科学技術館メールマガジン バックナンバー


  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ━━                               ━━
  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第180号 ◆  ━
  ━━                               ━━
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                             >>>2008/4/23発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 6,562人。
  
      ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘
      ┘                         ┘
      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
      ┘                         ┘
      ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 「日本自然科学写真展」開催 ■
  
    今年も自然科学写真展を開催いたします。自然と科学をテーマに、自然
   が作り出す美しい瞬間、物理現象が見せる不思議で神秘的な瞬間などをと
   らえたさまざまな写真を多数展示します。ぜひご覧ください。
    
    開催期間:2008年4月29日(火)〜6月1日(日)
    場  所:科学技術館 2階ロビー
    共  催:日本自然科学写真協会
  
    詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
    http://japan-inter.net/ssp/index1.html
  
   ■ 平成20年度「学びんピック」として74大会を認定 ■
  
    「学びんピック」とは、児童生徒が様々な力を競い高め合う文化的な全
   国的規模の大会等を、文部科学省が認定し支援する事業です。
    平成20年度は、小中高生が参加する文化系の全国大会(74大会)を
   文部科学省が「学びんピック」として認定しました。4月から新しい学年
   になった全国の小中高生のみなさん、興味・挑戦してみたい大会を見つけ
   て「学びんピック」にチャレンジしてみましょう!
  
   小学生対象:
   http://manabinpick.mext.go.jp/s_info/taikaiList.asp?typ=s&trg=elem
   中学生対象:
   http://manabinpick.mext.go.jp/s_info/taikaiList.asp?typ=s&trg=jrhi
   高校生対象:
   http://manabinpick.mext.go.jp/s_info/taikaiList.asp?typ=s&trg=high
  
   <問い合わせ先> 学びんピック事務局
   TEL:03-3213-2721 E-mail:manabi@jsf.or.jp
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 日本列島をながめる2 ■
  
    以前、「日本列島をながめる」(152号)として、日本列島全体の紹
   介をしました。今回はもう少し高度を下げてながめてみることにします。
   これには最適なソフトウェアがあります。「Google Earth」という無償で
   利用することができるソフトウェアです。衛星写真や航空写真を自由にな
   がめることができます。
  
    Google Earthの高度を300kmぐらいまでさげて四国を見てみること
   にします。四国を東西に横切る3本の線がわかります。東部でははっきり
   しませんが、中央部では平行した3本を見ることができます。北側から中
   央構造線、御荷鉾(みかぶ)構造線、仏像構造線と呼ばれています。それ
   ぞれの線を境にして両側の地質が大きく異なっています。このため、その
   境を「構造線」と呼んでいます。構造線は「断層のあつまりの大規模なも
   の」といえますが、必ずしも現在の地震の原因というわけではありません。
   3本の構造線は中央構造線の一部をのぞいて過去の動きの痕跡でしょう。
  
    この痕跡は現在の地形の元になっています。たとえば吉野川は上流で御
   荷鉾構造線にそって東へ流れ、下流では中央構造線にそっています。構造
   線の谷にそって鉄道や道路が造られました。日本の地図や空中からの写真
   をみると、まっすぐに続く地形や道路をいくつも見つけることができます。
   これらも地質活動の痕跡である可能性がありますが、地形や空中からの写
   真だけで判断することはできません。現地での確認が必要です。実際の地
   質調査も同じようにして「あたり」をつけてから行なうことが多いのです。
  
    四国の帯状の地質構造を見ることができます。
    20万分の1シームレス地質図
    http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/index.html
  
    執筆者:加藤智之 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 「いよいよ春たけなわ」 ■
  
    桜の花もソメイヨシノからサトザクラ(八重)に変わり、咲く花の種類
   もふえ、気温も15℃〜20℃と、いよいよ虫たちもさかんに活動できる
   季節となりました。
    さて、みなさんも春の野や山を歩くときっといろいろな発見があります
   よ。
    私の出会った虫や草木の花など写真をとおしてご覧ください。
  
    「いよいよ春たけなわ」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss13/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月のテーマは「骨・ほね・ホネ」です。
  
   ■ 『ホネ事典』 「知」のビジュアル百科 ■
     スティーブ・パーカー著  伊藤恵夫訳
     あすなろ書房  2006年  2625円
  
    大英自然史博物館が製作協力し、迫力ある写真をふんだんに使った事典
   です。ページをめくるごとに、100種類もの動物の骨が次々に出てきま
   す。カエルのうしろ足の細く伸びた5本指、イカの甲、オウムとカラス2
   つ並んだ頭部、ウニのとげ、アンテロープの美しい角の付いた頭蓋骨、ヘ
   ビの400個も並んだ椎骨、変わったところでは、カメレオン、ナマケモ
   ノ、ヌートリアの骨格もあります。
    ハリネズミからキリンまで、大腿骨が順に並んだページでは、動物の大
   きさの違いがイメージできるばかりでなく、すばしっこい動きをする動物
   の骨は、体の大きさのわりには、長くてほっそりしていることもわかりま
   す。
    また、シェークスピア劇、海賊船の旗、タロットカード、頭蓋骨のカッ
   プ、ダ・ヴィンチの絵から浮世絵まで、骨にまつわるさまざまな文化が紹
   介されています。
    最後の索引では、調べたい動物を探すことができます。日本でおなじみ
   のタヌキが載っていないのがちょっと残念。漢字にルビがないので、大人
   の人と一緒に楽しんでください。とにかく、写真をながめるだけでも、
   「骨は奥が深い!」ということがわかります。
    実物の骨を見たくなったら、国立科学博物館「ダーウィン展」(6月
   22日まで)へどうぞ。
  
    執筆者:坂口美佳子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/8sekitsui/honejiten/honejiten.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 「研究船で海を学ぼう」参加者募集のお知らせ ■
  
    日本科学協会では、東海大学及び日本海洋学会との共催で、“海”に関
   心がある高校生などを対象に、船上での観測・実習を行い、海について学
   ぶ体験学習を実施します。『望星丸』に乗って、“地球の不思議”を探し
   に行きましょう。
  
   対  象:高校生60名・学校教諭等20名
   日  時:平成20年8月3日(日)〜8月8日(金)
   場  所:静岡県静岡市(東海大学清水校舎、三保研修館及び『望星丸』)
   研修内容:船舶を利用した洋上研修〈2泊3日〉及び陸上における採取試
        料の分析(気象・海象観測、プランクトン採取、採泥、化学分
        析など)
   参 加 費:一人あたり10,000円(高校生には学割往復交通費支給)
   応募方法:郵便番号、住所、氏名(含ふりがな)、生年月日、性別、
        電話番号、E-mailアドレス及び下記項目を明記の上、
        作文とともに郵便かE-mailでお送りください。
        <高校生>
        “海”をテーマにした作文(600字前後)
         ※在学校名、学年をご記載ください。
        <学校教諭等>
        “この研修経験を今後の仕事や活動にどう生かしていきたいか”
        をテーマにした作文(600字前後)
         ※職業(勤務先)をご記載ください。
   募集期間:平成20年4月1日(火)〜5月15日(木)必着
        (選考後、お申し込みいただいた方全員に結果をご連絡します)
  
   ※応募・お問い合わせ先
     財団法人日本科学協会 業務部「研究船で海を学ぼう」係
     〒107-0052 東京都港区赤坂1−2−2 日本財団ビル5F
     TEL: 03−6229−5365
     E-mail:apply08@silver.ocn.ne.jp
   ※詳細はこちらのURLをご覧ください。
    http://www.jss.or.jp/
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆大型映像館の上映作品が変わりました。
  
    タイトル:オーシャンオアシス
    上映時間:40分
    作品概要:メキシコ西岸・バハカリフォルニア(カリフォルニア半島)
         の豊かな自然と、海と陸に生きる様々な動植物を紹介します。
         サメの生態、ウツボのハンティング、ゾウアザラシの対決等、
         まるで水族館にいるかのような迫力満点の作品です。
  
   ☆重要航空遺産に認定されました!
  
    当館で展示している九一式戦闘機(胴体部)が、財団法人日本航空協会
   が平成19年度に創設した「重要航空遺産認定制度」第1号の認定を受け
   ました。
  
    詳細は、所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm
    をご覧ください。
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆「ワールド シー ワールド」
  
    恒例となっておりますイベント「ワールド シー ワールド」を今年も
   開催いたします。
    迫力満点の水難人命救助訓練などのデモンストレーション、シーカヤッ
   クやプレジャーボートをお客様自らの手で操船できる体験教室など魅力一
   杯です。どうぞご家族揃ってお越し下さい。
  
    期間:平成20年5月3日(土・祝)〜5日(月・祝)
    後援:東京都(予定)
    協力:海上保安庁 消防庁 財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会
  
   ※天候その他事情により変更または中止させていただく場合がございます。
    あらかじめご了承下さい。
    スケジュール等詳細は、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/2008/04/post_45.html
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ★ 担 当 者 よ り ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ■ 春爛漫の山登り ■
  
    先日、飲み仲間と丹沢を縦走してきました。あいにく山の上の方はガス
   っていて、富士山などのすばらしい眺望は拝めませんでした。汗をかきか
   き山を登っていると自分の体重をズッシリと感じます。もっとオーバーに
   いうと「地球の重力」を実感します。だから登りきった頂上で食べるおに
   ぎりとビールのおいしいことーなんとも云えません。
    ところで最近の研究から、森林浴が体を守る力である「免疫能」を高め
   ることがわかってきました。なんでも、森林浴が免疫能を示すNK細胞数
   や抗がんタンパク質を増やす効果があり、病気になりにくい体をつくるこ
   とができる、ということだそうです。
    まっ、むずかしい話は抜きにして、たまに行く仕事を忘れての山歩きが、
   心身をリフレッシュさせてくれることは間違いありません。
    春爛漫の季節を迎えての山登り。山のテッペンから大きな声で、「ヤッ
   ホー」、いい〜気分です。
  
                        (企画広報室 鈴木直樹)
  
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
   ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は
    こちらのURLからお願いします。
    http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム
    ページからお願いします。
    https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  ┘                                 ┘
  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、無断使用・転載を禁止します。       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



操作メニューへ

メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/

Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED