科学技術館メールマガジン バックナンバー


  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ━━                               ━━
  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第184号 ◆  ━
  ━━                               ━━
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                             >>>2008/5/21発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 6,630人。
  
      ┘┘┘┘┘┘┘≪ 今 号 の 目 次 ≫┘┘┘┘┘┘┘
      ┘                         ┘
      ┘ 【1】 ★ 科学技術館News       ★ ┘
      ┘ 【2】 ★ 科学技術館Laboratory ★ ┘
      ┘ 【3】 ★ 科学技術館Recommends ★ ┘
      ┘                         ┘
      ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 「日本自然科学写真展」開催 ■
  
    今年も自然科学写真展を開催いたします。自然と科学をテーマに、自然
   が作り出す美しい瞬間、物理現象が見せる不思議で神秘的な瞬間などをと
   らえたさまざまな写真を多数展示します。ぜひご覧ください。
  
    開催期間:2008年4月29日(火)〜6月1日(日)
    場  所:科学技術館 2階ロビー
    共  催:日本自然科学写真協会
  
    詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
    http://japan-inter.net/ssp/index1.html
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 来館前に展示を動画でチェック! ■
  
    科学技術館では展示物を紹介する動画を来館前や来館後に自宅や学校か
   ら見てもらえるような仕組みを用意しようと計画中です。
    動画の配信というと、ちょっと前までは自前で環境を用意するのが前提
   であり、大容量のサーバと大容量のインターネット回線を準備して、それ
   なりの費用をかけて実現するのが当たり前でしたが、ここ2、3年ほどで
   動画共有サイトの存在が定着し、状況ががらりと変わりました。
    こういった状況の変化が起こっている理由としては、利用者の側からす
   れば、NTTが提供するBフレッツなどのブロードバンドサービスの本格
   的な普及により、一般家庭からでも動画の閲覧のみならずアップロードも
   快適におこなえるようになったこと、サーバを提供する側からすれば、規
   制緩和が進み「ダークファイバー」や「ドライカッパー」といわれる未使
   用回線を安価に利用できるようになり、大きな回線容量が必要なサービス
   でも安価に提供できるようになったことがあげられます。また、デジタル
   ビデオカメラが普及し、デジタルデータで動画を取り扱うことが一般的に
   なってきていることもインターネットによる動画配信の敷居を下げている
   一因でしょう。
    手軽に動画をアップロード・公開できるようなサービスは国内から利用
   できるものは20社ほどから提供していますが、そのほとんどが基本的に
   無料で取得できるアカウントを用いてユーザが動画をアップロードし、閲
   覧するほうも無料で動画を閲覧できるサイトです。サービス提供をおこな
   っているのは検索エンジン提供会社やプロバイダなどインターネット上の
   広告や有料サービスなどから収入を得ている企業が多く、動画共有サービ
   スはラインナップの1つ、あるいは今後利益を出すサービスとするための
   研究材料という位置づけで提供されていることが多いようです。
    こういったサービスに対して著作権を無視した不法なアップロードが多
   いのではという悪印象をもたれている方もいらっしゃると思います。確か
   にいまだにそういった問題を引きずっていますが、サービスの成熟に伴い
   提供側も不法コンテンツの排除に力を入れ始めています。
    各社が今後のインターネットにおける重要なサービスとして開発にしの
   ぎを削る分野ではありますが、現時点ではYouTubeが人気・サービス内容
   とも他に一歩先んじている印象があります。しかしながら動画にテロップ
   として自由にコメントを寄せられるニコニコ動画等の出現などもあり、今
   後新しい切り口で人気を博すサイトが続々出てくると思われます。これか
   らどんなサービスが出てくるか楽しみですね。
  
    執筆者:小林成稔 情報システム開発部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 日本の科学者像
  
    今週号からの新連載です。
    月一回の連載ですが、ご愛読よろしくお願いします。
  
   ■ 第1像 ■
     3度も「ノーベル賞」候補にあがった男
     最後の細菌学的医学者 野口英世
  
    3度も「ノーベル賞」候補にあがった野口英世とは、どのような科学者
   だったのでしょうか。野口英世の銅像とともに人間像をご紹介します。
    それでは、こちらのページをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/monument/001/01_0805.html
  
    ※野口英世の像は、
    JR上野駅、東京メトロ銀座線上野駅、京成電鉄上野駅 下車
    上野恩賜公園内(国立科学博物館の前)にあります。
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学の本の紹介
  
   今月のテーマは、「中学生におすすめの本」です。
  
   ■ 『ぼくは貝の夢をみる』―ゲッチョ先生の博物館 貝殻編 ■
     盛口満 著 アリス館 2002年 1,300円
  
    4月に掲載の『骨の学校3』と同じゲッチョ先生のチョッピリ苦い青春
   記でもあり、貝との出会いが記されています。
    千葉県の館山に生まれた著者は、小さい時から生き物好き、近くの浜で
   貝殻集めに夢中になり、貝の夢を見るまでになります。しかし、拾う貝殻
   は模様が不確か、正しい貝集めとは違うらしい。当時は図鑑に書いてある
   ことが全てで、近くで採れる貝は制覇したつもりだが、不思議なことに図
   鑑にかかれた分布とはかけ離れた貝を拾います。よく拾える貝と滅多に拾
   えない貝の差も疑問でした。
    思春期に入っても生き物好きなのは普通の人と違っていると感じ、普通
   の人になろうと悪戦苦闘。教師になっても張り切りすぎの日々…生徒との
   関わりの中、ようやく「自分」になることに目覚め、さらに、教えること
   でより生物の知識を深めていきます。
    図鑑以外にも調べ方がある、逆に調べだすことによって疑問が生まれる
   こともあるが、その疑問を持ち続ければ、やがて何かに結びつく瞬間がや
   ってくる。幼いころの疑問が解かれていきます。教え子や友人との人の輪
   が広がり、まさしく盛口ワールド。沖縄に移り住んでいる今でも、海岸に
   行きたくなり、貝の夢を見ると言います。
  
    執筆者:増本裕江 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/7musekitsui/bokuhakainoyume/bokuhakainoyume.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆大型映像館の上映作品が変わりました。
  
    タイトル:オーシャンオアシス
    上映時間:40分
    作品概要:メキシコ西岸・バハカリフォルニア(カリフォルニア半島)
         の豊かな自然と、海と陸に生きる様々な動植物を紹介します。
         サメの生態、ウツボのハンティング、ゾウアザラシの対決等、
         まるで水族館にいるかのような迫力満点の作品です。
  
   ☆重要航空遺産に認定されました!
  
    当館で展示している九一式戦闘機(胴体部)が、財団法人日本航空協会
   が平成19年度に創設した「重要航空遺産認定制度」第1号の認定を受け
   ました。
  
    詳細は、所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm
    をご覧ください。
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 桜林美佐さんのひとり語り「歌でつづる“宗谷”」
   
    船の科学館では、“宗谷”竣工70周年を記念し、「奇跡の船“宗谷”」
   の執筆者桜林美佐さんを迎えて、「歌でつづる“宗谷”」と題したひとり
   語りの会を開催いたします。皆様方のご応募を、お待ちしております。
  
    開催日時: 2008年6月8日(日) 午後2時〜3時
    開催場所: 船の科学館 1階オーロラホール
    定  員: 200名
    参 加 費: 無 料(但し、船の科学館の入館券が必要です)
      ※先着50名様に、資料ガイド“宗谷”冊子をプレゼント!
  
   ※応募方法等詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/2008/04/post_49.html
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ★ 担 当 者 よ り ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ■ 鳥と恐竜 ■
  
    立夏も過ぎ今日から小満、草木や枝葉が繁り、野鳥が盛んにさえずる爽
   やかな時季となりました。先日、山階鳥類研究所のコレクションを展示す
   る「鳥のビオソフィア」展を観てきましたが、そこで多くの鳥の骨格標本
   を見て、頭の片隅にあった鳥と恐竜の関係が思い起こされました。
    1990年代後半に羽毛のある恐竜の化石が中国で発見されて以来、鳥
   は獣脚類の恐竜から分岐進化したとの説が有力ですが、これまで半信半疑
   でいました。ところが骨格標本を見て真っ先に感じたのは、大きさはとも
   かく、その姿が恐竜と似ていたことで、なるほどと思いました。
    鳥類は両手を翼に変え、両手が使えなくなった反面飛ぶことが可能とな
   り、また嘴を上手に利用して生き残っており、恐竜が今も生存していると
   も言えます。今後は、鳥に対する見方を変えねばと感じさせられました。
  
                       (企画広報室 酒井次郎)
  
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
   ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は
    こちらのURLからお願いします。
    http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム
    ページからお願いします。
    https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  ┘                                 ┘
  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれて下さい。                 ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、無断使用・転載を禁止します。       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



操作メニューへ

メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/

Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED