科学技術館メールマガジン バックナンバー


  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ━━                               ━━
  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第160号 ◆  ━
  ━━                               ━━
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                             >>>2007/11/28発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 5,746人。
  
      ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘
      ┘                         ┘
      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
      ┘                         ┘
      ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 新着情報
  
   ■ ものづくり体験―たたら製鉄 イベント ■
  
    日本古来の製鉄技術「たたら製鉄」に、科学技術館サイエンス友の会と
   新日本製鐵(株)新・モノ語り友の会の親子が挑戦します。レンガでつく
   った小型のたたら炉に砂鉄と木炭を入れて熱し、純度の高い鉄を取り出し
   ます。
    このイベントは、自由に見学することができます。見ているだけでもも
   のづくりの楽しさを味わえますので、ぜひご覧ください。
  
    日 時:2007年12月2日(日)8:00〜16:00(予定)
        ※進行状況により早めに終了する場合があります。
         ご了承ください。
    会 場:科学技術館正面入口 11号館前 屋外
    主 催:新日本製鐵(株)、(財)日本科学技術振興財団・科学技術館
    協 力:黒崎播磨(株)
    指 導:NPOものづくり教育たたら
  
   ■ ユニバース特別ライブショー「三宅島エコネット」のお知らせ ■
  
    科学技術館ではユニバース特別ライブショー「三宅島エコネット」を行
   います。
  
    日 時:12月2日 1回目13:00〜、2回目 14:30〜
    内 容:噴火により破壊された自然が自らの力で復活している様子を
        現地からの中継や、日本野鳥の会のレンジャーによる解説に
        より、クイズや現地の小学生との交流をまじえて紹介します。
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ WRO2007結果速報 ■
  
    教育的なロボット競技会「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアー
   ド」の国際大会が、11月16日(金)から11月18日(日)まで、
   台湾・台北市で開催されました。日本からは、9月9日(日)に科学技術
   館にて行なわれたWROの日本大会で選出されたチーム(小学生2チーム、
   中学生4チーム、高校生4チーム)が参加しました。
    競技の結果、X磯工(磯子工業高校)チームが高校生部門で見事優勝し
   ました。なお、高校生部門の2位は台湾、3位は韓国のチームでした。
  
    WRO実行委員会のホームページは以下のURLをご覧ください。
    http://www.wroj.org/2007/index.html
  
   ■ 「夢・化学-21」土曜実験教室 ■
  
    11月より、毎年恒例の土曜実験教室がはじまりました。光や電気など
   毎月テーマを変えて開催いたします。ご来館された方は、どなたでも参加
   できますので、ぜひ楽しんで学んでください。さあ今度の土曜日は、実験
   の日としませんか?
  
    主 催 : 「夢・化学−21」組織委員会
           <(社)日本化学会、(社)化学工学会,
            (社)新化学発展協会、(社)日本化学工業協会>
    協 力 : 科学技術館
    後 援 : 文部科学省,経済産業省
  
    ※実施日・開催場所等詳しくはこちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2007/10/post_90.php
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   を使って、太陽系や宇宙の話題を中心に、科学の最新の話題をお届けして
   います。
    今週は、この冬によく見える火星や、2010年に打ち上げられる金星
   探査機のお話を中心におこないます。
    新着の科学のニュースも楽しんでみませんか?
  
    案内役:木村かおる(科学技術館)
    ゲスト:上野宗孝さん(東京大学)
  
    今後の予定 http://universe.chimons.org/jsf/
  
    『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ スタッフの目
  
    「スタッフの目」は、科学技術館が行っている活動をスタッフの視点で
   紹介します。スタッフの悪戦苦闘?の話を通して、科学技術館の活動によ
   り興味と理解をいただければ幸いです。
  
   ■ 子どもたちと鉄鋼マン・ウーマンの鉄づくり挑戦 ■
    
    12月1日は、日本の近代製鉄の父と呼ばれる大島高任が、南部藩の釜
   石に日本で最初の洋式高炉を造り、初めて火が入れられた日(1857年)
   であることから、1957年に「鉄の記念日」とされました。
    科学技術館では、この鉄の記念日の翌日12月2日(日)に、鉄づくり
   のイベント「ものづくり体験―たたら製鉄」を新日本製鐵(株)との共催、
   黒崎播磨(株)の協力、NPOものづくり教育たたらの指導により、正面
   玄関前屋外で開催します。
    たたら製鉄とは、粘土でつくった箱の形をした低い炉に、原料の砂鉄と
   還元のための木炭を入れて、風を送り、炉内を高温にして鉄を取り出す日
   本古来の鉄を作る技術です。6世紀後半に朝鮮半島から伝えられ、江戸時
   代中期に技術的に完成しました。明治時代以降、近代製鉄法と比べて生産
   性の劣る「たたら製鉄」は衰退し、戦後の一時期途絶えてしまいましたが、
   昭和52年に島根県仁多郡横田町で復活しました。
    科学技術館サイエンス友の会、新日本製鐵(株)新・モノ語り友の会の
   親子が挑戦するのは、レンガを重ねて炉を作る小型たたら炉での鉄づくり
   です。実際に鉄をつくり、「ものづくり」の不思議さ・楽しさを肌で感じ
   取ってもらいたいと考えています。
    このイベントを成功させ、子どもたちにものづくりの楽しさを伝えるた
   めに、多くの鉄鋼関係者が関わり、知恵を出し合っています。当日は、寒
   い中、朝早くから重いレンガを運び、準備を進め、苦労も多いですが、子
   どもたちとの共同作業をなによりも楽しみにしています。屋外イベントは、
   展示室ではできない、ダイナミックな活動ができるのが魅力です。
    子どもたちと鉄鋼マン・ウーマンの鉄づくり挑戦を、ぜひ科学技術館に
   いらしてご覧ください。あわせて、(社)日本鉄鋼連盟の鉄鋼ボランティ
   アも活動する科学技術館4階の鉄鋼展示室「鉄の丸公園1丁目」で、暮ら
   しに欠かせない重要な素材、鉄の面白さやすごさを体感してみてはいかが
   でしょうか。
  
    執筆者:大野力 科学技術館事業部
  
   ※「ものづくり体験―たたら製鉄」の詳細はこちらをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2007/11/post_93.php
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 晩秋の山の虫たち
      〜秋の埼玉県堂平山の虫たち・寄居でサムライアリの巣見学〜 ■
  
    郊外の低い山は気軽に出かけられ、町中ではちょっと見られない草木や
   虫たちに出会うことができます。
    埼玉県の堂平山へ出かけてみました。ここには天文台もあり、天体観測
   には絶好のところです。ところが台風通過の荒天で天体観測はできません
   でしたが、翌日は台風一過の快晴で、遠く雪をかぶった浅間山も展望でき
   ました。
    朝日を浴びて色とりどりの野の花も咲き、いろいろな虫たちも活動をし
   ていました。帰途アリを専門に研究されておられる方のところへ寄り、サ
   ムライアリの巣の見学もできました。
    そろそろ紅葉もさかりの近くの里山へ出かけてみましょう。
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師
  
    「晩秋の山の虫たち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss02/
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学の本の紹介
  
    「薬」の本は今週で終わりです。今回は最終回にふさわしい、これ1冊
   で薬のすべてがわかるような本を紹介します。
  
   ■ 『なるほど!くすりの原料としくみ−基礎知識と正しい使い方−』 ■
     岡希太郎・加藤哲太 監修 素朴社 2007.3 1800円+税
  
    監修に当たった2名は、共に子どもたちへのくすりの教育を研究・実践
   して来た方です。ですから、内容には一般の大人も知らないような専門的
   なことも含まれていますが、とても噛み砕かれた、わかりやすい表現にな
   っています。
    この本ではまず、古代から現代に至るまでのくすりの歴史とくすりの開
   発に大きく貢献した研究者たちについて触れられています。日頃予防接種
   を受けたり薬を利用するときに、それがどのようにして発見・開発された
   のかについて思いをはせることはあまりないと思うので、この導入はなか
   なか良いと思いました。
    くすりができるまで、くすりのかたちと吸収のしくみにもていねいに触
   れられていますが、「おもなくすりと効くしくみ」として、消毒薬、抗生
   物質など11の種類に分け、それぞれの症状はどうして起こるのか、そし
   てくすりはどのように作用しているのか、より具体的に説明されています。
   狭心症の特効薬であるニトログリセリンは、ダイナマイト工場で働いてい
   る狭心症患者が、仕事の時には発作がおきないことを不思議に思ったこと
   から効果が発見されたなど、へぇ〜と思うことがたくさん載っています。
   中学生くらいから理解できると思いますが、大人が読んでも新鮮な1冊で
   す。
  
    執筆者:山森貴子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/naruhodo/naruhodo.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 「エネルギーかるた」大会開催のお知らせ ■
     =青森大会は事前募集中!=
  
    エネルギーかるた実行委員会(財団法人日本科学技術振興財団・電気事
   業連合会)では、読み札を公募して作ったオリジナルの“エネルギーかる
   た”を使って、かるた大会を実施します。
    伝統の遊び「かるた」を通じて、楽しみながらエネルギーに親しむこと
   で、科学やエネルギーについての理解が自然と深まります。
  
   ●実施予定の地域
    ○中部 12月 1日(土) 三重(三重大学)
    ○東北 12月 9日(日) 青森(青森県立三沢航空科学館)
    ○九州 12月22日(土) 鹿児島(日置市中央公民館・文化会館)
  
   ※大会に出場された方にはもれなく記念品をさしあげます。
   ※応募方法等の詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://www.e-karuta.jp/taikai/index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆秋の特別展「特別便へのご招待
           〜VIPフライト・記念フライト・政府専用機〜」
  
    21世紀の今日、飛行機はだれもが利用できる乗り物ですが、VIPを
   対象とした「スペシャルフライト」、個人・団体等が機体を借り切って利
   用する「チャーターフライト」、救援に当たる「レスキューフライト」な
   ど利用者が制限された”特別便”も存在します。
    この特別展では、従来ほとんど知られることが無かった特別便の世界へ
   皆様をご招待します。
  
    開催期間: 2007年10月20日(土)〜12月2日(日)
    展示内容等は、所沢航空発祥記念館のホームページをご覧ください。
  
    所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆海の男のギャラリートーク〜奇跡の船“宗谷”
  
    今年は南極に昭和基地を築いて50年。この基地を築くにあたって、物
   資の輸送に6度従事した「宗谷」は、昭和54年(1979)より船の科
   学館で保存、展示されています。
    現在、この「宗谷」では、50年前の元乗組員8名がボランティアとし
   て活動しています。この当時の乗組員たちに実体験やエピソードの数々を
   語っていただく「海の男のギャラリートーク〜奇跡の船“宗谷”」を開催
   中です。ぜひご参加ください。
  
    スケジュール等詳しくは、こちらをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/2007/10/post_24.html
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ★ 担 当 者 よ り ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ■ 家守木(ヤモリギ) ■
  
    師走もすぐそこ。私事で恐縮ですが、ただでさえ気ぜわしいこの季節に
   お引越しをすることになり、自ら師走の慌ただしさに拍車をかけています。
   ちょっと早い大掃除だと思ってがんばらねば!
    新しいおうちのそばには区の保護記念樹の名札がついた大きな大きなし
   いの木があり、わけもなく安心した気持ちになります。まさしく、ヤモリ
   (家守)のような存在といえばいいでしょうか。
    大きな木といえば、科学技術館のシンボルともいえる館正面前のイチョ
   ウの木もこのところの寒さですっかり黄葉し、晴れた日には冬の陽射しを
   いっぱいに浴びてみごとな金色に輝いています。科学技術館にお越しの際
   は、どうぞこの女性の長老さまにもごあいさつくださいね。おいしいお土
   産がついてくるかも・・・。
                       (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
   ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は
    こちらのURLからお願いします。
    http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム
    ページからお願いします。
    https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  ┘                                 ┘
  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、無断使用・転載を禁止します。       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



操作メニューへ

メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/

Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED