科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第132号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2007/5/9発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 5,172人。 ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 【1】 ★ 科学技術館News ★ ┘ ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘ ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘ ┘ 【4】 ★ JSF Activities ★ ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 自然科学写真展開催中 ■ 科学技術館では、5月31日(木)まで、自然科学写真展を開催してお ります。自然と科学をテーマに、動物や植物などの生態が見せる、空や山 などの自然環境がつくりだす美しく、楽しく、不思議で神秘的な瞬間をと らえたさまざまな写真を多数展示しております。ぜひご覧ください。 期間:平成19年4月28日(土)〜5月31日(木) 場所:科学技術館2階および4階サイエンスギャラリー 共催:日本科学技術振興財団・科学技術館 日本自然科学写真協会 http://japan-inter.net/ssp/index.html ※写真展をご覧いただくには科学技術館への入館料が必要です。 ◆ 今週のユニバース 科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。 今週はシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体観測コーナーがあり ます。 案内役:矢治健太郎さん(立教大学) ゲスト:三河内岳さん(東京大学) 今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/ 『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 日本人と風のかかわり ■ 5月4日みどりの日、年度最初の「友の会気象講座」を実施しました。 風と雲を中心に気象観測や観察それに簡単な工作を加え、小中学生から成 人までの多くの方に参加いただきました。 ところで風は好きかと尋ねられると、一般にマイナスイメージが強く、 古来農作物への被害や、台風の被害など、決して歓迎される対象にはなれ ず、収穫期に強風に悩んできた四国瀬戸内などは、やまじ風の神をなだめ るため、右の祠(ほこら)が山の中に多く、その調査に、草刈がまを手に 山を探しまわったことがありました。 ところが事情が変わって、風がコントロールでき、化石燃料に代わる、 持続可能なエネルギーとして風力発電が注目されてくると、風に対するイ メージも変わっていました。ヨーロッパではオランダ、デンマーク、ドイ ツなど動力用、揚排水利用の風車から発電用の大きな風車群に入り替り、 我国でも国内のあちらこちらで大きな風車が見られるようになりました。 東京では風が安定して吹く海岸に、大型風車がいくつか建てられています。 風は最大限取り込んでも、エネルギー密度が低いので条件のよい風が得ら れる場所の選定とその調査が不可欠です。ダシ風に悩んできた山形県の立 川町は一年を通じた卓越風が、風の町として町おこしに貢献しています。 巨大な風車は、動植物の悪い影響や騒音など環境への悪影響も課題にな っています。 気象学習に関心のある今回の「ちびっこ気象予報士を目指そう」講座へ の多勢の参加者が引き続き、風の問題や環境に興味関心を示し続けてくだ さることを期待しています。 執筆者:阿部頼之 科学技術館 友の会 気象講座講師 *やまじ風:愛媛県の川之江市・伊予三島市・土居町一帯に吹く局地風の 名称。低気圧が日本海に入った場合に背後の山地から平野部 に吹き下ろす強い南風よりの風。農作物に被害を及ぼす。 *卓越風 :ある地域・地方である期間に最も頻繁に現れる風向きの風。 大規模なものでは偏西風・貿易風。 *ダシ風 :主に日本海の地域で陸から海に吹く風。文中の山形県の立川 町に吹くダシ風は、「清川だし」と呼ばれる。 参考:http://www.ques.co.jp/syonai/kanko/tachikawa/index.html 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然との出会い ■ 〜南の国の生き物たち〜 ■ タイのバンコクから車で3時間ほどのエラワン国立公園へ行ってきまし た。タイは日本から飛行機で6時間ほど。季節は雨季と乾季があり、どち らの季節でもとても暖かい国です。私が行った時は乾季の終わり頃だった ので、日本でいう冬の時期のように植物によっては落葉し、地面などは乾 燥している様子でした。エラワン国立公園は「エラワン滝」という滝が有 名で、滝や滝つぼで遊ぶ子供と、コザを敷いて休んでいる親、という構図 が至る所で見られました。 乾季で人がたくさんいる…そんな所でもさすが国立公園だけあって色々 な動植物を見ることができました。それらを紹介します。 執筆者:早武真理子 科学技術館事業部 「〜南の国の生き物たち〜」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s068.html 「自然との出会い」バックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月は「家族で力をあわせて・・」をテーマに本を紹介します。 ■ 『みんなでおちゃづくり』 かがくのとも398号 ■ 笠野裕一さく 2002.5 福音館書店 「夏も近づく八十八夜〜♪」と歌にもありますが、ゴールデンウィーク が近づくにつれて、「新茶」と言う音の響きに心が騒ぐのは私だけでしょ うか? また、「お茶」といえば緑茶のことをさしますが、その緑茶の味 わいがどのように作り出されるのかは、実はあまり知られていないかもし れません。 主人公のけいたくんはお茶が大好き。中でもおじいちゃん手づくりのお 茶が一番。そんなけいたくんがお茶作りの手伝いをする様子が描かれたこ の絵本、九州地方を中心に昔から作られている「釜炒り茶」の製法を茶摘 から克明に描き、かつ、その作業を家族全員が力を合わせて行うことに焦 点が当てられています。お茶作りに限らず農作業には色々な工程があり、 老若男女家族全員に役割分担が可能であり、だからこそ全員の力を合わせ ることが重要で、できあがった時の喜びもひとしおなのです。物を作り出 すのに協力する大切さを声高に言うのではなく、日々の暮らしの当たり前 の作業の中にこそあることを改めて思い出させてくれる絵本です。書店で は品切れになっていますが、図書館の児童書コーナーで探してください。 あわせて、茶の木については『そだててあそぼう44 チャの絵本』 (ふちのうえひろこ へん いいのかずよし え 農文協)に、その歴史、 種類、栽培方法などが詳しく、茶の木を育てて一服のお茶を作りたくなっ てしまいます。 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/11gijutsu/minnadeocha/minnadeocha.html 執筆者:二階堂恵理 科学読物研究会 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆ イベント情報 ■ 「研究船で海を学ぼう」募集のお知らせ ■ 日本科学協会では、東海大学及び日本海洋学会との共催で、“海”に関 心がある高校生などを対象に、船上での観測・実習を行い、海について学 ぶ体験学習を実施します。是非、多くの方が参加されることを期待してい ます。 対 象:高校生60名・学校教諭等20名 日 時:平成19年7月31日(火)〜8月5日(日) 場 所:静岡県静岡市(東海大学・清水校舎、三保研修館及び望星丸) 研修内容:船舶を利用した洋上における実践研修及び陸上における採取 試料の分析など(気象・海象観測、プランクトン採取、採泥、 化学分析) 参 加 費:一人あたり10,000円(実費の一部に充当します。) 応募方法: 高校生(60名) [海]をテーマにした作文(600字前後)を作成し、住所(含郵 便番号)、氏名、生年月日、性別、連絡先電話番号、E−mail、 在学校名、学年を明記の上、E−mail、もしくは郵送で応募。 学校教員その他(20名) [この研修経験を今後の仕事や活動にどう生かしていきたいか] をテーマにした作文(600字前後)を作成し、住所(含郵便番号)、 氏名、生年月日、性別、連絡先電話番号、E−mail、職業(勤 務先)を明記の上、E−mail、もしくは郵送で応募。 募集期間:平成19年4月1日(日)〜5月15日(火)(必着) そ の 他:高校生には、学割適用の旅費を支給します。 お問い合わせ先(応募先): 財団法人日本科学協会 業務部「研究船で海を学ぼう」係 〒107−0052 東京都港区赤坂1−2−2 日本財団ビル5F TEL: 03−6229−5365 E-mail: apply07@wish.ocn.ne.jp URL: http://www.jss.or.jp/ ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ゴールデンウィーク特別展「感覚・体験フィールド」開催 開催期間:4月28日(土)〜5月31日(木) 人間が有する素晴らしい機能、「感覚」。この感覚も、年を取るにつれ て少しづつ衰えていきます。皆さんの感覚がどれくらい正常か?是非体験 してみてください。 インターネット割引券も用意しています。 詳細はこちらのURLをご覧ください。 http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm ☆展示をリニューアルしました(新展示名称を募集中です!)。 平成5年の開館以来、皆様に親しまれてきた「所沢空中散歩」展示物を リニューアルし、4月28日(土)より一般公開しました。これまでは、 所沢市内の小学校32校の上空撮影映像を、床に27個の大型モニターを 埋め込み上映していました。 リニューアル後は、天井から床に投影された映像に触れることで反応す る、遊び心を取り入れた映像システムです。そして、この新しい展示物の 名前を募集しております。皆様、一度体験し、名付け親になってください。 よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ JSF Activities ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ スプリング・サイエンスキャンプ ’07 25会場で行なわれたキャンプを順次紹介しています。 ■ 遺伝子工学のフロンティアをのぞいてみよう ■ 遺伝学のめざましい進歩によって、植物の新品種を作出する分野(育種) では、新しい研究が発展しています。生科学的な標識遺伝子を利用したり、 有用遺伝子をDNAレベルまで分析し、それを植物に導入する試みが行わ れています。一方、組織や細胞の培養手法の発達による、育種や繁殖方法 にも新しい可能性が出てきました。 今回のキャンプでは、遺伝子組み換え実験を体験してその安全性につい て考察し、この方法を応用している植物細胞工学、分子生体機能学、遺伝 ・育種学の各研究室の研究フロンティアを体験しました。 会 場:国立大学法人 千葉大学 園芸学部生物生産科学科 http://www.h.chiba-u.ac.jp/ 期 間:2007年3月27日(火)〜29日(木) 参加人数:15名(高校生) 体験感想等 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/132/132.htm サイエンスキャンプのバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 木漏れ電波 ■ 皆様、楽しいゴールデンウィークを過ごされましたでしょうか? 連休中、近所にある市民の森(林?)を散歩しました。鮮やかな新緑と 木漏れ日が、日頃の疲れを癒してくれました。 と、そこへ携帯電話に仕事のメールが・・・。うーん、木漏れ日ならぬ 木漏れ電波が。まあ、光も電波も同じ電磁波には違いないのですが。 (企画広報室 中村 隆) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 科学技術館Books「戦後、日本を支えた100人の技術者」は、 6月より再開予定です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※お問い合わせ先が変わりました。 科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれて下さい。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、無断使用・転載を禁止します。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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