科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第172号 ◆  ━
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                             >>>2008/2/27発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 5,984人。
  
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 「青少年のための科学の祭典」岐阜大会 ■
  
   「青少年のための科学の祭典」岐阜大会を開催します。
   いろいろな実験や、不思議なショーを体感! 科学のおもしろさを実感で
   きます。工作コーナーも待っています。
  
    開催期間:2008年3月1日(土)・2日(日)
    開催場所:岐阜メモリアルセンター 体育館・正面広場(岐阜市)
    入 場 料:無料
  
    詳しくは、科学の祭典ホームページをご覧ください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 近代製鉄発祥150周年シンボルキャラクター ■
         ”AIRA”(アイラ)
  
    今からちょうど150年前の1858年、"日本近代製鉄の父"といわれ
   る南部藩士大島高任(おおしま たかとう)が、同藩領内の大橋(現在の岩
   手県釜石市)にて、我が国で初めて近代的な洋式高炉による鉄の製造に成
   功しました。
    日本鉄鋼連盟では、この近代製鉄発祥150周年目にあたる本年、21
   世紀の新しい鉄鋼業の姿を、より多くの人々に知っていただくことを目的
   に、年間を通じて「近代製鉄発祥150周年記念事業」を幅広く展開して
   います。
    科学技術館4階の日本鉄鋼連盟出展の「鉄の丸公園1丁目」に、「鉄の
   星」地球を愛する女の子をイメージした150周年シンボルキャラクター
   ”AIRA”(アイラ)が先週末よりお目見えしました。是非遊びに来て
   下さい。
  
    近代製鉄発祥150周年スペシャルサイト
    http://www.steel150.jp/outline.html
  
    科学技術館鉄鋼展示室「鉄の丸公園1丁目」
    http://www.jsf.or.jp/exhibit/floor/4/4c/
  
   ■  高知大学バイオ&アグリ・オープン・スクール    ■
    「Welcome to 高(知・智・地)サイエンス ヴィレッジ」
      〜高知の自然から、おもしろ科学の贈り物〜
  
    科学技術館では、高知大学と共催でオープン・スクールを開催します。
   高知の自然が育んだ様々な生物の話と特産品を楽しみながら、地球を守る
   こと、生物を守ること、私たちの食や健康を守ることについて学びます。
   自然と生命と科学の楽しさを体験して下さい。
  
    主 催 : 高知大学農学部、ISK特化教育プロジェクト
    共 催 : 日本科学技術振興財団・科学技術館
    場 所 : 科学技術館 4階イベントホール
    日 時 : 平成20年3月1日(土)・2日(日)10時〜16時
  
    テーマ等詳細については、こちらのURLからご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/welcome_to.php
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   による太陽系や宇宙のお話をお届けしています。
    ショーの中では、現在活躍中の研究者の皆さんが、案内役となって、
   最新の科学の話題を紹介してくれます。
    今回は、私たちが目にしない建築現場のお話がありますよ。
  
    案内役:矢治健太郎さん(立教大学)
    ゲスト:佐藤道男さん(日本建設産業職員労働組合協議会)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見てください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 風の顔つき(風相) ■
  
    先週末、東京では春一番が吹きましたが、多くの気象現象は風に始まり、
   風に終わるといっても言い過ぎではないと思っています。古来、風は私た
   ちの生活と密着し、風のことわざは勿論、詩歌や文学にたくさん登場して
   います。
    風の吹き方には、その土地の地形や周囲の状況、それに季節や時刻によ
   って特色が見られます。その特色を一見して知ることができるのが風配図
   です。風配図とは、ある期間の風を方位別に頻度を調べ、放射状のグラフ
   にしたものです。このグラフの形が、バラの花のようになることから英語
   ではWindroseと呼んでいます。東京など関東南部では、年間の風向き頻度
   が北から西への風向きが多く、夏は南方向の風が卓越するため、風配図の
   形は頭が大きく、あごが突き出た形の骨格を連想させます。そして季節に
   より、時刻により風相が違っています。風配図を作って家の建て付けや風
   を取り込む窓の配置、さらに都市計画など、生活を快適にする工夫にもつ
   なげることができます。年ごとの風配図を比較して、気象の逐年変化や地
   球温暖化の進み方を知る手がかりになることも考えられます。
    ところで昨年から気象庁にあった風向風速計が科学技術館の屋上に移設
   されました。ここでの観測値が東京の風の代表となって正式に記録されま
   す。館内に展示されている表示モニターをご覧になってみてはいかがでし
   ょうか。
  
    風配図の例
    東京管区気象台・管内風配図(東京)
    http://www.tokyo-jma.go.jp/sub_index/fuuhai/fu662.htm
  
    執筆者:阿部頼之 サイエンス友の会講師
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 「冬の野鳥たち」 ■
  
    寒い冬で虫たちの活動する姿は見当たりませんが、野鳥たちの姿はよく
   見かけます。野鳥たちは私たち人間と同じように、恒温動物で体温があり、
   冬の低気温でも活動できます。しかも落葉樹は葉を落とし、木の枝は見通
   しがよくなるので、野鳥の姿もよく観察できます。冬には北国から渡り鳥
   がより暖かい地方へやってきます。また山地から平地へ渡ってくる野鳥も
   います。
    冬はまさに野鳥を多く観察できる季節です。ぜひ双眼鏡やカメラをもっ
   て野鳥を観察してみましょう。きっとすばらしい発見があるでしょう。
  
    「冬の野鳥たち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss08/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    最近、雲を眺めたことはありますか。
    しくみや成り立ちがわかると、雲を眺めるのが楽しくなってきますよ。
    今月は、雲に関する本を紹介しています。
  
   ■ 大自然の贈りもの『雲の大研究 気象の不思議がよくわかる!』 ■
     岩槻秀明 著 PHP研究所 2005年
  
    雲に関する幅広い内容が盛り込まれている重宝な一冊です。
    第1章では雲がどうして落ちてこないのか、白い雲と黒い雲は何が違う
   かなど興味深いいくつかのテーマについて親子と気象予報士の三人が語り
   合う形式になっています。雲は水や氷の粒の集まりであり総重量は大きい
   ものでは100万トンもありますが、粒があまりにも小さいので落ちてき
   ません。分厚い、あるいは下側にある雲は太陽の光が届きにくいので黒っ
   ぽく見えるなど、日々何気なく眺めている雲の実態がよくわかります。
    次の章では国際雲図帳にそって雲を写真入で紹介・解説し、それぞれに
   各国に通用する略記号が、例えばレンズ雲はlenなどと、添えてありま
   す。すべての雲を「巻雲」「積乱雲」など基本的な10種類に分け、さら
   に形・並び方から「かなとこ雲」「扁平雲」「塔状雲」などの呼び名をつ
   けて詳細に分類。広大な空のキャンバスに描かれる雲の絵に世界の人々が
   魅せられ親しんできたことが想像される名前です。
    第3章には観察記録する上で参考になる情報、デジカメによる撮影方法
   や楽しい絵つきの雲日記の例などがあります。最後の章で雲をつくるモデ
   ル実験、低気圧、前線、人工降雨、ことわざなどに触れています。
  
    執筆者:平井崇子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/kumonodaikenkyu/kumonodaikenkyu.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆所沢航空発祥記念館収蔵資料展 開催中!
  
    戦前の航空機の様子や貴重な資料を長く後世に残すために当館に寄贈さ
   れた未公開資料(戦前に製作・使用された写真、アルバム、機体部品等)
   を中心に展示しています。
  
    開催期間 2008年2月23日(土)〜3月9日(日)
  
    所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆船の科学館「青函連絡船100年記念イベント」
     −青函連絡船(国鉄青函航路)開設100年記念−
  
    2008年3月は、青函航路に連絡船が就航して100年を迎え、さら
   に青函連絡が終航して20年という年でもあり、現在も係留されている
   “摩周丸”(函館)、“八甲田丸”(青森)そして“羊蹄丸”(東京)で、
   様々な記念イベントが開催されます。
    船の科学館が保存している“羊蹄丸”では、3月1日(土)から3月3
   0日(日)まで、青函連絡船の歴史を写真と映像で綴る展示会を開催する
   他、3月7日(金)に“摩周丸”、“八甲田丸”、“羊蹄丸”の3船は、
   初の連絡船“比羅夫丸(ひらふまる)”が青森を出航した10時を期して、
   一声吹鳴して青函連絡船100年を迎えます。さらに同日、“羊蹄丸”最
   終便の船長を迎え、11時30分より函館出港模擬、青森入港模擬を当時
   青函連絡船乗組員のご協力をいただき実施いたします。
  
   お問合せ: 船の科学館・学芸部
         TEL  : 03−5500−1113
         FAX  : 03−5500−1190
         E-mail:webmaster@funenokagakukan.or.jp
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ ”やわらか子ども”と”カチカチ大人” ■
  
    今日の午前中は、館内で小学生に「磁石」の授業をしていたのですが、
   逆に、子どもたちから元気をたっぷりもらいました。みんなありがとう。
    それにしても、子どもたちの好奇心には驚かされますね。ひとつのこと
   を話すと、さらにいろいろと連想して質問してくれます。また、ひとつの
   実験で、いろいろなやり方を発想して試します。理科離れやら体験不足や
   ら言われていますが、そういう場があれば、子どもたちはいつでも柔軟に
   対応できるんだなと改めて実感しました。そう、凝り固まってカチカチな
   のは、やっぱり大人のほうなのだな・・・と深く反省いたしました。
  
                        (企画広報室 中村 隆)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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