科学技術館メールマガジン バックナンバー


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     科学技術館 メールマガジン 第118号  2007/1/31発行
  
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   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 4,776人。
  
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   ≪ 今号の目次 ≫
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   ◆ 【1】新着情報
   ◆ 【2】科学・技術よもやま話
   ◆ 【3】自然との出会い
   ◆ 【4】科学の本の紹介
   ◆ 【5】科学技術館トピックス
   ◆ 【6】お知らせ
   ◆ 【7】戦後、日本を支えた100人の技術者
   ◆ 【8】サイエンスキャンプ
   ◆ 【9】他館の紹介
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  ◆◆ 【1】新着情報                       ◆◆
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  ■ 科学技術館 ユニバースイベント ”キュリー夫人の理科教室” ■
    〜100年前、あのキュリー夫人が行った理科教室を
                    紙芝居・実験ショーで紹介します〜
  
    この理科教室は100年前にキュリー夫人が行った授業を再現し、多く
   の子供たちに理科の楽しさを知ってもらいたいと実験ショーとして企画し
   ました。
  
    主催:サイエンススタジオ・マリー
    日時:平成19年3月4日(日)
       11:00〜,14:30〜 (公演30分)
    場所:科学技術館 4階 ユニバース(各回定員72名)
    料金:無料(ただし科学技術館の入館料が必要です)
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/118/118.htm を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【2】科学・技術よもやま話                 ◆◆
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  ■ ぬちマース ■
    
    年の初めの1月には、いろいろな神事や大相撲初場所があって「塩」を
   意識することが多くなりますが、沖縄で作られる「ぬちマース」という塩
   の報道がありました。これは命(ぬち)の塩(マース)という沖縄の言葉
   で、海水を処理して作る塩のことです。
    
    塩は人間の生存に必須の物ですから、古くから政治的、経済的に重要な
   位置を占めていました。中国では前漢時代より塩の専売が行われており、
   2000年間も皇帝支配の財政的基盤になっていました。
    日本でも江戸時代に専売をする藩がありました。忠臣蔵で知られる赤穂
   藩はその代表格ですが、明治時代になり、日露戦争の財源確保のため塩の
   専売制が始まりました。この専売制も1985年に日本専売公社が民営化
   され、2002年4月には完全に自由化されて、いろいろな銘柄の家庭用
   塩が市販されるようになりました。
    製塩法には、
    ○ 岩塩を採掘する。(主にヨーロッパ・北アメリカ)
    ○ 塩田で天日製塩法で作る。(メキシコ・オーストラリアなど)
    ○ 海水を一旦濃縮した後に煮詰める。
    ○ その他塩泉などで採れる塩水を煮詰める。  などがありますが、
  
    「ぬちマース」は沖縄県浜比嘉島の太平洋側からくみ上げた、きれいな
   海水を霧状に噴霧し、温風を当てて水分を蒸発させて作ります。
    この方法は、世界9カ国で特許を取得した「常温瞬間空中結晶製塩法」
   といい、海水中に含まれる全てのミネラルを結晶させることができるのだ
   そうです。
  
    詳しくは http://fds-nt.com/nuti/ を見てください。
  
                  (前サイエンス友の会講師 鈴木惣吉)
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバーは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【3】自然との出会い                    ◆◆
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  ■ 冬の野で出会った虫たち(1)−冬越しする虫の姿− ■
  
    冬の野での宝さがしは楽しいものです。
    科学技術館サイエンス友の会主催の自然観察会や、九段小学校の北の丸
   公園冬の自然観察会などで子供たちは夢中になって、この宝さがしに参加
   し、いろいろな発見がありました。
  
    「冬の野で出会った虫たち(1)−冬越しする虫の姿−」の写真は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s054.html を見て下さい。
  
                   (サイエンス友の会講師 松田邦雄)
  
  
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  ◆◆ 【4】科学の本の紹介                    ◆◆
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   ※ 本欄で紹介された本は、科学技術館2階サイエンスライブラリー「し
    らべ学習コーナー」で閲覧できます。
  
    今月は、さまざまな宇宙の本を取り上げました。最後にご紹介するのは、
   日本が誇るすばる望遠鏡による、太陽系についての最新の研究方法と成果
   をわかりやすく伝えてくれる本です。「宇宙のなぞへのせまりかた」にせ
   まってみませんか。
  
  ■ 『ようこそ宇宙の研究室へ ―すばる望遠鏡が明かす宇宙のなぞ−』 ■
    布施哲治 著/ くもん出版 /2006年7月
  
    国立天文台「すばる望遠鏡」を知っていますか?
    世界最大級の天体望遠鏡で、ハワイ島のマウナケア山の山頂にあります。
   最高の技術を集めた「すばる望遠鏡」を使うと、人間の目では絶対に見る
   ことができないような、かすかな星の光を集めて、今までだれも見たこと
   のない宇宙のすがたをとらえることができるのです。
    この本では、「すばる望遠鏡」を使って観測した、太陽系のいちばん遠
   くにある小天体や、地球からもっとも遠い銀河など、最新の宇宙の情報が、
   カラー写真と、宇宙への熱い思いが伝わってくる文章で紹介されています。
    銀河の写真では、「うず巻き銀河」「爆発銀河」をはじめ、今まさに衝
   突している2つの銀河なども紹介されています。
    また、1円玉のアルミニウムや鉄は成長する星の中でつくられ、金、銀、
   銅は星が死を迎える爆発の中で作られるという話も出てきます。私たちの
   生活や身の回りのものは、宇宙に深く関係していることがわかります。
    宇宙少年だった著者がどのように天文学者になれたか、そのエピソード
   は、自分のこれからを考える子どもたちへ良いメッセージになると思いま
   す。
    現在準備されている、たくさんの宇宙研究計画の主役は、今の子どもた
   ちです。この本を読んで、きっとあなたも天文学者になりたいと思うでし
   ょう。
  
    この本の表紙は
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/uchuunokenkyuushitsu/uchuunokenkyuushitsu.html
    を見て下さい。
  
    科学読物研究会については
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ を見て下さい。
  
                      (科学読物研究会 吉長聡子)
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバーは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【5】科学技術館トピックス                 ◆◆
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  ■ 2007年度科学技術館サイエンス友の会会員募集のお知らせ ■
  
    サイエンス友の会は、毎年4月から1年間にわたって活動する会員制の
   組織です。
    「科学する心」を育て、「創る喜び」を体験していただくことを目的と
   して、小学校3年以上を対象とした工作教室、実験教室、パソコン教室、
   自然観察教室や施設見学会等、いろいろな楽しい行事を実施しています。
    2007年度の募集は、1月15日(月)から開始しております。申込
   の〆切は、2月15日(木)(消印有効)となっておりますので、入会を
   希望される方は、ぜひお早めにお申込ください。
  
    申込方法、詳しい活動内容等については、ホームページ
    http://www.jsf.or.jp/science/ をご覧ください。
  
    ※既に会員の方も、継続される場合は更新手続きが必要です。
  
  ■ 今週のユニバース ■
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    ゲストコーナーでは、日本の科学衛星「ひので」が見た太陽の様子を
   ご紹介します。
    なお、今週はヤーキス天文台とのライブ天体観測があります。
    (2月10日のユニバースが休止のため)
  
    案内役:矢治健太郎さん(立教大学)
    ゲスト:神尾精さん(国立天文台)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【6】お知らせ                       ◆◆
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  ■ 高校生のための2泊3日の先進的科学技術体験合宿プログラム
       「スプリング・サイエンスキャンプ2007」参加者の募集 ■
  
    スプリング・サイエンスキャンプ2007は、最先端の研究施設で先進
   的な研究テーマに取り組む大学・公的研究機関・民間企業の研究所が、春
   休みの3日間高校生を受け入れて、様々な分野の研究開発の第一線で活躍
   する研究者・技術者が直接指導を行う、実験や実習を主体とした科学技術
   体験合宿プログラムです。参加申込書・募集要項は、Webサイトでダウ
   ンロードするか、事務局までお問い合わせ下さい。
  
    開 催 日:2007年3月21日〜2007年3月29日
         の期間中の2泊3日
    会  場:大学、公的研究機関、民間企業(25会場)
    定  員:受け入れ会場ごとに8〜30名(合計308名)
         ※前回応募倍率:約3倍
    参 加 費:10,000円(自宅から会場までの交通費は自己負担。
         宿舎・食事は用意します)
    応募締切:2007年2月13日(火)必着
    問合せ先:サイエンスキャンプ事務局camp@jsf.or.jp
  
    詳しくは http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
  ■ 「学びんピック」認定を希望する平成19年度大会募集中 ■
  
    「学びんピック」とは、児童生徒が様々な力を競い高め合う文化的な全
   国的規模の大会等を文部科学省が認定し支援する事業です。
    平成19年度に実施される児童生徒が参加する文化的な全国的規模の大
   会を募集中です。
  
    応募用紙の取り寄せ、記入方法、必要提出書類等、詳しくは、
    http://manabinpick.mext.go.jp/ を見て下さい。
  
    ▼応募締切は2月5日(月)<必着>です。▼
     【応募書類提出先】
     〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2−1
     (財)日本科学技術振興財団 振興事業部内 学びんピック事務局
      TEL:03-3213-2721 E-mail:manabi@jsf.or.jp
  
  ■ 青少年のための科学の祭典 富士山大会inごてんば ■
  
    2/3(土)〜4(日)は「青少年のための科学の祭典 富士山大会
   inごてんば」が実施されます。
  
    主  催:「青少年のための科学の祭典」富士山大会inごてんば実行委
         員会
         文部科学省
         財団法人 日本科学技術振興財団
    開催期間:平成19年2月3日(土)〜2月4日(日)2日間
    開催場所:御殿場市民会館(御殿場市)
  
    詳しくは http://www.kagakunosaiten.jp/ を見て下さい。
  
  ■ ハンドブック「散歩のおとも〜」の「秋・冬の巻」出版! ■
  
    好評を得ている、ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然〜」
   の「秋・冬の巻」が完成し、「春の巻」「夏の巻」「秋・冬の巻」と3巻
   で完結することとなりました。
  
    このハンドブックは、2004年11月の本メルマガ創刊以来連載し、
   好評を得てきた「北の丸公園の自然」を冊子としてまとめたものです。
   「草木編」と「動物編」の2冊で、カラー印刷のきれいな写真を満載して
   います。価格はそれぞれ1冊200円です。
  
    ハンドブックの表紙及びお求め方法は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm を見て下さい。
  
  ■ 科学技術館 インターネット入館割引券 ■
  
    必要事項を記入のうえ持参していただくと、団体料金にて割引入館でき
   ます。
  
    詳しくは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/discount/index.html
    を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【7】戦後、日本を支えた100人の技術者          ◆◆
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  ■ 高分解能透過型電子顕微鏡の開発 江藤輝一 (その3) ■
  
   <日本の電子顕微鏡の歴史と現状>
  
    1939年、電気試験所にいた笠井完氏は日立製作所に転職し、只野文
   哉氏と共に電子顕微鏡の開発に着手し、1941年9月倍率3000の水
   平鏡筒型の磁界型電子顕微鏡HU−1を試作。翌年、只野氏は実験用電子顕
   微鏡HU−2を完成させます。これが日本で製作された最初の本格的な磁
   界型電子顕微鏡と言われています。
    第二次世界大戦の前から、東芝、島津製作所、明石、日立の各社は研究、
   開発を行っていましたが、戦後になって日本電子(株)はこの分野に参入
   して猛烈な競争を展開します。1949年日本電子はユニークな機構を持
   った磁界型電子顕微鏡JEM−1を発表します。これは磁気シールドと安
   定した高電圧を容易に得られる高周波電源を用い真空の維持と光軸調整の
   容易さを考慮した収束レンズを持たない2段レンズ式で、光学顕微鏡と同
   じ姿勢で観察できる様に高圧電源部(電子銃)を下部にもつ倒立型で、そ
   の上現在ではすべての機種についている電子線回析装置を内蔵していたの
   です。
    1958年、日立は世界で最初の永久磁石を用いた可変倍率電子顕微鏡
   HU−6型を開発し、ブラッセル万国博覧会に出品し、グランプリを獲得
   しました。
    その後、日本電子(株)はFEGを搭載した200kVの透過型電子顕
   微鏡(JEM−2010F型)を開発し、世界最高の超分解能の分析機能
   を誇り、球面収差係数0.5nm, 理論分解能0.19nmを実現し、
   試料位置の自動制御機能を追加、収束電子回析やエネルギ損失電子分光分
   析装置(EELS)による分析を可能にしたのです。
    江藤さんはすぐれた技術者であると同時に、有能な経営者としての面も
   持っておられますが、以下の様に語っています。
   (1)海外市場で競うことで、世界の一流になるべく努力研鑽を積むこと
      です。海外で売れる商品をつくる事です。
   (2)仕事は楽しくやるべきです。そして年齢に関係なく、歳をとっても
      いつまでもロマンを持って、力いっぱい努力することです。
   (3)社員の一人ひとりとコミュニケーションを多くとり、優しい言葉で
      部下に対して自分の考えをはっきり伝える。
      又、部下にたいしては、ここが駄目ですと、はっきりものを言うこ
      とにしています。
   と。                            (完)
  
    執筆者:長井剛一郎
    ニック研究所(Network Information & Communication Lab.)代表
  
    (社)研究産業協会 http://www.jria.or.jp/w/
  
  
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  ◆◆ 【8】サイエンスキャンプ                  ◆◆
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    「サマー・サイエンスキャンプ 2006」の33会場で行われたキャ
   ンプを順次紹介しています。
    今回紹介する会場は「東レ株式会社 地球環境研究所」と「株式会社日
   本無重量総合研究所 無重量研究センター」です。
  
  ■ 21世紀の地球環境改善へ〜水処理分離膜の技術〜 ■
  
    「東レ株式会社 地球環境研究所」では、2006年8月23日(水)
   〜8月25日(金)の2泊3日で開催され、東は千葉県から南は徳島県ま
   での8名の高校生が参加しました。
    20世紀は石油の時代、21世紀は水の時代と言われています。世界的
   な水環境の悪化や水不足の進行に伴い、下排水処理の普及、高度化による
   水環境浄化、海水の淡水化や下排水再利用による持続的な水資源の確保が
   注目されています。今回のキャンプでは、実際に実験室で高分子分離膜を
   作り、最先端の分析装置を用いてその膜の分離性能評価や形態観察を行い、
   水処理技術と地球環境について学びました。
    科学技術館では3階3G−2「地球を守る」で、水環境をはじめ様々な
   地球環境問題を学習することができます。
  
    体験感想・写真等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/118/118_1.htm
    を見て下さい。
  
    キャンプ会場については、
    「東レ株式会社 地球環境研究所」
    http://www.toray.co.jp/
    「株式会社東レリサーチセンター 研究部門」
    http://www.toray-research.co.jp/ を見て下さい。
  
  ■ 落下塔を利用した微小重力実験の体験 ■
  
    「株式会社日本無重量総合研究所 無重量研究センター」では、2006
   年8月2日(水)〜8月4日(金)の2泊3日で開催され、北は新潟県か
   ら南は香川県までの8名の高校生が参加しました。
    スペースシャトルや国際宇宙ステーションにより、宇宙での無重量環境
   が、各種先端技術分野での研究開発の場として利用されています。この無
   重量環境は、無対流、無浮力・無沈降、無静圧、無接触・浮遊などの特異
   な現象がみられる世界です。今回のキャンプでは、無重量落下実験施設を
   使用し、単振り子の運動と電熱線周りの空気の流れが無重量環境ではどの
   ようになるのかを、実験の立案・予測からスタートし実習を行いました。
    科学技術館では4階4E室「NEDO Future Scope 展
   示室 REVシアター」で、宇宙の微小重力環境での実験を行った、次世
   代型無人宇宙実験システム「USERS」のREV(リカバリービークル)
   の実物カットモデルを展示し、映像で解説しています。
  
    体験感想・写真等は
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/118/118_2.htm
    を見て下さい。
  
    キャンプ会場については、
    「株式会社日本無重量総合研究所 無重量研究センター」
    http://www.mglab.co.jp/ を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプについては
    http://ppd.jsf.or.jp/camp/ を見て下さい。
  
    サイエンスキャンプのバックナンバーは
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm を見て下さい。
  
  
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  ◆◆ 【9】他館の紹介                      ◆◆
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  ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、毎月第2・第4土曜日に飛
   行機工作教室を開催しています。ほとんどが館オリジナルの手作り工作で
   す。お子様から大人の方まで参加できます。モノづくりの楽しさを是非体
   験してみて下さい。
  
    詳しくは
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm を見てください。
    2月3日(土)より、インターネット割引券を再開します。
  
    詳しくは
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_guid.htm
    を見てください。
  
  ■ 船の科学館 ■
  
    昨年は、わが国の南極観測50周年となる記念すべき年でした。船の科
   学館では、昨年に引き続き、この50周年記念にちなんで、当館で保存・
   公開している”宗谷”及び当時の貴重な南極観測に関係する資料を展示、
   紹介しています。
  
   ○企画展「南極観測 いま・むかし物語」
     開催期間:平成18年11月8日(水)〜平成19年2月25日(日)
     開催場所:船の科学館 3階 マリタイムサルーン
  
  <「南極の氷と実験」を開催!>
  
   日 時:平成19年2月18日(日)
       午後1時〜、午後2時〜、午後3時〜、各30分
   講 師:小野延雄(のぶお)先生
       “宗谷”による第3次南極観測に参加、国立極地研究所名誉教授
   場 所:船の科学館 3階 企画展「南極観測 いま・むかし物語」会場
       にて
  
    ◆ 国立極地研究所名誉教授の小野延雄先生に、今から数千年前に降っ
      た雪が凍った南極の氷を用いたさまざまな実験を見せていただきま
      す。
      是非、ご参加ください。
  
     詳しくは、船の科学館ホームページ
     http://www.funenokagakukan.or.jp/ をご覧ください。
  
  
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  ◇◇ 【担当者より】                       ◇◇
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  
  ■ 鬼は内?! ■
  
    早いもので、新年明けてもう1ヶ月が経ってしまいました。今週末は節
   分です。皆さんの家では「鬼は外!」と叫ぶかと思いますが、鬼を祀って
   いる神社などでは、「鬼は内!」と叫ぶそうです。
    そして、節分の翌日は立春。暦の上ではもう春です。今年は暖冬なので
   春が待ちどおしいという感じは少し薄らいでいるかもしれませんが、季節
   の変わり目は風邪を引きやすいので気をつけてください。節分の日、豆の
   食べすぎにもご注意を。
  
                        (企画広報室 中村 隆)
  
    お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の質問な
   ど皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
  
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