科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第170号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2008/2/13発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 5,946人。 ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 【1】 ★ 科学技術館News ★ ┘ ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘ ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 「科学技術館学習支援システム実験」参加者募集のお知らせ ■ 科学技術館では独立行政法人産業技術総合研究所と協力して装着型セン サや携帯情報端末を使った科学技術館学習支援システムに関する調査研究 を行っています。このたび、以下の日程にて科学技術館で実施します「科 学技術館学習支援システム実験」の参加者を募集しています。予約制では ありませんので、興味のある方はお早めにお越しください。 日 程:平成20年2月24日(日)〜2月27日(水) 午前の部:10:00〜12:00 午後の部:14:00〜16:00 各部一度に最大3組まで 内 容:装着型センサや携帯情報端末を身につけて30分〜1時間程度 の科学技術館見学をしていただきます。 その後、5〜10分程度のアンケートやインタビューにお答え いただきます。 昨年の実験風景を下記に掲載しています。ご参考ください。 http://www2.jsf.or.jp/pdf/ab_pu_200707_public.pdf (16−17ページ参照) http://unit.aist.go.jp/itri/itri-rwig/ari/2007/Demo/FIT2007slides.pdf 受 付:参加希望者は科学技術館入館後、4階受付までお越しください。 ※科学技術館の入館には入館料が必要になります。 その他:実験調査のために実験風景及びインタビュー風景をビデオ撮影 いたします。 (一部学会等の発表に使わせていただくことがあります。) 本実験は日本自転車振興会の補助金を受けて実施しています。 また、実験システムでは、パーソナルポジショニングシステム 及びGoogle Earthを利用しています。 お問合:jsfnavi-info@m.aist.go.jp ◆ お知らせ ■ 高知大学バイオ&アグリ・オープン・スクール ■ 「Welcome to 高(知・智・地)サイエンス ヴィレッジ」 〜高知の自然から、おもしろ科学の贈り物〜 科学技術館では、高知大学と共催でオープン・スクールを開催します。 高知の自然が育んだ様々な生物の話と特産品を楽しみながら、地球を守る こと、生物を守ること、私たちの食や健康を守ることについて学びます。 自然と生命と科学の楽しさを体験して下さい。 主 催 : 高知大学農学部、ISK特化教育プロジェクト 共 催 : 日本科学技術振興財団・科学技術館 場 所 : 科学技術館、4階イベントホール 日 時 : 平成20年3月1日(土)〜2日(日)10時〜16時 テーマ等詳細については、こちらのURLからご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/welcome_to.php ■ 2008年度 サイエンス友の会会員募集 ■ 2008年度サイエンス友の会の会員を募集しています。募集期間は2 月15日までです。先着順ではありませんので、期間内にお申し込みくだ さい(前年度会員だった方も、継続をされる場合は全員更新の手続きが必 要です)。 ※詳しくは「友の会 入会案内」をご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/club/guide/ ■ 第5回コンストラクション・ワンダーランド ■ 科学技術館では、建設のおもしろさを発見する「コンストラクション・ ワンダーランド」を開催します。 4階の建設館の展示体験ツアーや震度7の地震体験、実験、ワークショ ップなどを実施します。 開催日:2008年2月17日(日) ※当日は科学技術館入館無料です 場 所:科学技術館4階 建設館、イベントホール、ギャラリー 主 催:社団法人日本建設業団体連合会 社団法人日本土木工業協会 社団法人建築業協会 詳しくは、こちらのURLをご覧ください。 http://www.ge-t.co.jp/construction/index.html ◆ 今週のユニバース 科学ライブショー「ユニバース」では、科学者の方が案内役となって お話を進めていきます。コンピュータシミュレーションを使って、 太陽系や宇宙のお話を中心に、科学を学ぶ楽しさを伝えてくれます。 もしお話が難しかったら、わかるまでどんどん質問してくださいね。 案内役:永井智哉さん(国立天文台) 今後の予定は http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。 ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』 http://universe.chimons.org/weekly/ を見てください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ 東京の雪 ■ 今冬、東京でもすでに何度も雪が降っていますが、ただ寒ければ雪が降 るのでしょうか? いわゆる「西高東低」の冬型の気圧配置は、シベリアに高気圧、東の海 洋上に低気圧があるので、等圧線が南北方向の縦縞のようになります。以 前112号でも書きましたが、日本に吹く大陸からの北西季節風は日本海 側で湿っていても、太平洋側の関東の平野部まで来ると乾燥しているため、 関東の平野部が晴れるのです。 では、東京で雪が降るのはどういう条件がそろう時なのでしょうか? 1つは気温です。上空に寒気があり、地上の気温が3℃より低いこと。 暖かいと雪が地上に達する前に融けてしまい、雨になります。 もう1つは、降水をもたらす低気圧が東シナ海から発達しながら日本の 太平洋岸を北東に進むことです。この低気圧は「南岸低気圧」と呼ばれま す。温帯低気圧の南側では南寄りの風、北側では北寄りの風になっていま す。関東の南岸まで移動してくると、オホーツク海から冷たく湿った北東 気流が流れ込むことになります。 降水が雨になるか雪になるかは、さらに細かいルートを見ると目安にす ることができます。低気圧の中心が、1)八丈島の北側を通ると雨、2) 八丈島上かやや南を通ると雪、3)南すぎると降水なしになる可能性が高 くなるのです。 1)は北東気流が入ってくる層が薄く、気温が高くなるためです。低気 圧が近ければ雪というわけでもないのです。3)は降水域が南にずれるた めです。この南岸低気圧によって東京に雪が降るのは、関東に接近してい る間なので雪は何日も続かずに1日でやむことが多いわけです。ちなみに 東京(大手町)で積雪量が最も多かった日は、1969年3月12日と1 954年1月24日で33cmです。 今冬の数回の降雪はここまでではありませんが、鉄道の遅延・運休や高 速道路の閉鎖などの交通障害や転倒によるけが人が多く出ていました。雪 の日にお出かけする際は充分に気を付けましょう。 執筆者:荻野亮一 ワークショップ・実験担当、気象予報士 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然と友だち ■ 「真冬の自然の宝さがし」 ■ こよみの上では、すでに節分立春を過ぎましたが、まだまだ冬の寒さは 厳しいです。今冬は1月後半に最高気温が10℃以下の日が多く続き、池 の水がこおったり、霜柱がみられたりしました。 虫たちはこの寒さの厳しい冬をどのように過ごしているのでしょうか。 ちょっと見ても見つからない虫たちも、様々な場所でいろいろな姿で命を つないでいるのです。 さあみなさんも冬の自然の宝さがしをやってみましょう。意外な発見が あっておもしろいですよ。 「真冬の自然の宝さがし」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss07/ 執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師 ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 最近、雲を眺めたことはありますか。 しくみや成り立ちがわかると、雲を眺めるのが楽しくなってきますよ。 今回は、雲と雨や雪に関する本を紹介します。 ■ あめ、ゆき、あられ くものいろいろ かこさとしの自然のしくみ4 地球のちからえほん ■ 絵と文 かこさとし 農文協 2005 空に浮かぶ雲は、どうやってできたのでしょう?雲から雨が降ってくる のはどうして?ゆきは?かみなりの正体は?これら身近な疑問に、わかり やすいことばと絵で幼い子どもにも理解できるように自然のしくみを伝え ているのがこの本です。 これまで子ども向けに数々の本を手掛けた著者は、不思議なものの一つ である「雲」が天候にも深く関わり、人間の生活にも大事なものであるこ とを、幼い読者に「実物」を見ながら読んでもらいたいと、この本を書い ています。雲を作っている小さな水の一粒の大きさ(直径0.02mm) をスイカの種の大きさにすると、落ちてくる雨の一粒の大きさ(0.2m m)は、スイカほどの大きさになるなど、分かり易いたとえや、絵が様々 に使われています。 前の見返しには、「ふじさんにできるくものいろいろ」というテーマで、 雨となる雲、晴れとなる雲など、40以上もの雲が描かれています。子ど もの頃は、「ふわふわぐも」や「あんぱんぐも」など、自分の好きな名前 で、雲の形を楽しんでもらいたいという著者は、本文中、雲の名称に専門 語を用いていません。そして後ろの見返しには、平易な名前と専門的な名 称、そして高度と上空温度が一目瞭然に示されています。 執筆者:佐藤マリ 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/kumo2/kumo2.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆大型映像のソフト更新! 「銀河鉄道999」を上映中!! <内容> アニメーション作品「銀河鉄道999」を基にした、大型映像用オリジ ナル作品。 地球温暖化による人類の滅亡を救うため、999号で主人公が宇宙へ旅 立つ物語です。 上映期間: 2008年1月5日(土)〜3月30日(日) 所沢航空発祥記念館ホームページ http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm ■ 船の科学館 ■ ☆海洋セキュリティに関するフォーラム 船の科学館では、国際海洋政策研究会の主催による「第4回 海洋セキ ュリティに関するフォーラム」が開催されます。入場無料ですので是非ご 参加ください。 開催日時 :平成20年2月16日(土) 14:00−17:20 開催場所 :船の科学館(1F)オーロラホール 講 師 :海洋政策研究財団常務理事 寺島紘士 ほか 内 容 :「海洋基本法と新たな海洋立国」 ほか お申込先 :事務局(e-mail info@wakaba-kai.jp )へ参加者の氏名と 同伴人数をお知らせ下さい。どなたでもご参加できます。 (入場無料) ※パンフレットはこちらのURLからご覧ください。 http://www.funenokagakukan.or.jp/news/leaflet.pdf 船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 凛と立つ木 ■ 樹齢何年になるのだろうか。科学技術館正面玄関前の道路中央に一本の 銀杏の木が立っています。科学技術館建設時に邪魔だから切ろうかという 話が出た時、「木を切ったら縁起が悪い。」ということで残された、と昔 大先輩から聞いたことがあります。 熱い陽射しを浴びながら生き生きとした青い葉で覆われた夏の姿に強い 生命力を感じますが、どちらかというと葉が一枚もない幹と枝だけの冬の 姿の方が私は好きです。真冬の寒風に身をさらしながらも、真っすぐに “凛”として立つその姿に、「人生こうありたいものだ。」と思う時があ ります。この銀杏の木は科学技術館のご神木と言えるかもしれません。 (企画広報室 鈴木直樹) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれて下さい。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、無断使用・転載を禁止します。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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