科学技術館メールマガジン バックナンバー


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  ━  ◆ 科 学 技 術 館 メールマガジン ◇ 第196号 ◆  ━
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                             >>>2008/8/20発行
  
   こんにちは。科学技術館です。
  
   当メールマガジンは毎週水曜日発行です。ご愛読よろしくお願いします。
   夏休みも後半戦!自由研究をどうしようか、まだ迷っているみなさん!!
   科学技術館はみんなの強力な助っ人だよ。
  
   * このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。
  
   本号の配信数 6,881人。
  
  
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   【1】科学技術館News
       新着情報・・・立体フルデジタルドームシアター
                   「シンラドーム」がオープンしました
       お知らせ・・・今週のユニバース
              サイエンス・カーニバル 2008−夏編−
              クレイモデルエキシビジョン2008
              アジア青年の家 開催
  
   【2】科学技術館Laboratory
       科学・技術よもやま話・・・「汗の話」
       自然と友だち・・・「夏の高原の生きものたち」
  
   【3】科学技術館Recommends
       科学の本の紹介・・・「発見!恐竜のミイラ」
       イベント情報・・・中小企業軽井沢サマースクール2008
       他館の紹介・・・所沢航空発祥記念館、船の科学館
  
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  【1】      ★ 科 学 技 術 館 News ★
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  ◆ 新着情報
  
   ■ 立体フルデジタルドームシアター
                 「シンラドーム」がオープンしました ■
  
    本日、科学技術館4階に、立体フルデジタルドームシアター「シンラ
   ドーム」がオープンし、記念式典が行われました。
    また、オープン記念として、8月31日(日)まで毎日、科学ライブ
   ショー「ユニバース」(通常は土曜日のみ)を上演します。
    
   ※詳しくは、こちらのURLをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/08/post_145.php
    http://universe.chimons.org/jsf/
   ※記念式典の様子は、こちらをご覧ください。
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/196/196.html
  
  ◆ お知らせ
  
   ■ 今週のユニバース ■
  
    新しくなった展示室「シンラドーム」に、科学ライブショー「ユニバー
   ス」が約5ヶ月ぶりに帰ってきます。
    8月中は毎日2回、午後2時〜2時40分と午後3時30分〜4時10
   分に上演します!
    夏休みの終わりに、大迫力のドームスクリーンで太陽系や銀河の世界の
   お話をお楽しみください。
  
    科学ライブショーの詳細や出演予定者については、
    http://universe.chimons.org/jsf/ をご覧ください。
  
   ■ サイエンス・カーニバル 2008−夏編− ■
     見る、作る、探す、考える、自由研究のヒントがいっぱい!
  
    科学技術館では、今年も大人気のサイエンス・カーニバル2008を開
   催しています。この夏の目玉は科学屋さんの屋台・寺子屋・露店。実験教
   室や工作教室をはじめ、サイエンス・マジックショーなどもあります。楽
   しい科学を体験してください。
  
    期  間:8月9日(土)〜24日(日)
    会  場:科学技術館2階イベントホール
  
    詳しい内容と日程はこちらをご覧ください。
    http://www.jsf.or.jp/info/2008/08/2008_3.php
  
   ■ クレイモデルエキシビジョン2008 ■
  
    JCMA(日本カーモデラー協会)主催のクレイモデルエキジビション
   2008が明日21日より、科学技術館1階催事場で開催されます。
    国内自動車メーカー各社のプロモデラーが製作したスケールモデルや、
   クレイモデル(工業用ねんどで製作されたデザインモデル)の製作実演や
   自動車デザインモデルが出来るまでを解説したパネルやジオラマ展示もあ
   ります。普段見ることが出来ない自動車とバイクのデザインモデルとプロ
   モデラーの技を是非ご覧になってください。
    「子どもカーモデラー教室」も同時開催します。21日(木)13:00
   〜15:00の教室に少数ですが空きがあり、当日受付が可能です。受付は
   先着順とさせていただき、定員になり次第、締め切らせていただきます。
  
   ■ アジア青年の家 開催 ■
  
    内閣府の「アジア青年の家」事業が沖縄県において開催されています。
   今回のプログラムは、「環境」をテーマに設定し、日本、アジアなどの
   75名の若者が、8月6日(水)から8月27日(水)までの3週間、環
   境問題に関する現状を知り、各分野での意欲的な取組に触れるとともに、
   科学技術の素晴らしさや科学技術を社会に効果的に応用させる方法を学ぶ
   ことにより、将来イノベーションを起こす人材を育成するものです。
    8月23日(土)には、第一線で活躍している科学者の方に、科学者の
   道を志したきっかけ、研究内容、科学技術の素晴らしさなどについて伝え
   ていただく「科学者シンポジウム」が沖縄県において開催されます。ぜひ
   ご参加ください。
  
   ※「科学者シンポジウム」の詳細、日々のプログラムの内容や活動の様子
    については、ウェブサイトにおいて掲載をしておりますので、ご覧くだ
    さい。
    http://ayepo.go.jp/
  
  
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  【2】   ★ 科 学 技 術 館 Laboratory ★
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  ◆ 科学・技術よもやま話
  
   ■ 汗の話 ■
  
    暑い日々がまだまだ続いています。暑い日には汗をかきますよね。では
   何故暑い時は汗をかくのか、皆さんはご存じですか。
  
    汗は、人間にとってなくてはならないものです。何故なら、人間の場合、
   汗が蒸発する時奪っていく気化熱によって体を冷やし、体温調整を行って
   いるからです。人は一日に平均して1.5Lから3Lの汗をかいていると
   いわれています。ペットボトルの大きいボトル1、2本というところです。
   また激しい運動した時には一日に10L、1Lは水で約1kgですから、
   10kgの汗をだすことになるわけです。実に大量の汗をかいているんで
   すね。この汗、わずか100g程度でも体温を1度下げる働きをするそう
   ですから、10Lというと、いかに膨大な熱を奪ってくれているかがわか
   ります。逆に言うなら、気化熱が体温を奪わなければ、あるいは汗をかい
   ても気化熱が体温を奪うのに追いつかなければ、どんなことになるか、想
   像してみてください。
  
    暑くて汗が出ていると体内の水分がどんどん減り、まず脱水状態になり
   ます。脱水状態では血液の水分が減っていますので、血液の粘り気が増加
   します。血液の粘性が増すと、血液を全身に送りだす心臓の負担が増えて
   きます。血液の温度が40℃を超えるぐらいになると、血液の粘性がます
   ます増加し、心臓の負荷も高まって血液の輸送そのものがうまくいかなく
   なります。血流が滞ってくると、赤血球を運ぶことができず、酸素の供給
   が滞ってきます。特に体が必要とする全酸素量の1/5を消費する脳に、
   まずダメージがでてきます。熱中症になると、眩暈(めまい)や吐き気を
   もよおすのはこのためです。さらに42度ぐらいになると脳のタンパク質
   の変性がおこり障害がおこるそうです。そしてこの状態が長時間にわたる
   と、死にいたるわけです。
    まだまだ残暑がつづきます。水分補給を忘れず、たくさん汗をかいて体
   温調整ができるように熱中症対策を心がけましょう。
  
    ちなみに、皆さんは汗が出て蒸発する場面をじっくり観察したことって
   ありますか。実は試験の直前など、冷や汗をかいている時が、とっても観
   察しやすいんですね。まさに手に汗をかいているような場面です。指先の
   指紋のあたりをルーペで観察すると、汗腺から汗がジワジワと湧きだし、
   湧きだした汗が、指紋の溝にそって拡がりながら蒸発する姿をみることが
   できます。最も、手に汗握るような場面で、そんな汗の観察なんかしてい
   られないかもしれませんけど。
  
    執筆者:田代英俊 企画広報室
  
    「科学・技術よもやま話」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/y_index.html
  
  ◆ 自然と友だち
  
   ■ 夏の高原の生きものたち ■
  
    8月6日のメルマガでは2000mを超える生きものたちを紹介しまし
   たが、今回は1000〜1800mの亜高山で出会った生きものたちを紹
   介します。
    長野県栂池自然公園は1800mくらいのところにあり、オオシラビソ
   ・ダケカンバなどの木立もみられ、可憐な高山性の植物も花を咲かせてい
   ました。
    また、安曇野の長峰山では、山地性の多くの蝶にも出会うことができま
   した。
    新潟県苗場山でも、山地性の虫たちとの出会いがありました。
  
    「夏の高原の生きものたち」の写真
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/ss21/
  
    執筆者:松田邦雄 サイエンス友の会 講師
  
    「自然と友だち」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/photo/t_index.html
  
    ハンドブック「散歩のおとも〜北の丸公園の自然」好評発売中!
    ハンドブックのお求め方法
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/otomo/otomo.htm
  
  
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  【3】   ★ 科 学 技 術 館 Recommends ★
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  ◆ 科学の本の紹介
  
    今月は「恐竜の本」をテーマに。といっても、恐竜の本はたくさんあり
   ます。その中で、「恐竜の発掘について書かれた本」を紹介しています。
  
   ■ 『発見!恐竜のミイラ』 ■
     フィリップ・ラーズ・マニング 著 タイラー・ライソン 序文
     赤尾秀子 訳  日経ナショナル・ジオグラフィック社
  
    序文を書いたタイラー・ライソンは6歳のとき、初めて恐竜の化石を発
   見しました。それ以来、夢中で恐竜の化石探しをします。
    そして、16歳のある夏の夕方、ハドロサウルスのミイラ「ダコタ」を
   発見します。タイラーは、ハドロサウルスの椎骨の一部を見つけます。そ
   の後、他に発掘した部分の写真をマンチェスター大学の古生物学者である
   マニング氏にメールで送りました。その写真を見て、マニング氏は驚きま
   す。それは恐竜の皮膚でした。
    恐竜のミイラはよくある骨格の化石とは違います。皮膚や体内器官のよ
   うな軟組織まで化石化している、とても珍しいものです。恐竜が実際にど
   んな姿をしていたのか、骨だけではわからないいろんなことを私たちに教
   えてくれます。
    ダコタがどのような生活をしていたのか、ダコタをどういうふうに発見
   し、発掘したか、そして、研究所に運ばれたダコタをどのようにして調べ
   て、どんなことがわかったのか、この3つについて語られています。
    ダコタを知ることははるかな時を超えた科学の冒険でもあると書いてあ
   りますが、一緒にこの本で冒険してみませんか?
  
    執筆者 坂下智婦美 科学読物研究会
  
    この本の表紙はこちらのURLをご参照ください。
    http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/hon/4shinka/kyouryuunomiira/kyouryuunomiira.html
  
    科学読物研究会ホームページ http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/
  
    「科学の本の紹介」のバックナンバー
    http://www2.jsf.or.jp/mailmaga/b_index.html
  
  ◆ イベント情報
  
   ■ 中小企業軽井沢サマースクール2008 ■
        地域企業の新時代を拓く3
  
    (独)中小企業基盤整備機構が国の施策に沿って運営する中小企業のた
   めの人材養成機関「中小企業大学校三条校」主催のセミナーにて、科学技
   術館の有馬朗人館長が、「人材教育と科学技術」と題した記念講演を行い
   ます。
    本セミナーは、中小企業が地域の有する経営資源を活用し、地域と共に
   成長を遂げ、地域経済・産業の発展の担い手となるために何をすべきかを
   テーマにサマースクールを開催し、社会の変化を確かな目で見つめ、新た
   な発展の道を探っていきます。
  
   セミナーのテーマ
    「地域資源活用型ビジネスの展望と中小企業の事業承継」
  
     日  時: 2008年9月18日(木)〜9月20日(土)
     場  所: 軽井沢プリンスホテル ウエスト
           (長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢)
     共  催: 長野県(産業人材育成支援センター)
           財団法人長野県中小企業振興センター
     対  象: 全国の中小企業の経営者、経営幹部
  
   ※参加申込み、プログラムの内容等詳細については、
    下記のURLをご覧ください。
    http://www.smrj.go.jp/inst/sanjyo/list/shousai20/035269.html
  
  ◆ 他館の紹介
  
   ■ 所沢航空発祥記念館 ■
  
   ☆ 夏休み特別展のお知らせ
  
    タイトル: キミも古生物学者になれる!
    内  容: 砂場に埋めてあるアンモナイト(実物)の発掘体験ができ
          ます。発掘した中から、一つ持ち帰ることができます。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://tam-web.jsf.or.jp/contx/modules/myalbum5/viewcat.php?cid=1&orderby=dateD
  
   ■ 船の科学館 ■
  
   ☆ 「夏休み!海と船の工作ひろば」開催中
  
    昔、船の科学館に来たことのあるお父さん、お母さんが昔を思い出し子
   ども達に語りながら、また、子ども達が「船の科学館」で夏の思い出を新
   たにつくってくれるような、そんな工作ひろばを企画いたしました。
  
   開催期間:平成20年8月31日(日)まで
   時  間:午前10時〜午後6時
   開催場所:本館1階 オーロラホール
   参 加 費:参加費が必要な工作もありますので、ご確認ください。
        ※入館券の提示をお願いいたします。
  
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
    http://www.funenokagakukan.or.jp/news/?p=135
  
  
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             ★ 担 当 者 よ り ★
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   ■ キミノナハ? ■
  
    残暑お見舞い申し上げます。
  
    先日曜日にメールマガジン特別企画散歩のおとも写真展が無事に終了。
    暑い中、お越しいただいた方々、たくさんの展示の中で足をとめ、ご覧
   くださった方々、ありがとうございました。また、開催にあたり、北の丸
   公園で丁寧な観察を続けていらっしゃる永井先生と松田先生から、貴重な
   植物と動物の写真を快く提供していただきました。心より感謝申し上げま
   す。スタッフの皆様も本当におつかれさまでした。
  
    名前を知ることで、ぐっと身近になり、その友だちはどこの国からやっ
   てきて、どの季節が好きで、どんなところにいるのが好きなのか、どんな
   ことが苦手なのか、どんな家族がいるのか・・・そんな風に親しんで仲良
   くなっていけたら、きっと一生の友だちですね。
  
    引き続き、「自然と友だち」もどうぞよろしくお楽しみください。
  
                       (企画広報室 丸岡 弥生)
  
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    最後までお読みいただきありがとうございました。
    皆様のご来館をお待ちしております。
  
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  ┘ 発行者:科学技術館メールマガジン係               ┘
  ┘    〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号       ┘
  ┘                                 ┘
  ┘ ※ このメールマガジンの回覧・転送は自由です。内容の引用・転  ┘
  ┘  載の際には、「科学技術館 メールマガジン 第何号の***の  ┘
  ┘  記事」と注釈をいれてください。                ┘
  ┘  なお、メールマガジンで参照しているWebサイトのすべての画  ┘
  ┘  像・記事については、著作権法に定める例外を除き、著作権者の  ┘
  ┘  許可なく使用・転載することはできません。           ┘
  ┘                                 ┘
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