科学技術館メールマガジン バックナンバー |
---|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第153号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2007/10/10発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 5,655人。 ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 【1】 ★ 科学技術館News ★ ┘ ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘ ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘ ┘ 【4】 ★ JSF Activities ★ ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 原子力の日イベント「エネルギースクエア’07秋 −見つめよう身の回りのエネルギー―」開催 ■ 10月26日の原子力の日に合わせて、原子力をはじめとするエネルギ ーをテーマにしたイベントを科学技術館にて開催します。 原子力展示室「アトモス」特別解説ツアーやエネルギー実験教室などが 行われます。 開催日:2007年10月20日(土)〜28日(日) 会 場:科学技術館 2階 原子力展示室「アトモス」他 主 催:文部科学省、財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館 詳しくは、科学技術館ホームページをご覧ください。 URL http://www.jsf.or.jp/info/2007/10/post_89.php ■ 第14回「原子力の日」ポスターコンクール 入賞作品発表! ■ 〜10月26日は「原子力の日」〜 本コンクールには総計8,086点ものご応募をいただき、厳正なる審 査の結果、文部科学大臣賞に関藤綾さん(5歳 岡山県)、経済産業大臣 賞に渡部雄太郎さん(13歳 福島県)の作品が選出されました。たくさ んのご応募ありがとうございました。 また、10月20日(土)10:30から科学技術館2階のイベントホ ールにて表彰式を行います。表彰式ではサイエンスショーも開催し、一般 の方もご参加いただけます。ぜひお越しください。 入賞作品などは下記のホームページでもご紹介しています。 http://www.jaero.or.jp/poster/ ◆ お知らせ ■ 「体験しよう!未来のエネルギー基地」登場 ■ 9月21日(金)より科学技術館4階ロビーにある昭和シェル石油株式 会社出展の展示がリニューアルし、「体験しよう!未来のエネルギー基地」 となりました。 太陽光発電をはじめ未来に向けた新エネルギーについて、模型や映像で わかりやすく紹介しています。ぜひ、ご体験ください。 ◆ 今週のユニバース 科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。 また第2・第4土曜日にはシカゴ大学ヤーキス天文台との、ライブ天体 観測コーナーがあります。 案内役:亀谷和久さん(東京大学) ゲスト:成田憲保さん(東京大学) 今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/ 『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 霧にまぎれて ■ 1561年の9月10日(今の暦でちょうど10月中旬)、川中島の合 戦で最大の総力戦がこの日にあったと言われています。俗説では、信玄と 謙信が一騎打ちをしたとされます。この日、謙信は守っていた妻女山を夜 半に降りて、川中島の八幡原に移動し、武田軍を奇襲しました。早朝作戦 を取ったこの日の朝は、濃霧だったと伝えられています。 ところで、先の138号(6月20日発行「濃霧のいたずら?」)で述 べてあるように、霧の発生条件には大きく(1)空気が冷却されて相対温 度が高まってできる放射霧と、(2)暖かい水面から冷たい空気中に蒸発 した水蒸気が冷やされて水滴ができる蒸気霧とに二分されます。合戦の当 日は秋も半ば、日中に十分温められた川の温水から長い晴天の夜間に冷却 された空気に向かって川面から立ち昇る湯気が濃霧を発生させたと見られ ます。つまり(2)の条件を満たす典型的な川霧の日であったと思われま す。(2)には川霧の他に、温暖前線霧も考えられますが、天気図で確認 することはできません。また蒸気霧には北極海霧が有名です。海氷の割れ 目やへりに超低温の冷気が流入すると、温度差が大きいため、海面からの 立ち上がる湯気で海面が白く覆れています。これを気嵐(けあらし)と呼 ぶことがあります。 前回(138号)で扱った霧は冷たい海面に向かって南から暖かい空気 が流入するときに発生する移流霧でして晩春から初夏にかけて海岸に多発 します。かつての日本の海軍が、濃霧発生の条件をつぶさに調査し、発生 時期をぴたりと当て全島撤収したのは気象を利用した見事な作戦でした。 戦術にも利用された霧ですが、時には幻想的な姿も見せる霧について関心 を高めていただければ幸いです。 執筆者:阿部頼之 サイエンス友の会 気象講座講師 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然との出会い ■ 小さい秋見つけた(1) ■ 10月ともなり、秋風の吹く野に咲く花に、さかんに訪れている虫たち をみつけました。 キバナコスモスやハギ、ムラサキカタバミの花などには、秋の頃に多く 見られるヒメアカタテハ、ウラナミシジミの姿が目立ちました。 また、すっかり赤く色づいたアキアカネがくいの上にとまっていたり、 高い木の上ではキイキイキイとモズが高鳴きをしていました。 執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師 「小さい秋見つけた(1)」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s089.html 「自然との出会い」バックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 私たちの身の回りにある携帯電話やパソコンに使われている半導体は量 子論の結晶とも言われています。超伝導現象をはじめ、今は電磁気学や宇 宙論も量子論なくしては語ることができません。今月は初心者にもよくわ かるように書かれた量子論の本を紹介します。 ■ 「量子論」を楽しむ本 ■ 佐藤勝彦 監修 PHP文庫 2000年4月出版 量子論の本をもっと読んでみたいとか、読んでみたけどよくわからなか った、という人におすすめの本です。冒頭にはアインシュタインとボーア と猫が登場します。3人(2人と1匹)の対話で始まる量子論の物語は、 優しく読者を招いてくれ、「これなら読めるかも」と思わせてくれます。 対話の後に続く本文は、量子論が登場する1900年から時代に沿って進 められていきます。文章はとてもわかりやすく、またどのようにして量子 論が築かれていったのか、その経緯を知る楽しみも味わうことができます。 いくつかの重要な数式が出てきますが、その解説がわかりやすいために 「量子論をもう少し詳しく知りたい」人へのうまい導きとなっています。 数式をいっさい書かずにオブラートで包んだような説明の本よりも、この 本のほうがかえってわかりやすいかもしれません。 文庫本なので手軽に持ち歩くことができ、ページ数も多くなく、あっと いう間に読んでしまうことができます。読めば読むほど味が出てくる量子 論、何冊読んでもおもしろいのですがこの本は是非ともその中に入れたい 珠玉の1冊です。 執筆者:森裕美子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/2suugaku/ryoushironwotanoshimu/ryoushironwotanoshimu.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆ サイエンスショップ商品紹介「こんなお買い物いかが?」 ■ キミはプラズマ現象をみたか!? ■ 「NEON BALL LAMP」 2,000円 どんな商品か、先ずはこちらを見てみよう! http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/153/nbl.wmv (動画・2.6MB) 当館2階の原子力展示室「アトモス」の”プラズマボール”も同じ原理 の展示です。 http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/2/2d/#entry-21 秋の夜長、虫の声とプラズマボールの光に癒されながら、電子やプラズ マ現象、オーロラについてなど、親子で「何でこうなるの?どうして?」 と考えをめぐらせてみてはいかがでしょうか? インテリアにもなりますョ。 お問合せ:科学技術館1階・サイエンスショップ TEL.03−3212−8483 ※他にも、さまざまな科学実験キットを販売中! ◆ イベント情報 ■ 「エネルギーかるた」大会開催のお知らせ ■ エネルギーかるた実行委員会(財団法人日本科学技術財団・電気事業連 合会)では、読み札を公募して作ったオリジナルの“エネルギーかるた” を使って、「エネルギーかるた大会」を実施します。 伝統の遊び「かるた」を通じて、楽しみながらエネルギーに親しむこと で、科学やエネルギーについての理解が自然と深まります。 ●実施予定の地域 ○北陸 10月13日(土) 福井(福井県児童科学館) ○四国 11月 3日(土) 愛媛(松山市総合コミュニティセンター) ○北海道11月11日(日) 北海道(北海道札幌西高等学校) ○関西 11月17日(土) 奈良(奈良女子大学) ※大会に出場された方にはもれなく記念品をさしあげます。 ※応募方法等の詳細はこちらのURLをご覧ください。 http://www.e-karuta.jp/taikai/index.html ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆オリジナル「ポストカード」発売中 日本の航空史を飾る航空機が、ポストカードになりました。 日本最初の飛行に成功した「アンリ・ファルマン機」、徳川好敏等によ って開発された国産最初の軍用機「会式一号機」、流麗なイメージの全金 属製胴体の機体「陸軍九一式戦闘機」、戦前に公認された唯一の世界記録 を持つ「航研機」、国産最初のジェット練習機「T−1」、国産最初の輸 送機「YS−11」など、日本の航空史を代表する航空機16種が勢ぞろ い。 16枚セット → 1260円(消費税込み) 1枚 → 84円(消費税込み) ☆大型映像のソフト更新! 「ロストワールド」を上映中!! <内容> 南米5ヵ国にまたがる“地球最後の秘境”ギアナ高地。ロストワールド として有名な地です。 自然の不思議を解明しようとする科学者チームを追いかけながら、生命 の循環バランスを探っていく冒険の旅です。 所沢航空発祥記念館ホームページ http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm ■ 船の科学館 ■ ☆「海の男のギャラリートーク」 時間:午後2時〜(約30分)(※注) 10月13日(土) 帆船“日本丸”の操縦方法 橋本 進(帆船“日本丸”元船長) 10月20日(土) “タイタニック”はなぜ沈んだ 島 健(元日本海運(株)船舶担当役員) 10月27日(土) 海図のはなし 新井 典郎(元航空会社航務部長) (※注)10月20日は、午後2時30分〜 となります。 船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 ★ JSF Activities ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ スプリング・サイエンスキャンプ ’07 25会場で行なわれたキャンプを順次紹介しています。 ■ 体験しよう!最先端商品を産み出す生産機械の世界 ■ 今回のキャンプでは、「演習用のメカトロニクス機器」を自ら操作して メカニクス、エレクトロニクスの基礎を学びました。さらに「世界最高レ ベルの3次元測定機」を操作してデジタルカメラのレンズやレンズを成形 する金型の形状測定をエンジニアが活躍している現場で行い、最先端生産 機械(メカトロニクス)の体験学習を行いました。 会 場:松下電器産業株式会社 生産革新本部 http://www.panasonic.co.jp/ 期 間:2007年3月21日(水・祝)〜23日(金) 参加人数:10名(高校生) 体験感想等 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/153/153_1.htm ■ ユビキタス時代の新しい技術を体験しようパートU 〜撮って創っていろいろプリント〜 ■ 今回のキャンプでは、ユビキタス時代の最先端の機器の一部を使って、 景色や絵など(動画、静止画)を撮って、それをパソコンで編集処理し、 更に紙にプリントして資料を作りました。また、リコーが取り組んでいる ソフトウェアの先端技術に触れ、どのような技術で何が創られるのか実際 に体験しました。 会 場:株式会社リコー 中央研究所 http://www.ricoh.co.jp 期 間:3月25日(日)〜27日(火) 参加人数:8名(高校生) 体験感想等 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/153/153_2.htm サイエンスキャンプのバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/science/s_list.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 「ものもらい」は「おひめさん」?それとも「ばか」? ■ 先週から左目が「ものもらい」にかかってしまっています。だいぶひい てきましたが、先週末は目の下がこんもりと腫れ上がり、視界を遮ってい ました。 「ものもらい」は、医学的には「麦粒腫」といいますが、地方によって いろいろな呼ばれ方をしています。学生時代、関西出身の友達に「めばち こ」になったといわれたときは、まったく???でした。ちなみに、北海 道では「めっぱ」、熊本県では「おひめさん」、宮城県ではなんと「ばか」 とも呼ばれるそうです。 わたし「おひめさん」になっちゃった・・・、おれ「ばか」になっちゃ った・・・というのかなあ。もう何の病気なのやら。 参考:ものもらいMAP http://www.rohto.co.jp/mono/index.htm (企画広報室 中村 隆) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれて下さい。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、無断使用・転載を禁止します。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
操作メニューへ |
メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。 科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ |
Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED |