科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第134号 ◆  ━
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                             >>>2007/5/23発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 5,178人。
  
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
      ┘ 【4】 ★ JSF Activities  ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ 「工作教室」参加者募集(JST理科大好きボランティア支援事業) ■
  
   『ビー玉衝突球実験器をつくろう〜「何個?」か調べよう。衝突実験!〜』
    講師:茨城県立那珂高等学校教諭 武士敬一
  
    ビー玉を衝突球とした実験器を針金、木の板、プラスチック板、糸を材
   料にして製作し、衝突の実験を体験します。製作したものはお持ち帰りに
   なれます。
  
    日  時:2007年7月1日(日)10:00〜12:00
    場  所:科学技術館2階C室(団体休憩室)
    ※お申し込み、お問い合わせ等詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/134/134.htm
  
   ■ 自然科学写真展開催中 ■
  
    科学技術館では、5月31日(木)まで、自然科学写真展を開催してお
   ります。自然と科学をテーマに、動物や植物などの生態が見せる、空や山
   などの自然環境がつくりだす美しく、楽しく、不思議で神秘的な瞬間をと
   らえたさまざまな写真を多数展示しております。ぜひご覧ください。
  
    期間:平成19年4月28日(土)〜5月31日(木)
    場所:科学技術館2階および4階サイエンスギャラリー
    共催:日本科学技術振興財団・科学技術館
       日本自然科学写真協会 http://japan-inter.net/ssp/index.html
  
    ※写真展をご覧いただくには科学技術館への入館料が必要です。
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    「ユニバース」は、40分間の科学ライブショーで、科学に興味を持っ
   ている方なら、どなたでもご参加できます。
    ユニバースでは主に、コンピュータシミュレーションによる太陽系や宇
   宙の話題をお届けしています。
    また、ゲストコーナーでは、研究者による最新の情報を聞くことができ
   ます。皆さんも、科学者・研究者との交流を楽しんでください。
    今週はシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体観測コーナーがあり
   ます。
  
    案内役:木村かおる(科学技術館)
    ゲスト:吉川真さん(JAXA/ISAS)
  
    今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 最強の紫外線はいつ、どこで? ■
  
    風薫る5月は、日々日射が強まり、紫外線が増しています。継続して紫
   外線を受けると白内障や皮膚ガンへの恐れも出てきます。気象庁はUVイ
   ンデックスを示し、紫外線情報を出しています。一頃は紫外線の量など一
   切気にせず、日光浴をして皮膚を黒くすることが健康のものとした時代が
   あったのですから、”正しく知る”ということの重要さを強く感じます。
    ところで紫外線は日射の一つですから、太陽高度に伴い、日射量に比例
   すると考えたくなりますが、そうはなりません。その理由は、紫外線は可
   視光線より波長が短いので直射光より、散乱光の成分の割合が大きく、太
   陽が真上にくるほど散乱強度が増しています。次に紫外線はオゾンによっ
   て吸収されますのでオゾンが少なくなる9月ごろが最強となり、日射量が
   最強の夏至の頃よりはかなり遅れて最大値が出現します。そこで外出を極
   力避けたいのは真夏というより秋の初め頃だということになります。その
   頃に日差しはやや弱まっていても紫外線は依然強いまま、殊に太陽が南中
   する正午前後が最も危険な時間ということです。
    更にその土地の海抜高度が高いほど、またその土地の空気がきれいで雲
   ひとつない日であるほど、UVインデックス情報に気を配って、紫外線か
   ら我が身を守っていくことが大切です。国内では、経度の低い南の地方ほ
   ど紫外線が強いのは当然ですので、念のため。
  
    執筆者:阿部頼之 科学技術館 友の会 気象講座講師
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然との出会い
  
   ■ 小笠原母島自然探訪の旅(2) ■
  
    今回は昆虫以外の動物についてご覧に入れます。
    大洋島である小笠原列島は、昆虫以外でも私たちがいつでも目にするカ
   ラス・ハト・スズメなどが見られないのにはおどろかされました。野鳥で
   は、島の固有種で有名なメグロもメジロにまざってよく見られました。一
   番強い野鳥はオガサワラノスリ、さっそうと空を舞っていました。
    トカゲ・ヤモリ・カエル・カタツムリ・カメ・カニ・魚なども見られま
   した。でもほとんどが移入種で、オガサワラトカゲだけが島の固有種です。
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師
  
    「小笠原母島自然探訪の旅(2)」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s070.html
  
    「自然との出会い」バックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今週はモンゴルの、野生の動物と同じ天地に生きる、狩りをして暮らす
   一家を描いた絵本です。
  
   ■ 『はじめてのかり』 ■
     オノン・ウルグンゲ  唐 亜明 さく
     ムンフジン・チュールテミン え 福音館書店
  
    モンゴルの少年バートルは、初めてお父さんに狩りに連れて行ってもら
   いました。雪の大草原にテントを張ります。すぐにも行きたいのにお父さ
   んが出発したのは夕方。塩辛い湖の水をなめに来るシカを待ちます。
  
   「ちょっとでも物音を立てないように」
   暗闇の向こうにぽつぽつと二つの小さな点が光って消え、バートルは怖い
   っと叫んでしまいました。お父さんは
   「今日は狩りはおしまい」
   と立ち上がり、バートルは自分の所為だとお父さんの顔が見られません。
   でも
   「あれはシカをねらっているトラの目だ、危険だからやめたのだ」
   翌日湖へ行くと真新しいトラの足跡。そして岩で牙を研ぎ、川へ入っては
   砂の上を転がって毛皮をかちかちに固めているイノシシがいました。
   「今夜は大変なことになるぞ、早くテントへ帰ろう」
   ウォ−、ウォ−、すさまじいほえ声と、ガキッとぶつかりあう音が真っ暗
   な闇の中から響く。バートルは怖くて震えました。
  
    ・・・静まりかえった翌朝見たのは、戦い疲れ凍え死んだイノシシとト
   ラでした。
    野生の動物たちと同じ原野で、緊張に満ちて暮らす遊牧民族のモンゴル
   の一家の生活の様子を、どきどきしながら知る絵本です。
    雪に覆われた広い高原を走るバートルたち。暗闇の中に光る虎の目。静
   謐な世界を描き出す、穏やかな色彩ながら迫力のある絵がいいです。
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/13shakai/hajimetenokari/hajimetenokari.html
  
    執筆者:榎本千鶴子 科学読物研究会
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 平成19年度「第1回理科大好きボランティア研修会」参加者募集 ■
  
    独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、地域で科学教室・実験
   教室・工作教室などをボランティアとして開催されている方々を支援して
   います。今回、科学教室等の講師として活動に取り組みたい方を対象とし
   た、科学教室開催のノウハウ提供と、さらなるスキルアップを目指して、
   理科大好きボランティア研修会を企画いたしました。
    科学教室等の実施にご関心のある方は奮ってご参加くださいますようご
   応募をお待ちしております。
  
    日 時:6月30日(土)10:00〜18:00
        7月 1日(日)10:00〜14:00
    場 所:東京会場 科学技術館(千代田区北の丸公園2−1)
    主 催:(独)科学技術振興機構(JST)
  
    申込方法等詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
     http://rikasuki.tokyo.jst.go.jp/sanka/h19/index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
    ゴールデンウィーク特別展「感覚・体験フィールド」開催
    開催期間:4月28日(土)〜5月31日(木)
  
    人間が有する素晴らしい機能、「感覚」。この感覚も、年を取るにつれ
   て少しづつ衰えていきます。皆さんの感覚がどれくらい正常か?是非体験
   してみてください。
  
    インターネット割引券も用意しています。
  
    詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm
  
    ☆展示をリニューアルしました(新展示名称を募集中です!)。
    平成5年の開館以来、皆様に親しまれてきた「所沢空中散歩」展示物を
   リニューアルし、4月28日(土)より一般公開しました。これまでは、
   所沢市内の小学校32校の上空撮影映像を、床に27個の大型モニターを
   埋め込み上映していました。
    リニューアル後は、天井から床に投影された映像に触れることで反応す
   る、遊び心を取り入れた映像システムです。そして、この新しい展示物の
   名前を募集しております。皆様、一度体験し、名付け親になってください。
   よろしくお願いいたします。
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   「海の男のギャラリートーク」開催
  
    船の科学館では、2007年5月19日(土)から10月27日(土)
   までの毎週土曜日に「海の男のギャラリートーク」(ミニ講演会)を開催
   いたします。
    「海」や「船」の現場で培ってきた「海の男」達の経験談等を話してい
   ただき、展示資料だけでは説明しきれない生の声を通して、より一層「海」
   や「船」への理解を深めていただけます。
    開催内容については、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/2007/05/post_16.html
  
   「第5回 水中映像祭」開催
  
    船の科学館では、「第5回 水中映像祭」を開催します。多数の水中写
   真家による写真展、映像上映を行ないます。海中の美しさと驚きを追い求
   める人たちへの贈り物 それが水中映像祭です。
  
    開催期間: 2007年6月9日(土)〜6月17日(日)
          11日(月)のみ休館
    開催場所: 青函連絡船 羊蹄丸 アドミラルホール・青函シアター
          船の科学館 1階  オーロラホール
    開催内容については、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/2007/05/post_15.html
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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  【4】      ★ JSF Activities ★
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  ◆ スプリング・サイエンスキャンプ ’07
  
    25会場で行なわれたキャンプを順次紹介しています。
  
   ■ バイオテクノロジーで環境を調べる ■
  
    今回のキャンプでは、バイオテクノロジーの基礎である遺伝子操作を学
   ぶと共に、生命の複雑な仕組みの1つである抗原抗体反応の仕組みを学び
   ました。抗原抗体反応は動物が自分の身を守るために進化させてきた機構
   ですが、この原理は近年分析技術にも応用されるようになってきています。
   今回のプログラムでは、この原理を利用して代表的な環境ホルモン、エス
   トラジオールの検出を行いました。
  
    会  場:東京工科大学 バイオニクス学部
         http://www.teu.ac.jp
    期  間:2007年3月26日(月)〜28日(水)
    参加人数:30名(高校生・高等専門学校生)
  
    体験感想等
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/134/134.htm
  
    サイエンスキャンプのバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 六本木にネイティブアメリカン参上! ■
  
    先週、アメリカのニューメキシコ州にあるアルバカーキというところに
   行ってきました。日中は日差しも強く暑いくらいでしたが、夜に突然雷雨
   となりました。広大な台地に伸びる稲妻は、怖くもあり、美しくもあり、
   大自然の神秘を感じました。
    オールドタウンには、ネイティブアメリカンのお店があって、アクセサ
   リーなどを売っています。時間になると、衣装を着た店長が外に出て、踊
   りを披露してくれます。その店長と話をしたら、数年前に日本に来て、六
   本木ヒルズに行ったそうで。
  
                        (企画広報室 中村 隆)
  
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    科学技術館Books「戦後、日本を支えた100人の技術者」は、
   6月より再開予定です。
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、無断使用・転載を禁止します。       ┘
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