科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第155号 ◆  ━
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                             >>>2007/10/24発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 5,675人。
  
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 2007「青少年のための科学の祭典」北海道大会 ■
  
    2007「青少年のための科学の祭典」北海道大会を開催します。いろ
   いろな実験や、不思議なショーを体感! 科学のおもしろさを実感できま
   す。工作コーナーも待っています。
  
    開催期間:2007年10月27日(土)・28日(日)
    開催場所:小樽市総合博物館(小樽市)
    入 場 料:無料(期間中は、小樽市総合博物館の展示も無料で見学でき
         ます)
  
    詳しくは、科学の祭典ホームページをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
   ■ 平成19年度「第3回理科大好きボランティア研修会」参加者募集 ■
  
    独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、地域で科学教室・実験
   教室・工作教室などをボランティアとして開催されている方々を支援して
   います。これから科学教室等で講師をしてみたいという方を対象に、科学
   教室開催のノウハウや基本的な実験・演示方法を提供する研修会を企画い
   たしました。
    科学教室等の実施にご関心のある方は奮ってご参加くださいますようご
   応募をお待ちしております。
  
    日 時:12月1日(土)10:00〜17:00
        12月2日(日)10:00〜14:35
    場 所:大阪市立科学館(共催)
    主 催:(独)科学技術振興機構(JST)
  
    申込方法等詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
     http://rikasuki.tokyo.jst.go.jp/sanka/h19/index.html
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 原子力の日イベント「エネルギースクエア’07秋
             −見つめよう身の回りのエネルギー−」開催中 ■
  
    10月26日の原子力の日に合わせて、原子力をはじめとするエネルギ
   ーをテーマにしたイベントを科学技術館にて開催しています。
    原子力展示室「アトモス」特別解説ツアーやエネルギー実験教室などが
   行われています。
  
    開催日:2007年10月20日(土)〜28日(日)
    会 場:科学技術館 2階 原子力展示室「アトモス」他
    主 催:文部科学省、財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館
    詳しくは、科学技術館ホームページをご覧ください。
    URL http://www.jsf.or.jp/info/2007/10/post_89.php
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙の話題をお届けしています。
    ゲストコーナーでは最新の研究成果の発表や、ちょっとした身近な科学
   や自然のお話などがあります。
    今週はシカゴ大学ヤーキス天文台とのライブ天体観測コーナーがありま
   す。
  
    案内役:木村かおる(科学技術館)
    ゲスト:石井雅幸さん(大妻女子大学)
  
    今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
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    文字化けではありませんよ。3段合わせて、カガクギジユツカンと書い
   てあります。モールス符号(和文)です(■の中のタイトルは何て書いて
   あるか調べてみてください)。
    昨日10月23日は、「電信電話記念日」でした。電信機は、簡単に言
   えば、文字(文章)を電気(信号)で伝える機器です。最初の電信機は静
   電気を利用したものでしたが、1800年にイタリアのボルタが電池を発
   明すると、電池を利用した電気化学式電信機が登場します。1809年ド
   イツのゼンメリングが発明した電信機は、送信側で送りたい文字や数字に
   対応した電線に電池をつなぐと、受信側でそれらに対応したガラス管の中
   で電気分解により泡が発生するというものでした。
    1820年にエルステッドが電線に電流を流すと近くに置いた方位磁針
   がふれるという現象を発見し、これが受信側の検出器に利用され、実用的
   な電磁式電信機へとつながります。イギリスのクックとホーイトストンは、
   5針式の(電磁式)電信機を発明して1837年に特許を取得し、ロンド
   ンで1.5kmの距離での試験を行います。
    同じく1837年にアメリカのモース(モールス)がヘンリーの指導の
   もとに製作した電信機は、文字や数字を符号にして送り、受信側で電磁石
   を利用して符号化された信号をテープに記録するというものでした。この
   とき考え出された符号が改良され、モールス符号となります。
    日本に初めて電信機が持ち込まれたのは、1854年にペリーによって
   でした。それから15年後の1869年9月19日(新暦で10月23日
   )に東京と横浜の間で電信線の設置工事が始まりました。この日を記念し
   て、1950年に「電信電話記念日」が制定されました。
    現在では、モールス符号ではなく、デジタル信号で文章のほか写真や映
   像など大容量の情報が当たり前のように送受信されていますが、現在の技
   術が先人達のさまざまな発明や発見の積み重ねによって成り立っているこ
   とを忘れないようにしたいですね。
  
     執筆者:中村 隆 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然との出会い
  
   ■ 秋口に出会った草木の花や実の中から ■
  
    今年は、何時までも夏の名残の暑さが続いていましたが、やっと秋を感
   じさせてくれる陽気になってまいりました。
    例年になかった気温の変動が影響してかヒガンバナの開花が少し遅れ気
   味では?と感じる向きもありましたが、自然の様相は、すっかり秋に衣替
   えしてきております。
    東御苑の林の中や、板橋区の赤塚植物園の木立の中や、多磨霊園の草地
   の中で出会った草木の中から、今までに取り上げていない花や実をご紹介
   しながら、秋を感じていただきたいと思います。
    機会があったら、訪ねてみて下さい。
  
    執筆者:永井昭三 サイエンス友の会講師
  
    「秋口に出会った草木の花や実の中から」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s091.html
  
    「自然との出会い」バックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/s_index.html
  
    「自然との出会い」は、来週発行の156号で最終回となります。長い
   間、ご愛読ありがとうございました。11月14日発行の第158号から、
   装い新たに「自然と友だち」がはじまります。ご期待ください。
   ※「自然と友だち」は、隔週(毎月第2週と第4週)での掲載となります。
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月後半は人間の身体にまつわる本を紹介します。
  
   ■ ウンココロ しあわせウンコ生活のススメ ■
     寄藤文平 藤田紘一郎 著  実業之日本社
     2005年 5月出版  
  
    今日のあなたのウンコはどんなウンコでしたか?ウンコを見てわかるこ
   とはあなたの健康状態だけではありません。この本を読んだらウンコがと
   ても大切なものに見えてきます。江戸時代、ウンコは畑の肥やしに使うた
   め、汲み取り屋が買い取ってくれる品物だったことはよく知られています。
   今はトイレで流されたウンコは、下水道を通り水と汚泥とに分けられます。
   汚泥はセメントの材料や肥料に加工されたりしています。私はうまくリサ
   イクルされているなと思っていましたが、著者によればこれはウンコがゴ
   ミ扱いされているということなのです。ウンコはリサイクルせず、そのま
   ま植物の栄養にするのがよい、本当の「エコ」はウンコの使い方から見え
   てくると。この本を読んだらあなたの「エコ社会」へのイメージが変わる
   かもしれません。
    寄生虫学で有名な藤田先生のパンチのきいたコラムと黄色と茶色だけを
   使ったインパクトのあるイラストが印象的です。併せて出版されている
   「ウンココロ手帖」を買って自分のウンコの記録をつけてみてはどうでし
   ょう。自分の生活を見直すきっかけになるかも。
  
    執筆者:森裕美子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/unkokoro/unkokoro.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 第44回「原子力の日」関連行事開催 ■
  
    原子力公開資料センターで、第44回「原子力の日」関連行事が開催さ
   れます。「原子力発電所の廃止措置ってなぁに?」、放射線測定器の使い
   方の説明及び体験、その他、原子力何でも相談コーナー等が開かれます。
  
    開催日時:2007年10月25日(木)・26日(金)
         午前10時〜午後4時
    場  所:原子力公開資料センター
         〒100−0013 東京都千代田区霞が関3丁目8番1号
         虎の門三井ビル2階
    問 合 せ:原子力公開資料センター 北井隆・中村奈津子
         TEL:03−3509−6131
         URL: http://kokai-gen.org/
  
   ■ 「実験教室」参加者募集(JST理科大好きボランティア支援事業) ■
  
    『科学の不思議を体験しよう!』〜身近なものを使って〜
     講師:オンライン自然科学教育ネットワークラボ代表
        大阪市立高等学校理科教諭  山田 善春
  
    子どもから大人まで楽しめる「おもしろ実験」をみなさんに紹介します。
   「熱湯霧吹きと踊るオブラート」、「炭酸ガスのふしぎ」、「逆あぶり出
    しトースト」の3つの実験をとおして環境についても学びましょう。
  
     日  時:12月2日(日)10:00〜11:30
     場  所:大阪市立科学館
     ※お申し込み、お問い合わせ等詳しくは、こちらをご覧ください。
      http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/154/154.htm
  
   ■ 「エネルギーかるた」大会開催のお知らせ ■
     =愛媛、北海道、奈良、三重、青森の各大会は事前募集中!=
  
    エネルギーかるた実行委員会(財団法人日本科学技術振興財団・電気事
   業連合会)では、読み札を公募して作ったオリジナルの“エネルギーかる
   た”を使って、かるた大会を実施します。
    伝統の遊び「かるた」を通じて、楽しみながらエネルギーに親しむこと
   で、科学やエネルギーについての理解が自然と深まります。
  
   ●実施予定の地域
    ○四国 11月 3日(土) 愛媛(松山市総合コミュニティセンター)
    ○北海道11月11日(日) 北海道(北海道札幌西高等学校)
    ○関西 11月17日(土) 奈良(奈良女子大学)
    ○中部 12月 1日(土) 三重(三重大学)
    ○東北 12月 9日(日) 青森(青森県立三沢航空科学館)
    ○九州 12月22日(土) 鹿児島(日置市中央公民館・文化会館)
  
   ※大会に出場された方にはもれなく記念品をさしあげます。
   ※応募方法等の詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://www.e-karuta.jp/taikai/index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆大型映像のソフト更新!
  
   「ロストワールド」を上映中!!
   <内容>
    南米5ヵ国にまたがる“地球最後の秘境”ギアナ高地。ロストワールド
   として有名な地です。
    自然の不思議を解明しようとする科学者チームを追いかけながら、生命
   の循環バランスを探っていく冒険の旅です。
  
   ☆秋の特別展「特別便へのご招待
           〜VIPフライト・記念フライト・政府専用機〜」
  
    21世紀の今日、飛行機はだれもが利用できる乗り物ですが、VIPを
   対象とした「スペシャルフライト」、個人・団体等が機体を借り切って利
   用する「チャーターフライト」、救援に当たる「レスキューフライト」な
   ど利用者が制限された”特別便”も存在します。
    この特別展では、従来ほとんど知られることが無かった特別便の世界へ
   皆様をご招待します。
  
    開催期間: 2007年10月20日(土)〜12月2日(日)
    展示内容等は、所沢航空発祥記念館のホームページをご覧ください。
  
    所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「海の男のギャラリートーク」 時間:午後2時〜(約30分)
    10月27日(土) 海図のはなし
                 新井 典郎(元航空会社航務部長)
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 科学技術館から気象予報士が誕生! ■
  
    身内の話ですみませんが、科学技術館のスタッフが資格試験に合格し、
   気象予報士となりました。おめでとうございまーす!!
    実は、科学技術館のスタッフには、いろいろな有資格者がいるんです。
   建築士に建築施工管理技士、電気主任技術者や情報処理技術者、さらに、
   イベント業務管理者なんていうのも。また、なぜか獣医師まで・・・。
   (ちなみにエセ奇術師もいる・・・って、それ資格じゃないだろっ!)
    そしてこの度、気象予報士が新たに加わることとなりました。学芸的に
   は一番使えるかと。
    こんなイロモノ、じゃなかった、ツワモノどもがそろっているのも、科
   学技術館の魅力のひとつ・・・かな。
  
                        (企画広報室 中村 隆)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、無断使用・転載を禁止します。       ┘
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