科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第140号 ◆  ━
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                              >>>2007/7/4発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 5,247人。
  
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ FORESTたなばた「ささ飾りを作ろう」 ■
  
    いよいよ7月、七夕の季節です!科学技術館5階のFOREST展示室
   には、今年も七夕の笹がお目見えします。折り紙を使って七夕飾りを作り、
   みんなで楽しく飾りましょう。
  
    開催日時:2007年7月3日(火)〜7日(土)
         10:00〜16:30
    参加人数:希望者全員
         5才以下のお子様は保護者の方と一緒にご参加下さい。
    参 加 費:無料(ただし、科学技術館への入館料は別途必要です)。
    予  約:必要ありません。
    詳しくは、こちらをご覧ください
    http://www.jsf.or.jp/info/2007/07/forest_4.php
  
   ■ 夏休み特別展「昆虫力」−昆虫から学ぶ科学技術の最先端− ■
  
    昆虫が持つ感覚等が、私たちの生活にどのように活かされているか?
    現在そして最先端の科学技術が、昆虫の生態から学んだ多くのことがら
   についてご紹介いたします。また、普段なかなか見ることのできない微細
   な視野をはじめ、国や企業の研究機関がどのような研究開発をおこなって
   いるのか、さまざまな視点からの昆虫の姿をご紹介いたします。
  
    開催期間:2007年8月11日(土)〜26日(日)
    開催場所:科学技術館 2階イベントホール
    主  催:(財)日本科学技術振興財団・科学技術館
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 【理科支援員等配置事業】人材募集中 ■
  
    科学技術振興機構(JST)では、平成19年度より全国の都道府県等
   教育委員会に委託し、「理科支援員等配置事業」を実施します。
    「理科支援員等配置事業」では、理科教育に興味と熱意のある方々を小
   学校に派遣し、理科支援員又は特別講師としてご活躍いただきます。
  
    詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/137/137_3.htm
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    ゲストコーナーでは現在活躍中の研究者の皆さんが、さまざまな分野で
   の最新の研究成果のお話をしてくれます。
    なお、7月のライブ天体観測は都合により、日程が変更になりました。
   7月は7日と28日に実施します。天候によっては、その日に撮影した画
   像をご紹介できないこともありますので、ご了承ください。
  
    案内役:木村かおる(科学技術館)
    ゲスト:平野秀典(慶應義塾大学)
  
    今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ”見えない力”を実感して電気を大切に? ■
  
    暑い日が続いていますが、もうすでにエアコン漬けになっていませんか?
   夏はエアコンの使用を中心に電力量が非常に多くなります。皆さんの家で
   は、どれくらいの電力が消費されているでしょうか?
    それを測るのが電力量計です。家の外についていて、中で円板がぐるぐ
   る回っているメーターを見たことがあるかと思います。円板は電気の使用
   量が多いほど速く回ります。この円板、実はモータなどの動力源にはつな
   がっておらず、”見えない力”を生み出して回っています。えっ、どうい
   うこと?
    電力量計の中にはコイルが入っているのですが、コイルに電流が流れる
   と磁界が発生します。その磁界がもとで円板が回るのです。えっ、えっ、
   どういうこと? 論より証拠、家でもできる簡単な実験をやってみましょ
   う。
    アルミのヤカンのふたを上からひもで吊り下げます。なるべく水平にな
   るようにしてください。その下で磁石を、ふたのなるべくふちに近いとこ
   ろに沿って円を描くように回してみてください。アルミは磁石にくっつか
   ないのに、磁石につられるように同じ方向にふたが回ります。では、どう
   して回るのでしょうか?
    アルミのふたのそばで磁石を動かすと、そのアルミの中に電流が発生し
   ます。電流が流れると、今度は回している磁石がつくる磁界によって電流
   に力が働くのです。この磁石で回転する円板は、フランスのアラゴが発明
   し、アラゴの円板とよばれています。
    電力量計では、複数のコイルによって永久磁石を回すのと同じような磁
   界をつくり、導体円板に電流を発生させて力を働かせています。そのとき
   使っている電気の量に合わせた力(回転速度)になるように制御して、1
   ヶ月の電力量を積算して測るメーターにしているのです。
    さあ、今年の夏は電力量計の中で生まれる”見えない力”を実感して、
   電気を大切に使ってください。
  
    執筆者:中村隆 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然との出会い
  
   ■ 長野・山梨での蝶・蛾との出会い ■
  
    東京から高速道路を車で行けば、日帰りで長野・山梨などの高原の蝶た
   ちに会いに行けます。その日の天気予報を参考に早朝出発しました。目標
   は昨年6月に行って初めて撮影に成功した珍蝶ベニモンカラスシジミをも
   う一度撮影することです。(メルマガ第86号 自然との出会い27号
   http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s027.html )
    イボタの花が咲き始め、いろいろな蝶たちが来ていました。しかしベニ
   モンカラスシジミの姿はなかなか見られませんでした。私の何とか会いた
   いという執念が実ってか、ついに正午頃、イボタの花にベニモンカラスシ
   ジミの新鮮なめすが現われ、息をころしてシャッターを切りました。そし
   てなんと午後にはイボタの木の葉上で交尾をしているベニモンカラスシジ
   ミを発見・・・枝をそっと引き寄せ、ついに交尾中の姿も撮影に成功、思
   わず心の中でバンザイをさけびました。
    オナガアゲハ・クロコノマチョウも撮影し、途中の休憩所のトイレ近く
   でみつけたスズメガは、ヒサゴスズメであることもわかりました。帰途に
   立ち寄った山梨県の河原でクロツバメシジミのかわいい姿も撮影できまし
   た。
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師
  
    「長野・山梨での蝶・蛾との出会い」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s076.html
  
    「自然との出会い」バックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は、身近な話題から環境を考えていく本を紹介します。
  
   ■ 『コンビニ弁当16万キロの旅−食べものが世界を変えている−』 ■
     コンビニ弁当探偵団・文 高橋由為子・絵 千葉保・監修
     太郎次郎社エディタス 2005年9月
  
    私たちの生活に身近なコンビニ弁当から、世界の食料問題や環境問題を
   考えていく本。町でよく見かけるコンビニエンス・ストアーは全国に4万
   店もあり、地域ごとにある郵便局よりもかなり多いそうです。そのコンビ
   ニの人気No.1はお弁当で、種類も多く、比較的安く手軽に求めること
   ができます。コンビニ弁当探偵団が、日本のお弁当の代表「和風幕の内弁
   当」1個の食材輸入距離を調べました。食料自給率の低い日本は、海外か
   ら各種の食料を輸入しています。(お米は日本ですが)、鶏肉はブラジル、
   海老はタイ、椎茸は中国、金時豆はボリビア、黒ゴマはトルコなどなど・
   ・・。幕の内19品目の食材輸送距離を合算するとなんと、16万キロメ
   ートルになったとのこと。地球を4周した距離になるとは驚きです。もち
   ろん、船や車を使うため、多くのエネルギーを必要とし、多くの二酸化炭
   素を排出しています。腐らないように、添加物も冷凍処理も必要となりま
   す。フードマイレージ、バーチャルウォーターなど最先端の概念を取り入
   れて食の問題を読み解いています。三択クイズやイラスト満載で、楽しく
   読むことができます。コンビニの「便利さ」が抱える光と影を一緒に考え
   ていきたいものです。
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/13shakai/konbini/konbini.html
  
    執筆者:代田みち子 科学読物研究会
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆大型映像館の上映作品が変わりました。
    7月1日より、「アースストーリー 〜恐竜の進化とヒトの未来〜」を
   上映しています。
  
    恐竜は、なぜ巨大化できたのでしょう?
    ヒトは、どうしてこれほどに繁栄したのでしょう?
    3D立体映像でたどる生命進化の旅は、恐竜の時代までたどり着きます。
    驚きの旅を、忌野清志郎氏のナレーションでお届けします。
  
    上映時間等の詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_mov.htm
  
   ☆夏休み特別展「恐竜ワンダーランド」開催のお知らせ
    期間:8月1日(水)〜9月2日(日)
    内容:カマラサウルス幼体の全身骨格をはじめ、鳥類・アンモナイト・
       オウムガイ等の化石を展示します。
       化石クリーニング教室やアンモナイトの化石レプリカ作り、恐竜
       パン作り教室などイベントも盛りだくさん。
  
    詳細はこちらのURLをご覧ください。
     http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「海の男のギャラリートーク」 時間: 午後2時〜(約30分)
    7月7日(土) 米国の国家運輸安全委員会の海難調査について
                  伊藤 喜一(元外国航路船船長)
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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  ■ 感謝感激です。 ■
  
    先日、当館のインストラクターから、うれしいお話をききました。来館
   者の方から「メルマガの”スタッフの目”を読みましたよ。これからも頑
   張ってくださいね。」とおっしゃってくださったとのことで、インストラ
   クターはもちろん、メルマガ編集スタッフも感謝感激しております。あり
   がとうござます。
    これからも皆様のご期待に沿えますよう、各部門のスタッフ一同頑張っ
   て参りますので、科学技術館もこのメールマガジンも宜しくお願い申し上
   げます。
  
    スタッフの目のインストラクターの回は、129号と137号に掲載し
   ています。詳しくは以下のURLからバックナンバーをご参照ください。
   https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
                        (企画広報室 中村 隆)
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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