科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第127号 ◆  ━
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                              >>>2007/4/4発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 5,113人。
  
      ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
      ┘ 【4】 ★ 科学技術館Books      ★ ┘
      ┘ 【5】 ★ JSF Activities  ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■「青少年のための科学の祭典」2007全国大会出展者募集のご案内 ■
  
    平成19年度の全国大会出展者の募集のお知らせを掲載しました。
    出展1次調査票提出期限が4月13日となっております。
    出展を希望される方はお急ぎください。
  
    会期: 平成19年7月27日(金)〜30日(月)
       4日間を前・後半各2日間に分けます
    時間: 9:30〜16:50
    会場: 科学技術館 東京都千代田区北の丸公園2−1
  
    2007全国大会出展者募集についてのページ
    http://www.kagakunosaiten.jp/2007zenkoku/2007zenkoku_index.html
  
   ■ 第48回科学技術映像祭表彰式及び入選作品発表会 ■
  
    年間の優秀科学映像を決める科学技術映像祭の表彰及び入選作品の発表
   会が、科学技術館のサイエンスホールにて開催されます。
    内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞受賞の15作品を一挙公開いたします。
  
    表 彰 式:4月20日(金)14:00〜14:50
    作品発表会:4月19日(木)10:00〜17:30
          4月20日(金)15:00〜17:30
    会   場:科学技術館・サイエンスホール(入場無料)
    お問合せ :日本科学技術振興財団・振興事業部 TEL03-3212-8487
  
    科学技術映像祭ホームページ http://ppd.jsf.or.jp/filmfest
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    また第2・第4土曜日にはシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体
   観測コーナーがあります。
  
    案内役:木村 かおる(科学技術館)
    ゲスト:羽尻 公一郎さん(サンフランシスコ州立大学)
  
    今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 生物季節観測 ■
  
    東京では東京管区気象台からさくらの満開が宣言され、いよいよ新年度
   のスタートです。気象庁が開花・満開の宣言をしているさくらは、全国の
   ほとんどの地点ではソメイヨシノですが、沖縄や九州の南部ではヒカンザ
   クラ、北海道ではエゾヤマザクラやチシマザクラとなっています。
    ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種です。江戸の染井村
   (現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が売り出したとされます。奈良県の
   桜の名所・吉野山にちなみ、「吉野桜」と命名されましたが、吉野山の桜
   はヤマザクラの類であるため混同しないようにと明治時代「染井吉野」と
   されました。
    さくらの開花・満開日は生物季節観測と呼ばれるものの一つで、これは
   植物季節観測と動物季節観測に分けられます。植物季節観測にはさくら開
   花・満開日以外に、ウメの開花日、イチョウの発芽日・黄葉日・落葉日、
   シダレヤナギの葉の発芽日などがあります。シダレヤナギは花が咲いた後
   に葉が出てきます。
    動物季節観測には、ツバメやモンシロチョウなどの初見日、ウグイスや
   アブラゼミなどの初鳴日という観測があります。ウグイスが「ホーホケキ
   ョ」とさえずるのは繁殖期になる早春であり、繁殖期を過ぎた後は笹鳴き
   といって「チャッチャッ」と鳴くようになるそうです。
    東京のさくらの標本木は靖国神社にあるので、科学技術館にお越しの際
   には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?自分の身近な植物や動物を観
   測して、自分の生活の中で季節の移ろいを見るのも面白いかもしれないで
   すね。
  
    執筆者:荻野亮一 科学技術館 ワークショップ・実験担当
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然との出会い
  
   ■ 春たけなわ・活動する生きものたち ■
  
    3月初〜中旬、ちょっと足ぶみをしていた春の気配も、東京では全国に
   先がけてお彼岸の頃、ソメイヨシノ(サクラ)の開花宣言と共に本格的な
   春の到来となり、3月末にはソメイヨシノは満開、野鳥はさえずり、蝶は
   舞う季節となりました。皆様のところはいかがですか。
    今週も色々な生きものたちとの出会いをご覧いただきたいと思います。
  
    執筆者:松田邦雄 科学技術館サイエンス友の会講師
  
    「春たけなわ・活動する生きものたち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s063.html
  
    「自然との出会い」バックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
    所沢航空発祥記念館(埼玉県所沢市)では、3月23日(金)から4月
   8日(日)まで、春休み特別展「ロボットふれあい広場」を開催していま
   す。人気の「パペロ」など、いろいろなロボットと触れ合うことができま
   す。
  
    所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
    船の科学館は、4月1日より毎週月曜日が休館となりました。(月曜が
   祝日の場合は翌日)なお、春・夏・冬休み・ゴールデンウィークについて
   は開館しております。
    また、あわせて見学料金が変更になりました。
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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  【4】     ★ 科 学 技 術 館 Books ★
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  ◆ 戦後、日本を支えた100人の技術者
  
   ■ レーザーディスクの開発 金丸 斉(かなまる ひとし) ■
  
   <4、チルトサーボの開発>
  
    ディスク造りは困難を極めます。
   当時はまだ形状の大きいガスレーザーチューブが使われていましたが、レ
   ーザーチュブやミラー、レンズなど光学式プレーヤーの心臓部にあたる部
   門のサーボ技術の緻密さが要求され、これをクリヤーすることになるので
   すが、困難を極めます。最大の難しさは信号の細かさにありました。
    信号は楕円形の微細な凹み(ビット)から出来ており、トラックピッチ
   は1.6ミクロン(1ミクロン=1000分の1mm)、ピットの幅は
   0.4ミクロン、深さは0.1ミクロン。この様なピットがディスク表面
   に飛び石の様に並んでおり、この数は片面で300億個(CLV)に達し
   ます。ディスク生産は、まずマスタリング工程から入り、ガラス原盤の上
   にフォトレジストを塗り、これをレーザーでカッティングする。基本的に
   はIC製造と同じ工程ですが、あの小さなICをつくるのと、直径30cm
   もある盤の全体を同じ精度で作りあげるとでは大変な違いがあったのです。
   フォトレジストを0.1ミクロンの厚さに均一に塗る方法、感度のバラツ
   キをコントロールする方法、そのテストの方法すら初めてのことでした。
    1立方フィートあたり0.5ミクロン以上のゴミが1,000個以下と
   言う条件の厳しいクリーンルームまで設け、スタンパーづくりは全てそこ
   で行うようにしました。規格通りに60分の長さの信号をディスクに刻め
   る様になったのも、この努力の結果だったのです。
    その次のレプリケーションの工程でも多くの難関がありました。クリア
   ディスクの高精度形成技術、アルミの反射膜を蒸着する技術、2枚を張り
   合わせて1枚のディスクに仕上げる技術等などです。
                               (つづく)
  
    ※トラックピッチ、マスタリング工程等の用語解説
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/127/127.htm
  
    執筆者:長井剛一郎
    ニック研究所(Network Information & Communication Lab.)代表
  
    (社)研究産業協会 http://www.jria.or.jp/w/
  
  
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  【5】      ★ JSF Activities ★
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  ◆ ウインター・サイエンスキャンプ ’06−’07
  
    12会場で行なわれたキャンプを順次紹介しています。
    
    会  場:大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
         http://www.kek.jp
    期  間:2006年12月25日(月)〜27日(水)
    参加人数:16名(高校生、高等専門学校生)
  
   ■ 宇宙の謎に迫り、物質の構造を探る加速器の世界に触れてみよう! ■
  
    今回のキャンプでは素粒子を探求し、物質の構造を明らかにする研究現
   場を訪れ、さらに若手研究者との交流を通じて研究の進め方や楽しさを体
   験しました。実習では、基礎的な実験を通して測定機器の製作、調整、デ
   ータ取得、データ整理、成果発表など、研究の進め方について学びました。
  
    体験感想・写真等
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/127/127.htm
  
    サイエンスキャンプのバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ デザインリニューアル! ■
  
    新年度が始まりました。新しい生活がスタートする方も多いかと思いま
   す。
    科学技術館メールマガジンも、今週よりデザインを新しくいたしました。
   これからも、読みやすく、分かりやすくをモットーに努力して参ります。
   また、新しいコーナーも開設していきたいと思っておりますので、ご愛読
   のほど宜しくお願い申し上げます。
  
                        (企画広報室 中村 隆)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
    このメール配信に関するお問い合わせは、こちらアドレスへお願いしま
   す。
    また、お読みいただいた感想や、科学技術館に対する思い出、展示等の
   質問など皆様からのメールをお待ちしております。
     E-mail :mlmaster@jsf.or.jp
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
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    https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
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