科学技術館メールマガジン バックナンバー


  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ━━                               ━━
  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第190号 ◆  ━
  ━━                               ━━
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                              >>>2008/7/2発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
    もうすぐ七夕ですね。お知らせでお伝えしていますように、科学技術館
   でも七夕飾りをしています。みなさんは、どんな願いごとをしますか?
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧下さい。
  
   本号の配信数 6,731人。
  
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘ 今 号 の 目 次 ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
   【1】科学技術館News
       新着情報・・・「青少年のための科学の祭典」2008全国大会
       お知らせ・・・FORESTたなばた「笹飾りを作ろう」
              2008「弁理士の日」記念フェスティバル
              国際科学オリンピック日本開催シンポジウム
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「七夕物語」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・「宇宙ステーションにかけた夢」
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 新着情報
  
   ■ 「青少年のための科学の祭典」2008全国大会 ■
  
    今年も科学技術館では、「青少年のための科学の祭典」の全国大会を開
   催します。いろいろな実験や不思議なショーを体感できます。期間中は、
   科学技術館の常設展示も無料でご覧いただくことができます。
  
     開催日時:2008年7月25日(金)〜7月27日(日)3日間
          9:30〜16:50
     会  場:科学技術館1階 催事場
      
   ※詳細はこちらのURLをごらんください。
    http://www.kagakunosaiten.jp/jsf_info.html
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ FORESTたなばた「笹飾りを作ろう」 ■
  
    今年も七夕の季節が近づいてきました。5階FOREST(フォレスト)
   展示室には、今年も七夕の笹がお目見えしました。折り紙を使って七夕飾
   りを作り、FORESTの笹をみんなで楽しく飾りましょう。
    理化学研究所出展のFORESTには、いろいろな遊び・創造・発見が
   できる展示があります。
  
     開催日時:2008年6月28日(土)〜7月7日(月)10日間
          9:30〜16:50
     会  場:5階ロビー(オリエンテーリング)
  
      ※時間内なら希望者全員が参加できます。
       (5才以下のお子様は保護者の方と一緒にご参加ください)
       参加費:無料(ただし、科学技術館への入館料は別途必要です)
       予 約:必要ありません
       お問い合わせ:03−3212−8509
  
   ■ 2008「弁理士の日」記念フェスティバル ■
  
    7月1日の「弁理士の日」を記念し、ますます重要になる“知的財産権
   制度”と弁理士の役割について、子どもから大人まで楽しみながら学べる
   イベントを開催します。
    会場で配られる弁理士クイズに参加した方は、科学技術館の常設展が無
   料でご覧いただけます!(出題例:「大切なアイデアを守るのは弁○士」)
   ご家族そろって、ぜひお越しください。
  
     日 時:2008年7月6日(日)9:30〜16:50
         (入場は16:00まで)
     会 場:科学技術館
     参加費:無料
     主 催:日本弁理士会
  
   事前予約のイベント等もあります。
   詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
   http://benrishiday.jp/
  
   ■ 国際科学オリンピック日本開催シンポジウム =参加者募集中= ■
  
    2009年には国際生物学オリンピック、2010年には国際化学オリ
   ンピックが、ともに日本で初めて開催されることになりました。
    スポーツと比べると、国際大会への参加の歴史が浅い国際科学オリンピ
   ックを知っていただく機会として、シンポジウムを下記の通り開催いたし
   ます。
    特別講演は、再生医療の扉を開いた、国際的な生物学者、浅島誠先生が
   生物のもつ不思議さについて語ります。
  
     開催日時:2008年7月26日(土)10:00〜12:00
     会  場:科学技術館サイエンスホール
     対  象:小・中・高校生、保護者、教育関係者、一般
     参 加 費:無料
     *「青少年のための科学の祭典」2008全国大会(7/25〜27)
       同時開催
  
    詳細および参加申込はこちらをご覧ください。
    http://www.jsoc-info.jp/
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 七夕物語 ■
  
    各地のプラネタリウムでは6月半ばころから、七夕物語や星を見る会が
   開かれます。この日はお天気になって、おり姫とひこ星が会えるようにと、
   皆さんも空を見上げたことがあるでしょう。
    七夕の由来を調べてみると、
  
    (1)中国の宮廷行事・乞巧奠(きっこうでん)。
    (2)日本古来の農耕にまつわるみそぎ、棚機津女(たなばたつめ)
      の行事、もしくは収穫祭。
  
   という2つの行事が合体したと伝えられています。
    乞巧奠は、星をながめ、祭壇に針などをささげて工芸の上達を願う古代
   中国のお祭りです。また、日本の棚機津女の信仰は、収穫を祈り、巫女が
   水辺で神様をお迎えする行事です。7月7日をたなばたと呼ぶのは、この
   棚機津女に由来しているといいます。
    この七夕は、宮中で邪気を祓うお祭りである五節句の1つでした。(五
   節句とは、1月7日:人日の節句、3月3日:桃の節句、5月5日:端午
   の節句、7月7日:七夕、9月9日:重陽の節句のことで、季節の変わり
   目に行う行事)
    このお祭りは江戸時代に一般市民にも広がり、短冊に願いを書き、笹を
   飾る習慣ができあがりました。この「五節句」の制度は改暦に伴い明治6
   年に廃止されましたが、今でも年中行事として親しまれていますね。
    また、七夕のお話を調べてみると、地域によって少し違うようです。
  
    (1)天帝の娘のおり姫(こと座のヴェガ)と牛飼いのひこ星(わし座の
      アルタイル)は結婚した後、仕事を怠けるようになり、怒った天帝
      は二人を天の川の両岸に別れさせ、1年に1度、7月7日に会える
      ようにした。
    (2)羽衣を隠された天女が漁師の妻となり、その後天女は羽衣を見つけ
      て天に昇ってしまう。漁師は後を追いかけて天に昇るが、瓜から大
      水が流れて川の両岸に離ればなれになってしまう。
  
   大きく分けると、上の2つのストーリーになりますが、両方混ぜ合わせた
   ようなお話もあります。皆さんの知っている七夕物語はどちらでしょう?
   7月7日、晴れて二人が会えるといいですね。
  
    執筆者:木村かおる 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ◆ 科学の本の紹介
  
    7月は宇宙をテーマに本を紹介します。
  
   ■ 『宇宙ステーションにかけた夢』
      −日本初の有人宇宙実験室「きぼう」ができるまで− ■
     渡辺英幸 文 くもん出版 2006年
  
    地上から高さ約400km上空を飛び、時速28,000km(地球を
   約90分で一周)の猛スピードで回る、重さ450t、サッカー場ほどの
   巨大な人工衛星は?そう、国際宇宙ステーション (ISS)です。世界
   の国々が力を合わせる中で、日本は、「きぼう」という名の身軽な服装で
   過ごせる実験室を作りました。今年、土井、星出宇宙飛行士らによって、
   スペースシャトルで運ばれ、ISSに取付けるようすはテレビなどで見ら
   れました。
    無重力の「きぼう」で行う重要な実験のひとつに結晶の研究があります。
   結晶の形には、まわりの温度、濃度、圧力などがかかわるのですが、地上
   では重力による流れにより、それらを正確に計ることができません。流れ
   の研究にも無重力は必要です。重力が大きいと、重力以外の流れの起こる
   原因が見つけられないのです。これらは、半導体や薬、食品の開発・製造
   に役立つ研究です。
    実験には、無重力などの特殊な環境が必要ですが、同時に人も暮らせる
   環境でなければなりません。呼吸をするための酸素を安全に持っていく工
   夫や、温度の差が300度もある宇宙で、室内の温度を一定にする工夫、
   また、隕石やこわれた人工衛星の破片「デブリ」で壁に穴があいたりしな
   いよう、防弾チョッキのようなもので防ぐなど、実験棟には宇宙飛行士を
   守るためのさまざまな工夫が必要です。開発チームの技術者は、水中で無
   重力に近い状態での訓練をする宇宙飛行士を間近に見るため、水中に潜っ
   て一緒に作業をすることもあります。そして、完成してからの試験は準備
   に1年もかけて行い問題点を解決します。
    この本は、小さい頃から機械いじりがだいすきだった、「きぼう」開発
   チームの一員である技術者が、自分の研究を中心にわかりやすく書いた読
   み物です。2010年の完成をめざす地球から一つめの”駅”ISS。そ
   こからさらに広い宇宙へ旅をするのが皆さんの時代なのです。
  
    執筆者:津久井 優子 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/3chikyuu/uchuustation/uchuustation.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
    ☆大型映像「ダイナソーDX」〜パタゴニア・巨大恐竜の謎〜
  
      7月1日より、大型映像館の内容が変わりました。かつてパタゴニ
     アの大地に住んでいた史上最大の恐竜たちが、時を越えて甦ります。
     (上映時間40分)
  
    詳細は、所沢航空発祥記念館ホームページ
    http://tam-web.jsf.or.jp/cont/menu/m_mov.htm
    をご覧ください。
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ シップ・ウォッチングin東京港
  
    毎年ご好評をいただいております「シップ・ウォッチングin東京港」
   を、下記のとおり開催いたします。
    当イベントは、東京港内を航行する観光船に乗船して、荷役中の巨大コ
   ンテナ船、港で働く清掃船や消防艇、観光スポットのお台場など、東京港
   で働くいろいろな船や施設を海から探検してみようというものです。
  
    開催日時:平成20年 7月20日(日)
         午後1時30分〜3時
    場  所:青海(あおみ)海上バス乗り場(船の科学館前)を出発し、
         東京港を一周して、青海海上バス乗り場(船の科学館前)へ
         帰ってきます。
    募集定員:300名(使用船舶:東京都観光汽船「海舟」)
    参加費用:おとな 1,000円
         18歳未満 500円
         (船の科学館入館料、乗船料、テキスト代を含みます)
  
    ※応募方法等詳しくは、こちらをご覧ください。
     http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=75
  
  
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ★ 担 当 者 よ り ★
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ■ 歩いて降りる!!■
  
    我が家の三才児が、突然「お兄ちゃんだから、階段、歩いて降りる!!」
   と宣言して、家の階段を立ったまま、下を見ながら足を交互に出して降り
   るようになりました。今までは、階段の段差がきついので、お尻を下に向
   けてハイハイ状態で降りていたのですが、いきなり二足歩行で降り出した
   次第です。ただし意気込みとは裏腹に、階段を踏み外して落ちないかと、
   お尻が引けておっかなびっくりです。それでも最後まで歩いて降りました。
   それほど歩いて降りたかったようです。
    人が二本足で歩きたいって、どういう衝動から生まれるのでしょうか。
   とても考えさせられた瞬間でした。人が二足歩行できるのは、二足歩行に
   適した骨格、筋肉、神経、体のバランスが整っているからです。しかしそ
   れは物理的な話で、要は「二本足で歩く」「二本足で歩いて降りる!!」
   という意思がなければ、二足歩行するわけがありません。二足歩行って、
   決して効率が良い歩行方法ではありませんし、まして階段を降りるとなる
   と、結構危ない歩き方です。それでもなお、二本足で歩き、階段を降りる
   のです。これも本能のなせる技なんでしょうか。本能が、実は二足歩行の
   意思をも司っているのでしょうか。普段何気なく二足歩行を行い、歩いた
   り、階段を下りていることがとても不思議に感じられます。
  
                        (企画広報室 田代英俊)
  
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
   ※科学技術館メールマガジンに関するお問い合わせやご意見、ご感想は
    こちらのURLからお願いします。
    http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/
  
   科学技術館ホームページ>>> http://www.jsf.or.jp
  
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
    配信解除・配信先変更、バックナンバーについては、こちらのホーム
    ページからお願いします。
    https://www3.jsf.or.jp/mailmaga/menu.asp
  
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
  ┘                                 ┘
  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
  ┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘



操作メニューへ

メールマガジンに関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
科学技術館メールマガジン問い合わせ窓口:http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/

Copyright (C)2004 Science Museum, Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED