http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【9】読者からのお便り                   ◆◆
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  <富山県の内山さんから>(受信:平成18年4月19日)
  
    やっと春らしくなりました。
    もう蟻が小行列を作っています。息子が小さかった頃、蟻さんのおうち
   を見つけるといってずっと下を向いて歩いていて灯篭にぶつかって、泣い
   ていたことを思い出しました。蟻ってこんな早くからいました?
    富山は、櫻が満開です。同じ敷地にあるのに早く咲く樹、遅い樹とさま
   ざまです。
    今日は黄砂がひどいし、南風も吹いていて暑いです、立山連峰がくっき
   り見えるので明日は雨です。(多分・・・地元の言い伝え?)デジカメが
   使えれば画像を送りたいくらいきれいな雪景色の山です。
    でも私はデジタルオンチです・・・
  
  ■ ケアンズ自然写真通信 ■<豪州の井上さんから>
  
    ケアンズの4月の降雨量は過去最高になってしまいました。
    普通は、4月になれば雨量は減り、雨季も終わって、過ごしやすい乾季
   シーズンになるんですよ。
    それが・・・、毎日、大雨!
   幹線道路は寸断され、浸水してしまう建物も多く、被害がかなり出ていま
   す。
  
    これから日本のGWになると、日本人の親子連れを町でたくさん見かけ
   るのですが、この天候では可哀相。
    早く、私たちのためにも、観光客の方たちのためにも、カラッ〜と晴れ
   て欲しいものです(笑)!
  
    ケアンズ自然写真通信の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/australia/078/78.htm
    を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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  ■ 東京の冬を越しナガサキアゲハ羽化 ■
  
    昨年秋、本誌の「北の丸公園の自然」「自然との出会い」を担当してい
   ただいている動物担当の松田邦雄先生が、科学技術館の玄関前で捕獲した
   ナガサキアゲハのメスについて、本欄で写真とともに紹介しました。
    第49号(平成17年10月5日発行)で、捕獲と産卵の様子。
    第51号(10月19日)で、孵化の様子。
    第54号(11月9日)で、幼虫と蛹化の様子。
    そして一昨日(平成18年4月24日)、先生が来館され、「ついに捕
   獲したナガサキアゲハの子孫が誕生した。」とおっしゃって、羽化したナ
   ガサキアゲハの写真と次の文章をお持ちいただきました。ここにご紹介し
   ます。
  
    「東南アジアの国々や日本では沖縄・九州地方に多く見られる南国の蝶
   ナガサキアゲハが、50年かかって分布を少しずつ東方へ拡げ、ここ数年
   の間に今や湘南地方ではごくふつうに見られ、2003年頃からついに北
   の丸公園にも現れるようになりました。
    そして2005年9月27日、北の丸公園のアベリアの花に訪れたナガ
   サキアゲハ♀を捕らえ産卵させました。11月中旬頃つぎつぎに蛹化し、
   蛹態で冬を越しました。
    2006年4月23日1♂が無事羽化し、続いて4月22日23日と♀
   が羽化しました。
    東京の冬も無事に越すことができる証明になりました。きっと今年も東
   京の各地でナガサキアゲハに出会うことができるでしょう。」
  
    ナガサキアゲハの羽化の写真は、
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/078/78.htm を見て下さい。
  
  ■ 本誌の担当者について ■
  
    本誌第74号及び第76号の「科学・技術よもやま話」を執筆した、当
   室(企画広報室)の中村隆が本メルマガの担当も兼ねることとなりました。
   早速、来週号(5月3日)を担当します。ご支援をお願いいたします。
  
  ■ ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」 ■
  
    4月14日に出版したハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」
   は大変好評です。科学技術館のミュージアムショップで販売しております
   が、発売から10日余りで100冊以上も売れました。メールでの注文も
   受けております。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/otomo/haru/otomo.htm
    を見て下さい。
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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       〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
  
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