科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第186号 ◆  ━
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                              >>>2008/6/4発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
   今日6月4日は「虫の日」です。ちなみに明日は「環境の日」。自然を大
   切にしましょう。
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 6,660人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       お知らせ・・・ゲノム展示室「100兆分の1の確率に挑戦!」
              挑戦者70万人達成
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「ホトトギスのラブレター」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・「蚊も時計を持っている」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ お知らせ
  
   ■ ゲノム展示室「100兆分の1の確率に挑戦!」 ■
     挑戦者70万人達成
  
    5階FORESTのゲノム展示室にある展示「100兆分の1の確率に
   挑戦!」への挑戦者が、この5月18日に70万人を達成しました。
    この展示は、スロットマシーンのように、14桁の数字を全て揃えるこ
   とに挑戦します。揃う確率は、数字が0〜9まであるので10の14乗分
   の1(100兆分の1)です。実は、ヒトの遺伝情報が両親から子に伝わ
   るときに、まったく同じ染色体の組み合わせになる確率もこれと同じくら
   いの低さとなっています。
    2001年4月のゲノム展示室オープン以来、数字がそろったことはあ
   りません。さあ、この遺伝の神秘の確率にぜひ挑戦してみてください。
  
    ※70万人達成の様子は、こちらのURLをご覧ください。
     http://www.jsf.or.jp/info/2008/05/100170.php
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ ホトトギスのラブレター ■
  
    春から初夏にかけて、野山や公園ではラブレター作りが盛んです。1枚
   の葉を糸も使わずにくるくると巻いたものが木にぶら下がっていたり、地
   面に落ちていることがあるのを見たことはないでしょうか? それを、昔
   の人がホトトギスが作った落し文(手紙を渡したい人の近くに落としてお
   く)だと思いこみ、「ホトトギスの落し文」と名付けたそうです。本当は
   ホトトギスが作ったわけではなく、その「落し文」が名前の由来の「オト
   シブミ」という昆虫の仕業です。葉を巻物のように巻き上げ地面に落しま
   す。
    オトシブミはゾウムシに近い仲間で、体長は3mmから10mmの小さい昆
   虫です。今では昆虫のオトシブミが落し文を作っていることは分かってい
   ますが、ではなぜそんなことをするのでしょうか? それは巻いた葉の中
   に卵を産んでいるからです。オトシブミは葉の付け根を切り、しおらせて
   から半分に折りたたみ、先の方に卵を産みつけます。それから巧みな技術
   で巻き上げて、戻らないように加工します。その後噛み切って地面に落し
   ます。
    幸運にもそのラブレターを拾うことができたら、ぜひ育ててみてくださ
   い。タッパーなどに湿らせたティッシュペーパーを敷き、その上に「落し
   文」を置いておきます。中では「卵→幼虫→成虫」と成長していき、ほぼ
   1か月で成虫が中から出てきます。
  
    執筆者:早武真理子 科学技術館事業部
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    暑くなってきました。虫の季節到来です。今月は虫の中でも、「触りた
   くない」「見たくない」「殺虫剤をかけたくなる」そんな虫について書か
   れている本を紹介します。
  
   ■ 『蚊も時計を持っている』 ■
     千葉喜彦 著  さ・え・ら書房 1987年
  
    蚊を知らない人はいないでしょう。うるさくつきまとって、刺されると
   赤く腫れ、かゆくなるあの小さい蚊です。でも、蚊がどんな生活を送って
   いるか知っている人はいないでしょう。
    人間は、身の回りにいくつも機械時計を持って生活していますが、もう
   ひとつ体の中にも時計を持っているのです。夜になると眠たくなるのも体
   の中の時計の働きでしょう。実は、蚊も、体の中に時計を持っていて、一
   日の生活リズムがあるのです。そんな蚊の生活を中心に書かれています。
    みなさんは、蚊についてどれだけのことを知っていますか?
   夕方、家の軒先に蚊がたくさん集まってせかせか飛んでいるの(蚊ばしら)
   を良く見かけます。蚊ばしらは、一日中あるのでしょうか?何のためにつ
   くるのでしょうか?
    メスの蚊は血を吸いますが、オスは血を吸いません。ではオスの蚊のえ
   さは何でしょうか?
    蚊は、幼虫(ボウフラ)やサナギの時、どんな生活を送っているのでし
   ょうか?
    これらのことは、本を読めばわかります。
    難しい言葉がないので、低学年の子どもでも読めます。蚊ばしらの観察
   は、家庭で簡単にできるので、夏休みの自由研究でやってみるのも良いの
   ではないでしょうか。
  
    執筆者:吉長 聡子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/7musekitsui/kahatokeiwo/kahatokeiwo.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆田中盛穂が描く旅客機の世界展
  
    故田中盛穂氏が描いた戦前のプロペラ機から現代のA380、幻のボー
   イング・スーパーソニックまで機体ごとに異なる航空会社のデザインが施
   された民間旅客機の絵画64点を展示します。
  
    開催期間: 平成20年6月7日(土)〜平成20年6月29日(日)
    会  場: 所沢航空発祥記念館 展示館内
  
    詳細は、所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_info.htm
    をご覧ください。
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 桜林美佐さんのひとり語り「歌でつづる“宗谷”」
  
    船の科学館では、“宗谷”竣工70周年を記念し、「奇跡の船“宗谷”」
   の執筆者桜林美佐さんを迎えて、「歌でつづる“宗谷”」と題したひとり
   語りの会を開催いたします。皆様方のご応募を、お待ちしております。
  
    開催日時: 2008年6月8日(日) 午後2時〜3時
    開催場所: 船の科学館 1階オーロラホール
    定  員: 200名
    参 加 費: 無 料(但し、船の科学館の入館券が必要です)
      ※先着50名様に、資料ガイド“宗谷”冊子をプレゼント!
  
   ※応募方法等詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=50
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ むしの日です ■
  
    六月になりました。先月も雨がよく降った印象でしたが、新しい月にな
   ったとたん、早くも入梅、台風・・・と、今季は雨が多そうです。この時
   期、なんとなく体調はさえなくなるし、髪の毛は爆発するし、満員電車は
   不快だし、なにかと憂鬱な気持ちになること多々ですが、なんとか梅雨と
   仲良くやっていきたいものです。せめて頭上には青空をということで、空
   色の傘でも探してみようかな・・・。
  
    さて、今号は虫の日ということで(?)虫のおはなし二本立て。
    虫は大の苦手ですが、虫と仲良くなれるかどうかは別として、自分と異
   なる生きもののひみつや生きるための知恵を知るのは楽しいなぁと思いま
   す。
  
                        (企画広報室 丸岡弥生)
  
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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