科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第159号 ◆  ━
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                             >>>2007/11/21発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 5,735人。
  
      ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ WRO2007結果速報 ■
  
    教育的なロボット競技会「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアー
   ド」の国際大会が、11月16日(金)から11月18日(日)まで、
   台湾・台北市で開催されました。日本からは、9月9日(日)に科学技術
   館にて行なわれたWROの日本大会で選出されたチーム(小学生2チーム、
   中学生4チーム、高校生4チーム)が参加しました。
    競技の結果、X磯工(磯子工業高校)チームが高校生部門で見事優勝し
   ました。なお、高校生部門の2位は台湾、3位は韓国のチームでした。
  
    WRO実行委員会のホームページは以下のURLをご覧ください。
    http://www.wroj.org/2007/index.html
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 遊び・創造・発見FORESTプログラム 2007秋 ■
        〜身近にあるものからひも解くサイエンス〜
  
    科学技術館FORESTでは、身近にあるものから新たな発見ができる
   プログラムを実施しています。
    開催日でテーマが変わります。驚いたり、すごい!と感動したり、新し
   い発見ができる体験が盛りだくさんです。
    ついに最終回の11月24日(土)は・・・
  
   ●錯覚BAR(バー)、本日開店!
     FORESTのスタッフカウンターが、一日だけ、お好みの錯覚あそ
    びを注文できる"バー・フォレスト"に早変わり!
     盲点を見つける実験や、モアレパターンなど、アッと驚く不思議な視
    覚体験をインストラクターの”バーテンダー”がよりすぐってご紹介し
    ます・・・! あなたの脳はだまされるかな?
  
    開催日: 2007年11月24日(土)
    時 間: 9:45〜11:00 1回約10分
    会 場: 5階FOREST スタッフカウンター付近
    対 象: なし。
          ※5才以下のお子様は、保護者と一緒にご参加下さい。
    定 員: 1回3名。
    費 用: 無料。(ただし、科学技術館への入館料は別途必要です。)
    予 約: なし。
          ※ただし、1回につき3名のため、同時にたくさんの方が
           希望する場合は、並んでお待ちいただきます。
           (定員になり次第締め切らせていただきます。)
  
    ※11月11日(日)と18日(日)に開催したプログラムの様子は、
     こちらからご覧いただけます。
      11日 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/158/158.htm
      18日 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/159/159.htm
  
   ■ 「夢・化学-21」土曜実験教室 ■
  
    11月より、毎年恒例の土曜実験教室がはじまりました。光や電気など
   毎月テーマを変えて開催いたします。ご来館された方は、どなたでも参加
   できますので、ぜひ楽しんで学んでください。さあ今度の土曜日は、実験
   の日としませんか?
  
    主 催 : 「夢・化学−21」組織委員会
           <(社)日本化学会、(社)化学工学会,
            (社)新化学発展協会、(社)日本化学工業協会>
    協 力 : 科学技術館
    後 援 : 文部科学省,経済産業省
  
    ※実施日・開催場所等詳しくはこちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2007/10/post_90.php
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、科学者の方が案内役となってお
   話を進めていきます。コンピュータシミュレーションを使って、太陽系や
   宇宙のお話を中心に、科学を学ぶ楽しさを伝えてくれます。
    もしお話が難しかったら、わかるまでどんどん質問してくださいね。
    今週はシカゴ大学ヤーキス天文台とのライブ天体観測コーナーがありま
   す。天候によっては、星空をご紹介できない場合があります。
    ご了解下さい。
  
    案内役:亀谷和久さん(東京大学)
    ゲスト:澤田幸雄さん(日本建設産業職員労働組合協議会)
  
    今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/
  
    11月23日には、サイエンスアゴラ(日本科学未来館)でユニバース
   を上演します。
    詳しくはこちらをご覧下さい。
    http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2007/071123.html
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 長生きの秘訣は海の底? ■
  
    健康で長生き、これは皆さん共通の願いですよね。では人はいったいど
   れぐらい長生きできるのかご存知ですか?
    「人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり・・・」これは
   舞の『敦盛』の一節です。織田信長がこの一節を好んで謡ったそうです。
   戦国時代の日本では、人生はわずか50年、実際には平均寿命は40歳ぐ
   らいだったようです。
    ところが今や日本は世界でもトップクラスの長寿国です。世界人口白書
   2007年版によれば、男性は平均寿命79歳で各国比較で第三位、女性
   は平均寿命86歳で第一位に輝いています。ちなみに厚生労働省の発表で
   は、統計的には男性の2割、女性の4割は90歳までは生きることができ
   るようです。さらに世界最高齢の男性(112歳)、女性(114歳)と
   も九州在住の日本人の方です。公衆衛生の発達、医療の発達、食生活の充
   実によって、私たち日本人はほんとに長生きになったのですね。
    では最も生きた人はと言いますと・・・150年生きた、200年生き
   たと言われている人もいるようですが、出生記録が明確な人としては、フ
   ランスのジャンヌ・カルマンさんという女性が持つ記録、1875年に誕
   生し1997年に122歳で亡くなったというのが最長寿命記録です。
    実は、世界最高齢の方が亡くなる年齢は110歳から120歳の間が続
   いているのです。どうも人の寿命は120歳ぐらいに限界があるのではな
   いかと現在考えられています。
    では人よりももっと長生きの動物を皆さんはご存じですか? たとえば
   日本では昔から「鶴は千年、亀は万年」と言いますが、鶴や亀だと思いま
   すか? 動物園での飼育記録では、鶴は40年〜50年であり、飛びぬけ
   て長生きというわけではないようです。一方亀。こちらは2006年にオ
   ーストラリアの動物園で亡くなったガラパゴスゾウガメが175年歳だっ
   たそうです。万年とはいかなくても175年歳、とても長寿ですよね。ち
   なみにこの亀、1835年にあの進化論を唱えたチャールズ・ダーウィン
   が捕獲したそうです。
    ではもっともっと長生きな動物はいないのでしょうか。実は今年、英国
   のバンゴー大学の研究チームが大西洋のアイルランド沖で採取した二枚貝
   が400年以上生きていたことがわかりました。残念ながら、研究者が年
   齢を数えるために貝を開けて身をはがしてしまったため亡くなりましたが、
   もし研究者達が見つけなければさらに長生きできたのは確実です。公衆衛
   生の発達、医療の発達、食生活の充実も大切ですが、もしかすると海底で
   の静かな生活が一番の長生きの秘訣なのかもしれません。
  
    執筆者:田代英俊 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今週は、ちょっと怖い「クスリ」のお話です。
  
   ■ 『ドラッグなんていらない
               出会ってしまう前のきみに伝えたいこと』 ■
     水谷修・著 東山書房 2004.2  2000円+税
  
    この類の本の多くには、ドラッグの形態や傷ついたからだの写真、ドラ
   ッグに手を出すときの状況や苦しむ姿の漫画が載っていますが、本書には
   そうしたものが一切載っていません。今まで目にしてきた本では、確かに
   写真で目はひくのですが、押し付けがましく、逆に、自分の身近で起こる
   かもしれないという感覚では捕らえにくいものでした。しかし本書では
   「不快さ」や「怖さ」を押し付けられない分、かえってその本当の恐ろし
   さがよく伝わってきます。
    この本ではほとんどの漢字にルビがつけられていますが、私は最初、学
   力の低い中・高生でも読めるようにということなのかと思いました。とこ
   ろが「おわりに」を読むと、小学生を意識して書いたということで、これ
   には正直驚きました。著者の水谷修さんは「夜回り先生」としてよく知ら
   れ、深夜の繁華街パトロールを通して多くの若者たちと関わり、若者の薬
   物汚染問題にも深く関わってきた方です。中学生からでは遅いのだという
   のが、切ない実感なのだと思います。どうかこの思いを汲み取って、小学
   生も、大人と一緒に読んでほしいものだと思いました。
  
    執筆者:山森貴子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/drug/drug.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 「エネルギーかるた」大会開催のお知らせ ■
     =三重、青森の各大会は事前募集中!=
  
    エネルギーかるた実行委員会(財団法人日本科学技術振興財団・電気事
   業連合会)では、読み札を公募して作ったオリジナルの“エネルギーかる
   た”を使って、かるた大会を実施します。
    伝統の遊び「かるた」を通じて、楽しみながらエネルギーに親しむこと
   で、科学やエネルギーについての理解が自然と深まります。
  
   ●実施予定の地域
    ○中部 12月 1日(土) 三重(三重大学)
    ○東北 12月 9日(日) 青森(青森県立三沢航空科学館)
    ○九州 12月22日(土) 鹿児島(日置市中央公民館・文化会館)
  
   ※大会に出場された方にはもれなく記念品をさしあげます。
   ※応募方法等の詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://www.e-karuta.jp/taikai/index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆秋の特別展「特別便へのご招待
           〜VIPフライト・記念フライト・政府専用機〜」
  
    21世紀の今日、飛行機はだれもが利用できる乗り物ですが、VIPを
   対象とした「スペシャルフライト」、個人・団体等が機体を借り切って利
   用する「チャーターフライト」、救援に当たる「レスキューフライト」な
   ど利用者が制限された”特別便”も存在します。
    この特別展では、従来ほとんど知られることが無かった特別便の世界へ
   皆様をご招待します。
  
    開催期間: 2007年10月20日(土)〜12月2日(日)
    展示内容等は、所沢航空発祥記念館のホームページをご覧ください。
  
    所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆講演会「帆船時代の航海術〜帆船で海、行く?〜」
  
    帆船愛好会「Salty Friends(ソルティフレンズ)」主催の講演会「帆
   船時代の航海術〜帆船で海、行く?」が開催されます。以下のテーマのお
   話が聞けます。
    ・「帆船時代の航海術について」
    ・「チリ海軍練習帆船<エスメラルダ>見学会報告
    ・「地中海帆船レース2007に参加して」
   みなさまの参加をお待ちしています。
  
    開催日時:2007年12月2日(日)
         13:30〜16:00
  
   ※講演内容や応募方法等詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/2007/11/post_38.html
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 少女と落葉 ■
  
    先日、小春日和の昼休みに北の丸公園を散歩していましたら、大きな欅
   の木の下で、はらはら落ちてくる黄葉を少女が両手で受取ろうと遊んでい
   る光景に出会いました。
    落ちてくる方向の定まらない落葉を受け取るのは難しいようで、なかな
   か取れませんでしたが、首尾よく手に入れた時の嬉しそうな顔は、「やっ
   たね!」、と思わず声をかけたくなる程の笑顔でした。
    すっかり忘れていた子どもの感性を想い出させてくれた少女に感謝です。
   これからも、子どもたちには自然との出会いの中で、自然の不思議さ、
   面白さを沢山見つけて欲しいと思いました。
  
                        (企画広報室 酒井次郎)
  
  
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  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
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