科学技術館メールマガジン バックナンバー |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ ━━ ━ ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第178号 ◆ ━ ━━ ━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>>2008/4/9発行 こんにちは。科学技術館です。 当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。 * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。 本号の配信数 6,528人。 ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 【1】 ★ 科学技術館News ★ ┘ ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘ ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 ★ 科 学 技 術 館 News ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 新着情報 ■ 「日立ロボット EMIEW2」デモンストレーション・ショー ■ ゴールデンウイークに、日立製作所が開発した、人と共存し人をサポー トする機敏で小型軽量な対話型ロボット「EMIEW2」が科学技術館に やってきます。その機敏な動きは必見です。 開催期間:2008年5月3日(土)〜5日(月) 1日3回のショーを予定。 場 所:科学技術館 4階ロビー ■ 「日本自然科学写真展」開催 ■ 今年も自然科学写真展を開催いたします。自然と科学をテーマに、自然 が作り出す美しい瞬間、物理現象が見せる不思議で神秘的な瞬間などをと らえたさまざまな写真を多数展示します。ぜひご覧ください。 開催期間:2008年4月29日(火)〜6月1日(日) 場 所:科学技術館 2階ロビー 共 催:日本自然科学写真協会 詳しくは、こちらのURLをご覧ください。 http://japan-inter.net/ssp/index1.html ■ 「万華鏡工作教室」 第12回万華鏡工作教室を日本万華鏡倶楽部と共催で開催いたします。 鏡を組んで、ひし形の万華鏡を作ります。 日 時:2008年5月3日(土)、4日(日)、5日(月) 11:30〜、13:00〜、14:30〜 (1日3回の予定) ※30分前から整理券を配布いたします 場 所:科学技術館 4階イベントホール 費 用:2,000円 共 催:日本万華鏡倶楽部 ◆ お知らせ ■ JAXA展示室「宇宙のひろば」オープン ■ 4月1日より、科学技術館4階の(独)宇宙航空研究開発機構(JAX A)の展示室が「宇宙のひろば」としてリニューアルオープンしました。 「宇宙のひろば」では、人工衛星や宇宙ステーション、最近の宇宙に関す るニュースなどをパネルや模型、動画などで学ぶことができます。 さあ「宇宙のひろば」で、宇宙の旅に出かけましょう!! 詳しくは、こちらのURLをご覧ください。 http://www.jsf.or.jp/info/2008/03/i.php ■ 平成20年度「学びんピック」として74大会を認定 ■ 「学びんピック」とは、児童生徒が様々な力を競い高め合う文化的な全 国的規模の大会等を、文部科学省が認定し支援する事業です。 平成20年度は、小中高生が参加する文化系の全国大会(74大会)を 文部科学省が「学びんピック」として認定しました。4月から新しい学年 になる全国の小中高生のみなさん、興味・挑戦してみたい大会を見つけて 「学びんピック」にチャレンジしてみましょう! 小学生対象: http://manabinpick.mext.go.jp/s_info/taikaiList.asp?typ=s&trg=elem 中学生対象: http://manabinpick.mext.go.jp/s_info/taikaiList.asp?typ=s&trg=jrhi 高校生対象: http://manabinpick.mext.go.jp/s_info/taikaiList.asp?typ=s&trg=high <問い合わせ先> 学びんピック事務局 TEL:03-3213-2721 E-mail:manabi@jsf.or.jp ■ 日本精工株式会社ブース「ベアリングトラベラー」オープン ■ 3月20日(木)の春分の日に、科学技術館4階ロビーに日本精工株式 会社出展ブース「ベアリングトラベラー」がオープンしました。 小さな機械の中にも、大きな機械の中でも、家の中でも、乗り物の中に も、大空へ、そして宇宙へ・・・ミクロからマクロまで、ベアリングが使 われているさまざまな世界を旅することできます。ぜひご体験ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学・技術よもやま話 ■ クスリ、とも笑えない薬が作られるまでの話 ■ 春の訪れを知らせる暖かで優しい風は花粉を運び、くしゃみや鼻づまり で困っている人が多い季節でしょう。そんなときに飲む薬は、症状を和ら げてくれるとても便利なものです。 病院などで処方される薬ってどのように作られているのでしょうか? 人の病気の診断や治療または予防のために用いる薬は、医薬品と呼びま す。この医薬品は次のような段階を経て新しい医薬品として誕生します。 まず第一段階は、医薬品となりうる候補物質を見つける探索研究から始 まります。この探索研究では、培養細胞や摘出した臓器の組織を用いて、 どのような化学構造を持つ薬物が効果を発揮できるのかを調べます。ここ から、薬理効果を期待できる薬物が数多く選出されます。 第二段階では、実験動物を用いて薬物の効果や作用を調べる薬理試験の ほか、体内への薬物の吸収、代謝、排泄を調べる試験、毒性の有無を確認 する安全性試験など非臨床試験が行われます。安全性試験では、マウスや ラット、イヌ、サルなどの実験動物を使って薬物が臓器や組織に及ぼす影 響について調べられ、安全性が検討されます。 そして第三段階では、ヒトが使っても効果が期待でき、かつ安全に利用 できるめどが立った薬物に対して、初めてヒトを対象とした臨床試験が行 われます。試験では、原則健康な志願者を募り、薬物の投与量を変えて人 体に対する観察を行うとともに、血液、尿、便などを採取し詳しく調べ、 薬物の効果だけでなく安全性も確認されます。 最後に、第二段階での非臨床試験や第三段階での臨床試験の結果をまと め、厚生労働省の審査を受けます。審査をクリアし所定の手続きを完了す ると、市場に出回ることになりますが、新しい医薬品として承認された後 通常6年間は、医薬品の有効性と副作用の発現状況などの調査が企業に対 し義務付けられており、市販後調査として実施されます。 このように新しい医薬品を開発するために、探索研究から厚生労働省の 審査を受けるまでに約10年以上の時間を要し、数百億円規模の費用がか かるそうです。私たちが医薬品を使えるまでには、こんなにも数多くの調 査研究と安全性の確認が行われているのですね。 執筆者:中村潤 情報システム開発部 「科学・技術よもやま話」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html ◆ 自然と友だち ■ 「熱帯の国、タイ・カンボジア紀行(1)」 ■ 日本では春まだ浅い3月15日〜3月28日の2週間にわたって、タイ、 カンボジアなどの、東南アジアの自然をめぐる旅へでかけました。 日本の学校は春休みですが、タイ国の学校は夏休みの最中で、乾季とい って、雨がほとんど降らない季節で太陽は真上から照り続け、気温は朝か ら30度を越えていました。 2週間の間に雨はスコールが1回あっただけでした。 まず(1)では、日本ではお目にかかれない熱帯の蝶たちの姿をご覧に 入れます。 「熱帯の国、タイ・カンボジア紀行(1)」の写真 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss11/ 執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師 ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中! ハンドブックのお求め方法 http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 科学の本の紹介 今月のテーマは「骨・ほね・ホネ」。いつまでも魅力をうしなわない楽 しい絵本です。 ■ 『ほね』 かがくのとも傑作集 ■ 堀内 誠一 さく 福音館書店 本を開くとサカナを食べている子どもの絵。めくると見開きいっぱいに、 お皿の上に乗ったサカナの骨が描かれています。そして「でも たこには ほねがない」とタコの絵があり、次は左ページにスカッと立った男の子、 右はその子がタコのようなグニャとなっていて「ほねが なかったら・・ ・ぐにゃぐにゃに なっちゃって とても たってなんか いられない」 との文が添えられています。骨があってよかったなと読者の子どもは思う でしょうが、骨の役割はまだあります。骸骨が登場し、自分の頭蓋骨を開 けたりしながら、他の仕事も説明してくれます。 その次には真っ暗な背景の中に人や動物たちの骨だけがくっきりと描か れています。何が何をしているのだろうと、大人が想像をめぐらせても答 えは難しいのですが、めくって現れたのは楽しそうなサーカスでした。人 間を中心に、ワニ、ライオン、イヌ、ハト、ウマ、サル、カエルが躍動し ています。 30年以上も前に出版されましたが、いつまでも新鮮さを失わず、親子 で読むにも適している科学絵本です。 執筆者:平井崇子 科学読物研究会 この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。 http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/9karada/hone/hone.html 科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/ 「科学の本の紹介」のバックナンバー http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html ◆ イベント情報 ■ 「研究船で海を学ぼう」参加者募集のお知らせ ■ 日本科学協会では、東海大学及び日本海洋学会との共催で、“海”に関 心がある高校生などを対象に、船上での観測・実習を行い、海について学 ぶ体験学習を実施します。『望星丸』に乗って、“地球の不思議”を探し に行きましょう。 対 象:高校生60名・学校教諭等20名 日 時:平成20年8月3日(日)〜8月8日(金) 場 所:静岡県静岡市(東海大学清水校舎、三保研修館及び『望星丸』) 研修内容:船舶を利用した洋上研修〈2泊3日〉及び陸上における採取試 料の分析(気象・海象観測、プランクトン採取、採泥、化学分 析など) 参 加 費:一人あたり10,000円(高校生には学割往復交通費支給) 応募方法:郵便番号、住所、氏名(含ふりがな)、生年月日、性別、 電話番号、E-mailアドレス及び下記項目を明記の上、 作文とともに郵便かE-mailでお送りください。 <高校生> “海”をテーマにした作文(600字前後) ※在学校名、学年をご記載ください。 <学校教諭等> “この研修経験を今後の仕事や活動にどう生かしていきたいか” をテーマにした作文(600字前後) ※職業(勤務先)をご記載ください。 募集期間:平成20年4月1日(火)〜5月15日(木)必着 (選考後,お申し込みいただいた方全員に結果をご連絡します) ※応募・お問い合わせ先 財団法人日本科学協会 業務部「研究船で海を学ぼう」係 〒107-0052 東京都港区赤坂1−2−2 日本財団ビル5F TEL: 03−6229−5365 E-mail:apply08@silver.ocn.ne.jp ※詳細はこちらのURLをご覧ください。 http://www.jss.or.jp/ ◆ 他館の紹介 ■ 所沢航空発祥記念館 ■ ☆大型映像館の上映作品が変わりました。 タイトル:オーシャンオアシス 上映時間:40分 作品概要:メキシコ西岸・バハカリフォルニア(カリフォルニア半島) の豊かな自然と、海と陸に生きる様々な動植物を紹介します。 サメの生態、ウツボのハンティング、ゾウアザラシの対決等、 まるで水族館にいるかのような迫力満点の作品です。 詳細は、所沢航空発祥記念館ホームページ http://tam-web.jsf.or.jp/cont/index.htm をご覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 担 当 者 よ り ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 昔の記憶 ■ 皆さんの思い出せる一番昔の記憶って何歳ぐらいの記憶ですか? 実はこの間、3歳の息子を連れてレストランに入りグレープフルーツジ ュースを飲みました。息子はジュースを飲みながら、去年のちょうど今頃、 つまり2歳の時に調布の飛行場に隣接する喫茶店でグレープフルーツジュ ースを飲んで、当時は赤ちゃんだから酸っぱくて飲めなかったということ を話し出すではありませんか。わずか一年前のことですが、2歳児のころ のことをシチュエーションを含めて覚えているとは思いませんでした。母 親の顔とか声ならほんとに赤ちゃんの時から記憶しますが、シチュエーシ ョン、つまり情景やその時の自分の感情がすでに2歳から記憶されていた というのは、私にとって新たな発見でした。 もう一度うかがいます。あなたは何歳ぐらいまで記憶を遡ることができ ますか? (企画広報室 田代英俊) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 最後までお読みいただきありがとうございました。 皆様のご来館をお待ちしております。 ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は こちらのURLからお願いします。 http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/ 科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム ページからお願いします。 https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ ┘ ┘ ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係 ┘ ┘ 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号 ┘ ┘ ┘ ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転 ┘ ┘ 載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の ┘ ┘ 記事」と注釈をいれて下さい。 ┘ ┘ なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画 ┘ ┘ 像・記事については、無断使用・転載を禁止します。 ┘ ┘ ┘ ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ |
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