科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第99号  2006/9/20 発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 4,397人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】新着情報
   ◆ 【2】科学・技術よもやま話
   ◆ 【3】自然との出会い
   ◆ 【4】科学の本の紹介
   ◆ 【5】科学技術館トピックス
   ◆ 【6】お知らせ
   ◆ 【7】サイエンスキャンプ
   ◆ 【8】他館の紹介
   ◆ 【9】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】新着情報                       ◆◆
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  ■ 「再生可能エネルギー2006国際会議」及び
               「第1回新エネルギー展示会」のお知らせ ■
  
    地球環境問題解決の一つとして、太陽エネルギーや風力エネルギーのよ
   うな再生可能なエネルギーを大いに利用していく必要があり、世界各国で
   その利用技術の開発・普及が積極的に行われてきています。
    このたび、世界各国のリーダー(専門家・研究者)が初めて日本に集ま
   り、21世紀を展望した熱い意見交換を行うことになりました。また併せ
   て、海外からも多くの参加企業等を得て、最新の新エネルギー技術展示も
   行われますので、どうぞご参加下さい。
  
   ・再生可能エネルギー2006国際会議 2006年10月9〜13日
   ・第1回 新エネルギー世界展示会   2006年10月11〜13日
    ※会場はいずれも幕張メッセ
  
    展示会は入場無料です。(下記ホームページからの登録が必要です)
    併催イベントでは、小学生書画作品展や大学・高専によるエコビークル
   展示もあります。
  
    詳しくは http://www.re2006.org を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【2】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ 来館者と防災意識 ■
  
    今月1日は防災の日でした。9月は各地で防災のイベントや特別展が催
   されています。当館の地震実験コーナーも演示を通して防災意識を高めて
   もらえるよう、いつも心がけています。
  
    9月も半ばが過ぎると、地方からの小中学校の団体が徐々に増えて来ま
   す。子供たちの地震防災についての関心は地域によって大きく違うようで
   す。静岡や神奈川、それと宮城が高いのは、行政の取り組み方に地域特性
   があるにしても、日本の国内ならどこも地震の確率に大きな違いはないは
   ずです。各学校の防災教育への取り組み方に学校差が大きいことも、毎回
   の実験演示に参加する児童を見て感じます。
  
    来年は今までの特定利用者だけの緊急地震速報が、一般利用者にも供さ
   れます。それまでは速報を送る準備に追われる期間になると思います。ま
   た、これとともに、演示参加者に、家族の安否連絡171番について尋ね
   てみることがありますが、一度も試したことのない人の多さや、171番
   そのものについて知らないケースもあって驚くことしきりです。
  
    大揺れが来ることを知ったとき、また、突然揺れがきたらどのような行
   動をとるか、訓練していますか。筆者が子供のときは「庭の大木に直ぐつ
   かまれ」が我が家の先祖からのマニュアルでした。終わりに、震度を自作
   の川柳としてまとめてみることにしました。
  
    地震かな それとも風か   震度1
    吊りものが 静かに揺れる  震度2
    愛犬と 顔 見合わせる   震度3
    たて揺れに 恐怖の走る   震度4
    何よりも わが身の安全   震度5
    揺れが止み 家族の安否   震度6
    どのビルが 真っ直ぐなのか 震度7
  
               (建設館、地震の実験演示担当 阿部 頼之)
  
  
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  ◆◆ 【3】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ 冬虫夏草を探しに ■
  
    以前、科学技術館メールマガジン第90号の科学・技術よもやま話「虫
   草と呼ばれる生き物」という題で北の丸公園に見られるクモタケという種
   類の虫草(冬虫夏草)をご紹介いたしました。冬虫夏草とは昆虫などを宿
   主として寄生するキノコの仲間をさし、「冬」の間は「虫」なのに、「夏」
   になるとそこから「草」が生えたようになる、という所から名付けられて
   います。今回は八王子市高尾町にて観察できた虫草を紹介いたします。
  
    冬虫夏草を探しにの写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s037.html を見て下さい。
  
                    (科学技術館事業部 早武真理子)
  
  ■ ナガサキアゲハの産卵(千葉・船橋) ■
  
    メールマガジンでも度々お知らせしてきました、熱帯の蝶ナガサキアゲ
   ハは、北の丸公園では今年も(2006年)5月から観察され、夏型は7
   月〜8月とよく見られ、そして9月にはアベリアの花によく訪れています。
    メールマガジン担当者のお宅(船橋市)の庭には、連日のようにナガサ
   キアゲハが訪れ、ミカンなどの若葉に産卵しているそうです。
    その写真をご紹介します。
  
    ナガサキアゲハの産卵の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/099/099.htm を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会講師 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【4】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
  ■ ドクター・トミーのからだの本(5)
    『おしっことあせ どうしてでるの』 ■
    須田都三男・著  田沢梨枝子・絵  小峰書店 1993.12
    1340円+税
  
    全10巻のシリーズ本ですが、今回は泌尿器と尿・汗の働きについて書
   かれた本書を紹介します。
    本シリーズに共通した特徴なのですが、絵がとてもわかりやすく、楽し
   く描かれています。ドクター・トミー、小学生のヤスヨ、ケンタの他に今
   回はソラマメ君が登場し、掘り下げた内容も会話の中で自然に理解するこ
   とが出来ます。さらに詳しい解説は欄外の【ひと口事典】【注】に載せら
   れています。
    読んでいくと意外に知らなかったこともたくさん出てきて、楽しみなが
   ら読むことができました。「ラグビーボールは楕円形をしたブタの膀胱に
   空気を入れ、皮をかぶせたのが始まり」というのは、「形の由来はそこに
   あったのか!」と、ちょっとびっくりでした。
    汗についても、その種類、成分、どこからでるのかについて、わかりや
   すく説明されています。最後のページの「おしっことあせを出すことは、
   健康を保つのに大切なことなので、おしっこは我慢しないように、運動を
   して汗をたくさんかきましょう」というまとめも、小学生向けの本として
   嬉しい配慮だと思いました。
  
    この本の表紙は
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/oshikkotoase/oshikkotoase.html
    を見てください。
  
    科学読物研究会については
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ を見て下さい。
  
                      (科学読物研究会 山森貴子)
  
  
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  ◆◆ 【5】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    また第2・第4土曜日にはシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体
   観測コーナーがあります。
  
    案内役:木村かおる(科学技術館)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】お知らせ                       ◆◆
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  ■ ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」発売中! ■
  
    2004年11月の創刊以来連載し、好評を得てきた「北の丸公園の自
   然」をハンドブックとして出版いたしました。『春の巻』、『夏の巻』が
   発売中です。秋・冬の巻は10月上旬発売予定です。
    ハンドブックは「草木編」と「動物編」の2冊で、総カラー印刷のきれ
   いな写真を満載しています。それぞれ1冊200円で販売しております。
  
    申込方法は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【7】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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    「スプリング・サイエンスキャンプ 2006」の20会場で行われた
   キャンプを順次紹介しています。
  
  ■ ハイブリッドコミュニケーション
     〜先端技術で未来メディアの研究プロセスを体験しよう〜
         【伝えたい☆〜もっと、もっと!コミュニケーション】 ■
  
    今回紹介する会場は「富士ゼロックス株式会社 研究本部」で、2006
   年3月21日(火・祝)〜3月23日(木)の2泊3日で開催されました。
   北は岩手県から南は佐賀県までの12名(男4名、女8名、1年生5名、
   2年生5名、3年生2名)の高校生が参加しました。遠隔地を結ぶ新しい
   コミュニケーション技術を体験しながら、コミュニケーション・メディア
   の意義と未来を考えました。
    なお、科学技術館では、遠隔コミュニケーションそのものを体験する展
   示はありませんが、コミュニケーション技術に関連する先端技術として4
   階「NEDO−Future Scope〜未来のチカラがみえてくる〜」
   展示室のナノステーションコーナーで有機ELディスプレイなどナノテク
   ノロジーや、その他の展示で身の回りの科学技術について体験を通して学
   べます。
  
    体験写真・感想等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/099/99.htm を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
    キャンプ会場については
    「富士ゼロックス株式会社 研究本部」
    http://www.fujixerox.co.jp/company/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【8】他館の紹介                      ◆◆
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    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では9月8日〜10月9日を会期
   として企画展「さよなら日本の翼 YS−11〜写真と模型でたどる軌跡〜」
   を開催しています。
    今年の9月30日で民間路線から退役する戦後初の国産旅客機「YS−
   11型機」について、航空写真家として名高い青木勝氏の写真パネル、一
   般の方から募集した思い出のYS−11写真、YS−11の模型を展示し
   ています。
  
    詳しくは、
    http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【9】読者からのお便り                   ◆◆
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  ■ ケアンズ自然写真通信 ■<豪州の井上さんから>
  
    こんにちは。
    カテゴリー5のサイクロンが上陸し、大きな被害を起こしてから6ヶ月
   がたちました。
    復旧工事は行われていてもまだすべて修復は出来ていず、壊れた家屋が
   町に残っています。
    雨季になるまえに早く…と、ニュースでも取り上げられています。
    日本は今の時期が台風のシーズンですよね。
    すでに日本での被害のニュースを聞きました。大きな被害がこれ以上発
   生しないことを祈るばかりです。
    今週も熱帯植物の写真をお送りします。            梨紗
  
    ケアンズ自然写真通信の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/australia/099/99.htm
    を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
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  ■ ハンドブック「散歩のおとも」の『秋・冬の巻』、近日発売! ■
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」の『春の巻』『夏
   の巻』は大変好評を頂いております。既に900冊近く購入頂いておりま
   す。
    9月末を目標に準備をしてきました『秋・冬の巻』の制作が最終段階に
   入っており、発売は多少遅れ10月上旬になると思います。次号又は次々
   号で発売日をお知らせできると思います。ご期待下さい。
  
    このハンドブックは、財団の職員がパソコンで作り上げた、まさに手作
   りの本です。仕事の合間をみて制作しているため、予定が思うようにいか
   ないところもありますが、何とか発売の目途が立ってきたところです。
    また、手作りのために制作に係る諸費用を低く抑えることができ、お求
   めやすい価格になっています。お散歩のおともにご活用頂ければ幸いに存
   じます。
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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       〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
  
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