科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第110号  2006/12/6発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 4,607人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】新着情報
   ◆ 【2】科学・技術よもやま話
   ◆ 【3】我が社の誇る技術
   ◆ 【4】自然との出会い
   ◆ 【5】科学の本の紹介
   ◆ 【6】科学技術館トピックス
   ◆ 【7】お知らせ
   ◆ 【8】戦後、日本を支えた100人の技術者
   ◆ 【9】サイエンスキャンプ
   ◆ 【10】他館の紹介
   ◆ 【11】読者からのお便り
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  ◆◆ 【1】新着情報                       ◆◆
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  ■ 鉄鋼新展示室がオープン! オープニングイベントに安倍総理も参加 ■
  
    平成18年12月1日(金)の「鉄の記念日」に、科学技術館「鉄鋼」
   新展示室『鉄の丸公園1丁目』(出展:(社)日本鉄鋼連盟)がオープン
   しました。鉄の面白さ、すごさを肌で体感できる展示になっています。
    また、オープニングイベントとして、日本古来の製鉄法「たたら製鉄」
   をテーマに、2日(土)に講演会を、3日(日)にものづくり体験(鉄づ
   くり体験)を行いました。
    3日のものづくり体験には、安倍総理も来られ、子どもたちと一緒に炉
   から出たばかりの”けら”(純度の高い鉄を含んだ鉄の塊)を割る作業を
   行いました。
  
   新展示室「鉄の丸公園一丁目」についての詳細は
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4c/ を見て下さい。
    
   オープニングイベントの様子については
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/110/110.htm を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【2】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ ミネラルウォーター ■
  
    お山に雨が降ります。山に降った雨は伏流水となって地下水脈を作り、
   山麓で湧き水となります。その水が集まって川となり、やがて海へ注ぎま
   す。日本は雨が多い国です。あとからあとから降ってきます。そのため日
   本の地下水も川の水もきれいです。いろいろな物質を溶かし込む時間があ
   りません。英国も島国です。日本と同じようにお茶の文化があります。き
   れいな水に恵まれてきたからでしょう。
  
    岩石に含まれるカルシウムやマグネシウムの化合物を地下水は少しずつ
   溶かし込みます。大陸ですと地上水も地下水も長く陸上にとどまっていま
   す。そのため岩石の成分がたくさん溶け込みます。カルシウムやマグネシ
   ウム、その他の鉱物を含む無機塩類をたくさん溶かし込んだ水を「硬水」、
   日本の一般の地下水のようにそれらを少ししか溶かしていない水を「軟水」
   といいます。
  
    硬水を煮沸して溶けているカルシウムの一部を炭酸カルシウムとして沈
   殿させて軟水にできる水を「一時硬水」といいます。煮沸してもカルシウ
   ム分を取り除くことができない水を「永久硬水」といいます。欧米やアジ
   アなど大陸の水は永久硬水が多いのです。硬水はそのままでは飲料水にも、
   洗濯にも工業用水にも利用できません。地下から汲み上げた水で無機塩類
   が溶解した水を原水としたものを「ミネラルウォーター」といいます。外
   国では飲料水として加工されたミネラルウォーターを購入しなければなら
   ない国もあると聞きます。
  
    日本の水はどうでしょう?軟水できれいな水が豊富なはずです。ですか
   ら早い時代から世界有数の工業国となることができたとも考えられます。
   ところが、最近は河川水も地下水も汚染が進みました。有害な物質も含ま
   れることがあります。おいしい水を安心して飲めるようにしたいものです。
  
               (科学技術館「ガスクエスト」担当 梅山浩)
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバーは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【3】我が社の誇る技術  〜東京電力(株)〜        ◆◆
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  ■ (6)電気を貯める技術 その1 ■ 
  
    電気の使われ方は、工場、ビルさらには、みなさんのスイッチの入れ方
   で、季節、昼夜によって大きく変化します。夏の場合、夜は昼の半分位ま
   で減ってしまうのです。電気は使う量に合わせて常にバランス良く同じ量
   をつくらないと止まってしまうので、電気が最も多く使われる量に合わせ
   た発電設備が必要となるのです。夜は使われない発電所設備があるので、
   もったいないですね。電力会社では、発電所を効率良く利用できるように、
   電気をつくる量の昼夜差を抑えるための取り組みを行っています。あまり
   使われない夜につくった電気を昼に使うための貯める技術もその一つです。
  
    水力発電の一つである「揚水発電」は、水車を回して電気をつくる水を
   貯める上部ダムの他に、水車を回した後の水を貯める下部ダムを持ってい
   ます。昼間に上部ダムの水を使って水車で電気をつくり、夜間は使われて
   いない発電設備の電気を利用して水車を逆回転させて下部ダムの水を上部
   ダムに汲み上げ、また昼間に、夜間汲み上げた水を使って電気をつくりま
   す。この繰り返しによって発電設備全体で無駄をなくすようにしています。
   現在、東京電力の揚水発電は9ヶ所あり、合計約680万kW(全発電設
   備の11%)。最新の神流川(かんながわ)発電所は、長野県に上部ダム、
   群馬県に下部ダムが建設されており、この2つのダムの中間点地下500
   mに掘った大空洞にあるため、外からは見えません。2つの湖を6km以
   上のトンネルで結び、653mの落差を利用して電気をつくります。ここ
   で使われている電気技術のほか、大空洞をつくる土木技術やスプリッタラ
   ンナ(新開発の水車)による発電技術は世界一です。
  
    揚水発電のしくみの解説は
    http://www.tepco.co.jp/gunma/kanna-gawa/12_y-j.html を見て下さい。
  
    ダムの種類は
    http://www.tepco.co.jp/gunma/hydro/hydro-j.html を見て下さい。
  
    スプリッタランナの解説は
    http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu05_j/images/051222a.pdf
    を見て下さい。
  
    次回は、電気を貯める技術 その2 として「電池」の紹介をします。
  
                     (東京電力(株)開発計画部)
  
  
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  ◆◆ 【4】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ 沖縄石垣島・西表島自然探訪(1)−蝶たち− ■
  
    東京ではもう殆ど蝶の姿が見られなくなった11月下旬、空路、沖縄の
   石垣島、西表島を訪ねました。さすが南国八重山諸島は気温は27℃と暑
   いくらいで、蝶たちもたくさん舞っていました。9月の台風13号はもの
   すごく、塩害のため草木が枯れ9〜10月は蝶などもあまり見られない程
   だったようです。11月になってようやく草木も回復し虫たちの姿も見ら
   れるようになったとのことでした。
    11月21日〜24日に沖縄石垣・西表島で見られた自然との出会いを、
   3回にわけてご覧いただきます。
  
    「沖縄石垣島・西表島自然探訪(1)−蝶たち−」の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s046.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会講師 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【5】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
    12月は、贈り物の季節。そこで、いろいろなものからの贈り物を集め
   て見ました。
    まず第1週は、冬の野原の贈り物。
    春のような華やかさはないけれど、夏のようなあでやかさはないけれど、
   冬にはまたあたたかい楽しみがあります。
    冬の野原から、すてきなプレゼントを受け取ってください。
  
  ■ 『ふゆののはらで―かれくさつみ』
                  自然にどきどき しょくぶつ20選 ■
    あきやまじゅんこ作 福音館書店 2004/01
  
    どれもみずみずしい花ではありませんが、野原や庭で種をつけた枝を手
   元に摘んでリアルに描いた絵と、歌うような、ささやくような言葉は、
   「草摘みは春、暖かい日差しの中」という思い込みをすっかり吹き飛ばし
   てくれます。春から夏にかけて、やわらかく美しい花をつけたであろう草
   木も、秋になって実り、冷たい風に吹かれて天然のドライフラワーとなっ
   た冬の日。種を抱いたその力強い美しさは、春の芽吹きを待つこの季節な
   らではのもの。読み進めていくうちに気づくのは、野の草も庭の花も秋色
   の花束やリースに出来ること。そういえば、家の近くの広い河川敷も季節
   の移り変わりと共に、その趣を変えています。冬枯れてさびしい? とん
   でもない! これからますます強くなる北風に吹き飛ばされて壊れてしま
   わないうちに、探しに行きましょう。そして花束やリースにして、実りの
   喜びを、この本と共に感じてみませんか?
  
    この本の表紙は
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/6shokubutsu/fuyunonoharade/fuyunonoharade.html
    を見て下さい。
  
    科学読物研究会については
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ を見て下さい。
  
                     (科学読物研究会 二階堂恵理)
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバーは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    12月はシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体観測コーナーは、
   第2土曜日のみとさせていただきます。
  
    案内役:古石 貴裕さん(理化学研究所)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見てください。
  
  
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  ◆◆ 【7】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 平成18年度「第3回理科大好きボランティア研修会」参加者募集 ■
  
    科学技術振興機構(JST)では、地域で科学教室・実験教室・工作教
   室などをボランティアとして開催されている方々を支援しています。今回、
   理科大好きボランティア経験者のさらなるスキルアップの機会提供と科学
   教室等で講師としてボランティア活動に取り組みたいと考えていらっしゃ
   る方を対象として、科学教室等の開催のノウハウに関する講座を経験者向
   けと初心者向けにそれぞれ企画いたしました。
    科学教室等のボランティアにご関心のある方は奮ってご参加くださいま
   すようご応募をお待ちしております。
  
    日 時:1.経験者向け 平成19年2月3日(土)
        2.初心者向け 平成19年2月4日(日)
    場 所:福岡市立少年科学文化会館
    事務局:財団法人日本科学技術振興財団
  
    申込方法等、詳しくは、
    http://rikasuki.tokyo.jst.go.jp/sanka/h18/index.html
    を見て下さい。
  
  ■ ハンドブック「散歩のおとも〜」の「秋・冬の巻」出版! ■
  
    好評を得ている、ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」
   の「秋・冬の巻」が完成し、「春の巻」「夏の巻」「秋・冬の巻」と3巻
   で完結することとなりました。
  
    このハンドブックは、2004年11月の本メルマガ創刊以来連載し、
   好評を得てきた「北の丸公園の自然」を冊子としてまとめたものです。
   「草木編」と「動物編」の2冊で、カラー印刷のきれいな写真を満載して
   います。価格はそれぞれ1冊200円です。
  
    ハンドブックの表紙及びお求め方法は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm を見て下さい。
  
  ■ インターネット割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【8】戦後、日本を支えた100人の技術者          ◆◆
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  ■ ゲルマニューム・トランジスタの開発の物語 塚本哲男(その2) ■
  
   <電子の流れを素早くコントロールしてラジオを目指す>
  
    日本の政府や銀行はもちろん、米国の発明者達までがソニーの”トラン
   ジスタでラジオを造る”ことに反対する中で、半導体の開発に挑戦したの
   は、品川の小さな町工場とそのプロジェクトに参加した塚本達であった。
    塚本は、戦争前に父親が働いていた台湾で、大正11年に生まれ、そこ
   で育ち、台湾高校を卒業した。その後帰国して、大阪大学へ進んだが、そ
   こで偶然にも後にソニーの創業者の一人になる盛田昭夫(もりた あきお)
   さんと同級生となった。戦争が終わって、盛田さんから誘いを受けて塚本
   は、ソニーに入り、半導体の開発を始めた。
    それまでのラジオは真空管を使っていた。意味を持った声や音声や文字
   などの記号の集まりは情報と呼ばれる。これを電気信号に変えることによ
   って、人間は、情報を自由に扱えるようになった。電気信号は、電子の流
   れの振動として処理される。電子は真空の中では直進するので、ガラス管
   の中に金属の部品を仕込んで、真空にし電子の流れをコントロールできる。
   ラジオや電話は、真空管という部品を使っていたのである。
    半導体では金属の結晶を重ね合わせ、その中を通る電子をコントロール
   する。そのため半導体は寿命が長く、消費電力も非常に小さく、電池で動
   くラジオができる可能性があった。
    しかし、ラジオに使うためには、電子の流れを非常に高速にコントロー
   ルできるような構造の半導体を開発する必要があり、それが大きな壁とな
   って塚本達の前に立ちはだかっていた。
                               (つづく)
  
    執筆者:唐澤英安 データ・ケーキベーカ(株) 代表取締役
  
    (社)研究産業協会 http://www.jria.or.jp/w/
  
  
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  ◆◆ 【9】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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    「サマー・サイエンスキャンプ 2006」の33会場で行われたキャ
   ンプを順次紹介しています。
    今回紹介する会場は「日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター
   原子力科学研究所/那珂核融合研究所」と「日本原子力研究開発機構 大
   洗研究開発センター」です。
  
  ■ 原子力エネルギーや放射線利用の研究開発を体験しよう ■
  
    「独立行政法人 日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター原子
   力科学研究所/那珂核融合研究所」では、2006年8月7日(月)〜8
   月10日(木)の3泊4日で開催され、北は岩手県から南は福岡県までの
   18名(男10名、女8名、1年生9名、2年生9名)の高校生が参加し
   ました。
    私たちの身の回りに意外と多く存在する放射線の測定や観察、身近なと
   ころに利用されている中性子や電磁波についての実験を通して、原子力や
   放射線について理解を深めました。
  
    体験写真・感想等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/110/110_1.htm
    を見て下さい。
  
    キャンプ会場については、
    「独立行政法人日本原子力研究開発機構
     東海研究開発センター原子力科学研究所」
    http://www.jaea.go.jp/04/ntokai/index.html および、
    「独立行政法人日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所」
    http://www.naka.jaea.go.jp/ を見て下さい。
  
  ■ 高速炉研究の最前線を探る! ■
  
    「独立行政法人 日本原子力研究開発機構 大洗研究開発センター」で
   は、2006年8月1日(火)〜8月3日(木)の2泊3日で開催され、
   北は山形県から南は高知県までの10名(男7名、女3名、1年生3名、
   2年生6名、3年生1名)の高校生、高等専門学校生が参加しました。
    高速増殖炉の冷却材であるナトリウムについて、実験でその性質を確認
   し、流体の数値シミュレーションで液体金属ナトリウムの流れについて学
   習しました。また、金属の疲労特性評価と電子顕微鏡による組織観察を行
   ないました。
  
    科学技術館では2階D室「アトモス<原子力>」で、展示や演示を通し
   て原子力や放射線についてわかりやすく解説しています。(演示のスケジ
   ュールは、科学技術館のホームページの「ワークショップ」のページを参
   照してください)
  
    体験写真・感想等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/110/110_2.htm
    を見て下さい。
  
    キャンプ会場については、
    「独立行政法人 日本原子力研究開発機構 大洗研究開発センター」
    http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/index.html を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプのバックナンバーは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【10】他館の紹介                     ◆◆
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  ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、12月24日にクリスマス
   コンサート「音楽のおくりもの Vol.3」を開催します。出演は、
   CloverString Quartet。弦楽四重奏によるファミリ
   ー向けのコンサートです。通常入館料 で観覧できます。
    また、12月は、月曜日と19日、29日、30日が休館日になります。
  
    詳しくは、 http://tam-web.jsf.or.jp/ を見て下さい。
  
  ■ 船の科学館 ■
  
    本年は、わが国が南極観測を開始して50周年となる記念すべき年です。
   船の科学館ではこの記念すべき年にちなんで、当館で保存・公開している
   ”宗谷”及び当時の貴重な南極観測に関係する資料を展示、紹介していま
   す。
  
   ○企画展「南極観測 いま・むかし物語」
     開催期間:平成18年11月8日(水)〜平成19年2月25日(日)
     開催場所:船の科学館 3階 マリタイムサルーン
   ○海・船セミナー2006「国境のない大陸への挑戦」
     開催場所:元青函連絡船”羊蹄丸”内アドミラルホール
     開 催 日:平成18年12月9日(土)
      ※開催日によって、テーマ及び時間が異なります。
  
     詳しくは、船の科学館ホームページ
     http://www.funenokagakukan.or.jp/ をご覧ください。
  
  
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  ◆◆ 【11】読者からのお便り                  ◆◆
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  <科学・技術よもやま話の執筆者:鈴木惣吉先生からのお便り>
                     (受信:平成18年12月1日)
  
    ご無沙汰しておりますが、ご健勝のことゝ存じます。鈴木惣吉です。
  
    科学・技術よもやま話の執筆は、読者に親しんで頂けるように、なるべ
   く優しく季節やニュースに即して書くようにしておりますが如何でしょう
   か。
  
    昨日、教え子の奥さんから 初めて次のようなメールが届きました。
   *****
    科学技術館のよもやま話は毎月楽しく読ませていただいております。
    今月は栗のお話(第109号)でしたね。
    日本の栗もむきやすくなってほしいと栗ごはんを作るときに思うので、
   7〜8年後といわずもう少し早く実現して欲しいものです。
    ちなみに 私の中で「栗」といえば、天津で売っていなかった甘栗の記
   憶がよみがえってきます。
    大学時代に中国へ旅行し天津にもいってみたのですが、天津=甘栗とい
   うイメージでそこらじゅうに売っているのかと思い込んでいたのに、実際
   のところ天津では全然売っておらず、大好物だった私は相当ショックを受
   けた記憶があります。
    なんで天津にないのに、日本では天津甘栗として売っているのだろう、
   とその時疑問を抱いたのですが、研究心のない私は未だに謎のままです。
   *****
    私も天津市内での甘栗販売までは調べませんでした。
  
    このようなメールが届きましたので、謎を解いてあげるべくいろいろ検
   索してみましたが残念ながら未解決です。
  
    向寒の砌 くれぐれもご自愛されますようお祈りしながら擱筆致します。
  
  ■ ケアンズ自然写真通信 ■<豪州の井上さんから>
  
    こんにちは。
    私たちは2003年からオーストラリアの北東部の町、ケアンズに約4
   年間、住んでいました。
    東京暮らしをしてきた私たちにとっては、驚くことばかり…!
    最初は戸惑いながらも、自然の素晴らしさを存分に楽しみ素敵な思い出
   を作ることが出来ました。
    ひょんなきっかけで、40回、ケアンズからここの自然の写真を送らせ
   て頂きましたが、来週「本帰国」となりますので、今回が最後の通信とな
   ります。
  
    覗いて下さった皆さん、どうもありがとうございました。感謝します。
    ぜひ、この素晴らしいケアンズの町を皆さんも訪ねて下さいね。
  
     では。   ケアンズより  梨紗    重ねて、感謝。
  
    ケアンズ自然写真通信の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/australia/110/110.htm
    を見て下さい。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  ■ ケアンズ自然写真通信 ■
  
    本誌に「ケアンズ自然写真通信」としてお便りをお送りいただいていた
   豪州ケアンズにお住まいの井上梨紗さんが、この度本帰国されることとな
   りました。
    井上さんは一昨年、本誌創刊号を読んでお便りをいただき、その後、本
   誌第68号(2月15日)にブーゲンビリアなどの写真を始めとし、次号
   からの「ケアンズ自然写真通信」を39回、合計40回もお便りをお送り
   いただきました。
    今度、本帰国されることからケアンズ自然写真通信は本号をもって最終
   回となりました。本誌のためにわざわざ取材もされ、とても珍しいケアン
   ズの自然をご紹介していただきました。読者から好評を得ており、楽しみ
   にしているとの声も届いております。ありがとうございました。ここに厚
   く御礼申し上げます。
  
    読者の皆様もどんどんお便りをお送り下さい。「読者からのお便り」欄
   で紹介させていただきます。お待ちしております。
  
  ■ 安倍総理ご来館 ■
  
    新着情報でもご報告しましたが、12月1日の「鉄の記念日」に科学技
   術館の鉄鋼の展示室がリニューアルオープンしました。2日に「たたら製
   鉄」についての講演会を行い、3日に日本古来の鉄作りを体験してもらう
   イベントの「たたら製鉄」を(社)日本鉄鋼連盟様との共催で実施しまし
   た。子供たちにものづくりの重要性、おもしろさを体験してもらうことを
   目的に行ったものです。
    このイベントには安部総理がご視察のため来館され、最後の「ケラ」を
   出す場面で子供たちと一緒にハンマーを使って作業していただきました。
    鉄鋼各社の首脳もご参加いただき、大いに盛り上がりました。ご視察の
   様子は同日NHKのニュースで全国放送されました。
    今年は、科学技術週間中の4月20日にも小泉総理がワークスをご視察
   のため来館され、1年に2人の総理がご来館になりました。当財団の活動
   が大いに注目されています。
  
                         (企画広報室 大西茂)
  
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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   発行者:科学技術館メールマガジン係
       〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号
  
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