科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第174号 ◆  ━
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                             >>>2008/3/12発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
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   本号の配信数 6,021人。
  
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      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 特別展「感覚・体験フィールド」開催 ■
  
    人間の主な感覚には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、そして触覚があり、これ
   らは五感と呼ばれています。
    科学技術館では、この五感を再認識できる特別展「感覚・体感フィール
   ド」を開催します。普段は意識しない感覚の意外な部分や、リラックスし
   た時の脳の働きなどを知ることができます。
  
    期 間: 2008年3月29日(土)〜4月8日(火)
    場 所: 2階イベントホール
  
    詳しくは、こちらのURLをご覧ください、
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/post_111.php
  
   ■ バーチャルファイターと実験ジャーが見参! ■
  
    今年の春も、サイエンスバーチャルファイターと科学戦隊実験ジャーが
   科学技術館にやってきます。地球を守るため、2組の戦士たちが科学の難
   問に挑戦していきます。さあ、君も一緒に挑もう!
  
   開催日時等、詳しくはこちらのURLをご覧ください。
    サイエンス・バーチャルファイター
     http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/vol10.php
    実験ジャー
     http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/post_115.php
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 科学技術館のエントランスとショップがリニューアル! ■
  
    2月28日に、科学技術館のエントランスとショップがリニューアルし
   ました。
    楽しくてわかりやすい案内表示に、白を基調とした、シンプルなチケッ
   トカウンター、そして明るくて美しいショップと、館に来たときも館から
   帰るときも楽しめる空間となりましたので、ぜひお越しください。
  
  ◆ 今週のユニバース
  
    科学ライブショー「ユニバース」では、コンピュータシミュレーション
   を使って、さわったり実際見ることのできない現象を含め、様々な科学の
   お話をしています。
    ショーの中では、現在活躍中の研究者の皆さんが、案内役となって、
   最新の科学の話題を紹介してくれます。また、ゲストの先生との掛け合い
   も楽しんでください。
  
    案内役:平野秀典さん(慶応義塾大学)
    ゲスト:井出絵実子さん(株式会社五藤光学研究所)
  
    今後の予定は
    http://universe.chimons.org/jsf/ を見て下さい。
  
    ライブショーの毎回の上演の様子は、『週刊ユニバース』
    http://universe.chimons.org/weekly/ を見てください。
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 花粉の運び屋 ■
  
    この時期つらいのが花粉症。花粉症をお持ちの方はすでに目や鼻がかゆ
   いのではないでしょうか? 筆者は幸いにも花粉症にはなっていませんが、
   両親をみていると、時間の問題かもしれず、毎年びくびくとこの時期を迎
   えています。
    さて、この「花粉」というものを植物から見てみましょう。植物の種子
   や果実は花粉と胚珠(はいしゅ)の受精によってできます。植物はいかに
   して花粉を届けるか、さまざまな戦略をたてています。その一つが杉に代
   表され、風を使って大量に花粉を飛ばす「風媒(ふうばい)」と呼ばれる
   方法です。特徴は花が目立たないことがあり、イネなども風媒にあたりま
   す。では、その他にはどんな花粉の運び方があるでしょう?
    においや色で虫を集め、花の蜜をあげる代わりに、体に花粉をつけて運
   んでもらうのは「虫媒(ちゅうばい)」、花の蜜をあげる代わりに花粉を
   鳥に運んでもらうのは「鳥媒(ちょうばい)」といいます。鳥媒の植物で
   みなさんもよく知っているのはツバキやウメです。まだ虫が出てこない寒
   い時期に花を咲かせ、ヒヨドリやメジロが顔を黄色くしながら蜜を食べて
   います。
    これから暖かくなるにしたがって様々な花を見ることができます。どう
   やって花粉を運び、種を作っていくのか、考えてみるのも楽しそうですね。
  
    執筆者:早武 真理子 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 「どこかで春が生まれてる(1)」 ■
  
    3月5日は啓蟄でした。そろそろ地中や草むら、木かげにかくれて冬越
   ししていた生きものたちが、春の気配を感じてはい出してくる頃です。
   ――とは言っても日本の北から南までそれぞれに春の訪れの時期は異なり
   ます。
    ここでは東京近郊の啓蟄の頃の生きものたちの様子をお知らせします。
  
    「どこかで春が生まれてる(1)」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss09/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会講師
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは、身近な植物です。
    先週に続いて、今週もたべる楽しさを伝えてくれる本です。
  
   ■ 『おいしい野草』 みるずかん・かんじるずかん ■
     高森登志夫 え ・ 丸山尚敏 ぶん 福音館書店
     1992年 1200円
  
    春、たべられる野草をさがす時に、とにかく頼りになる1冊です。道ば
   たや野や山、林の中や山道、海岸でみつかるおいしい65種の野草が、わ
   かりやすい絵で紹介されています。でも春を逃してしまっても大丈夫!
   季節をとおして、食べられる植物のページが最後にあります。
    野草を見つける場所ごとに、はじめの見開きのページには、春に見られ
   る姿が描かれています。このときの野草がおいしいのです。
    ページをめくると、花が咲いたり、大きくなって、見つけやすい姿で描
   かれています。このめだつ姿のうちにさがし、場所を覚えておいて、来春
   に採りに行くという「待つ楽しさ」も味わえます。
    巻末に索引と解説があり、生育地、採り方と料理法も載っています。
    身近な野草がおいしいとわかると、子どもも大人も目の色が変わります。
   それに、名前がわかれば、野草の方から、「わたしはここよ!」と合図を
   送ってくれるようになります。本と体験、キャッチボールをするように楽
   しんでみませんか?
    残念ながら今は入手できません。ぜひ図書館でさがしてみてください。
  
    執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/6shokubutsu/oishiiyasou/oishiiyasou.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆春休み特別展「銀河鉄道999の世界」を開催します!
  
    開催期間:2008年3月20日(祝)〜4月6日(日)
  
    大型映像館での「銀河鉄道999」上映に合わせ、特別展を開催します。
    ミニSL体験乗車コーナーもあります。
  
    詳細は、所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm
    をご覧ください。
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆船の科学館「青函連絡船100年記念イベント」
     −青函連絡船(国鉄青函航路)開設100年記念−
  
    2008年3月は、青函航路に連絡船が就航して100年を迎え、さら
   に青函連絡が終航して20年という年でもあり、現在も係留されている
   “摩周丸”(函館)、“八甲田丸”(青森)そして“羊蹄丸”(東京)で、
   様々な記念イベントが開催されます。
    船の科学館が保存している“羊蹄丸”では3月1日(土)から3月30
   日(日)まで、青函連絡船の歴史を写真と映像で綴る展示会を開催してい
   ます。
  
   お問合せ: 船の科学館・学芸部
         TEL  : 03−5500−1113
         FAX  : 03−5500−1190
         E-mail:webmaster@funenokagakukan.or.jp
  
    船の科学館ホームページ http://www.funenokagakukan.or.jp/
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ 照り輝く葉 ■
  
    虫が土の中から出てくる頃といわれる啓蟄も過ぎ、日毎に春を感じます。
    先日の通勤の朝、北の丸公園の田安門を抜け前方を見ると、裸の銀杏並
   木の下の部分が左右に照り輝いて見え、一瞬、足が止まってしまいました。
    近づいてよく見ると、そこに植えられている椿や山茶花などの葉が、朝
   日の光を一斉に反射していたのです。
    椿など温帯の常緑広葉樹の中には、葉の表面にある、蝋などの物質でで
   きたクチクラ層が厚くて葉に光沢のあるものが多く、光を照り返すことか
   ら照葉樹とも呼ばれるそうです。照葉樹は中国南西部から長江流域をへて
   日本列島へ連なる地域を代表する樹木で、北の丸公園にも樫、椎、タブノ
   キのほか多くの種類が植えられていることは納得できます。
    これを機に、大昔から日本人の暮らしの周りにあった照葉樹に、もっと
   関心を持ち、親しんでいこうと思います。
  
                      (企画広報室  酒井 次郎)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
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