科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第128号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2007/4/11発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 5,119人。 ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 【1】 ★ 科学技術館News ★ ┘ ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘ ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘ ┘ 【4】 ★ 科学技術館Books ★ ┘ ┘ 【5】 ★ JSF Activities ★ ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 科学技術週間の無料開館日(4/21)のお知らせ ■ 4/16(月)〜22日(日)は科学技術週間です。 この期間中の4月21日(土)は科学技術館を無料開館致します。 また、期間中には科学技術週間にあわせて作成されました「宇宙図」が 配布されます。(数量限定ですので、無くなり次第終了とさせていただき ます。ご了承ください。) 詳しくはこちらのURLをご参照ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2007/04/post_58.php ◆お知らせ ■「青少年のための科学の祭典」2007全国大会出展者募集のご案内 ■ 出展1次調査票提出期限が4月13日となっております。 出展を希望される方はお急ぎください。 2007全国大会出展者募集についてのページ http://www.kagakunosaiten.jp/2007zenkoku/2007zenkoku_index.html ■ 第48回科学技術映像祭表彰式及び入選作品発表会 ■ 年間の優秀科学映像を決める科学技術映像祭の表彰及び入選作品の発表 会が、科学技術館のサイエンスホールにて開催されます。 科学技術映像祭ホームページ http://ppd.jsf.or.jp/filmfest ◆ 今週のユニバース 科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。 ゲストコーナーでは、科学技術週間にあわせて一般公開が行なわれる 理化学研究所から、阿部先生をお招きして、研究所の見所も含め、 お話をうかがいます。お楽しみに! 案内役:矢治健太郎さん(立教大学) ゲスト:阿部知子さん(理化学研究所) 今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/ 『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 陽春の季節と黄砂 ■ 地上は春爛漫、花散らしの風が吹き荒れている時、上空に見られる気象 現象が黄砂です。3月に入って開始された黄砂情報が、4月になると最多 となります。黄砂は中国の黄土高原、ゴビ砂漠、更に西のタクラマカン砂 漠などの地表から運ばれてきた鉱物の粒子です。融雪時、発生域は乾燥し、 発達した低気圧の旋風によって舞い上がった土や砂が、偏西風に乗って、 日本まで移動してきます。粒の大きな砂の粒子は発生源に近い中国や朝鮮 半島では砂嵐を起こし、呼吸器障害や視界の不良から交通に影響が出て、 学校が臨時休校になることもあるそうです。 日本では実害は少ないようですが、大陸に近い西日本、とりわけ瀬戸内 地方では、空一面が、黄白色にかすみ、洗濯物が汚れることもあります。 私は瀬戸内で生活していましたので、海上に浮かぶ島々が遠く、ぼんやり と見える風景の中に、季節が陽春に入ったことが実感され、まさにその地 方の風物詩の一つになっていました。この原景色も翌日は、すっかり解消 します。地上3〜4km上空を移動する砂粒の大きさは直径が数マイクロ メーター程度です。そのため落下速度は小さく、空中を長く浮遊して、太 陽光を反射し地球の温暖化を多少は防げる効果と酸性雨の原因となる汚染 物質を吸着して中性化する効果など、地球環境へのプラスの面も注目され ているようです。黄砂は、やがて東の海中に落下して、プランクトンに鉄 分を供給し、漁場にも貢献するのではと言われています。 エルニーニョの年は黄砂発生が多いとの統計がありますが、今年は冬の 途中でエルニーニョが解消しましたので、関東地方上空の黄砂が、どのよ うに現れるのか、関心のあるところです。 執筆者:阿部頼之 科学技術館 建設館担当、友の会気象講座講師 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然との出会い ■ 春の女神ギフチョウ舞う ■ 早春の山に少し小型のアゲハチョウの仲間、ギフチョウに会いに出かけ ました。 前にもメルマガで紹介したことがありますが、神奈川県の石砂山という ところです。 県の天然記念物に指定し、地元の方々や、神奈川県立生命の星・地球博 物館の専門の方々が協力し合い、石砂山のギフチョウを守っています。 そのおかげで、今春も期待通り、ギフチョウは舞いを見せてくれました。 その折の他の蝶たちや、野の草花も一緒にご覧下さい。 執筆者:松田邦雄 科学技術館サイエンス友の会講師 「春の女神ギフチョウ舞う」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s064.html 「自然との出会い」バックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 ■ 『視覚ミステリーえほん Optical Tricks』 ■ ウォルター・ウィック/作 林田庸一/訳 あすなろ書房 1999年5月 1800円 読者のみなさんへ、という前書きから、いやそれどころか表紙から、こ の本にはだまされっぱなしです。裏表紙も、目次も・・・どのページも例 外なく、だましのテクニック。でも、もっとびっくりするのは、実はこの 本は人間の目をだましているのではなく、実際にあるものを、光や角度を 調節して忠実に再現しているだけだということがわかったときです。 人間の目は実にだまされやすいのです。ふくらんでいるものがへこんで 見えたり、絶対にありえないような立体が見えたり、ただの工作のやりか けだと思ったものが、本をさかさまにして見ると・・・。 何回見ても、答えがわかっていても、見るたびに、えーっ、そんな!と 驚いてしまいます。 だまされることが快感になるほどすごい、そして遊び心が満点の本。視 覚のミステリーツアーは、わくわくする世界を私たちに見せてくれます。 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/1nyuumon/shikakumistery/shikakumistery.html 執筆者:小川真理子 科学読物研究会 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ ◆ イベント情報 ■ 「研究船で海を学ぼう」募集のお知らせ ■ 日本科学協会では、東海大学及び日本海洋学会との共催で、“海”に関 心がある高校生などを対象に、船上での観測・実習を行い、海について学 ぶ体験学習を実施します。是非、多くの方が参加されることを期待してい ます。 対 象:高校生60名・学校教諭等20名 日 時:平成19年7月31日(火)〜8月5日(日) 場 所:静岡県静岡市(東海大学・清水校舎、三保研修館及び望星丸) 研修内容:船舶を利用した洋上における実践研修及び陸上における採取 試料の分析など(気象・海象観測、プランクトン採取、採泥、 化学分析) 参 加 費:一人あたり10,000円(実費の一部に充当します。) 応募方法: 高校生(60名) [海]をテーマにした作文(600字前後)を作成し、住所(含郵 便番号)、氏名、生年月日、性別、連絡先電話番号、E−mail、 在学校名、学年を明記の上、E−mail、もしくは郵送で応募。 学校教員その他(20名) [この研修経験を今後の仕事や活動にどう生かしていきたいか] をテーマにした作文(600字前後)を作成し、住所(含郵便番号)、 氏名、生年月日、性別、連絡先電話番号、E−mail、職業(勤 務先)を明記の上、E−mail、もしくは郵送で応募。 募集期間:平成19年4月1日(日)〜5月15日(火)(必着) そ の 他:高校生には、学割適用の旅費を支給します。 お問い合わせ先(応募先): 財団法人日本科学協会 業務部「研究船で海を学ぼう」係 〒107−0052 東京都港区赤坂1−2−2 日本財団ビル5F TEL: 03−6229−5365 E-mail: apply07@wish.ocn.ne.jp URL: http://www.jss.or.jp/ ◆ 他館の紹介 ■ 船の科学館 ■ 船の科学館は、4月1日より毎週月曜日が休館となりました。(月曜が 祝日の場合は翌日)なお、春・夏・冬休み・ゴールデンウィークについて は開館しております。 また、あわせて見学料金が変更になりました。 船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ 科 学 技 術 館 Books ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 戦後、日本を支えた100人の技術者 ■ レーザーディスクの開発 金丸 斉(かなまる ひとし) ■ <4、チルトサーボの開発 その2> パイオニアがフィリップスを追い抜く事になったのは、半導体レーザー をピックアップに使う様になった頃からだと言います。フィリップスは理 論の研究が進んでおり、このため、半導体レーザーはヘリウムネオンに即 代替できるような波長の短いものでなければだめだと言う理論に固執しま した。パイオニアは、CDはオーディオ機器になって物凄い勢いで増大す るだろうから、このパーツを使い、安く入手し波長の長い分を何らかの方 法によって補うことを考えようと決意、工夫を凝らします。その結果、デ ィスクにピックアップが常に垂直に当るようにピックアップを傾ける技術 を開発。この技術こそ「チルトサーボ技術」で、この技術の開発によって フィリップスを追い抜いたのです。 また、半導体レーザー導入時も大変苦労しましたが、たまたまシャープ と連携する事が出来て解決します。これにより、1983年、「LD−7 000」の型番の商品として世に出ました。そして音声も、ピックアップ から出て来る信号のスペクトル分析を見て、空いている下の方にCDと同 じフォーマットで挿入して、音声をディジタル化し、高品質を確保出来ま した。 その後、民生用、業務用の商品を世に出し、レーザーカラオケ等ソフト を含めた商品が一世を風靡します。 唯、技術的に言えば、この「チルトサーボ技術」が全体の核と言う事が 出来、金丸さんは、この技術を確立されたのです。 (つづく) 執筆者:長井剛一郎 ニック研究所(Network Information & Communication Lab.)代表 (社)研究産業協会 http://www.jria.or.jp/w/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】 ★ JSF Activities ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ ウインター・サイエンスキャンプ ’06−’07 12会場で行なわれたキャンプを順次紹介しています。 ■ 科学コミュニケーション〜先端科学を知り、考え、伝える〜 ■ 会 場:日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/ 期 間:2007年1月5日(金)〜7日(日) 参加人数:12名(高校生) 今回のキャンプでは、未来館が主に取り組む「科学を伝える」「人材を 育てる」「つながりをつくる」事業のうち、第一線で活躍する研究現場へ の訪問や実習、展示を活用した調査活動をとおして、「科学を伝える」活 動に重点をおいて理解を深めました。 体験感想・写真等 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/128/128.htm サイエンスキャンプのバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ リユースで思い出もよみがえる?! ■ 日曜日の夜、いきなり家のテレビが壊れました。ぶちっ!といって画面 が消え、そのままつかなくなりました。10年以上使っていたのですが、 ついにブラウン管がいかれたようです。 そこで、急遽20年前に買ったテレビ(5年前に現役引退)が復活!! 画面のサイズはダウンし、しかも画格も4:3になってしまいましたが、 ばっちり映ってます。とっておいてよかった。まさにリユースです。 我が家のいろんな思い出も映っている気が・・・ (企画広報室 中村 隆) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※お問い合わせ先が変わりました。 科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれて下さい。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、無断使用・転載を禁止します。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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