科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第171号 ◆  ━
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                             >>>2008/2/20発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 5,962人。
  
      ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 近代製鉄発祥150周年シンボルキャラクター ■
         ”AIRA”(アイラ)    
  
    今からちょうど150年前の1858年、"日本近代製鉄の父"といわれ
   る南部藩士大島高任(おおしま たかとう)が、同藩領内の大橋(現在の岩
   手県釜石市)にて、我が国で初めて近代的な洋式高炉による鉄の製造に成
   功しました。
    日本鉄鋼連盟では、この近代製鉄発祥150周年目にあたる本年、21
   世紀の新しい鉄鋼業の姿を、より多くの人々に知っていただくことを目的
   に、年間を通じて「近代製鉄発祥150周年記念事業」を幅広く展開して
   います。
    科学技術館4階の日本鉄鋼連盟出展の「鉄の丸公園1丁目」に、「鉄の
   星」地球を愛する女の子をイメージした150周年シンボルキャラクター
   ”AIRA”(アイラ)が先週末よりお目見えしました。是非遊びに来て
   下さい。
  
    近代製鉄発祥150周年スペシャルサイト
    http://www.steel150.jp/outline.html
  
    科学技術館鉄鋼展示室「鉄の丸公園1丁目」
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4c/
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 「科学技術館学習支援システム実験」参加者募集のお知らせ ■
  
    科学技術館では独立行政法人産業技術総合研究所と協力して装着型セン
   サや携帯情報端末を使った科学技術館学習支援システムに関する調査研究
   を行っています。このたび、以下の日程にて科学技術館で実施します「科
   学技術館学習支援システム実験」の参加者を募集しています。予約制では
   ありませんので、興味のある方はお早めにお越しください。
  
    日 程:平成20年2月24日(日)〜2月27日(水)
        午前の部:10:00〜12:00
        午後の部:14:00〜16:00 各部一度に最大3組まで
    内 容:装着型センサや携帯情報端末を身につけて30分〜1時間程度
        の科学技術館見学をしていただきます。
        その後、5〜10分程度のアンケートやインタビューにお答え
        いただきます。
        昨年の実験風景を下記に掲載しています。ご参考ください。
        http://www2.jsf.or.jp/pdf/ab_pu_200707_public.pdf
        (16−17ページ参照)
        http://unit.aist.go.jp/itri/itri-rwig/ari/2007/Demo/FIT2007slides.pdf
    受 付:参加希望者は科学技術館入館後、4階ユニバース入口の受付ま
        でお越しください。
        ※科学技術館の入館には入館料が必要になります。
    その他:実験調査のために実験風景及びインタビュー風景をビデオ撮影
        いたします。
        (一部学会等の発表に使わせていただくことがあります。)
        本実験は日本自転車振興会の補助金を受けて実施しています。
        また、実験システムでは、パーソナルポジショニングシステム
        及びGoogle Earthを利用しています。
    お問合:jsfnavi-info@m.aist.go.jp
  
   ■  高知大学バイオ&アグリ・オープン・スクール    ■
    「Welcome to 高(知・智・地)サイエンス ヴィレッジ」
      〜高知の自然から、おもしろ科学の贈り物〜
  
    科学技術館では、高知大学と共催でオープン・スクールを開催します。
   高知の自然が育んだ様々な生物の話と特産品を楽しみながら、地球を守る
   こと、生物を守ること、私たちの食や健康を守ることについて学びます。
   自然と生命と科学の楽しさを体験して下さい。
  
    主 催 : 高知大学農学部、ISK特化教育プロジェクト
    共 催 : 日本科学技術振興財団・科学技術館
    場 所 : 科学技術館 4階イベントホール
    日 時 : 平成20年3月1日(土)〜2日(日)10時〜16時
  
    テーマ等詳細については、こちらのURLからご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/welcome_to.php
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙のお話をお届けしています。
    ショーの中では、現在活躍中の研究者の皆さんが、案内役となって、
   最新の科学の話題を紹介してくれます。また、ゲストの先生との掛け合い
   も楽しんでください。
    今週はシカゴ大学ヤーキス天文台とのライブ天体観測コーナーがありま
   す。天候によっては、その夜の星空や天体をご紹介できないこともありま
   す。
  
    案内役:半田利弘さん(東京大学)
    ゲスト:海老沢研さん(JAXA/ISAS)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見てください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 閏(うるう)年 −どうして2月が1日増えるのか?− ■
  
    今年2008年は、閏年です。現在閏年といえば、2月の最終日に1日
   追加して29日とし、太陽の運行と暦のずれが生じないように調整してい
   ますね。私たちが今使っている暦(太陽暦)は、ローマで作られた暦を、
   何度も改良を繰り返して、正確な暦を作り上げてきました。
    古代ローマ暦は月の運行を基にした太陰暦(たいいんれき)で、1年の
   はじめをMartius(英語March)とし、December(第10番目の月)までの
   10ヶ月と残りの日としていました。このロムロス暦では、ひと月の長さ
   を31日もしくは30日とし、1年を304日にしていました。しかし、
   この暦は、すぐに季節と暦がずれてしまい、次の暦ができました。
    紀元前710年に作られたヌマ暦では、ひと月の長さを31日と29日
   に変更し、残りの日を29日と28日とし、1年の長さを355日としま
   した。このときに、11番目の月にJanuarius(英語January)、12番目
   の月にFebruarius(英語February)という名前をつけました。それでも季
   節がずれることから、紀元前153年に改暦が行われ、閏年が導入されま
   した。
    この時、最後の月であったFebruariusの途中で、2年毎に23日もしく
   は22日の閏月が挿入されました。こうして太陽の動きも考慮した、太陰
   太陽暦(たいいんたいようれき)が採用されるようになりました。また、
   この時期に1年の初めをJanuariusとしましたが、調整月だったFebruarius
   は、そのまま閏月が入る仕組みで、最終月から前倒しされてしまいました。
    その後ユリウス暦、グレゴリオ暦と、暦はどんどん改良され、現在は、
   閏年は2月の末日に1日、次のような規則で挿入されます。
   1.西暦年が4で割り切れる年は閏年
   2.ただし、西暦年が100で割り切れる年は平年
   3.ただし、西暦年が400で割り切れる年は閏年
   これにより、太陽の運行と暦は、約3320年に1日しか狂わない。
  
    暦は、私たちの生活を基準にして作られてきました。星の運行と私たち
   の生活が意外と身近なところでつながっていることに、ぜひ気づいてもら
   えたら、と思っています。
  
    執筆者:木村かおる 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    最近、雲を眺めたことはありますか。
    しくみや成り立ちがわかると、雲を眺めるのが楽しくなってきますよ。
    今月は、雲に関する本を紹介しています。
  
   ■ 『雲のてんらん会』 ■
     いせひでこ 講談社
  
    雲を見ているといろいろなものに見え、様々な思いが浮かんできます。
   刻々と表情を変えていく姿の一瞬を切り取って見開きごとに雲が描かれて
   いきます。夜明けの空模様に始まって、青を基調にした毛状絹雲、浮雲、
   霧の雲、雲海、入道雲、レンズ雲、彩雲、雷雲などが描かれていく構成。
   雲を見る著者、伊勢英子さんの思いが、端的な文章で添えられています。
    波状雲のページには<空の階段>と題が付けられて「空の果てまでいけ
   るだろうか。 高い空の一角に、階段を見つけた。」積雲のページには<
   村まつり>と題されて「歌って踊って、おわりのないおしゃべり。 空い
   っぱいの雲のおまつり。 白い輪舞(ロンド)。」というように描かれて
   いきます。「雲の世界は 物語りに満ちていて その日の心もようと重な
   りながら 額ぶちのない 展覧会」になっていると伊勢さんは語っていま
   す。
    巻末には、ひつじ雲やいわし雲と呼ばれているものは、それぞれ高積雲、
   巻積雲という名前があるのだと、子どもたちにもわかるように説明されて
   います。一枚一枚の完成された絵画を見るような美しいこの雲の絵本は、
   小学校高学年から大人向け。2004年出版の新装版は表紙の絵がひつじ
   雲に変更されています。
  
    執筆者:代田みち子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/kumonotenrankai/kumonotenrankai.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆大型映像のソフト更新! 「銀河鉄道999」を上映中!!
  
    アニメーション作品「銀河鉄道999」を基にした、大型映像用オリジ
   ナル作品。
    地球温暖化による人類の滅亡を救うため、999号で主人公が宇宙へ旅
   立つ物語です。
  
    上映期間: 2008年1月5日(土)〜3月30日(日)
  
    所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆船の科学館「青函連絡船100年記念イベント」
     −青函連絡船(国鉄青函航路)開設100年記念−
  
    2008年3月は、青函航路に連絡船が就航して100年を迎え、さら
   に青函連絡が終航して20年という年でもあり、現在も係留されている
   “摩周丸”(函館)、“八甲田丸”(青森)そして“羊蹄丸”(東京)で、
   様々な記念イベントが開催されます。
    船の科学館が保存している“羊蹄丸”では、3月1日(土)から3月3
   0日(日)まで、青函連絡船の歴史を写真と映像で綴る展示会を開催する
   他、3月7日(金)に“摩周丸”、“八甲田丸”、“羊蹄丸”の3船は、
   初の連絡船“比羅夫丸(ひらふまる)”が青森を出航した10時を期して、
   一声吹鳴して青函連絡船100年を迎えます。さらに同日、“羊蹄丸”最
   終便の船長を迎え、11時30分より函館出港模擬、青森入港模擬を当時
   青函連絡船乗組員のご協力をいただき実施いたします。
  
   お問合せ: 船の科学館・学芸部
         TEL  : 03−5500−1113
         FAX  : 03−5500−1190
         E-mail:webmaster@funenokagakukan.or.jp
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 如月・築地 ■
  
    先日、この季節のおいしいお魚を食べに行こうと思いたち、築地市場に
   出かけました。さむい日でしたが、意外と人出も多く、特に海外から観光
   で来ているような方も目立ちました。お店の張り紙も数か国語で対応して
   いて、なるほど、国際都市トウキョウのお台所というのがよくうかがえま
   す。ひと仕事すませた方たちが入っていくお店がいいお店かしら・・など
   とながめつつ、場内散歩を満喫してきました。旅先ではなるべくその土地
   の市場に出かけるようにしていますが、どの土地でも、売る人もお客さん
   も魚も野菜もみ〜んなとてもいい顔をしているような気がします。遠くな
   いのに小旅行にでかけたような一日でした。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
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  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
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